赤ちゃんの頃から楽しく通えて
通院習慣が自然に身につく小児歯科
ヒロ歯科クリニック
(池田市/池田駅)
最終更新日:2024/02/20
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小さな子どもを抱える親にとって、その成長を見守っていくことは大きな楽しみの一つ。しかし乳歯が生え始める頃には、「虫歯にならないか?」「歯並びは大丈夫?」と、心配事が増えていくのもまた事実だろう。そんな子どもの口腔の健全な発育をしっかりとサポートしてくれる歯科医師の一人が「ヒロ歯科クリニック」の見野博太郎院長。あらゆる年齢層を相手にしながらも、その明るく前向きなキャラクターで、特に地域の子どもたち、親たちから信頼を集めている。子どもの歯をいかにして守るべきか、どのような意識で臨むべきか、知っておきたい大切なポイントを見野院長に聞いてみた。
(取材日2023年4月15日)
目次
大切な子どもの歯を守るには、持続的な歯科受診と正しい生活習慣が重要
- Q子どもの歯科受診のタイミングや通院の頻度を教えてください。
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A
小児歯科の対象は0〜12歳が一般的で、生後6〜9ヵ月で乳歯が生え始めたら、特に問題がなくても歯科を受診するのがお勧めです。乳歯はやわらかいため、虫歯(う蝕)になりやすく、進行も早いのが特徴。なるべく何もない早い時期からチェックして、口の中のトラブルを予防していくことが重要です。また、歯磨きの大切さをお子さんが自然に学べるような環境内に置くことは、歯科受診の目的の一つといえるでしょう。気になる歯並びに関しても、小さなうちから経過を診ていくことで早め早めの対処が可能です。小学校に上がって歯の生え替わり時期になれば、例えば春・夏・冬の休みごとの定期検診をぜひ習慣づけてください。
- Q歯科クリニックを嫌がる子も多いのではないでしょうか?
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A
他院で泣いて診療が受けられず、困って当院に来られるケースは多いですね。子どもが泣くのには、それなりの理由があるもの。いきなり機械を回して歯を削ろうとすれば、怖くて嫌がるのも無理はありません。同じ虫歯治療でも、スプーンエキスカベーターという手作業でかき出してあげるなど、子どもの気持ちに立った工夫が必要です。また乳歯の特性から、削って詰め物を入れてもすぐに取れてしまうことがあります。子どもの負担を考えれば、無理に治療せずに生え替わりを待つという選択もあります。私にも子どもがおり、大の子ども好きで、誰とでもすぐに友達になれる自信があります。どうぞ安心してお越しください。
- Q小児歯科では、具体的にどのようなことを行うのですか?
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A
まず一番は虫歯の予防で、お子さんの歯磨きや食育指導を丁寧に行っていきます。歯の表面をコーティングするフッ素塗布や、奥歯の溝を埋めるシーラントなどを必要に応じて処置します。少し年齢が上がって不具合が出てくれば、もちろん治療も必要になるでしょう。その中で私が大切にしているのは、子どもの自主性です。お母さんにはなるべく待合室にいてもらい、お子さん1人で診療室に入ってもらいます。なぜなら本人への質問を、「ちゃんと磨いています。そうだよね、○○ちゃん」と、お母さんがつい代弁してしまうからです。これではお子さんの本音や実態がわかりません。あくまで自分で考え、行動する。そんな成長を応援してあげたいですね。
- Q子どもの歯並びが気になる親御さんも多いかと思います。
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A
歯列不正には遺伝的、骨格的な原因もありますが、ほとんどは指しゃぶりや舌の位置、口呼吸などの悪習癖の影響によるもの。まずはそうした癖を取るための指導が予防の基本となります。さらに必要に応じ、当院ではマウスピース型装置を用いた小児矯正にも対応しています。基本的には装着するだけですが、一時的にワイヤーを併用する場合もあります。また、矯正中は月1、2回、クリニックで虫歯のチェックと歯磨きを欠かさず行います。小児矯正は痛みも少なく、大人になって矯正を受けるより、コスト的な負担もずっと少なくて済むでしょう。導入に際してはじっくりと説明をしますので、お子さんの将来を考えてご検討いただければと思います。
- Q家庭での生活で注意すべきことはありますか?
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A
お子さんに何を食べさせるかは各自の判断で構いませんが、気をつけたいのはそのタイミングです。ゲームをしながらキャンディーやグミ、スナック菓子を食べてジュースを飲む。うがいもせずに夕食を済ませ、またゲームをしながらちょっと食べる。こうした「ながら食べ」「だらだら食べ」をしていると、唾液のバランスが崩れ、口の中が酸性に偏って虫歯の原因となってしまいます。まだ永久歯に生え替わる前の5〜6歳のうちに、規則正しい食習慣を身につけさせてあげてください。こうした習慣は子どもだけに強いるのではなく、まずは大人が範を示さねばなりません。大切なお子さんの歯を守るためにも、家族全員で頑張ってみてはいかがでしょうか。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた小児矯正/11万円~、追加ワイヤー矯正/5万5000~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。