出勤前や土日も検査可能
スムーズに受けられる大腸内視鏡検査
大田大森胃腸肛門内視鏡クリニック
(大田区/大森駅)
最終更新日:2021/10/12
- 保険診療
日本人の死因の多くを占めるがん。中でも大腸がんは、男性、女性ともに部位別がん死因の上位に入っている。誰でも大腸がんになる可能性があるからこそ、予防や早期発見が重要となる。そのために大切なのが大腸内視鏡検査だ。ただ、実際に内視鏡検査を受けるとなるとややハードルが高いと感じるのも事実だろう。「大田大森胃腸肛門内視鏡クリニック」では、少しでも受診のハードルが下がるよう、さまざまな配慮をしているという。スムーズな大腸内視鏡検査受診のための工夫について、大柄貴寛院長に話を聞いた。
(取材日2020年10月9日)
目次
早朝7時半から診療開始。ウェブ予約で都合の良い時間帯を選択可能
- Q忙しい人が受診しやすい工夫について教えてください。
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A
まず診療時間ですね。当クリニックは平日は朝7時半から診療しており、午前中から大腸内視鏡検査を受けられます。土日も診療していますので、平日が難しい人は土日でも大丈夫です。大森駅から徒歩2分という立地も利便性が高いでしょう。また、ウェブ予約システムによって都合に合わせて検査日時を予約できます。事前ウェブ問診も導入していますので、クリニックで問診表を書く時間が省けて時間短縮できます。大腸内視鏡検査前には下剤を服用する必要がありますが、来院前にご自宅で服用すれば、クリニックの滞在時間も短くなります。また、症状によっては受診当日に大腸内視鏡検査を受けられる場合もあります。
- Q今、お話に出た事前ウェブ問診とはどのようなものですか?
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A
予約時にウェブを通じて問診表に答えていただくシステムです。今の症状や一番気になる症状、それがどのくらい続いているのかなど病状に関する細かい質問や、既往歴、服用している薬の種類、飲酒や喫煙習慣、家族の既往歴などについて、選択あるいは自由記入で答えていただきます。クリニックに来て問診表を書くのは時間もかかりますし、書ききれないことや伝えにくいことも多いと思います。事前にご自宅で問診に答えれば、ご自身の体調などについて頭の中で整理できて、より明確に伝えられるのではないでしょうか。記入していただいた問診表は電子カルテで見ることができ、確認しながら診察をしていきます。
- Q同日に胃と大腸の内視鏡検査を受けることも可能なのですね。
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A
はい。胃と大腸、両方の検査を同日に受けていただけます。まず下剤を服用し大腸内をきれいにするなど大腸内視鏡検査の準備を行った上で、胃の検査、大腸の検査という順番で行います。検査時間は、胃と大腸、両方で15分から20分ほどです。来院回数も少なく、前日や当日の食事制限の回数も減りますので、それぞれ別の日に行うより楽だと思います。また、胃と大腸、両方の検査を受ける場合には、胃の内視鏡検査終了後、スコープから下剤を流し込み、腸内を洗浄し、その後大腸内視鏡検査を行うという、下剤を口から飲まなくて済む検査方法も可能です。ただこの場合、2回鎮静剤の投与が必要となります。
- Q1日の検査回数も多いと思いますが、どんな工夫をしていますか。
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A
一つは予約システムの活用です。患者さんの都合と当クリニックの空き検査時間に即して、予約を入れられるようになっていますので、効率良く予定を組むことができます。検査機器も、先進の画像強調観察技術を搭載した内視鏡システムを使用していますので、粘膜の状況を迅速にかつ精密に観察できるようになっています。またスタッフや患者さんの動線にも配慮しており、検査全体がシステマチックに進むようになっています。今後は医師やスタッフもさらに拡充していく予定です。
- Qそもそも、なぜ忙しい人に配慮したクリニックを考えたのですか?
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A
開業前、国立がん研究センターや都内の病院で大腸がんや胃がんなど消化器がんの治療に携わってきました。進行がんになるとその治療には苦痛を伴うことも多く、完治するのが難しい場合も多々あります。そんな診療を続けてきた中、重篤な状態にならないために、まずクリニックレベルで内視鏡検査を受けていただいて、早期に病変を発見することがどれほど重要であるかを痛感したのです。大腸がんの発症リスクは40代以上から特に高くなってきます。まさに働き盛りの年代。そんな忙しい人でも、気軽に受診してほしい。そして、大腸がんで命を落とす人をなくしたい、大腸内視鏡検査を受けない人をなくしたい、ただその思いだけです。