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利点欠点を正しく理解し検討を
納得して受けたいインプラント治療

ZONO Dental Clinic

(大阪市中央区/心斎橋駅)

最終更新日:2023/06/02

ZONO Dental Clinic 利点欠点を正しく理解し検討を 納得して受けたいインプラント治療 ZONO Dental Clinic 利点欠点を正しく理解し検討を 納得して受けたいインプラント治療
  • 自由診療

「インプラント治療」は、その名前が広く知られているものの、治療そのものが正しく理解されているとは言い難い。自費診療で費用がかかる、外科手術が必要なのでリスクが高いなど、ネガティブな印象を持たれているケースも多く、そのため治療をためらったり、諦めたりするのは、自ら治療の選択肢を狭めてしまっているといえる。「インプラント治療を受ける際に大事なのは、メリット・デメリットの両方を患者さん自身がきちんと理解することです」と話すのは、「ZONO Dental Clinic」の中薗裕人院長。多くのインプラント治療経験を持つ中薗院長だが、あくまで選択肢の一つとしてインプラント治療を提案している。そんな中薗院長に、インプラント治療の特徴や同院の治療の進め方などについて詳しく教えてもらった。

(取材日2023年2月16日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qインプラント治療とはどのような治療ですか?
A

歯周病や虫歯などさまざまな原因で歯を失ってしまった部分の歯茎を切開して、顎の骨に主にチタン製のインプラント体を埋め込みその上に人工の歯をつける治療法です。チタンは人体と親和性が高く、骨にしっかりと定着するので、ご自身の歯のような噛み心地が期待できる点が大きな特徴です。一方デメリットは、外科手術が必要になる、自由診療で費用がかかるなど。また、顎の骨や歯茎の状態によっては適応が難しいケースもあります。しかし、ブリッジのように健康な歯を削ったり、入れ歯のようにほかの歯に引っかけて負担をかけたりする必要がなく、現在の歯科治療においては、失くした歯を補うための治療法としてメリットのほうが多いと思います。

Qインプラント治療ができないケースもあるのですか?
A

インプラント体を埋め込む顎の骨が十分にない、歯茎の状態が良くないといった場合は不適応となる場合もあります。歯を失った部分は骨が少なくなっていて、歯茎もくぼんでいることが多いので、骨を増やす処置や歯茎の移植が必要になり、手術の回数が増え、費用も高くなってしまいます。骨を増やす処置は、上顎の場合はさほど問題はありませんが、下顎には重要な神経があるので、下の歯の場合は手術によってまひが起こるリスクもあります。骨造成自体がうまくいかないケースもあります。当院では、こうしたリスクやデメリットもきちんとお伝えして、リスクを避けたい患者さんには、選択可能な代わりの治療法を提案します。

Q治療にかかる期間や費用、痛みも気になります。
A

期間は治療する本数、骨造成や歯茎の移植手術の有無によって異なります。骨造成や移植をせず、1本のみの治療なら、インプラント体を埋め込んで定着するまでに下顎で2ヵ月程度、上顎で3〜4ヵ月かかります。インプラントが定着すると、仮歯を入れて生活していただき、噛み心地が悪くないかなどを確認し、問題がないようなら仮歯をもとに最終的な補綴物を作製。ここまでのトータルで早い方ですと治療期間は4〜5ヵ月程度です。手術中は部分麻酔をかけますし、手術後すぐ鎮痛剤を服用してもらうのであまり痛かったと言われたことはありません。またその後の鎮痛剤も少量の服用で済む場合が多いので、過度に心配する必要はないと思います。

検診・治療START!ステップで紹介します

1先行治療・カウンセリング
ZONO Dental Clinic 先行治療・カウンセリング

インプラント治療を目的に来院する患者は少なく、ほとんどの人が痛みなどを訴えて受診する場合が多いため、まずは治療が必要な部分の治療を先行するという。さらに、先行治療の終了時か、もしくは治療中の適した段階で、歯科衛生士による歯周病のチェックが行われる。こうした治療や検査を通して、今後治療が必要な虫歯の数や位置、歯茎の状態などを明らかにし、それを踏まえた上で歯を失った部分についての治療法が提示される。

2治療法の説明・事前検査
ZONO Dental Clinic 治療法の説明・事前検査

選択可能な治療法のメリット、デメリットが説明され患者は一度帰宅してじっくり検討できる。インプラント治療を希望する場合は、顎の骨の状態確認のために歯科用CTで撮影し、患部の状態を詳しくチェック。歯のない期間が長かった場合は、それと噛み合う歯が元の位置より挺出していることもあるので、上下のバランスも確認。その上でインプラント治療が可能かどうかを判断し、治療を必要とする場合は手術に関する説明を受ける。

3治療開始・手術
ZONO Dental Clinic 治療開始・手術

治療計画に同意すれば、治療が開始される。手術は部分麻酔で行われ、骨がしっかりしている場合、所要時間は20〜30分。手術後は鎮痛剤が処方される。また、インプラント体が骨にしっかり定着するまで2〜4ヵ月程度かかるので、同院ではこの期間を活用して、インプラント体を埋入した反対側の歯や周囲の虫歯や歯周病治療など必要な処置を行うこともあるという。

4土台の取りつけ・人工歯の作製
ZONO Dental Clinic 土台の取りつけ・人工歯の作製

インプラント体が顎の骨にしっかり定着したら、口腔内とインプラント体をつなぐ通路を確保するために歯茎を切除する処置が行われる。状況によっては、この際に簡単な手術が必要となることもある。取りつけてから、土台と歯茎がなじむまでに3週間〜1ヵ月必要で、その後に人工歯を作るための型採りが行われる。複数の歯のインプラント治療を行っている場合は、噛み合わせのチェックが必要となるケースもある。

5治療後のメンテナンスのため、定期検診
ZONO Dental Clinic 治療後のメンテナンスのため、定期検診

インプラント治療が完了すると、虫歯治療を受けた患者と同様、3ヵ月ごとにメンテナンスを受ける。口の中の衛生状態が良く、治療した部位に炎症が起こっていなければ、こうした通常のメンテナンスのみで問題はない。ただし、治療した患部の炎症が激しい場合は、いったん人工歯を外してクリーニングが行われることもある。

ドクターからのメッセージ

中薗 裕人院長

SNSなどでインプラント治療に対するネガティブな書き込みを見て、恐怖心を抱いている方もおられると思います。リスクがまったくない治療ではありませんが、より安全面に配慮した治療が可能になっています。治療を検討されているなら、いろいろな情報や一面的な意見に惑わされることなく、インプラント治療経験の豊富な歯科医師に相談されることをお勧めします。心配なことや疑問は、歯科クリニックで遠慮なく聞いて問題はありません。適切な情報を仕入れて、メリット、デメリットを総合的に判断した上で、じっくりと検討していただきたいと思います。

中薗 裕人院長 ZONO Dental Clinic

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療1本44万円〜、骨造成/7万円~

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