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いつまでも自らの歯を保つために
精密な検査と治療で行う歯内療法

菅田歯科医院

(貝塚市/貝塚駅)

最終更新日:2024/04/18

菅田歯科医院 いつまでも自らの歯を保つために 精密な検査と治療で行う歯内療法 菅田歯科医院 いつまでも自らの歯を保つために 精密な検査と治療で行う歯内療法
  • 自由診療

歯科医院で「歯を抜く必要がある」「神経を取らなければならない」と診断されたなら、きっと誰もがショックを受けるだろう。しかし、激しい痛みや長引く炎症から早く逃れたいと、治療を受け入れた人も少なくないはず。そういった場合にも、可能な限り歯を残し、神経を保存するために行われるのが歯内療法だ。貝塚駅から徒歩10分の場所にある「菅田歯科医院」も、この歯内療法に力を注いできた一院。「大切な歯を残し、いつまでも自分の歯で噛み続けたいという、患者さんの思いを大事にしたい」と話す菅田真吾院長は、マイクロスコープを使った精度の高い治療を追求し、歯の延命治療に取り組み続けてきた。今回は、より精密な治療のために、マイクロスコープやセラミックを活用した歯内療法について、菅田院長に詳しく教えてもらった。

(取材日2023年7月1日)

大切な歯を残すための歯内療法。マイクロスコープやセラミックを使って精度を高めることが重要なポイント

Q歯内療法とは、どのような人が受けるべき治療ですか?
A
菅田歯科医院 歯内療法にも、症状によってさまざまな治療方法がある

▲歯内療法にも、症状によってさまざまな治療方法がある

歯が痛い、腫れたなど、虫歯が大きく進行し、歯の内部の歯髄と呼ばれる神経組織にまで歯周病や虫歯(う蝕)が及んでいる人に推奨されます。歯内療法は、汚染された歯髄を除去し、歯を残すことをめざす治療法です。歯根の神経を取り除いたり、根の中を洗浄・消毒したりする根管治療が一般的ですが、MTAセメントという特殊な薬剤を用いて神経を残す歯髄温存療法などもあります。中には、一度治療したものの、汚染された歯髄を除去しきれなかったことなどに起因して、再び痛みや腫れが起こる、膿がたまるといったケースも。そうした場合は、再度根管治療を行うほか、歯根端切除術や意図的再植術といった外科的歯内療法を行う場合もあります。

Qマイクロスコープを使った治療にはどんなメリットがありますか?
A
菅田歯科医院 繊細な治療が可能なマイクロスコープ

▲繊細な治療が可能なマイクロスコープ

そもそも歯根は、細く複雑な構造をしているため肉眼では見えません。そのため、これまでは歯科医師の勘や感覚に頼って手探りで治療が行われ、再治療が必要となるケースも多かったのです。しかし、マイクロスコープを使えば、歯の奥や細かな部分まで拡大することができるため、治療精度の向上が期待できます。汚染された歯髄の取り残し防止や歯の削り過ぎを減らすだけでなく、そもそもその神経が生きているのか、残せるのか残せないのかなど、適切に診断をつけていく場合にも役立ちます。また、マイクロスコープのカメラ機能で治療内容をお見せすることができるので、患者さんも納得した上で治療を受けることができるのではないでしょうか。

Q治療の流れについて教えてください。
A
菅田歯科医院 一人ひとりに合った治療法を相談しながら行う

▲一人ひとりに合った治療法を相談しながら行う

歯科用CTと口腔内カメラで口の中を撮影し、問診や検査結果から総合的に状態を判断した上で治療計画を立てます。その際、治療期間や費用、ご希望、条件なども考慮し、患者さんと納得できるゴールを決めて治療法を選ぶことが大切です。治療では、細菌の侵入を防ぐためにラバーダムというゴム製のカバーをお口に装着するほか、高倍率に拡大できるマイクロスコープや、柔軟性があって根管の中を傷つけにくいニッケルチタンの器具を使って、慎重に汚染箇所を取り除いていきます。根管内が十分に洗浄されたら薬剤で満たし密封し、かぶせ物の処置へ。当院では精度を高めるため、保険診療とは異なる精密な型採りを行った上でセラミック歯を装着します。

Q見た目だけでなく精度も重視してセラミックを用いるのですね。
A
菅田歯科医院 かぶせ物の処置もマイクロスコープを使用し、精度を高める

▲かぶせ物の処置もマイクロスコープを使用し、精度を高める

再治療を防ぐには、徹底的に内部の洗浄や消毒を行うことはもちろんですが、しっかり密封して外から歯周病や虫歯などの細菌を防ぐことも重要です。セラミックは、白くて美しい見た目はもちろんですが、機能性にも優れています。表面がなめらかで汚れがつきにくいので、虫歯の二次感染の予防も期待できるでしょう。また、自由診療ということもあり、型採りで使うセメントや接着剤といった材料も質にこだわったものを使用できるので、より精度の高い治療につなげられるはずです。当院では、かぶせ物の処置においても、マイクロスコープを使用した処置を行っており、最後まで精度を重視した治療を行っています。

Q治療後もメンテナンスのための通院は必要ですか?
A
菅田歯科医院 メンテナンスや定期健診は、歯の健康を守るために重要

▲メンテナンスや定期健診は、歯の健康を守るために重要

長期にわたって歯を長持ちさせるには、むしろ治療後のケアが重要です。そもそも治療に至ったのは、きちんとセルフコントロールできていなかったことが原因。ですから、普段のプラークコントロールがとても大事になってきます。また、治療後は3~4ヵ月に1回の頻度でメンテナンスに通っていただき、歯科衛生士によるフォローアップを受けていただくことも大切です。当院では定期メンテナンスをしっかり時間をかけて行ってきました。お口の中の清掃をすることはもちろんですが、ブラッシング指導や、歯ブラシ・フロスといった補助器具の選び方も、お口のプロの観点で、お一人お一人の状態に合わせて丁寧にアドバイスしています。

ドクターからのメッセージ

菅田 真吾院長

歯の根の治療は、数多くの症例に対応してきたベテラン歯科医師でも難しい治療といわれています。また、マイクロスコープを使った根管治療は、患者さんにとって時間もコストもかかる、負担の大きな治療です。それでも、いつまでも自分の歯で食べられる喜びは、何物にも代えがたいものでしょう。そのお気持ちが強いのであれば、私たち歯科医師はできる限りのことをして差し上げたいと思っています。これからも患者さんに納得していただける治療を提供できるよう日々技術の習得に努めていきたいですね。いつでもご相談に応じていますので、お困りの方はぜひお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マイクロスコープとセラミックを用いた歯内療法/5万5000円~、歯髄温存療法を行う場合/2万2000円~、歯根端切除術を行う場合/8万8000円~、意図的再植術を行う場合/8万8000円~、セラミックを使ったかぶせ物治療/12万1000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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