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見た目も機能も大切にする
緻密な計画に基づいた歯列矯正

ウエノデンタルクリニック

(大阪市淀川区/三国駅)

最終更新日:2021/10/12

ウエノデンタルクリニック 見た目も機能も大切にする 緻密な計画に基づいた歯列矯正 ウエノデンタルクリニック 見た目も機能も大切にする 緻密な計画に基づいた歯列矯正
  • 自由診療

歯並びを整えていくことは、気になる見た目を変えていくだけでなく、機能面でも大きなメリットがあることをご存知だろうか? 大人はもちろん子どもも、できるだけ早期に矯正を開始していくことが望ましいと、「ウエノデンタルクリニック」の上野彰夫(うえの・あきお)院長は言う。とはいえ、矯正を受けようとすると一般に費用がかさみ、期間も長くなる。矯正装置の見た目の印象も手伝って、二の足を踏む人が少なくないのが現状だろう。そこで、矯正の具体的なメリット、さまざまな矯正の方法やそれぞれの特徴、さらに上野先生ならではのこだわりや取り組みについて、実例を交えながら解説してもらった。矯正について理解できれば、歯並びへのアプローチがもっと身近になるかもしれない。

(取材日2021年2月10日)

多様な矯正方法に対応。それぞれの特徴を生かし組み合わせることで、患者に適したプランを提案する

Qどのような矯正方法を取り入れておられますか。
A
ウエノデンタルクリニック 模型を用いて患者それぞれに合ったプランを提案

▲模型を用いて患者それぞれに合ったプランを提案

お子さんと成人の両方の矯正に対応しており、さまざまな矯正方法を取り入れています。どの方法を適用すべきかは、患者さんのお口の中の状況や顎の骨の状態、どのような仕上がりをご希望されるのかを、検査、ヒアリングして決めます。その際にポイントとなるのは、いちばん早く完了するプランをお勧めするということです。どのような矯正方法を採用しても、矯正期間中は少なからず不自由を感じられると思うので、期間は短いほうがいいですよね。また、費用のことが気になるという患者さんも多いので、それぞれの矯正方法や組み合わせた場合の費用を提示しながら、患者さんと話し合ってどの方法を採用するか決定します。

Q子どもの矯正はいつごろから始めるべきでしょう?
A
ウエノデンタルクリニック 院長の上野彰夫先生

▲院長の上野彰夫先生

子どもの犬歯間距離は12歳ほどで最大となるため、通常の小児矯正は6〜10歳頃に開始し、顎の骨の成長を生かして行っていくものが多いです。現代のお子さんは歯が重なって生えることが多く顎の骨を広げ歯が並ぶスペースを確保していきます。さらに、不正咬合が見られるお子さんには顎の骨を広げながら噛み合わせにもアプローチしていきます。一方、6歳前のお子さんで不正咬合が見られる場合、舌を正常な位置に置くよう誘導するプラスチック製プレートを用いることも。こうした矯正をしておくことで、12歳以降に歯並びを改善する矯正が必要な場合に歯を抜くリスクを抑え、睡眠時無呼吸症候群の予防など呼吸機能の改善にもつなげていきます。

Qワイヤー矯正にはどんな特徴がありますか。
A
ウエノデンタルクリニック ワイヤー矯正の模型

▲ワイヤー矯正の模型

ワイヤーを使った矯正とマウスピース型の装置を用いた矯正とでは、矯正の目的や対象となる方が根本的に違います。ワイヤー式の大きな特徴は、歯の移動が大きいケースや埋伏している歯にも対応できるということです。例えば歯並びに問題があるだけでなく、残せない進行した虫歯などがある場合、その歯を抜いてインプラントを入れることが多いです。しかし当院では、親知らずや従来、矯正時に抜歯となる歯を利用してできるだけご自身の歯を使ってならべていくといった矯正を行うこともあります。こうした大がかりな移動は、マウスピース型装置では難しいのが現状です。

Qマウスピース型の装置を用いた矯正についても教えてください。
A
ウエノデンタルクリニック 矯正に用いるマウスピース型装置の模型

▲矯正に用いるマウスピース型装置の模型

マウスピース型の装置を使った矯正のメリットは、緻密な計画が可能な点です。口腔内をスキャンして、そのデータをパソコンに取り込み、ミリ単位で仕上がりをシミュレーションし、仕上がり状態にもっていくためのマウスピース型装置を作製します。例えば、笑った時の上の歯茎の見え方が気になるという患者さんがおられます。こういう場合は、CTや口腔内をスキャンしたデータと組み合わせてコンピューター上でシミュレーションして、左右だけでなく上下の移動にもアプローチさせる計画を立てて、気になる歯茎の見え方を調整していきます。さらに顎の噛み合わさる位置も調整すれば、見た目の印象を変えることも期待できるでしょう。

Q貴院ならではのこだわりがあれば聞かせてください。
A
ウエノデンタルクリニック コンピューターを用いて歯科医師自ら設計を行う

▲コンピューターを用いて歯科医師自ら設計を行う

マウスピース型の装置を用いた矯正では、口腔内をスキャンした患者さんのデータを専門の機関に送ることでマウスピース型装置の作製が可能です。このため、歯科医師が詳細な調整を行わなくても、矯正が行えるんです。しかし当院では、採取したデータや情報をもとにコンピューター上で細かな設計まで行っています。その際には、当院ではCTのデータを取り入れて、かなり細かくシミュレーションを行っています。また、将来的に男女で顎の成長が異なってくることも考慮し、長期的な噛み合わせの改善をめざしています。

ドクターからのメッセージ

上野 彰夫院長

矯正は、機能面でも大きなメリットがあります。睡眠時無呼吸症候群は肥満の成人に多いと思われがちですが、実はお子さんにも増えています。歯並びを整えることで呼吸しやすくなり、睡眠の質が向上すれば、お子さんの成長にもいい影響が考えられます。顎の成長と同時に矯正を始められれば、比較的リーズナブルに行えることもありますので、早めに始められることをお勧めします。一方、大人の場合は、歯周病などのリスクを抑え、生涯にわたって歯を残すために矯正が役立ちます。80歳で20本の歯を残す「8020運動」の達成者の多くは、噛み合わせに問題がない方。矯正について気になることは、どうぞお気軽に相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/3万円〜、拡大床装置(片顎)/6万円~ 、成人矯正40万円~、部分矯正/3万円〜、マウスピース型装置を用いた矯正/30万円〜

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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