全国のドクター9,343人の想いを取材
クリニック・病院 158,554件の情報を掲載(2024年6月15日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市浪速区
  4. 難波駅
  5. なんばふみもとクリニック
  6. 患者の痛みや不安に寄り添った 眼瞼下垂症手術について

患者の痛みや不安に寄り添った
眼瞼下垂症手術について

なんばふみもとクリニック

(大阪市浪速区/難波駅)

最終更新日:2024/02/14

なんばふみもとクリニック 患者の痛みや不安に寄り添った  眼瞼下垂症手術について なんばふみもとクリニック 患者の痛みや不安に寄り添った  眼瞼下垂症手術について
  • 保険診療
  • 自由診療

加齢によりまぶたが下がり、視野が狭くなってしまう眼瞼下垂症。見えづらさはもちろん、無理に目を見開き顎を上げて見ることで、目が疲れやすくなったり、頭痛や肩凝りを引き起こしたりするほか、目つきが悪く見える、額にしわが寄るといった印象面への影響も大きい。眼瞼下垂症は日帰りで手術を受けられるようになってきているが、手術となると痛みや費用面での不安を感じることも多いだろう。そこで今回、取材に訪れたのは大阪の難波駅近くにある「なんばふみもとクリニック」。眼瞼下垂症手術の執刀経験を多く持つ文元裕道院長に、眼瞼下垂症の症状や具体的な手術の内容などについて、詳しく話を聞いた。

(取材日2024年1月16日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q眼瞼下垂症とはどのような病気ですか?
A

眼瞼下垂症は、まぶたが重たい、目が開けづらいといった症状が特徴です。主な原因は加齢によるものですが、ハードコンタクトレンズを長期に使用していることや、アレルギー症状で目をよくこすることも、原因の一つといわれています。いずれもまぶたの皮膚がたるんで下がることによって、目が開きづらくなり視野が狭くなります。目を見開こうとして眉毛を上げることによって、額に力が入ってしわができやすくなったり、顎を上げて見るために肩凝りや頭痛の原因になったりすることもあります。自然に治ることはありませんので、症状が進行すれば手術を検討します。当院に眼瞼下垂症手術を希望し来院されるのは、50代~70代の方がほとんどです。

Q自由診療になるのでしょうか。
A

眼瞼下垂症の手術は自由診療というイメージをお持ちの人も多いと思います。しかし、眼瞼下垂症は加齢による見えづらさや、肩凝り・頭痛といった体の不調にもつながる病気です。そのため基本的には健康保険が適用になります。当院では両目の手術を一度に行うことを基本としています。たるんだまぶたを引き上げる目的で行うという手術の性質上、術後のまぶたの仕上がりについては患者さんご本人ときちんとご相談します。もともと二重の方だと大きな問題はありませんが、一重の方は見た目の印象が大きく変わることに抵抗があるケースも。そこで当院では相談をしてなるべく自然な仕上がりになるように配慮します。

Q手術に痛みがないか不安です。
A

手術はまぶたに局所麻酔を使って行います。また局所麻酔自体も細い針で優しく入れていくことに配慮していますのでご安心ください。どうしても強い緊張感がある方や、目の上で私たちがゴソゴソとしていることが気になる方は、イヤホンをつけて好きな音楽を聞いて気を紛らわせてもらっても問題ありません。手術時間は1時間半から2時間程度。日帰り手術ですので、入院の必要もありません。術後の痛みに関してもそれほど心配する必要はありませんが、痛みを強く感じる方は処方する鎮痛剤を用いてコントロールを図ります。今、迷っている人は一度受診し、手術についての説明を聞いてご検討ください。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診
なんばふみもとクリニック 問診

問診票をもとに、いつぐらいからまぶたが重たくなってきたか、どれぐらい重たさがあるか、肩凝りといった困った症状はないかなどについて医師が詳しく問診。また、手足の筋力が低下する筋無力症など、他の病気が原因でまぶたが下がっている場合は、手術の成果が見込めないため、全身の健康状態の確認が必要となる。その他既往歴や服薬状況などもきちんと伝えよう。

2検査・手術説明
なんばふみもとクリニック 検査・手術説明

普通に目を開けた時に、まぶたが黒目にどれぐらいかかっているかを検査。眼瞼下垂症と診断され手術適応となれば、手術について詳しい説明が行われる。目標とする術後のまぶたの仕上がりは、医師と患者で相談の上決定する。また、手術の成果が期待できる期間は個人差があり、さらなる加齢に伴いまぶたが下がってくる場合、追加手術が必要となることも医師より説明がある。「わからないこと、不安なことは何でも相談を」と文元院長。

3手術
なんばふみもとクリニック 手術

局所麻酔後に手術となる。所要時間は両目で1時間半から2時間程度。手術前の大きな制限はなく、リラックスを心がける程度。手術後は1時間程度クリニックで休んだ後帰宅。術後はコンタクトレンズを使用できないため、必要であれば眼鏡を準備しよう。また術後はまぶたが腫れて見づらくなるため、車や自転車の運転は不可。公共交通機関を利用しよう。腫れを隠すのであれば帽子やサングラスなどを用意しておくといい。

4術後の診察と抜糸
なんばふみもとクリニック 術後の診察と抜糸

手術後は、アイシングが腫れを抑えるための大切なポイントとなるため、帰宅後も冷やしておくこと。当日は体を温めすぎると腫れがひどくなるため入浴は不可で、軽めのシャワーは可能。翌日から洗顔や洗髪が可能となる。コンタクトレンズは2~3日後から装着OK。手術の2~3日後に診察を受け、傷口の状態などをチェックしてもらおう。抜糸は基本的には6日後となる。アイメイクは抜糸までは控えよう。

5定期的な受診による経過観察
なんばふみもとクリニック 定期的な受診による経過観察

順調な経過をたどれば、抜糸の後3~4週間後に経過観察が行われる。目を開けやすくする目的で手術をすることは、逆に言えば目が閉じにくくなることにもつながるため、目の乾燥といったトラブルにも注意が必要だ。不調があれば相談しよう。さらに1ヵ月後に受診。2~3ヵ月をかけて腫れが収まり、引っ張られるような違和感も和らいでくる。最終的にめざすゴールは、自然な見た目に落ち着き、まぶたがスムーズに動くことだ。

ドクターからのメッセージ

文元 裕道院長

眼瞼下垂症は、加齢によりまぶたが下がってくることがほとんどです。長生きをしていれば誰もがなる病気ともいえるでしょう。手術に関して不安を感じる方も多いとは思いますが、当院では痛みへの配慮はもちろん、患者さんのご要望をきちんとお聞きしてご納得を得ながら治療方針を決めていくことも大切にしています。当院はご相談のみでも受けつけておりますので、まぶたの重たさ、見えづらさが気になっている方、ご自身が眼瞼下垂症かどうか気になっている方、手術に対して痛みなどの不安がある方など、気軽にお声をかけていただければと思います。

文元 裕道院長 なんばふみもとクリニック

自由診療費用の目安

自由診療とは

眼瞼下垂症手術/2万2000円~

Access