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戦略的なインプラント治療で
予防から機能回復までをカバー

てらもと歯科医院

(名古屋市東区/尼ヶ坂駅)

最終更新日:2021/10/12

てらもと歯科医院 戦略的なインプラント治療で 予防から機能回復までをカバー てらもと歯科医院 戦略的なインプラント治療で 予防から機能回復までをカバー
  • 自由診療

インプラント治療に積極的に取り組む「てらもと歯科医院」。寺本清峰院長いわく同院のインプラント治療には、患者の口腔状態の段階に応じた3つの目的があるという。1つ目は、周りの歯への悪影響を防ぐための予防的側面、2つ目は悪くなった歯の機能回復、そして最後が、入れ歯や歯のない状態を起因とする日常生活の煩わしさからの開放だ。寺本院長は、失った歯を補う方法にはブリッジや入れ歯もあるが、それらにはないメリットがインプラントにはあり、その特性を最大限に生かすことで、患者が将来にわたってしっかりと噛める健康な歯を維持することにつながると考えて治療を行っている。寺本院長が考えるインプラント治療を行う意義や、治療方針について詳しく解説してもらった。

(取材日2021年9月27日)

口腔内の状態によってインプラント治療の目的は3段階に。各段階の考え方を事前に理解しておこう

Q院長が考えるインプラント治療の良さはどんなところでしょうか?
A
てらもと歯科医院 しっかり噛める環境をつくるための選択肢にインプラントがある

▲しっかり噛める環境をつくるための選択肢にインプラントがある

歯を失った時に、ほかの歯を傷つけずに治療ができることです。失った歯を補う治療にはブリッジや入れ歯もありますが、ブリッジは、本体を支える土台をつくるために両隣の歯を削らなければならず、入れ歯も固定用の金具が歯を圧迫し負担をかけてしまいます。そもそも私たちの歯はエナメル質・象牙質・歯髄の三重構造でサファイア並みの硬度を持ち、虫歯菌が出す酸にも強い非常に優れた物質です。それを削ったり負担をかけたりすることは、虫歯リスクを増やし、将来的には歯の寿命を縮めることにつながりかねません。その点、歯茎に人工歯根を埋め込むインプラントは構造的に自然の歯と近く、ほかの歯に負担をかけず単体で機能するのが特徴です。

Qこちらでは、口腔内の状態によって治療目的が変わるそうですね。
A
てらもと歯科医院 数多くの患者の口腔環境を診てきた院長

▲数多くの患者の口腔環境を診てきた院長

はい。当院では患者さんのお口の状態、症状の進行度を3段階に分け、各段階の目的ごとにインプラント治療を提供しています。まず1つ目が、予防的な目的で行うインプラント治療です。そして2つ目は機能回復を目的としたインプラント治療。そして3つ目が日常生活の煩わしさからの開放を目的としたインプラント治療です。

Qではまず、予防的側面を持つインプラント治療について伺います。
A
てらもと歯科医院 他の歯に負担をかけない、悪化させない目的がある

▲他の歯に負担をかけない、悪化させない目的がある

予防的側面を持つインプラント治療は、例えば、虫歯の治療で神経を取った歯が1本あるけれど、それ以外の歯は健康で、口腔内全体で見れば比較的状態の良い方を対象とします。神経を抜いた歯は痛みを感じないため、虫歯が再発しても気づけず、隣の歯からいずれはお口全体に虫歯が広がるリスクがあります。また、歯は上下で一対となって噛み合うため、上の歯が1本虫歯になったら、対する下の歯は噛む機能を発揮できませんし、少ない歯で支えることになり、ほかの歯にかかる負担が増えてしまいます。そこで、悪い影響が出ないうちにインプラントに替えて噛む機能を補い、口腔内の環境をこれ以上悪化させないのが「予防的なインプラント」です。

Q機能回復のためのインプラント治療について教えてください。
A
てらもと歯科医院 治療をする前には事前に口腔環境をしっかり検査をする

▲治療をする前には事前に口腔環境をしっかり検査をする

最も多いケースが、2つ目の「機能回復」を主たる目的としたインプラント治療です。虫歯や歯周病で抜歯せざるを得ない方や、ブリッジや部分入れ歯を入れたけれど、よく噛めない、違和感があるという方に対し、噛める状態をつくることを目的に行うものです。治療の際は咬合調整も行いますが、お口の広い範囲で咬合に問題がある場合は、噛み合わせ治療と並行する場合もあります。インプラント治療は、モグラたたきのように悪くなった歯を次々にインプラントに替えればいいわけではなく、全体の咬合バランス、口腔環境、現時点での虫歯や歯周病のリスクを包括的に考え、戦略的に行っていかなくては最終的な機能回復につなげることはできません。

Q最後の、日常生活向上を目的に行うインプラント治療とは?
A
てらもと歯科医院 入れ歯を併用しながらインプラントを埋入するケースもある

▲入れ歯を併用しながらインプラントを埋入するケースもある

3つ目は、現在総入れ歯の方、もしくはほとんどの歯を失い、入れ歯かインプラントかいずれかを選択せざるを得ない方を対象としたインプラント治療です。前述の2つよりも高齢の方が多く、合わない入れ歯を使う煩わしさや、噛めない不便さからの解放、患者さんのQOL向上を目的としています。ただ、治療に取りかかる前に、なぜそのような歯の状態になったのか根本原因を探ることが重要です。治療では、下の歯をインプラント、上は総入れ歯といったように、入れ歯を併用する方法にも対応しています。密着性に優れた入れ歯を作り、そこに噛み合わせが合うように高さを調節しながらインプラントを埋め込むことによって噛む力の回復をめざします。

ドクターからのメッセージ

寺本 清峰院長

歯茎に人工歯根を埋め込み、その上に人工の白い歯冠を装着するインプラント治療は、支えや土台の歯を必要とする入れ歯やブリッジと違い、構造的も自立しているため、周りの歯に負担をかけることなく噛む機能の回復が期待できる治療法です。ただ、ほかの治療と同様、長所もあれば短所もあり、高額な治療費や、外科手術を理由にためらわれる方もいらっしゃるでしょう。当院では、歯を悪くした根本原因の解決を図りつつ、安全性を重視して通常のエックス線や歯科用CT撮影のほか、将来の健康とQOLの向上を見据えたインプラント治療を提供しています。一人ひとりの患者さんの症状やお悩みに沿った治療を行いますのでぜひお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本40万円~、検査/2万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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