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木下 将人 院長の独自取材記事

しらさぎ形成クリニック 神戸院

(神戸市中央区/三宮駅)

最終更新日:2023/09/01

木下将人院長 しらさぎ形成クリニック 神戸院 main

三ノ宮駅西口から徒歩4分、買い物客やビジネスパーソンの行き交う神戸の街の一角にある「しらさぎ形成クリニック 神戸院」は、形成外科・美容外科・美容皮膚科を標榜するクリニックだ。院長の木下将人先生は2005年に兵庫医科大学医学部を卒業後、一度は心臓血管外科の道へ進んだものの、同大学の形成外科教室に入局。大学病院や総合病院で研鑽を積み、日本形成外科学会形成外科専門医も取得。その後クリニックで美容外科の症例を積み、開業に至った。今回は木下院長に開業に至るまでの経緯や診療において大切にしていること、今後の展望などについて詳しく語ってもらった。

(取材日2023年8月9日)

徳島県・兵庫県の2地域で開業

まずは開業までの経緯についてお聞かせください。

木下将人院長 しらさぎ形成クリニック 神戸院1

もともと父親が歯科医師だったので医療との関わりが深く、自然と医学の道をめざすようになりました。大学卒業後、初期研修の段階では心臓血管外科に興味を持ち、2年ほど心臓血管外科の医師として経験を積んだのですが、「もっと手術がしてみたい」という気持ちが強まり、形成外科の医師として研鑽することに。卒業後5年目に出身大学の形成外科教室へと入局しました。形成外科の魅力はなんといっても手術の結果がすぐに目で見てわかることですね。見た目を大切にする診療科なので、患者さんの生活の質の向上にも直結していてやりがいがあります。初めから開業は視野に入れていたので、日本形成外科学会形成外科専門医を取得した後は同じく見た目を重視する美容外科の経験を積むべく、大阪のクリニックで勤務させていただきました。こちらのクリニックで3年ほどさまざまな経験をさせていただき、開業に至りました。

初めに開業したのは徳島県と伺いました。

はい。もともと地元が徳島県だったので、まずは2018年に「しらさぎ形成クリニック 徳島院」を開業しました。「しらさぎ」は徳島県の県の鳥でもあり、見た目も優美なので、イメージがいいと思いクリニック名に取り入れました。私は大学時代からずっと関西地方で医療に関わっていたので、徳島県の医療環境についてはあまりわかっていなかったのですが、無事に受け入れられてありがたかったですね。徳島院の運営が落ち着いたところで「神戸市にある、とあるクリニックを継承しないか」というお話を頂き、2022年に神戸でもクリニックを開業しました。初めは名称も場所も違ったのですが、1年のうちに診療スタイルや方針などを確立し、2023年に現在の「しらさぎ形成クリニック 神戸院」へと名称を変更。場所も移転しました。現在は徳島院と神戸院の2院を行き来する生活をしています。

現在の場所に移転するにあたって大切にしたことを教えてください。

木下将人院長 しらさぎ形成クリニック 神戸院2

移転前のクリニックは、場所はこの近くでアクセスが良かったのですが面積が狭く、手術などを行うのに十分な広さがなかったんです。そこで今回はアクセスの良さはそのままに、以前の2倍ほどの広さの場所に移転しました。クリニックの景観に関しては、清潔感を何より大切にしていますね。美容外科を標榜していると、どうしても患者さんにとって敷居が高く感じられてしまうことも少なくないのですが、当院は保険診療の形成外科治療にも力を入れていますので、あまり高級感などを押し出しすぎず、親しみやすい雰囲気を大事にしています。院内は白を基調としているほか、当院の医療法人が「白藍」という色の名前をしているため、ワンポイントで淡い青色が映えるようにデザインしていただいています。

美容外科的視点を持った形成外科治療を心がける

クリニックの治療の特徴は何ですか。

木下将人院長 しらさぎ形成クリニック 神戸院3

当院では形成外科全般のさまざまな診療を行っています。中でも特にご相談が多いのは眼瞼下垂に対する手術治療ですね。眼瞼下垂とは加齢などに伴いまぶたを開く力が弱まり、上まぶたが垂れ下がってきてしまう状態をいいます。目がよく開くようになれば、ものが見やすくなることも期待できるのは当然ですが、当院では美容外科的な視点も踏まえて治療にあたるため、少しでも美しく治療を完結させることを大切にしているんです。どんな医師も「仕上がりが汚くなるように治療しよう」とは考えていないと思います。しかし、知識の不足によって美しく仕上げることが難しいということは少なくないのではないでしょうか。私は形成外科とは別に美容外科にも従事してきた経験を生かし、縫い方や使用する道具なども工夫して、機能面はもちろん、見た目の部分でも患者さんに利益があるような治療を行うことを大切にしています。

形成外科の治療というと、ほかにはどのような病気が関わってくるのでしょうか。

本当に幅広い領域なので一言では言い尽くせませんが、困っている患者さんが多いと感じるのは逆まつげですね。まつげが逆方向に生えてきてしまい、眼球に刺さるようになるので、日常生活で痛みなどのトラブルが現れやすい病気です。発症年齢や状況に応じて原因も異なるので、原因をしっかり精査して見た目にも配慮した手術治療に努めています。そのほか「耳の形や向きが気になる」「皮膚にできものができた」などのお悩みで受診される方もいます。本当に幅広い領域なので、まずは何でも相談してほしいと考えています。

手術を行う上で大切にしていることを教えてください。

木下将人院長 しらさぎ形成クリニック 神戸院4

手術の際は患者さんの痛みや不安を少しでも軽減できるようさまざまな工夫をしています。まず、痛みという観点では麻酔の際に細い針を使ったり、縫合する際に細い糸を使うようにしています。特に麻酔はどうしても痛みが出やすい工程なので、注意深く行うようにしていますね。皆さんも経験があるかもしれませんが、麻酔のために針を刺されると、痛みで体に力が入ってしまう方も少なくありません。そこで当院では麻酔を行う際に患者さんに専用のボールを持っていただき、それを握っていただくことで体に入った力を逃がすようにしてもらっています。患者さんにも安心いただけるのではないかと思いますし、体全体に力が入ることによる出血多量の予防にもつながると考えています。あとは患者さんの不安を少しでも取り除けるように、スタッフ一同声かけなどを徹底していますね。

気軽に受診できるクリニックをめざして

スタッフの構成や雰囲気についてお聞かせください。

木下将人院長 しらさぎ形成クリニック 神戸院5

当院には私の他に非常勤の医師が4人と看護師が2人、事務の方が2人いらっしゃるほか、スタッフが2人おります。皆人柄が良く、ホスピタリティーにあふれていますので、私も安心して患者さんをお任せできますね。クリニック全体では患者さんの痛みや困り事を、自分や自分の家族のことのように捉えて対応することを指導しています。私たちが医学部に入った頃は丁度「医療はサービス業の一つだ」と主張され始めた頃なので、クリニックに来て悩みや嫌なことが増えてしまうようなことがないよう、患者さんの立場で考えることを重視しています。あとはスタッフ間でのチームワークが取れるよう、年に2回ほど私とスタッフの面談を行っていることも特徴でしょうか。普段は忙しくてなかなか話せないことをお互いじっくり話し合うことで、相手の考えを理解し、連携が強まっていくのを感じます。

今後の展望について教えてください。

街のクリニックとして診療を続けていると、眼瞼下垂に悩んでいる方が多くいらっしゃることに気づきます。そのため今後も眼瞼下垂の治療を中心に診療を行い、「眼瞼下垂に困ったら当院に来れば良い」「形成外科的な悩みがあれば、まず当院に相談しよう」と地域の方に頼りにしていただけるようなクリニックにしたいですね。あとは、後進の医師の育成にも力を入れていきたいです。現在、私は神戸院に週3回のペースで診療に来ており、それ以外の日はほかの先生に診療をお願いしています。ほかの先生にも積極的に手術を行っていただき、クリニック全体で多くの患者さんの力になれるとうれしいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

木下将人院長 しらさぎ形成クリニック 神戸院6

当院は美容外科的な視点を大切にした形成外科診療、形成外科的な視点も持ち合わせた美容診療を大切にしています。保険診療から自由診療まで幅広い診療を展開しておりますので、気になる症状などがあれば、まずはどんなことでもご相談していただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーザーによるケア/1万5000円(顔・1回)

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