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白内障手術の老視矯正レンズ
生活スタイルに合わせて選択を

中原眼科

(町田市/町田駅)

最終更新日:2023/04/14

中原眼科 白内障手術の老視矯正レンズ 生活スタイルに合わせて選択を 中原眼科 白内障手術の老視矯正レンズ 生活スタイルに合わせて選択を
  • 自由診療

濁った水晶体の代わりに眼内レンズを挿入し、視界の透明度を高め、ものの見え方をクリアにすることをめざす白内障手術。眼内レンズは焦点距離によって単焦点眼内レンズと、多焦点眼内レンズ・焦点深度拡張型眼内レンズが代表的だが、近年では乱視の矯正をめざす眼内レンズなど、付加効果の期待できるものも開発されているという。白内障手術に力を入れる「中原眼科」では、「どんなに良い手術を行っても眼内レンズと患者さんの求めるものが異なれば良い成果は得られない」という中原将光院長のもと、患者の希望する見え方や生活スタイルにいつでも対応できるようさまざまな眼内レンズを幅広く取りそろえている。ここでは、中原院長に、それぞれの眼内レンズのメリットやデメリットについて話を聞いた。

(取材日2023年3月20日)

遠方から中間、実用的な近距離まで、幅広い視野をカバーすることをめざす眼内レンズのメリットとは

Q眼内レンズはどのような基準で選べば良いのでしょうか?
A
中原眼科 診察では、患者の日常生活も詳細に聞くようにしている

▲診察では、患者の日常生活も詳細に聞くようにしている

白内障手術で取り除く水晶体は、網膜にピントを合わせる働きがありますので、ピントを合わせるために人工の眼内レンズを挿入する必要があります。どんなに良い手術を行っても、患者さんの求める見え方が実現できるレンズでなければ意味がありません。「どんな見え方を求めているか」「クリアな視界で何をしたいか」などをよく考えて選びましょう。例えば、「本を読む」「テレビをよく見る」「自動車を運転する」など、生活環境やライフスタイルに合わせたレンズを選ぶことが大切です。患者さんの希望をかなえることが医師の役割であり、医師が良かれと思うことでも患者さんが望むことでなければ良い結果につながることはほとんどありません。

Q眼内レンズの種類による違いを教えてください。
A
中原眼科 各レンズの特徴を理解した中原院長が患者に合わせて選択する

▲各レンズの特徴を理解した中原院長が患者に合わせて選択する

眼内レンズは、合わせる焦点距離によっていくつかの種類に分けられ、その種類によって見え方や費用などが異なってきます。「単焦点眼内レンズ」は、ある1点に焦点を合わせたもので、手術に保険が適用できるレンズです。一方、ほかは自由診療になり、2点以上に同時に焦点が合うよう調整された「多焦点眼内レンズ」と、すべての距離に切れ目なく焦点を合わせていく「焦点深度拡張型眼内レンズ」の2種類があります。そもそも、白内障手術自体が屈折矯正手術を応用したものであり、近視や遠視、乱視にもアプローチできますので、そのような観点からも良好な視界が期待できるでしょう。

Q多焦点眼内レンズについて詳しく教えていただけますか?
A
中原眼科 その人の生活に合わせた、眼内レンズを提案

▲その人の生活に合わせた、眼内レンズを提案

遠方・中間・近方距離のうち複数距離に焦点を合わせる眼内レンズで、「眼鏡や老眼鏡のいらない生活がしたい」とお考えの方にとって第一の選択肢となるでしょう。種類としては遠・近などの2焦点タイプ、遠・中・近の3焦点タイプ、さらに遠方~中間、中間~近方の焦点を補う5焦点タイプがあります。見え方には個人差がありますが、眼鏡をかけていた時に諦めていたこともチャレンジできるかもしれません。ただ、レンズの種類によっては夜間の光がにじんで見えたり、まぶしく感じたりするハロー・グレア現象の影響を受けやすく、視界にあるものがかすんで見えることもあるため、それらが気になる方は焦点深度拡張型レンズも選択肢に入ってきます。

Q焦点深度拡張型眼内レンズの特徴についても教えてください。
A
中原眼科 精密検査を行い、眼の状態や見え方を把握する

▲精密検査を行い、眼の状態や見え方を把握する

遠く~やや近距離まで切れ目なくクリアな視界が望めるレンズです。焦点深度が深くハロー・グレア現象の影響を受けにくいレンズでもあり、網膜疾患や緑内障の方にも適用できるのがメリットです。単焦点眼内レンズに比べると費用は高く、多焦点眼内レンズに比べると近見視力が若干弱いことがデメリットですが、単焦点眼内レンズを選ぶ理由は費用面のみと言っても過言ではありません。レンズの中で見える範囲が狭くても夜間の光やものをくっきりみたい方は焦点深度拡張型、夜間に光がにじんでも遠くから手元まで見たい方は多焦点眼内レンズという選択になります。眼鏡生活が苦でなければ費用をかけて眼内レンズを入れる必要はないと考えます。

Qこちらの医院での手術のメリットを教えてください。
A
中原眼科 手術時間を短くすることにより、患者の精神的・身体的負担を軽減

▲手術時間を短くすることにより、患者の精神的・身体的負担を軽減

通常、白内障手術には15~20分を要しますが、当院ではほんどの場合、3~5分で終了します。時間短縮により術後の感染症や炎症のリスクを低く抑えることが期待でき、患者さんの精神的・身体的な負担の軽減につなげています。私はこれまで数多くの眼科手術を行ってきましたので、経験数、診断能力、技術力の面でも患者さんに満足していただける手術ができるのではないかと自負しています。また、外来診察から手術まで一貫して私が行い、持っている医療技術を全力で患者さんに提供します。適切な診断や手術に欠かせない先端の医療機器を導入し、多種の眼内レンズを扱っていますので、常に患者さんの要望に応え、緊急のケースにも対応可能です。

ドクターからのメッセージ

中原 将光院長

白内障手術は日帰りで受けられることもあり、簡単な手術だと考える人も少なくないようです。しかし、実際には専門性の高い技術を要する繊細な手術ですから、手術経験が豊富な医師がいる医療機関を選んでいただきたいです。多焦点眼内レンズや焦点深度拡張型眼内レンズには、期待できるメリットが多いのは事実ですが、患者さんが求める見え方や生活スタイルによっては、単焦点眼内レンズが適応となる場合も。正しい知識を身につけて選択していただきたいですね。また、私の技術は「患者さんから授けられたもの」という想いがあります。そのすべてを患者さんに還元するのが私の使命と考えていますので、わからないことがあればぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

多焦点眼内レンズ(選定療養)/34万2000円~、焦点深度拡張型眼内レンズ(選定療養)/34万2000円~

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