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不安や痛みに配慮した
白内障の日帰り手術

はりの眼科

(大阪市東淀川区/淡路駅)

最終更新日:2024/02/09

はりの眼科 不安や痛みに配慮した 白内障の日帰り手術 はりの眼科 不安や痛みに配慮した 白内障の日帰り手術
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白内障の多くは加齢に伴うもので、60代で70〜80%、80歳を超えるとほぼ100%が発症するといわれている。目のレンズの役割をしている水晶体が白く濁る病気で、視力低下や見えにくさに悩まされるだけでなく、視覚情報が不足して認知機能の低下につながるとされている。近年は、濁った水晶体を取り出し、眼内レンズを入れる手術の技術が進化。手軽な日帰り手術でクリアな視界が取り戻すことをめざせるが、不安から受診を決心できない人が少なくない。不安、疑問に答える説明会を開催し、痛みに対してさまざまな配慮を実践するなど、白内障の日帰り手術の普及に努めている「はりの眼科」の張野正誉(はりの・せいよ)院長に、実際の手術の進め方や不安・痛み軽減のための同院の取り組みなどについて聞いた。

(取材日2023年10月12日)

豊富な経験を持つ眼科医だからこそ、安全性に配慮した丁寧な手術を心がける

Q先生は数多くの白内障の手術を経験されています。
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はりの眼科 数多く白内障の手術経験をもつ、専門性の高い「はりの眼科」

▲数多く白内障の手術経験をもつ、専門性の高い「はりの眼科」

白内障の手術は、眼科医が最も早く習熟すべき手術だと考えています。私も眼科医になって2年目くらいから担当するようになり、これまで数多くの患者さんの手術を行ってきました。手軽な日帰りで受けられる手術ですが、やはり合併症などのリスクもあり、そのリスクをできる限り抑えながら手術を行うためには、やはり豊富な経験が必要とされます。手術は短時間で終わらせるのが理想ですが、いくら早く終わっても処置に不備があれば合併症のリスクが高くなるので、常に丁寧な処置を心がけています。

Q眼内レンズには種類があるのですね。
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はりの眼科 患者がわかりやすいようにレンズの種類や見え方など丁寧に説明

▲患者がわかりやすいようにレンズの種類や見え方など丁寧に説明

眼内レンズは単焦点レンズと多焦点レンズに大別できます。単焦点レンズはその名のとおり1ヵ所に焦点が合うレンズで、手元、中間、遠方のいずれかにピントを合わせます。このため、遠方に合わせると手元を見る際に老眼鏡が必要となり、手元に合わせると遠くを見たりする際に眼鏡が必要となります。一方、中間に合わせると、日常生活は眼鏡なしで送ることができる代わりに、車の運転や読書などをする時に眼鏡が必要となります。基本的に患者さんが希望する見え方に合わせてピントを決めますが、手術前の見え方を参考にすると術後も過ごしやすいと思います。

Q多焦点眼内レンズについても教えてください。
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はりの眼科 患者が希望する見え方に合わせたピントを決める

▲患者が希望する見え方に合わせたピントを決める

多焦点レンズは、手元と遠方にピントが合う2焦点レンズ、手元、中間、遠方の3つにピントが合う3焦点レンズが現在の主流です。単焦点レンズとは異なり、複数のポイントでピントが合うので、眼鏡が必要となる場面が少ないのが特徴です。遠近両用眼鏡のように、使い方にコツが必要だったり、使いにくさを感じたりすることはありません。ただし、検査や手術は健康保険が適用されますが、レンズについては保険適用外の選定療養費の扱いとなるため、単焦点レンズよりも費用がかかります。また、複数の距離でピントを合わせる分、1ヵ所で合わせる単焦点レンズよりも、見え方の鮮明さが若干劣るという特徴があります。

Qこちらのクリニックの白内障手術の特徴とは?
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はりの眼科 手術前に疑問や不安にもケアできるようカウンセリングを行う

▲手術前に疑問や不安にもケアできるようカウンセリングを行う

白内障の手術は、急を要するケースがほとんどなく、患者さんが手術を受けるかどうかを検討する時間を確保できるのが特徴です。とはいえ、進行すると手術の難易度が高くなり、手術にかかる時間も少し長くなってしまいます。このため、早めに手術を受けたほうが良いと考えられる方に対しては、疑問や不安を解消していただけるよう白内障手術の説明会を定期的に開催しています。また、手術を希望される方は、ご家族にも同伴いただいて丁寧なカウンセリングを行います。眼内レンズの種類やそれぞれのメリット、デメリット、さらに手術に伴う合併症のリスクなどを、ご家族の方にもきちんと理解していただきたいと考えているからです。

Q手術の痛みが気になる人も多いと思います。
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はりの眼科 小窓から手術の見学が可能。家族も安心して見守ることができる

▲小窓から手術の見学が可能。家族も安心して見守ることができる

点眼薬による麻酔のみで手術を行うクリニックも少なくないのですが、当院の場合はできるだけ痛みを感じないようにするために、多くの場合、注射による麻酔を併用するのが特徴です。注射といっても、注射をされていると感じることはほとんどないのでご安心ください。また、患者さんの緊張が強いと判断した場合は、緊張を和らげるための薬や点滴を使うこともあります。さらに、麻酔の働き方には個人差があるので、手術中に少しでも痛みを感じるという場合は、すぐに追加の麻酔を行います。痛みへの不安は患者さんから手術を遠ざける大きな要因なので、可能な限り痛みを感じることがないように、常に細心の注意を払っています。

ドクターからのメッセージ

張野 正誉院長

白内障による視力低下や見え方の問題があって、日常生活に何らかの不便を感じておられる場合は、白内障の手術を検討されることをお勧めします。現在では医療技術が進歩して、手術そのものも十分安全性に配慮して行っており、痛みを感じることもほとんどありません。また、手術中は手術器具が見えないように強い光を当てています。糖尿病など生活習慣病の持病がある方についても、病気が理由で手術ができないというケースはほぼなく、服用されている薬の種類や全身の健康状態などをしっかり判断してから、丁寧に手術を行います。手術に対して不安や疑問がある場合は説明会も開催していますので、お気軽にご参加いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

多焦点眼内レンズ/25万円~ ※多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は選定療養の対象となり、手術費用の一部が保険適用となります。詳しくはお問い合わせください。

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