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佐々木 匡和 院長の独自取材記事

ささきの歯医者さん

(町田市/相模原駅)

最終更新日:2023/06/23

佐々木匡和院長 ささきの歯医者さん main

地域で親しまれるようにとの願いが込められた「ささきの歯医者さん」は「娘が考えてくれた名前です」と笑う佐々木匡和(まさかず)院長。町田街道沿いに2021年に開院、隣接のコンビニと30台分の駐車スペースを共有していて車での通院も便利だ。バリアフリー設計の院内にはところどころに植物が配置され、フレンドリーで温かい雰囲気。幼児から高齢者まで幅広い世代の近隣住民が通うが、誰もが安心して治療を受けられるよう、医療器具の滅菌消毒、口腔外バキュームによる治療時の飛沫防止など衛生管理にも気を配る。診療内容が幅広いのは、これまで歯科医院が少なかった当エリアに住む患者の多様なニーズに応えるため。この度、矯正歯科専門の歯科医師による治療も新たにスタートした佐々木院長に、診療にかける思いなどについて詳しく聞いた。

(取材日2023年3月27日)

患者が「来て良かった」と笑顔になるクリニックが目標

2021年に開院するまでの経緯を教えてください。

佐々木匡和院長 ささきの歯医者さん1

私の祖父も父も、地域に根差した歯科医療で多くの方々に親しまれていました。そうした姿を見て育ち、自分もそんな歯科医師になりたいと思うようになったんです。父から「歯科医師は患者さんと長くお付き合いして、一緒に年を重ねていくもの」との助言を受け、自分と同じような子育て世代が多い地域を探す中、こちらにご縁があり開院に至りました。町田街道沿いで、コンビニエンスストアとの共用駐車場が30台分あるなど、地域の皆さんが通いやすい立地も魅力でしたね。開院して2年がたちましたが、周囲に歯科医院が少なかったせいか「数年ぶりにクリーニングに来ました」という方も多く、驚きました。「定期的に通うのに便利ですね」と言っていただけた時などは、ここで診療をはじめて良かったと感じます。

先生の得意分野やここでの診療内容を教えてください。

大学卒業後は大学病院に残り、歯の欠損や噛み合わせの不具合を治療する補綴学を専門に学んだので、入れ歯やかぶせ物の治療は得意分野といえるでしょう。ただ、いずれは開院するつもりだったので、地域の患者さんのニーズに対応できるよう、並行して専門以外のさまざまな分野の習得も怠りませんでした。これまでの勉強を生かし、当院では、虫歯や歯周病の予防・治療、インプラント治療、根管治療、歯ぎしり・噛みしめの症状対策、審美面に配慮した治療など幅広く診療しています。

先生の診療方針をお聞かせください。

佐々木匡和院長 ささきの歯医者さん2

なるべく削ったり抜いたりせず、患者さんご自身の歯を残すための治療が当院の診療方針です。治療とはいえ一度削った歯は元には戻りません。そのため、初期の虫歯ならば削らずに、経過観察をご提案することもあります。また、虫歯や歯周病になる原因をご理解いただき、予防にも努めていただくため、患者さんごとに原因の究明とわかりやすい説明を心がけています。タブレット端末に取り込んだエックス線画像や口腔内カメラの画像をお見せして、現状を認識していただくこともその一環です。現状把握のもと、歯科衛生士が適切な歯ブラシ指導を行い、ご自身の口腔内の環境が良くなることを実感していただいて「ここに来て良かった」と笑顔でお帰りいただける診療を大切にしています。定期検診もお勧めしていますね。

定期検診はやはり大事なのですね。

将来的に自分の歯をなるべく多く残すためにも定期検診は欠かせません。歯科衛生士が口腔内チェックをし、患者さんが磨けていない部分の汚れのクリーニングなどをしていますが、「磨けていません」ではなく「もっとうまく磨くにはこうしましょう」と、ポジティブなアプローチで接するように、クリニック全体としても心がけています。

専門の歯科医師による矯正と歯科技工士との入れ歯治療

矯正歯科専門の医師による矯正もスタートしましたが、何かきっかけはあるのでしょうか。

佐々木匡和院長 ささきの歯医者さん3

一つは、子育てファミリーが多いエリアということもあるためか、矯正治療を希望する声があったからです。もう一つは、僕自身が今までに患者さんと接していて「歯並びのせいで汚れがつきやすく、かぶせ物をしたのとまた別の歯がすぐ虫歯になってしまった」「矯正をすれば、ここにもっといい入れ歯を入れられるのに」という悔しい経験をしたのも影響しています。

具体的にはどのように矯正を行っていますか。

毎月第2火曜日に矯正歯科専門の歯科医師が来て、お子さんから大人までを対象にした診療を行っています。できるだけ適切に歯の動きを予想できる方法を用いて、患者さんの費用と時間の負担が少ない矯正が目標です。矯正中の虫歯チェックなどは僕が担当して、二人三脚で進めていきたいと思っています。「ここは削っても問題ない?」「ブラケットを外すのはOK?」など、すぐに連絡を取り合えるのは便利ですね。矯正相談会も開催しているので利用していただければと思います。

矯正歯科専門の歯科医師の他にも口腔外科専門の歯科医師がいる日もあるそうですね。

佐々木匡和院長 ささきの歯医者さん4

毎週金曜日には口腔外科専門の歯科医師による診療も行っています。顎関節症や埋没している親知らずの処置を得意としている先生です。これまでは大規模病院に紹介していた症例も、院内で処置できるようになったので、患者さんにとってもより便利になったのではないでしょうか。常に患者さんのメリットを優先して、これからも体制を整えていきたいと思っています。

歯科技工士が来る日もあり丁寧に入れ歯を作ってもらえるのも、患者さんにとっては大きなメリットですね。

近藤義歯研究所と連携し、歯科技工士の立ち会いのもとで患者さんの生活背景などを詳しく伺いながら入れ歯を作製しているのも当院の特徴です。患者さん、歯科技工士、僕の3人で相談し、1時間以上かけて型採りをしたり、適切な噛み合わせを探したりといった作業をしていきます。すでに歯が一本もない患者さんなどは、その人本来の噛み合わせがどうだったのか知る術もありません。しかし、さまざまな検査をしながら、患者さんが一番自然に噛めていた頃の顎の位置に近づけることはめざせます。外れないのはもちろん、食事をすることの喜びや、患者さん本来の笑顔を取り戻せる入れ歯を作りたいと思っています。

患者のメリットを最優先し、歯の健康を長期的に支える

院長先生のお人柄そのもののような温かな院内ですが、内装のこだわりなどはありますか。

佐々木匡和院長 ささきの歯医者さん5

歯科医院は「できれば行きたくない」という人が大半でしょう。だからこそ、少しでも皆さんの不安を和らげ、ほっとできる空間にしたいと思いました。院内には自然光が降り注ぐようにして、自宅で育てていたユーカリをシンボルツリーに見立て、さまざまな観葉植物を置いています。中には患者さんが「ここに置いてほしい」と、持ってきてくれたものもあるんですよ。「カフェみたい」といってくださる方もいます。プライバシーと換気に配慮した半個室の診察室もつくり、子ども連れでも安心して診療を受けられるようにした点などもこだわりでしょうか。

今後の展望についてお聞かせください。

これからも、患者さんのニーズを最優先にしていろいろなことを改善していきたいです。たとえば、学校が休みの日に矯正を希望する方が多いならば日曜診療も検討します。「塾帰りに通いたい」という方が増えるようならば「診療時間を21時まで延長しようか」と、矯正専門の先生とも話し合っているところです。また、患者さんをお待たせする時間を少しでも減らすために二診体制も考えています。ユニットは4台あるので、十分可能ですしね。「虫歯が治った」「いろいろな物が噛めるようになった」「笑顔が自然になった」など、患者さんのたくさんの「良かった」が集まる場所になれたらいいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

佐々木匡和院長 ささきの歯医者さん6

当院ではお子さんからご高齢の方まで、どなたでも歓迎しています。僕は「患者さんと話すのが趣味」と、スタッフたちにいわれるぐらい、会話をするのが大好きなんです。患者さんのお話にしっかりと耳を傾けながら、僕の考えもわかりやすくお伝えするようにしています。地域のかかりつけ歯科医として、一人ひとりの些細な変化も見逃さず早めに対処していきたいと思っています。治療から検診までトータルに長期的なお付き合いをさせていただければうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5000円~ 、かぶせ物/3万3000円~(材料・内容により異なる)、入れ歯/14万8500円~(材料・内容により異なる)、小児矯正/38万5000円~(相談料・検査料別)、成人矯正/77万円~(相談料・検査料別)

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