全国のドクター9,336人の想いを取材
クリニック・病院 158,521件の情報を掲載(2024年5月20日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 世田谷区
  4. 用賀駅
  5. おおたデンタルクリニック用賀
  6. 太田 淳也 院長

太田 淳也 院長の独自取材記事

おおたデンタルクリニック用賀

(世田谷区/用賀駅)

最終更新日:2024/05/14

太田淳也院長 おおたデンタルクリニック用賀 main

田園都市線「用賀」駅から徒歩2分という場所に2024年5月に移転リニューアルした「おおたデンタルクリニック用賀」。院長の太田淳也先生は、東京歯科大学卒業後に慶應義塾大学医学部の歯科・口腔外科教室に入局。日本歯周病学会歯周病専門医の資格を持つほか、口腔外科やインプラント、かぶせ物など、幅広い知識を持つ。クリニックでは、歯周病治療、予防歯科、インプラント治療をはじめ、一般歯科や小児歯科、予防などにも力を入れている。優しい雰囲気が印象的な太田院長に、リニューアルの理由やクリニックの特徴、分院についても聞いた。

(取材日2018年6月19日/情報更新日2024年4月26日)

歯周病やインプラントなど、幅広い歯科の知識を持つ

先生は今までどのようなことを専門的に学ばれてきたのでしょうか?

太田淳也院長 おおたデンタルクリニック用賀1

私が大学生だった頃にインプラントが普及してきたので、学生時代はインプラントの基礎研究で知られる教授のもとで研究していました。大学卒業後は歯科のすべての知識を習得したいと思い、慶應義塾大学医学部の歯科・口腔外科教室に入局しました。ここには、歯周病、口腔外科、かぶせ物、入れ歯などさまざまな分野を専門とする歯科医師がいて、先生に学びながら幅広い歯科の知識を身につけることができました。その中でも、歯科の分野で罹患数が多く、全身疾患とも関係の深い歯周病について専門的に学びたいと考え、歯科医師になって5年目に日本歯周病学会の歯周病専門医の資格を取得しました。また、開業前の3年間は開業医のもとに勤め、インプラントのガイド手術について学びました。ここで数多くのインプラントの症例を診療し、たくさん経験を積ませていただきました。

2024年2月に移転リニューアルされたのですね。また、分院についても教えてください。

ありがたいことに開業から多くの患者さんにご来院いただいており、予約が取れなくなったり、待合室が狭く立ってお待たせてしまったりと、ご不便をおかけしてしまうことが多々ありました。また、スタッフルームを別のビルに借りており、スタッフの休憩や働きやすさなども含めて改善したいと考えていました。そこで、もう少し広い診療室をと思い、今回移転リニューアルに踏み切りました。分院については、患者さんの通いやすさや予約の取りやすさについて模索していたところに近くのショッピングセンターのテナントの話をいただき、分院の開業を決意しました。本院と同じコンセプトで運営できると考えていますので、以前は本院に通っていた患者さんも、分院がより近ければそちらに通っていただけると思います。

クリニックの特徴について教えてください。

太田淳也院長 おおたデンタルクリニック用賀2

当院は「1日でも長く、1本でも多く歯を残すための治療」をモットーとし、歯周病治療、予防歯科、インプラント治療を中心に、小児歯科、矯正治療、口腔外科、審美歯科にも対応しています。特に、インプラント治療や歯周病については専門的に学んだ経験があるため、患者さんの主訴もそこに関連するものが多く、中には遠方から調べてきたという方もいらっしゃいます。近年は、連日にわたってインプラント手術に対応していますね。私の妻は歯科医師で子どもの治療を得意としており、院内にはキッズスペースを設けているため、お子さん連れでもお気軽にご来院いただけたらと思います。また、予防歯科にも力を入れており、患者さんには日ごろから口腔内の予防意識を高く持っていただくようお伝えしています。月に一度、矯正専門の歯科医師を招いて矯正治療を行っているため、矯正に興味のある方はまずはご相談にきていただけたらうれしいです。

さまざまな医療機器を導入し、こだわりの治療を

クリニックで行われている、インプラントのガイド手術について教えてください。

太田淳也院長 おおたデンタルクリニック用賀3

当院のインプラント治療には、ガイドシステムを導入しています。歯科用CTで撮影したデータをもとに、インプラントの埋入場所や埋入角度を導き出し、コンピューター上で手術のシミュレーションを行うことができます。CTとソフトを使ってインプラントを入れるのに適した場所がわかるため、神経や血管を傷つけてしまうような事故のリスクを減らすことができます。インプラントの施術をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

クリニックづくりで工夫している点はありますか?

女性や子どもが気軽に来院できるように、白をベースにした清潔感あるクリニックにしています。各ユニットにはエックス線写真を確認しやすくするため、液晶モニターをつけています。歯周病やインプラント治療のための個室を設けていて、個室にはCT画像とエックス線画像を同時に確認できるよう、液晶モニターを2つ設置しました。CT画像は立体的で見やすく説明がわかりやすいのではないでしょうか。インプラントや歯の根っこの治療、親知らずの抜歯など日ごろから歯科用CTを使用する機会は多いです。また、手術の際は安全性を第一に考えています。生体モニターで血圧など細かくモニタリングしたり、安全面に配慮した機材や照明を導入したりしています。

どのような時に手術を行っていますか?

歯周病やインプラント治療で手術を行っています。歯周病にかかると、だんだん骨がなくなってしまうのですが、ある一定の条件がそろえば、骨を再生させることが期待できます。そのため、当院では骨の再生療法も行っています。また、口腔外科の大がかりな手術が必要な患者さんは、慶應義塾大学医学部の歯科を紹介しています。長年慶應義塾大学にいたので、今でも仲の良い先生が多くいて、日頃から一緒に勉強会を行っています。

技術の研鑽と新しい知識のインプットを欠かさない

日ごろの診療ではどんなことを心がけていますか?

太田淳也院長 おおたデンタルクリニック用賀4

患者さんの希望に沿った治療を行うことが大切であると考えています。治療に関しては、患者さん自身わからないことが多いと思うので、「こんな方法がありますよ」と、いくつか選択肢を提示し、その中から一番良いと思った方法を選んでいただくようにしています。例えば、歯がなくなった場合はインプラント、ブリッジ、入れ歯といった方法があり、それぞれのメリットやデメリット、費用などについて丁寧に説明しています。また、治療でなるべく歯を残せるような選択肢を入れるように心がけています。これまで各分野の専門家から学んできたため、複数の選択肢を提示できることが強みであると思っています。また、初診時には、12枚の口腔内の写真と10枚のエックス線写真を撮影しています。これは、最初にデータを取ることによって、初診時から口腔内がどのように変化しているかを患者さんに把握していただきたいと思っているからです。

今後の展望について教えてください。

歯や歯周病の治療だけでなく、予防のために、地域の皆さまに定期的に通っていただけるクリニックをめざしています。最近はメンテナンスで受診される患者さんが多く、予約が取れなくて皆さまには心苦しい気持ちでいっぱいなのですが、スタッフの勤務時間は変えずに何とか良い方法はないか考えているところです。患者さんにとっても、スタッフにとっても心地良いクリニックだと思っていただけるようにしていきたいです。また、当院は、専門的に学んだインプラントや歯周病だけでなく、一般歯科や小児歯科、口腔外科など幅広く対応しています。日頃から勉強会などに積極的に参加して、新しい知識を身につけ、常に技術の向上を図っているので、ご安心していただけたらと思います。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

太田淳也院長 おおたデンタルクリニック用賀5

虫歯予防に対する意識の高い方は増えてきていますが、歯周病に関してはまだ認知度が低いことを実感しています。歯周病の初期は特に症状が出ないため、症状が出てくる頃には重症化してしまうこともあります。主な症状としては、歯磨きの際に歯茎から出血したり、口臭がするようになります。歯がぐらぐらしてくると、かなり重症化しているので、そうなる前に専門の歯科医師のいる歯科医院に来てほしいですね。歯周病が進んでしまうと、糖尿病、脳血管障害、動脈硬化、メタボリック症候群などにつながりやすくなり、歯だけではなく全身に関わってくると考えられます。また、最近は早産と歯周病の関連が強いといわれているので、妊娠中も歯のケアをしておくことが望ましいです。特に30~40代になると歯周病が増えてくるので、特に症状がなくても、日頃からしっかりとケアしていくことが大切です。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本:22万円(10年保証)、骨の再生療法/5万5000円~、矯正治療/38万5000円~、オールセラミック/13万2000円

Access