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リハビリテーションでQOL維持を
楽しく継続してもらう工夫

こうの整形外科クリニック

(松山市/土橋駅)

最終更新日:2021/10/12

こうの整形外科クリニック リハビリテーションでQOL維持を 楽しく継続してもらう工夫 こうの整形外科クリニック リハビリテーションでQOL維持を 楽しく継続してもらう工夫
  • 保険診療

衰えた身体機能を回復させたり、体の痛みを軽減したりする目的で行われるリハビリテーション。「リハビリはきつい、つらい」というマイナスイメージを持つ人も多いかもしれないが、患者が日常におけるQOLを維持するために、リハビリテーションは大切な役割を持つ。「こうの整形外科クリニック」の河野真介院長は、患者が前向きにリハビリに取り組めるよう、明るい雰囲気づくりを心がけているという。また、より効率的にリハビリを実施するため、超音波検査機器やオープン型MRI、全身用エックス線骨密度測定装置など検査機器の充実も図る。精密なデータに基づき、患者が納得してリハビリを進められるようにも配慮しているそうだ。そんな河野院長に、リハビリテーションを行う意義について語ってもらった。

(取材日2021年3月12日)

大切なのは、患者が納得して前向きにリハビリに取り組むこと。それを支えるのが医師や理学療法士の役割

Qリハビリテーションとは、どんなときに行うものですか?
A
こうの整形外科クリニック 「患者さんに前向きに取り組んでほしい」と話す河野院長

▲「患者さんに前向きに取り組んでほしい」と話す河野院長

リハビリテーションとは、病気や外傷、老化などによって、体を動かすために必要な機能が落ちてしまった人に行うアプローチのことを言います。例えば手術後に運動機能が落ちてしまった場合や、高齢になって筋力が衰え、日常の動作に支障を来している場合、スポーツで体を痛めてしまった場合などにリハビリを行います。それに加えて、今は問題なくても将来体が不自由にならないようにという予防目的でリハビリを行う場合もありますし、腰痛などの症状を繰り返さないための再発防止目的で行うこともあります。

Qリハビリテーションではどのようなことを行いますか?
A
こうの整形外科クリニック 患者の状態に合わせてメニューを組む

▲患者の状態に合わせてメニューを組む

筋肉をつけるための増強訓練や、関節の動く範囲を改善するための訓練、体操などの運動療法です。また温熱療法などの物理療法を行うこともあります。機能回復だけでなく、痛みの軽減を目的としたトレーニングもリハビリの一種です。リハビリの際は、運動機能について専門的に学んだ理学療法士が患者さんをサポートし、より効率的に機能回復を図っていきます。当院の場合は理学療法士が5人在籍しており、医師と連携しながら患者さんそれぞれに合った計画を立てています。リハビリも日々進歩していますから、理学療法士には講習会や勉強会があれば積極的に参加してもらい、技術向上をめざしています。

Qリハビリを効率的に行うため注力されていることは?
A
こうの整形外科クリニック 機器も充実している

▲機器も充実している

患者さんの症状や状態を正確に把握することが求められますから、精度の高い検査を行うことが重要だと考えます。そのため当院では各診察室ごとに超音波検査機器を置いていますし、患者さんの負担感が少ないオープン型MRIも取り入れています。また骨粗しょう症による骨折を予防すべく、全身用エックス線骨密度測定装置を導入し、安心して体を動かしてもらえるように配慮しています。

Qリハビリというと、主に高齢の方が行うイメージですが?
A
こうの整形外科クリニック 理学療法士が在籍し、サポートを行う

▲理学療法士が在籍し、サポートを行う

実のところ若い患者さんも大勢いらっしゃるんですよ。若い人の場合はスポーツ外傷やスポーツ障害の患者さんが多いです。スポーツでけがをしたケースのほか、いわゆる野球肘など、一部の筋肉を使い過ぎることで痛みや障害が生じているケースも多く見られます。そういう場合は、痛みが出ている部分だけを診るのではなく、痛みが出た原因を正確に把握することが大切で、それが再発防止にもつながります。理学療法士の中にはスポーツトレーナーとして活躍している人もいるので、親身になってサポートしてくれますよ。

Qリハビリテーションで大事なことは何でしょうか?
A
こうの整形外科クリニック 広くスペースを取ったリハビリテーションスペース

▲広くスペースを取ったリハビリテーションスペース

続けることです。特に高齢の方は、健康寿命を延ばすために筋力を維持していくことが大切です。そのためには、患者さんご本人がリハビリの必要性について理解し、自ら意欲的に取り組んでもらうことが重要だと思っています。そこで当院でも、リハビリを始める前に今の体の状態について丁寧に説明し、納得して続けてもらうことを重視しています。それから、やはり楽しくなければ続かないと思いますから、通うのが楽しみになるような雰囲気づくりも大事にしています。

ドクターからのメッセージ

河野 真介院長

開院当初は患者さん数名からのスタートでしたが、開院して5年たち「もっと予約を入れたい」と希望される患者さんもいるほど親しんでいただけるようになってきました。近隣にお住まいの方が多いので、待合室が地域の憩いの場のようになっていて、私としてもうれしい限りです。皆さんのご期待に添えるよう、スタッフ体制をさらに充実させて多くの患者さんにより満足していただきたいと考えています。皆さんに前向きにリハビリに取り組んでいただくため、敷居が高くない、通うのが楽しいクリニックでありたいと思っています。お気軽に何でもご相談ください。

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