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治療・自立支援を目的とした
地域密着のリハビリテーション

医療法人優仁会 かとう整形在宅クリニック

(豊中市/少路駅)

最終更新日:2024/05/13

医療法人優仁会 かとう整形在宅クリニック 治療・自立支援を目的とした 地域密着のリハビリテーション 医療法人優仁会 かとう整形在宅クリニック 治療・自立支援を目的とした 地域密着のリハビリテーション
  • 保険診療

けがや病気からの運動機能の回復、筋力向上をめざして行われる整形外科のリハビリテーション。対象や目的はさまざまに異なるため、いざ必要となった際に近隣で実施している施設がなかなか見つからず、不便さを感じている人も多いに違いない。こうした地域に必要なリハビリの充足に、クリニックを挙げて取り組んでいるのが「かとう整形在宅クリニック」の加藤泰司理事長。開院当初の目標だった在宅医療の普及にとどまらず、現在は広いリハビリスペースを用意し、外来リハビリから通所リハビリ、訪問リハビリまで、幅広い世代への手厚いサポートを実現している。今回はリハビリの要となる理学療法士の藤原正史さんと岡野雅俊さんにも同席してもらい、同院のリハビリの特徴と魅力をじっくりと解説してもらった。

(取材日2024年4月10日)

さまざまな視点で行うリハビリを、患者の状況に合わせてシームレスに提供

Qこちらのリハビリテーションの特徴を教えてください。
A
医療法人優仁会 かとう整形在宅クリニック 地域密着のリハビリ施設がある「かとう整形在宅クリニック」

▲地域密着のリハビリ施設がある「かとう整形在宅クリニック」

【加藤理事長】私たちが行うリハビリの目的は、骨や関節、筋肉、神経といった運動機能の回復を通じ、身体機能や生活動作、スポーツ動作を改善することです。当初は在宅医療専門のクリニックとして訪問リハビリに注力していましたが、誰もが気軽に通える地域密着のリハビリ施設の必要性を強く感じ、2階の全フロアをリハビリスペースとして構えました。現在は経験豊富な理学療法士11人と作業療法士2人が常勤し、小さなお子さんから働き盛り、ご高齢の方まで幅広い層を対象としています。一人ひとりに適したプログラムをチーム一丸となって立案し、患者さんのさまざまな状況変化にシームレスに対応できることが当院のリハビリの最大の特徴です。

Qどのようなケースでリハビリを利用すれば良いのでしょうか?
A
医療法人優仁会 かとう整形在宅クリニック リハビリの特徴と魅力を話す理学療法士の藤原さんと岡野さん

▲リハビリの特徴と魅力を話す理学療法士の藤原さんと岡野さん

【藤原さん】リハビリには医療保険が適用される外来リハビリと介護保険による通所・訪問リハビリがあり、前者はけがの治療や手術後の回復、後者は日常生活の自立支援をそれぞれ目的としています。転んでけがをしたお子さんから肩凝りや腰痛に悩むビジネスパーソン、入院手術や寝たきりで筋力が衰えた方まで対象はさまざまです。また、理想は同じ施設で受けられて、状況に応じて行ったり来たりできること。例えば外来リハビリの期限を終えた方や訪問リハビリを終えた方が通所に切り替える、あるいはその逆のパターンも考えられます。いずれにしてもできる限り短期間での回復をめざしていく姿勢が大切ですね。

Qリハビリでは、具体的にどのようなことを行っていくのですか?
A
医療法人優仁会 かとう整形在宅クリニック 患者一人ひとりに合わせたリハビリを提供

▲患者一人ひとりに合わせたリハビリを提供

【岡野さん】外来リハビリの所要時間は1回20分の運用が基本で、ストレッチや筋トレなどを理学療法士が中心となってマンツーマンで行っています。まずは患者さんの痛みの緩和を目標に動作練習などを行いますが、いきなり動かすのではなく、まずは医師による検査や診断で患者さんの状態をしっかりと評価することからスタートします。また、マシンに頼るのではなく、ご自宅でもできるセルフエクササイズの指導を重視しています。ちなみに私は近隣の学校のスポーツ現場にお邪魔して子どもたちのけがの予防や指導などにあたっています。地域の皆さんが安心して過ごすために専門家として何ができるのか。それを常に念頭に置いて仕事に励んでいます。

Q施術の際に現場で心がけていることは何ですか?
A
医療法人優仁会 かとう整形在宅クリニック 大きな窓が印象的な広々としたリハビリスペース

▲大きな窓が印象的な広々としたリハビリスペース

【藤原さん】医療や介護は人と人との関わりなので、気持ちの部分が非常に大切。まずは積極的にお声がけをして、患者さんの不安を解消するところから始めます。当院の母体である法人の理念は「患者様の声を聴く医療・介護の実践」ですが、心が通じればおのずと達成されるもの。それは私たちにとって大きなやりがいとなっています。 【岡野さん】例えばスポーツでけがをしたお子さんの場合、チームや学校、ご家族など、さまざまな視点によるフォローが絶対に欠かせません。それは、どの年代にも共通して言えると思います。リハビリはマンツーマンで行いますが、1人の患者さんを地域のみんなで支えるという姿勢が何より大切ではないでしょうか。

Qこちらには、さまざまなリハビリスタッフが充実していますね。
A
医療法人優仁会 かとう整形在宅クリニック 患者のさまざまな状況変化にシームレスに対応する

▲患者のさまざまな状況変化にシームレスに対応する

【加藤理事長】当院のリハビリスタッフは病院勤務経験者がほとんどで、地域医療をめざして集まってくれたエキスパートぞろい。骨粗しょう症やフレイル対策の専門家、スポーツチーム帯同経験者などがそれぞれのスキルや個性を発揮し、責任感を持って伸び伸びと働いてくれています。また、今後はけがや病気の予防と健康増進にも力を入れていこうと、診療とも連携したフィットネス施設を併設する計画も進めています。あくまで医療の一環として、地域の皆さんのニーズにどのようにお応えしていくべきか。そうした視点を常に忘れずに、スタッフともども明るく励んでいきたいと考えています。

ドクターからのメッセージ

加藤 泰司理事長

当院のリハビリスペースには大きな窓があり、バルコニーに咲く季節の花を眺めながら有酸素運動に励んでいただけます。壁を向きながらではなく、できるだけ前向きな気持ちで頑張っていただきたいというささやかな思いからですね。リハビリのニーズや多様性が高まりつつある今、治療やリハビリの介入が必要となるもっと前段階から皆さんの健康そのものに寄与していくことも私たちの大切なテーマ。健康づくりから外来・通所リハビリ、在宅医療まで、地域に向けたさらなるトータルサポートをめざします。リハビリをもっと身近なものとして提供していきたいと考えて研鑽を積んでおりますので、当院の今後の活動にどうぞ注目していてください。

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