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下の歯並びが気になったら
マウスピース型装置を用いた矯正を

マリコ歯科クリニック

(渋谷区/代々木駅)

最終更新日:2024/05/10

マリコ歯科クリニック 下の歯並びが気になったら マウスピース型装置を用いた矯正を マリコ歯科クリニック 下の歯並びが気になったら マウスピース型装置を用いた矯正を
  • 自由診療

歯並びも加齢の影響を受けるものの一つだ。特に下の歯は上の歯に比べて骨が薄く、加齢だけではなく生活習慣からも影響を受けやすい。寝ているときの食いしばりや歯ぎしりなども、不正咬合の原因になるという。「マリコ歯科クリニック」の渡邊麻里子院長は、マウスピース型装置を用いた矯正による歯並びの改善をめざしている。「マウスピース型装置を用いた矯正は歯並びの改善をめざすものですが、装置に数ミリの厚みがあり、着けると上下の歯の間に少し空間が生まれるため、食いしばりや歯ぎしりの軽減にもつながります」と、さまざまな期待できるメリットを教えてくれた渡邊院長。年を重ねて特に下の歯並びが悪くなってきたという人の助けになる、大人のマウスピース型装置を用いた矯正について、詳しく話を聞いた。

(取材日2024年4月22日)

加齢や日々の癖が歯並び悪化の原因に。食いしばりや歯ぎしりが強い人ほどマウスピース型装置を用いた矯正を

Q大人になってから下の歯並びが悪くなる原因は?
A
マリコ歯科クリニック 不正咬合の原因は日々の生活習慣にあることも多いそう

▲不正咬合の原因は日々の生活習慣にあることも多いそう

加齢によって頬などが垂れ下がる現象が起こりますが、それとともに顎も下がり、歯並びが変わっていきます。加えて、食べ物や飲み物を飲み込む際の嚥下の癖や、舌を置いている位置、姿勢の悪さも歯並びに影響を与えます。特に下の歯は骨が薄いため影響を受けやすく、上の歯に比べて「大人になってから下の歯がガタガタしてきたな」と気にする方も多いです。食いしばりや歯ぎしりなどの悪習癖も原因に挙げられます。昨今はパソコン作業中にずっと食いしばっている方も増えています。毎日何時間も続くことですから、影響は大きいです。上と下の歯が当たっていることに気づいたら、食いしばっているということですから、対策を考えていきましょう。

Q放っておくと、どんどん歯並びが悪くなるのでしょうか?
A
マリコ歯科クリニック 歯並びが悪くなっていくと顔の印象にも影響する可能性がある

▲歯並びが悪くなっていくと顔の印象にも影響する可能性がある

習慣や加齢が関わることですから、そう言えますね。歯並びが悪くなると、噛み合わせたときの「力」が正常に分散できず、口腔内のさまざまな問題を引き起こします。食いしばりによる破折が起きやすくなったり、虫歯や歯周病が急に悪化したりするのもこの力のバランスの乱れが関わっているといわれています。例えば、一つの歯に大きな力が加わるとクラックという亀裂ができ、そこから細菌感染して虫歯になることがあるのです。メンテナンスでどんなにプラークコントロールを頑張っても、歯並びが悪いままだとクラックは防げません。さらに、ほうれい線ができやすくなるなど、顔全体の印象にも影響するので、しっかりと対策を取っていきたいですね。

Qどんな対策がありますか?
A
マリコ歯科クリニック マウスピース型装置が食いしばりの軽減につながる可能性も

▲マウスピース型装置が食いしばりの軽減につながる可能性も

当院では歯並びを整えるためにマウスピース型装置を用いた矯正に対応しています。マウスピース型装置を用いた矯正は、奥歯からきちんと動かし、上下の歯を噛めるようにすることをめざしています。近年、マウスピース型装置を用いた矯正は一般的になりましたが、噛み合わせを整えるためにはテクニックが必要です。当院では取得した患者さんのデータを丁寧に分析し、しっかりと噛み合わせられるよう矯正を進めていきます。また、マウスピース型装置は数ミリの厚みがあるので、着けると上下の歯の間に少し空間を作れます。そのため日常的な食いしばりや歯ぎしりの軽減にもつながるでしょう。

Q食いしばりが強くても対応してもらえますか?
A
マリコ歯科クリニック 強度の高いマウスピース型装置について話す渡邊院長

▲強度の高いマウスピース型装置について話す渡邊院長

食いしばりや歯ぎしりが強い人は、寝ている間にマウスピース型装置を割ってしまう恐れがありますが、当院で使用しているマウスピース型装置は強度が高いものなので、そこまで強くなければ問題なく使用できます。それでも割ってしまう可能性がある方には、食いしばりや歯ぎしりを予防するため夜間用のマウスガードを重ねて使用してもらうこともできます。食いしばりや歯ぎしりは矯正後の後戻りを誘発しますが、マウスピース型装置であればその癖を軽減することにもつながるでしょう。そういったメリットからも、食いしばりや歯ぎしりが強い人ほど、マウスピース型装置を用いた矯正を選択していただきたいと思っているんです。

Q矯正時に注意することやメンテナンスについて教えてください。
A
マリコ歯科クリニック 月に1度、歯科医師のチェックと歯科衛生士によるクリーニングを

▲月に1度、歯科医師のチェックと歯科衛生士によるクリーニングを

マウスピース型装置は自分の意思で外すことができるため、自己管理ができない方だと思ったように進まないケースもあります。1日20時間着ける必要があり、着けられなかった日は次の日長く着けるなどの調整はできますが、さぼりがちだと望まれる効果が得にくいため、そこは意思の強さが必要です。メンテナンスは月に1度、歯科医師によるチェックと、歯科衛生士によるクリーニングを受けていただきます。矯正専門のクリニックだとクリーニングは別の歯科医院でというところもありますが、当院では同日にクリーニングまでしっかりと対応いたします。

ドクターからのメッセージ

渡邊 麻里子院長

マウスピース型装置を用いた矯正は歯並びの改善をめざすものですが、歯並びが整えば、虫歯や歯周病、食いしばりなど、さまざまな病気や癖の予防にもつながります。当院に来られる方は歯科医院が苦手という方が多く「矯正はしたいけれど虫歯すら治せないから自分には無理」と諦めている方もいます。そういう方に当院で虫歯を治せるようになってもらい、もっときれいになりたいという意識を持ってもらう。そして、諦めていた矯正も受けてもらいたいです。万が一矯正中に虫歯になっても、マウスピース型装置を用いた矯正なら虫歯治療も可能。不安なことはしっかりと説明しますので、マウスピース型装置を用いた矯正も選択肢に入れてみてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正(全顎)/99万円~、スタビライゼーション型スプリント(マウスガード)/3.3万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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