全国のドクター9,335人の想いを取材
クリニック・病院 158,511件の情報を掲載(2024年5月16日現在)

  1. TOP
  2. 広島県
  3. 広島市安佐南区
  4. 下祇園駅
  5. やまさき歯科
  6. 山崎 昭英 院長

山崎 昭英 院長の独自取材記事

やまさき歯科

(広島市安佐南区/下祇園駅)

最終更新日:2024/03/07

山崎昭英院長 やまさき歯科 main

JR可部線の下祇園駅から徒歩10分。大型ショッピングモールや学校、役所などがそろい、高齢者やファミリーを中心に多くの人が住まうエリアにある「やまさき歯科」。2006年の開業以来、幅広い年齢層の地元住民に親しまれている。山崎昭英院長は「つらい歯の痛みに素早く対応できる町の歯医者さん」をめざし、一般歯科を軸にした診療を行っている。患者に親身に接する姿勢をスタッフ全員で徹底しているほか、同じ医療モール内のクリニックとの連携や保護者同伴の小児診療など、患者へのこまやかな配慮にこだわるクリニックだ。そんな患者への心配りは、開業までの多岐にわたる経験から生まれたものと話す山崎院長に、これまでの経緯や患者に対する思い、将来の展望などを聞いた。

(取材日2024年2月15日)

紆余曲折を経てたどり着いた歯科医師の道にまい進

歯科医師を志したきっかけを教えてください。

山崎昭英院長 やまさき歯科1

高校3年生の時、親族が自宅で急に倒れ、皆で人工呼吸などを試みましたが間に合いませんでした。その後、同じ時間帯に同じ病気で倒れた近所のクリニックの院長が、他の医師や看護師が側にいたこともあり一命を取り留めたと聞いたのです。その時は「自分が医学部をめざして勉強していたら、何かできることがあったかもしれない」と、医師に憧れはあったものの真剣に将来を考えていなかった自分を責めました。それから医師になろうと努力したものの、なかなか思うようにはいかず、浪人を重ね、広島大学理学部化学科に進学したのです。しかし、卒業後もどうしても医師への思いを断ち切れず、アルバイト先の学習塾のスタッフの勧めもあり、徳島大学歯学部歯学科に入学しました。

想定外だった歯科医師をめざすにあたり、どのようにモチベーションを高めていかれたのですか。

手技の実習などを通して、自分の手先が思っていた以上に器用だったことに気づいたんです。実習に積極的な姿勢で臨み、同級生にも手技を教える機会が増え、「自分には天性のスキルがあるかもしれない」と思うようになりました。そんな考えで卒業後に医療法人恵歯会桜ヶ丘歯科センター歯科医院に勤務したものですから、見事に鼻を「ポキッ」とへし折られてしまいまして……。経験を積まれた周りの先輩方の手技はもはや職人の域に達しているように見えたんです。でも私は元来負けず嫌いなので、それからは他のことには目もくれず、技術を磨くことにのめり込んでいきました。自学はもちろんのこと、先輩方に教えていただいたり、手の動きを観察して技術を盗んだりと、もう必死でしたね。

スキルアップに励みながら、複数のクリニックで診療経験を積まれたのですね。

山崎昭英院長 やまさき歯科2

大学在学中に家庭ができたこともあり、勤務医として4年間働きました。中でも、閉院していたクリニックの再開業に携わったことは、私にとって大きな転機になったと思っています。閉院前の院長の息子さんが後を継ぐまでの基盤づくりが目的でしたが、2年ほど閉院していたため、まさにゼロからのスタートだったんです。地域の患者さんとふれあいながら、さまざまな症状の診療に携わったことが今につながっていると確信しています。その後、医療法人恵歯会周東歯科センター歯科医院、医療法人恵歯会しまた歯科医院で分院長を務め、開業医として患者さんの様子を間近で見守っていきたいと考えるようになったんです。

「困ったときに頼りになる町のクリニック」でありたい

満を持して開業に至ったわけですね。この地に開業されたのはなぜですか。

山崎昭英院長 やまさき歯科3

開業にあたりいくつか勧めていただいた候補地から、かつて学生時代を過ごしていたこともありましたし、妻が東広島市の出身ということもあり広島で開業することに決めたんです。その中でもこの辺りは、もともと田園地帯でしたが、開業した頃から人口増加率がどんどん高くなり、近所の公立小学校はマンモス校になりました。人の流れ、さらに、複数の診療科目のクリニックが入った医療モールということもあり、この場所を選びました。

医療モールに入られたのは、医療連携の面を考慮されたのでしょうか。

まさにそのとおりで、当クリニックの強みの一つと自負しています。例えば、皮膚科に金属アレルギー反応を診ていただくこともできますし、肩凝りの症状は整形外科だけでなく歯科の分野に関連していることも考えられます。そのほか、「当クリニックで受付を済ませ、待ち時間を利用して同じビルの整形外科に行く」といったように、一日で複数のクリニックの受診をかけ持ちすることもできます。このような医療モールは患者さんにとって便利でしょうし、私どもも医療連携がスムーズにできますので、最近増えている印象があります。最近は数が減ってきていますが、クリニック同士で懇親会を定期的にするなどお互いに気心が知れていますので、何かあったらサポートし合える安心感がありますね。

診療内容としては一般歯科がメインと伺いました。

山崎昭英院長 やまさき歯科4

そうです。あくまでも「患者さんのつらい歯の痛みの治療や口の中の悩み事に対応する町の歯医者さん」という意識で診療に臨んでいます。極力痛みの少ない治療になるよう工夫し、歯をできるだけ残す方針で診療しています。神経や歯を抜く場合は患者さんの希望を最優先に話し合って決めます。インプラント治療などは扱いませんし、矯正治療は小児矯正の1期治療までが基本です。ですから、患者さんの年齢層はかなり幅広いのですが、子どもや親子連れの患者さんが比較的多いですね。子どもの患者さんの診療は保護者同伴で、治療の過程をお話ししながら進めるようにしています。また、保護者の方にも安心して診療を受けていただけるよう、お子さんを連れて診察室に入っていただける体制を整えています。診療中は横でスタッフがお子さんのお世話をしますので、安心して診療に臨んでいただけるのではないでしょうか。

患者に優しく誠実であることが何よりも重要

歯科衛生士として在籍されている奥さまをはじめ、スタッフの人数は多いほうですよね。

山崎昭英院長 やまさき歯科5

妻を含む複数の歯科衛生士が常駐しています。歯科医師は私だけですが、助手や受付スタッフも含めると結構大所帯ですね。私は子どもの頃から歯科クリニックは怖いと思っていましたし、同様のイメージを持っておられる方も多いはずなので、笑顔でのコミュニケーションを皆で徹底しています。私のモットーは「人を絶対になめるな」。患者さんと目線を合わせ、親身になって話に耳を傾け、その人の立場になって考えることを、何よりも優先しています。患者さんに対するスタッフの態度が気になったときは、そのスタッフに「患者さんと接する私の姿を見てください」と話し、振り返って態度を改めてもらうようにしています。患者さんと同じ、もしくは少し下の立場で向き合うスタンスでいますし、これからも変わらないです。

毎日お忙しいと思いますが、お休みの日はどのようにリフレッシュされていますか。

最近ゴルフを始め、かなりはまっています。それに、中学生の長男がバレーボール部に所属しているので、休みの日には公園で1時間くらい練習に付き合うこともあります。学生結婚でしたので2人の娘はもう独り立ちして、それぞれの夢を追いかけています。私自身にも夢があって、ゆくゆくは、歯と全身をセットで診療できたらと考えています。噛み合わせと肩凝りは関連しているなど、歯や口腔の不具合が全身にも影響を及ぼすことがありますからね。歯学以外の知識やスキルを身につけて、患者さんに還元できたら素晴らしいですね。それも含めて、時間を見つけてはできるだけセミナーに参加するなど勉強も続けています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

山崎昭英院長 やまさき歯科6

先ほどお話ししたように、私は当クリニックの開業に至るまでの間にいろいろな経験をしてきましたが、すべては必然だったと感じています。歯学以外の学問や研究、2回の大学生活、複数のクリニックでの勤務などを経て、多くの人とふれあったからこそ、今の自分があると思っているんです。ですから、コミュニケーションを本当に大切にしています。診察では世間話も交えながら症状を伺い、患者さんが自ら詳しく話してくださるような雰囲気づくりを心がけているつもりです。敷居を高くせず、歯について困ったことがあったら気軽に来ていただいて、笑顔で帰っていただける。それが一番ですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/44万円まで

Access