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歯が割れた、ボロボロ等
歯根破折の接着修復・意図的再植術を実施

たかはし歯科医院

(箕面市/千里中央駅)

最終更新日:2022/05/27

たかはし歯科医院 歯が割れた、ボロボロ等 歯根破折の接着修復・意図的再植術を実施 たかはし歯科医院 歯が割れた、ボロボロ等 歯根破折の接着修復・意図的再植術を実施
  • 自由診療

歯が割れたり折れたりすることを「歯冠・歯根破折」という。転倒などの外傷に限らず、ある日突然起こることも多く、特に食いしばりがある人や硬い食べ物を好む人といった、日常的に歯に負荷をかけてしまっている人は注意が必要である。「歯ぐきに埋もれたボロボロの歯」「根まで割れた歯」「腫れが続く歯」の症状は抜歯が一般的だが、「たかはし歯科医院」では口腔内で行う接着治療や、歯を抜いて補修してから元の場所に戻す意図的再植術などにも対応し、歯を残すことに努め、さらに炎症の改善、咬合機能の回復、審美性の改善をめざしている。口腔外科で培った知識と経験を生かして診療している高橋元院長に、歯根破折の原因や治療方法、日常生活で気をつけるべきポイントなどについて教えてもらった。

(取材日2020年6月2日)

治療の際は意図的再植術を選択肢の一つとして提示。歯を残したいという患者の要望に応える

Q何が原因となって歯が割れたり折れたりしてしまうのでしょうか?
A
たかはし歯科医院 個室のオペ室

▲個室のオペ室

たとえ日々、自宅でのケアや定期的な通院を心がけていたとしても、歯が割れたり折れたりする「歯冠・歯根破折」が起こる可能性は誰にでも潜んでいます。特に食いしばりの癖がある方、硬い食べ物を好んで口にする方はその可能性が高く、食いしばりや硬い食べ物で歯に負荷がかかることによって小さな亀裂が入り、それが積み重なって、ある日突然歯が割れる、あるいは欠けることにつながるのです。また、これまでに歯の神経を取り除く治療を受けた経験のある方についても、気をつけなければなりません。神経を失った歯は負荷に対する耐久力が落ちてしまうため、食いしばりや歯ぎしりなどによって歯に負荷がかかると、より破折しやすくなるためです。

Qどのように治療するのですか?
A
たかはし歯科医院 口腔外科が専門の高橋先生

▲口腔外科が専門の高橋先生

歯冠・歯根破折にはいくつかパターンがありますが、破折が歯を支える歯根にまで達していると、細菌による炎症が起こりやすく治療が難しくなるため、抜歯を推奨されることが大半です。しかし、歯根が分離していなければ口腔内で接着治療ができますし、歯の根まで歯が割れていても、一時的に抜歯して割れた部分を補修して再植する意図的再植術を行うなど、当院では歯を残すための治療法を提示しています。その際は歯科用マイクロスコープを使うことで、精密さを追求した治療を心がけています。患者さんのご要望と破折の状態に合わせて対応しています。

Qこちらのクリニックで治療するメリットは何ですか?
A
たかはし歯科医院 マイクロスコープを用いた治療

▲マイクロスコープを用いた治療

患者さんの中には、これまで時間とお金をかけてきちんとメンテナンスしてきた歯が破折し、抜歯の診断が下ると、受け入れがたいことだと感じる方もいらっしゃいます。だからこそ、歯を残したいと希望している患者さんにとって、歯を残すための方法を選択できることはメリットになるのではないでしょうか。治療後の経過を考えると抜歯が一番良い選択肢なのかもしれませんが、当院ではメンテナンスを頑張ってきた患者さんの「歯を残したい」という気持ちを尊重したいと考えています。開業前は口腔外科で複雑な症例を多く手がけてきたので、その経験を生かして、患者さんの要望にお応えできるような治療を提案しています。

Q治療の流れについて教えてください。
A
たかはし歯科医院 CTなどの設備も充実

▲CTなどの設備も充実

まずはエックス線写真の撮影を行い、必要に応じて歯科用CT撮影も実施します。診察では歯科用マイクロスコープを用いて歯がどのような状態なのかを確認し、歯を残せるかどうかを判断します。例えば、神経まで達している破折に関しては、神経を取り除いて歯を残せる場合とそうでない場合があります。検査結果から、どのような治療方法が適切かをしっかりと見極めた上で治療に移るのですが、治療では外科処置が必要となるケースがあり、その場合は麻酔を使って痛みに配慮しながら治療を行います。

Q治療後に気をつけるポイントはありますか?
A
たかはし歯科医院 清潔感のある院内

▲清潔感のある院内

歯の動揺が起こっていないか、小さな亀裂が入っていないかなどを確認するため、治療後は3ヵ月に1回受診していただければと思います。また、「何でも噛める」と思わずに、硬い食べ物を食べ過ぎないようにしたり、食いしばりにはマウスピース型装置を活用したりするなど、歯を守るための日常での心がけが大切です。あとは、歯の接触時間を意識すると良いですよ。歯の正常な接触時間は1日あたり30分未満だといわれています。深呼吸して息を吐いたときのリラックスした状態で唇を閉じると、上下の奥歯の接触を防ぐことができると思います。

ドクターからのメッセージ

高橋 元院長

破折による抜歯の診断を受けた患者さんは、歯を残す治療を求めて複数の歯科医院を受診される方も多いです。しかし、その間に歯が割れている部分に汚れが蓄積し、それによって骨や組織の状態も悪くなってしまうこともあります。その際は外科的アプローチによって歯の内側をきれいにした上で治療するなど、口腔外科で培った技術を生かして複雑な症例にも対応できることは当院の強みです。また、金属素材のメタルコアが原因で破折が起こっている人には、割れにくい素材であるグラスファイバーを活用するなど、柔軟に対応しています。歯を残す治療やセカンドオピニオンを希望される方は、まずは相談にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

接着修復後の意図的再植法/16万5000円~、破折接着修復/前歯14万3000円~・小臼歯15万4000円~・大臼歯16万5000円~

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