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森井 一誠 院長の独自取材記事

伏見リーフ歯科クリニック

(京都市伏見区/伏見桃山駅)

最終更新日:2023/04/14

森井一誠院長 伏見リーフ歯科クリニック main

ここならもっと良い治療を行ってくれるのではないか。そんな期待を寄せられ、歯科へのニーズの高い患者から指名される歯科医院をめざして、日々上質な診療に努める「伏見リーフ歯科クリニック」。インプラント治療やセラミック治療などの自費診療をはじめ、一般歯科治療や小児歯科といった保険診療も広くカバーし、一人ひとりの希望に沿える治療法の提案にクリニック全体で取り組んでいる。院長の森井一誠(もりい・かずしげ)先生は、満足度の高い治療のため、そしてスタッフ各自の成長にもつながるよう院内の情報共有を重視。歯科医院が進むべき方向を明確に定め、患者と正面から向き合おうとする森井院長に、同院の特徴や自費診療の強み、チーム医療における考え方などについて聞いた。

(取材日2023年1月13日)

天然歯を守るため、患者と意識を共有し予防に注力

まず、クリニックの特徴、診療コンセプトについて伺います。

森井一誠院長 伏見リーフ歯科クリニック1

当院では、予防やメンテナンスから、虫歯や歯周病を発症してしまった患者さんの治療、抜歯後の治療まで一貫してフォローしているクリニックです。一般歯科や小児歯科といった保険診療のほか、「ワンランク上の治療を受けたい」「もう少し良い治療がないか」という患者さんのニーズにお応えするため、保険外の治療にも各種対応していますが、「治療ありき」のクリニックではなく、診療の主軸を「予防とメンテナンス」に置いている点が大きな特徴かもしれませんね。歯科診療で最も重要なのは、虫歯や歯周病から「天然の歯をいかに守るか」。その目的に沿って予防とメンテナンスに力を割いています。虫歯治療の目的で来られた方に対しても「天然歯を守る」という方針のもと、精密な治療と継続的なメンテナンスで再治療・再々治療のリスク低減を図ります。

再治療・再々治療のリスクについてお聞かせください。

歯科医院で行われる治療は、治療した歯が再感染した場合に行う再治療・再々治療がとても多いんです。皆さんの中には再発してもまた治療すればいいのでは? とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、治療も歯にとっては大きなダメージとなります。治療を繰り返す度に削っていては、いずれ歯を失ってしまうでしょう。そのような繰り返し治療を回避するには、治療の精度にとことんこだわる必要があります。当院が歯科用CTやマイクロスコープといった先進の機器を備えているのもまさにそのため。ただ、虫歯や再治療を防ぐには、私たちの努力だけでは限界があるので、患者さんにも「自分の歯は自分で守る」という意識を持っていただかなくてはなりません。

予防は患者さんが主体的に寄り組むことが大事なのですね。

森井一誠院長 伏見リーフ歯科クリニック2

治療もそうです。当院は患者さんが何も言わなくても、こちらが推し量って治療を進めるようなことはしていません。自分の症状や希望する治療はご自身の言葉で伝えてほしいと思っています。患者さんの思いがわかれば、私たちはその希望を最大限尊重し、お一人お一人に寄り添って精いっぱいサポートいたします。当院は予約制ですし、診療時間も夜遅くまで開けていません。歯が痛くなった時にすぐ診てくれて、いつ行っても治療が受けられるタイプのクリニックではないかもしれません。ですが、当院を頼りにしてくださって「自分の歯を守りたい、将来を見据えてじっくりお口の健康維持に取り組みたい」と真剣に考えている皆さんとコンセンサスを取りながら、ともに歩んでいけたらなと思っています。それが結果的に地域医療への貢献につながればうれしい限りです。

保険診療と自費診療、「適材適所」を見極める目

こちらでは保険診療から自費診療まで、幅広く提供していらっしゃいますね。

森井一誠院長 伏見リーフ歯科クリニック3

はい。インプラント治療やマイクロスコープを用いた精密治療を得意としていることからどうしても自費診療がクローズアップされがちですが、虫歯や歯周病の治療を行う一般歯科、小児歯科などの保険診療で来られている患者さんも大勢いらっしゃいます。当院では「天然の歯を守る」ことを大きな目的としていますが、そのために不可欠な予防とメンテナンスの重要性をお伝えするには、保険から自費まで扱う間口の広いクリニックであるべきだと考えます。それに、自費の診療がどんな場合でもベストな選択かというと、そうとも言い切れません。症状や患者さんの状況によっては保険診療が適切なこともある。大切なのは、使う材質を適材適所で利用することだと考えています。

場合によっては保険診療が適しているケースもあるのですか?

例えば、保険診療の銀歯は、審美性でいうと自費のセラミックより劣るものの、一方で、強い咬合力に耐えられるという長所があります。また、保険の入れ歯をお使いの方でしたら、金属のバネが目立ちにくい銀歯をお勧めすることも。入れ歯の場合も、初めて入れ歯を作る方には自費ではなく保険の入れ歯をご提案しています。自費の入れ歯はお口にフィットしやすいのが特徴ですが、お口にとって異物であることには変わりなく、どんなに小さく薄く作製しても違和感がゼロになるわけではありません。なので、初めて入れ歯をお使いになる方は、まず保険の入れ歯から始めていただきます。「なんでもすべて自費」ではなく、その方のお口の状態や状況に応じて柔軟な治療を行っています。

診療で心がけていることは何ですか?

森井一誠院長 伏見リーフ歯科クリニック4

患者さんのご希望を具体的にお聞きし、そのご希望をかなえられるよう全力を尽くすことです。「治療内容の決定権は患者さんにあり、こちら側はあくまでご提案する立場」という認識のもとで複数の治療プランをご提示し、最終的にお選びいただいています。また、当院では患者さんの歯に対する健康意識や治療へのモチベーションを高めるべく、啓発や丁寧なご説明に日々努めています。そして治療中も毎回気になることはないか必ずお聞きしていますので、言いにくい内容であっても疑問やご希望は遠慮なくお伝えください。ただし、医学的な観点からデメリットのほうが多いと判断したご要望は、たいへん心苦しいですがお断りさせていただいています。

患者の信頼に応えるため、チーム間での情報共有を徹底

すべてのスタッフが連携するチーム医療を重視されているそうですね。

森井一誠院長 伏見リーフ歯科クリニック5

開業時から、治療の精度と患者さんの満足度を上げるには、自分だけでなく複数の歯科医師の視点を持ち合わせて診療する必要があると考えていました。当初からチーム医療の構想を描き、歯科医師をはじめ、歯科衛生士、助手、受付、すべてのスタッフがプロフェッショナルとして歯科医療を提供する歯科医院をめざしていたので、クリニック名には自分の名前を入れなかったんです。私としては、自分のクリニックというよりも、働くみんな、そして通ってくださる患者さんのクリニックという意識です。チーム医療の強みは、意見交換を通して切磋琢磨できることですね。院内で歯科医師・スタッフ同士の症例検討を行えますし、常に誰かが第三者目線を持ち合わせている環境は確実に成長につながりますから。

チーム医療を行う上で、先生が気をつけていることは何ですか?

情報の共有です。チーム医療によって治療の質を底上げできても、歯科医師個人で治療を完結していては、その患者さんの治療内容はほかのメンバーにはわかりません。それに「前回診てくれた先生と今回の先生とで言っていることが違う」というように、歯科医師によって発言が食い違うと、せっかく得られた患者さんからの信頼を失ってしまいます。そのため当院では、歯科医師間だけでなく全職種間での共有を徹底しています。今後も「チーム医療」をキーワードに、常にベストといえる治療の提案・実施にみんなで取り組み、地域に貢献していきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

森井一誠院長 伏見リーフ歯科クリニック6

歯は一生もので、永久歯が抜けてしまったら二度と生え替わってくれません。歯以外にお金をかけている方も多くいらっしゃいますが、私は歯科医師として、ぜひ歯も同じくらい大事にしてほしいと思っています。人間の平均寿命はどんどん延びているものの、健康的においしいものを食べられる期間は、人によっては意外と短い場合もあります。その期間を延ばせるか否かは、ご本人の努力や意識次第です。失った歯は治療では取り戻せませんので、まずはいかに歯を削らないようにできるかを考えること。そして削らざるを得ない場合は、いかに再び削らないようにするかを本気で考えていただきたいですね。加えて、当院でなくても構いませんので、とにかく信頼できる歯科医院をなるべく早い段階で見つけ、予防を始めることをお勧めします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正歯科/33万円~、インプラント治療(1歯)/33万円~、セラミック治療/6万円~

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