信頼できる歯科医師と二人三脚で
歯の健康を維持しよう

患者を深く知り、暮らしや思いに寄り添う診療で、将来につながる歯科治療や予防歯科を提供

Q日々の診療ではどのようなことを大事にされていますか？

A

▲安心して治療を受けられるようわかりやすい説明を心がける

お一人の診療枠はなるべく30分以上確保し、特に初診では最初に経過や治療の希望などを詳しくお聞きするように心がけています。お口の中を知ることはもちろんですが、患者さんの生活スタイルや背景も少し知れると、その方に合った治療をご提供できるのではないかと考えています。なので、患者さんにもお話していただきやすいように、診療室だけでなくお会計や待合室での会話も大切にしています。実際に患者さんとお話しする時間はとても楽しいですし、患者さんとの距離が縮まった気がしてうれしいです。当院ではお口の健康だけでなく、体や心の健康も大切にできるクリニックでありたいと思っていますので、これからも会話は大切にしたいですね。

Q歯科が苦手な方が受診しやすいような工夫もされていますね。

A

▲リラックスして治療を受けられるよう院内も工夫している

実は私も子どもの頃は歯の治療が苦手で、遠方に住む歯科医師の祖父のところまでわざわざ通っていました。ですから当時の気持ちや、一般の方の感覚を大事にしたいと思っています。また、歯科が苦手な理由は独特のにおいや音、雰囲気、過去の経験などさまざま。少なくとも殺伐とした雰囲気にならないよう、自宅のリビング向けのカーテンを使ったり良い香りを漂わせたりしています。治療は問診から始め、いきなり削るようなことはないですし、生え替わり期のお子さんでしたら「3日たっても抜けなかったらまた来てね」と心の準備をしてもらうことも。患者さんの数も増やしすぎず、私もスタッフも余裕のある雰囲気で診療できるようにしています。

Qスタッフさんの雰囲気も良いですね。

A

▲医師や歯科衛生士、スタッフが一丸となって患者をサポート

今は歯科衛生士さんと助手さんが2人ずつ勤務しています。少ない人数なので忙しいこともありますが、スタッフは私の思いを理解して患者さんに寄り添ってくれますし、診療外のことでも個々の事情に応じて適切に対応してくれます。私には言えないことでもスタッフには話せる患者さんもいますから、特に助手さんには「あまり歯科業界に染まらないでほしい、患者さんからの目線を持ち続けてほしい」なんて話したりすることも。実際の診療でも、患者さんと私との会話からスタッフが先回りして段取りしてくれることはよくありますし、どうしても前の診療が長引いてしまう場合は、お互いに相手や患者さんを想いながら助け合うことができて心強いですね。

Q予防歯科では具体的にどのようなことを行うのでしょうか？

A

▲歯磨き指導に注力している

定期的に歯科医院へ通って、症状が出ないようにメンテナンスを行うのが予防歯科です。お口の中をチェックして歯磨き指導、そして専用の機械を使ったクリーニングを行います。当院で大事にしているのが歯磨き指導で、私や歯科衛生士さんが患者さんの歯を実際に磨きながら、歯磨きのコツを具体的にアドバイスします。歯並びは個人差が大きく、また歯磨きはどうしても自己流になりがちですので、歯ブラシの使い方を繰り返し確認し、その効果を感じてもらうのはとても重要ですね。回を重ねながらコツをつかめると、きっと歯磨きも楽しくなるのではないでしょうか。患者さんと一緒に歯の健康を守っていきたいですね。

Q歯の健康を守るために大事なことは？

A

▲定期的なメンテナンスや自宅でのセルフケアが大事

歯周病も虫歯も大事なのはプラークコントロールですから、歯磨きは重要ですね。ただ何となく磨く3分と、歯ブラシの角度や位置を意識しながら磨く3分とでは、結果はまったく違ってきます。予防歯科の最終目標の一つは、ご自宅で効果的な歯磨きができることだと思っています。また定期的に口腔内を見せていただいていると、「次はここが悪くなりそうだから、こんなことに気をつけて」などのアドバイスができる場合もあります。特に年齢を重ねると歯はすり減り、弱くなりがちです。硬い食べ物がお好きで若い頃と同じようにバリバリ食べていると、歯が痛くなったり折れたりしてしまうことも。歯にかかる「力」についても意識してほしいと思います。