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平島 将臣 理事長の独自取材記事

臣歯科診療所

(熊本市中央区/味噌天神前駅)

最終更新日:2023/02/20

平島将臣理事長 臣歯科診療所 main

熊本市中央区大江にある「臣歯科診療所(おみしかしんりょうしょ)」。図書館や学校が多く集まる文教エリアに位置し、味噌天神前駅からも徒歩7分ほどでアクセスできる。アートギャラリーのような外観が特徴的な建物は、建築家に憧れていたという理事長の平島将臣先生自らがデザインしたそう。中に入るとコンクリート打ちっぱなしの洗練された空間が広がり、天井も高く開放的な雰囲気。患者はもちろん、そこで働くスタッフもリラックスしていい仕事ができるようにと居心地の良さにもこだわった設計だ。開業から10年を迎え、2022年秋には法人化して新たなスタートを切った臣歯科診療所。おしゃれな眼鏡とひげがトレードマークの平島先生に、診療所のコンセプトや歯科医療に対する熱い想いを聞いた。

(取材日2022年9月3日)

理想の歯科医療を追求するため熊本で診療所を開業

まずは開業に至るまでの道のりを教えてください。

平島将臣理事長 臣歯科診療所1

私は地元・熊本の高校を卒業して、福岡県にある福岡歯科大学に入学しました。病院実習の時に入れ歯やかぶせ物、インプラントといった補綴(ほてつ)治療がご専門の先生と出会い、「失ったものを補う治療」というものに感銘を受け、大学卒業後は同大学の「咬合修復学講座」に入局。補綴物の製作はもちろん、噛み合わせについても深く学びました。研修医時代はとにかく早く技術を身につけたくて、ほぼ休みなく働きましたね。その後、熊本の歯科医院に就職して虫歯治療から矯正、インプラントまで幅広く対応しながら勤務医として経験を積みました。勤務医を続けるという選択肢もありましたが、次第にもっと自分の理想とする治療を提供したいという想いが強くなり、生まれ育った大江で開業することを決めました。

2012年に開業されたそうですが、すごくすてきな建物ですね。

ありがとうございます。実はこの診療所のデザインは自分で考えたんです。もともと建築家への憧れがあり、デザインにも興味があったので自分でやってみようと。手描きで図面を描き起こして、それをもとにプロの建築士の方に細部も詰めてもらって、ほぼイメージどおりに完成させることができました。診療室はリラックスして治療が受けられるようにと、天井を高くして開放感ある空間づくりを意識しました。治療する自分もいい仕事ができるように、居心地の良さにはこだわりましたね。院内はもちろん、駐車スペースから入り口まで段差のないバリアフリー設計なので、車いすの方やベビーカーでも安心してお越しいただけると思います。患者さんからも「おしゃれな建物だね」と言っていただけて好評です。

設備のこだわりについても教えてください。

平島将臣理事長 臣歯科診療所2

この診療所でできないことはないという環境にしたかったので、医療機器の拡充には力を入れてきました。3Dスキャナーも新・旧4台備えていて、口腔内を3Dで撮影することで入れ歯やかぶせ物を作る際のデータになるほか、矯正においても精密な診断・治療につなげることができます。また、歯型のデータをコンピューター処理して、かぶせ物や詰め物などを作り出す歯科用CAD/CAMミリングマシンも早くから導入しています。もちろん衛生面・安全面にも配慮し、ヨーロッパ基準をクリアした「クラスB」の滅菌器を使用。どんどん新しい医療機器を導入していくことで、日々進化する歯科医療において常に高い水準の治療を患者さんに提供したいと考えています。

各分野に特化した歯科医師4人体制。歯科技工所も併設

こちらの診療所ではどんな診療に対応していますか?

平島将臣理事長 臣歯科診療所3

虫歯や歯周病の治療、小児歯科、矯正、入れ歯(義歯)の製作、口腔外科、インプラントまで幅広く対応しています。歯科医師は常勤で私を含めて4人。矯正やインプラント、口腔外科手術などを中心に対応する私のほかに、虫歯や根管治療が得意な先生など、各分野を網羅できるように歯科医師をそろえています。専門外だからできない、専門外だからレベルの低い治療になるというのは言い訳にできません。すべてにおいて高いレベルで治療を提供できる体制をめざしています。そのほか歯科衛生士や受付スタッフなども含めると総勢18人ほどのチームになりますね。来院される方の年齢層も幅広く、古くから近隣にお住まいの高齢の方から、お子さん連れのファミリー層までさまざまな年代の方に通っていただいています。勤務医時代に診ていた患者さんが、わざわざ私を探して来てくださることもあり、10年来の長いお付き合いの患者さんもいます。

先生が特に力を入れている治療は何ですか?

咬合修復学を専門に学んできましたので、審美歯科やインプラント、矯正治療については特に力を入れています。これらの治療では噛み合わせが重要になってきます。噛み合わせに問題があると、口周りの筋肉が緊張し、顎や首筋、肩など全身のバランスにも影響していきます。補綴治療を行ってそれで終わりではなく、噛んだ際に強度を保てるか、口腔内をトータルに診ながら噛み合わせを考えていく必要があります。こうした点は建築の強度計算とも通ずる部分があるかもしれません。また、難しいことほど燃える性分なので、他院で難しいと断られたケースがあると、自分が治してあげたいとメラメラ燃えてきます。セカンドオピニオンもぜひお任せください。一緒に治療の可能性を探っていけたらと思います。

歯科技工室を併設されていると伺いました。

平島将臣理事長 臣歯科診療所4

はい。診療所の2階に、入れ歯やかぶせ物などを作製する歯科技工室を併設しています。併設することで歯科医師と歯科技工士の連携が密にできるので、質の高いものがめざせるというメリットがあります。こんなふうに作ってほしいという歯科医師の細かい要望を、阿吽(あうん)の呼吸で理解してくれるのでとてもスムーズに進められます。細かい調整などもしやすいですし、その結果、患者さんにも精密な補綴物を提供できています。

自分の家族に受けてほしいと思える医療を提供

診療所の理念やコンセプトを教えてください。

平島将臣理事長 臣歯科診療所5

「すべての患者さんを家族のように考える」が当診療所の方針です。自分の家族に受けさせたいと思う治療をすることを一番に考えて、精度の高い治療はもちろん、家族と接するように患者さんと向き合うことを大切にしています。なるべく痛みの少ない治療を心がけていますが、痛いのに頑張ってしまったり、無理をしてしまう患者さんもいるので、治療にあたっては患者さんのペースに合わせることを意識しながら、声かけや説明の時間をしっかりとるようにしています。この方針はスタッフ全員と共有していて、とにかく患者さんの本音を引き出すために仲良くなってほしいと伝えています。患者さんが話しやすい診療所の雰囲気づくりやコミュニケーション、何より笑顔の多い診療所をめざして日々の診療にあたっています。

先生が理想とする歯科医師像を教えてください。

もともと私が歯科医師をめざしたのは、医師が多い家系に生まれたことがきっかけでした。子どもの頃から家族や親戚に医療で助けてもらったという経験があったんですが、歯科医師がいなかったので、それじゃあこれからは自分が歯科医師になってみんなの役に立とうと決心したんです。いざ歯科医師になって、技術が向上していくことや新しい知識を得ることはすごく楽しいと感じます。しかし、独りよがりな治療は良い治療とは言えません。プロとして結果を出すという「プロ意識」を根底に、一人の人間として患者さんとの信頼関係を築けることが理想の歯科医師ではないかと考えます。

最後に読者へメッセージをお願いします。

平島将臣理事長 臣歯科診療所6

当診療所では、「自分の家族に受けてもらいたい治療」「自分の家族にするような接遇」をスタッフ全員が意識して仕事にあたっています。治療では、いきなり抜いたり削ったりはしません。「そんなつもりはなかった」ということがないように、しっかりと説明の時間をとり、治療プランの選択肢を提示して、納得していただいてから治療を開始します。2022年で10年目を迎えた当診療所は、これからの20年に向けてより一層スタッフ教育や診療所としてのシステム構築にも力を入れていく予定です。より患者さんに満足していただける診療所をつくり、地域の皆さんのお口の健康をサポートしていきたいと考えていますので、何かお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正/77万円~、インプラント治療/33万円~、オールセラミック/6万6000円~

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