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鎮静剤を用いた胃カメラ検査
メリットから副作用まで解説

なかむら内視鏡・内科クリニック

(福岡市中央区/唐人町駅)

最終更新日:2022/12/26

なかむら内視鏡・内科クリニック 鎮静剤を用いた胃カメラ検査 メリットから副作用まで解説 なかむら内視鏡・内科クリニック 鎮静剤を用いた胃カメラ検査 メリットから副作用まで解説
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内科と消化器全般の診療と上部・下部内視鏡検査に特化した地域医療を提供する「なかむら内視鏡・内科クリニック」。院長の中村守先生は、福岡大学筑紫病院で研鑽を積み、内科・消化器内視鏡分野の知見を深めてきたエキスパートだ。同院の特徴は、革命的な画像処理機能で、食道や胃、十二指腸、大腸といった体内の各部位を鮮明に映し出していく先進の医療機器を導入し、大学病院で行うようなレベルの精密な内視鏡検査を提供していること。高水準の検査体制で、がんなど小さな腫瘍も見逃さいないよう努め、早期発見・早期治療を重視しているからこそ、病気が進行しやすい20~50代の人にも検診を受けてほしいと中村先生は訴える。今回の取材では、内視鏡検査の重要性とメリットなどについて聞いた。

(取材日2020年12月22日/情報更新日2022年12月14日)

先進の内視鏡検査システムを使い、病気の早期発見・早期治療に努める

Q胃カメラのメリットについてお伺いいたします。
A
なかむら内視鏡・内科クリニック 先進の内視鏡検査システムを用いた検査が特徴

▲先進の内視鏡検査システムを用いた検査が特徴

胃の痛みや違和感、食欲不振など、さまざまな症状の原因を特定すること。それが胃の内視鏡検査の大きな目的です。自覚症状がない場合でも、定期的な検査を受けることによって前回との変化が比較しやすいため病変を発見しやすくなります。特に早期の胃がんは症状が現れにくく、がん検診や人間ドックでの検査で発見に至るケースが少なくありません。胃がんの罹患率は大腸がんに次いで高いのですが、内視鏡検査による胃がんの早期発見で、がんによる死亡を減少させていくことが重要であると考えています。内視鏡でしっかりと胃の内壁を観察することにより、多様な胃病変の原因の1つとされているピロリ菌の有無も確認できるメリットもあります。

Qどんな人が内視鏡検査を受けたら良いですか?
A
なかむら内視鏡・内科クリニック 早期発見を訴える中村院長

▲早期発見を訴える中村院長

腹部に何か症状がある方はもちろんですが、ご家族や親族にがんを患った人がいる方や貧血がある方、体重の減少や便の色が気になる方などは、一度ご相談いただければと思います。特に若い世代の方は、がんをはじめ、さまざまな病気の進行が早い場合がありますので注意が必要です。例えば、胃がんの原因の一つとされるピロリ菌を除菌した場合でも、胃がんにならないとは限りません。除菌後も定期的な検査は必要ですし、ピロリ菌が関与していない胃がんも存在します。大腸検査に関しては、症状がなくても大腸ポリープ切除の既往歴のある方、肥満やメタボリックシンドロームを指摘されたことがある方は、定期的に受けていただいたほうがいいでしょう。

Q内視鏡検査中に痛みは感じますか?
A
なかむら内視鏡・内科クリニック 検査後は休憩室でゆっくり休むことができる

▲検査後は休憩室でゆっくり休むことができる

恐怖心を抱くような痛みは、特にありません。胃カメラも大腸カメラも、鎮静剤を希望される場合は、眠っていただいている間に検査を終わらせることも可能です。鎮静剤を使用すると、検査終了後に一定の休息が必要ですので、仕事の合間などではない、時間に余裕のある方にお勧めしています。しかし、昨今は特に胃カメラの場合、体への負担の少ない細いタイプのファイバーがありますので、鎮静剤を希望されない方も増えてきています。さらに、口からと鼻からの2種類から選択でき、鼻からファイバーを入れる場合は検査中に会話ができ、鎮静剤を使用しないので、検査後すぐに結果のご説明を差し上げ、ご帰宅いただくことも可能です。

Q鎮静剤の副作用はありますか?
A
なかむら内視鏡・内科クリニック 全身の状態を確認しながら鎮静剤を投与する様子

▲全身の状態を確認しながら鎮静剤を投与する様子

鎮静剤とは静脈麻酔に用いる薬のことです。腕の静脈に点滴ルートを留置して、そこから薬を投与します。極まれに、一過性の呼吸抑制や血圧低下、その他アレルギー反応を起こすことがあります。消化器内視鏡学会の全国調査によれば偶発症の割合は非常に少ないとされていますが、当院では体にモニターをつけ常に全身状態を確認しながら検査を行っています。

Qピロリ菌の除菌もできるそうですね。
A
なかむら内視鏡・内科クリニック ピロリ菌の除菌について丁寧に説明する中村院長

▲ピロリ菌の除菌について丁寧に説明する中村院長

ピロリ菌の感染により慢性胃炎の状態が続くと、胃粘膜が弱り、萎縮してしまう可能性があります。さらに、ピロリ菌を持つ全員に胃がんが発生するわけではありませんが、ピロリ菌の感染者は胃がんリスクが高まるといわれています。そこで当院でもピロリ菌の除菌に対応しており、患者さんには胃酸の分泌を抑える薬と抗生物質を7日間服用していただきます。除菌療法の結果の判定は、服用終了後から約1ヵ月以降です。これで全員が必ずピロリ菌の除菌ができるわけではなく、2回目の除菌療法を受ける方もいらっしゃいます。

ドクターからのメッセージ

中村 守院長

当院は専門である内視鏡を特色としていますが、これまでの経験を生かした一般内科の診療にも精通しています。内視鏡検査はもちろんですが、地元の方が気軽に受診していただけるようなクリニックをめざしています。私自身も福岡在住期間が長く、母校は福岡大学です。そのため、専門外の領域においては相談できる先生や医療機関が多く、必要に応じてそうした先生方と連携して幅広い先進医療の提供に努めています。日々の健康について、気になることがあればお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

自由診療(人間ドック):胃内視鏡検査1万5000円、大腸内視鏡検査2万円

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