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失った歯を補い、残存歯を守る
インプラント治療のメリット

デンタルクリニックツジ

(芦屋市/芦屋駅)

最終更新日:2021/10/12

デンタルクリニックツジ 失った歯を補い、残存歯を守る インプラント治療のメリット デンタルクリニックツジ 失った歯を補い、残存歯を守る インプラント治療のメリット
  • 自由診療

虫歯や歯周病などで失った歯を補う治療法には、ブリッジや入れ歯、インプラント治療があり、それぞれメリットや注意点があるが、ことインプラント治療に対しては痛みや腫れを不安に思う人は少なくない。「インプラントは失った歯を補うことはもちろん、残った歯を守るためにも適した治療です」と語るのは、インプラント治療に力を入れる「デンタルクリニックツジ」の辻博之院長。手間を惜しまず根本からきっちり治す診療をモットーに掲げ、これまで数多くのインプラント手術に携わってきた辻先生に、インプラント治療のメリットや、同院で行う治療について詳しく解説してもらった。

(取材日2020年12月17日)

単体で歯を作り、歯を失う連鎖を食い止めるインプラント。先進の治療技術で痛みや腫れなど患者の負担を軽減

Qインプラント治療とはどのようなものですか?
A
デンタルクリニックツジ インプラント治療について説明する辻先生

▲インプラント治療について説明する辻先生

インプラント治療とは、虫歯や歯周病が進行するなどして、歯を失ってしまった際に、欠損部を補うために採用する治療方法の一つです。歯根の役割を果たす金属製の人工歯根を顎の骨の中へ埋め込み、人工歯とインプラント本体をつなぐ土台を建て、そして土台に補綴物である人工歯をかぶせます。人工歯根は人体との親和性が高く、骨と結合する性質があるチタン製です。歯を失い十分に食べ物を噛みつぶせなくなると、胃や腸の消化器官に負担がかかり、さまざまな病気を引き起こしてしまいます。このように、歯は体全体と密接に関わっています。インプラントにより失われた歯を補うことは、健康を支えるためにも意味のあることだと感じています。

Qこちらではどのようにインプラント治療を行っていますか?
A
デンタルクリニックツジ 治療を行う院内

▲治療を行う院内

まず歯科用CTによる検査を行い、安全にインプラントを埋め込める場所や角度をシミュレーションした後に、一次手術へと進みます。オペ自体の長さは歯1本に対して30~40分ぐらいでしょうか。歯茎を切開し、顎の骨の中に埋め込み、歯茎を縫い合わせます。事前に歯科用CTで検査して事前に骨がどのような状態か把握しているため、大きく切開することはありません。痛みや腫れが少ないため、手術の翌日から痛み止めを飲まないで済む患者さんのほうが多いんですよ。その後、個人差はありますが、約4~10ヵ月後をめどに二次手術を行い、インプラントの上に土台を装着。その約2週間後に歯の人工歯をかぶせる流れとなります。

Qインプラントのメリットは?
A
デンタルクリニックツジ 模型を使いながら丁寧に説明してもらえる

▲模型を使いながら丁寧に説明してもらえる

何といっても「残存歯を長持ちさせられること」です。歯を補う方法としては、ほかにブリッジや入れ歯があります。ブリッジは失った歯の両隣を土台にして、橋をかけるように人工歯を装着する治療。健康な歯を削ることは、それだけで大きな損失とも言えますし、さらに噛んだ時に通常なら3本で受け止める力を2本の歯で受け止めることになるため、両隣の歯に負担がかかってしまいます。また入れ歯は、周りの歯にバネを引っ掛けて固定するので、噛む動きに伴ってバネを掛けられた歯が揺さぶられ、徐々に劣化して弱ってしまう可能性があります。その点インプラントは、ほかの歯への負担は増えないので、結果的に残存歯を守ることができるのです。

Qインプラントのデメリットは何ですか?
A
デンタルクリニックツジ マイクロスコープも完備している

▲マイクロスコープも完備している

天然の歯には歯根膜といわれる薄いクッション部があり、噛むことに伴う顎の骨や歯にかかる負担を自然と軽減する役割を果たしています。ところが、インプラントにはこの歯根膜がないため、噛み合わせの問題や食いしばりの癖がある場合は、顎の骨やインプラントにダイレクトに負担がかかり、後々トラブルの原因になってしまうことがあります。さらに、歯根膜には歯周ポケットに侵入した細菌を吐き出す機能がありますが、インプラントはそれがありません。インプラントは歯垢がつきにくいセラミック製なので虫歯になる心配はありませんが、その一方で歯周病には気をつけないといけません。

Qインプラント手術後はどのようなケアが必要でしょうか?
A
デンタルクリニックツジ 3ヵ月に1回の定期検診が必要

▲3ヵ月に1回の定期検診が必要

治療後は、3ヵ月に1度を目安に定期検診と口内清掃を受けていただきます。プロによるクリーニングと正しい毎日のブラッシングで歯周病を予防しなければなりません。またインプラント治療を行う方には、就寝時にマウスガードを装着することも合わせてお願いしています。睡眠中の歯ぎしりや食いしばりは、実はほとんどの方が気づかずにやっているもの。起きている状態で、ギリギリと音が出るほど食いしばることはなかなかできませんが、寝ている間は音が出るほど相当な力で噛んでいるということになります。その力でインプラントが破損してしまうこともあるので、インプラントを保護するためにも就寝時用マウスガードの装着は欠かせません。

ドクターからのメッセージ

辻 博之院長

「食事をする楽しみ」「人と話す楽しみ」は、人生の中でも重要な部分であると思っています。加齢とともに歯を失うと、食べることも、人と会話することも憂鬱になってしまいます。ですから、残りの人生をより良いものにするためにも、インプラント治療をすることはとても価値があることだと思います。インプラント手術に対して「怖い」「痛そう」というイメージを持っている方も多いと思いますが、今はインプラントのサイズもだんだん小さくなってきていますし、治療技術の進歩で、痛みや腫れも軽減できるようにもなっています。インプラント治療に関心のある方はぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/1本35万円~

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