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松嶋 祐 院長の独自取材記事

医療法人 松嶋内科クリニック

(福岡市中央区/赤坂駅)

最終更新日:2023/06/19

松嶋祐院長 医療法人 松嶋内科クリニック main

2018年の開院以来、「地域の良きアドバイザー」を目標に掲げ、一般内科をはじめ、生活習慣病や胃・大腸の内視鏡検査など、ファミリー層から高齢者まで幅広く診療を行っている「松嶋内科クリニック」。赤坂駅1番出口より徒歩4分、中央区赤坂という場所柄、ビジネスパーソンの来院も多いのだそう。利便性に富んだエリアにある同院で院長を務める松嶋祐先生は、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医で、胃がんや大腸がんの早期発見にも注力。特に働き盛りの40代に健診の重要性を呼びかけたいと語る。また、休日は「3人の子どもたちと遊んでいます」と目を細める松嶋院長。そんな子煩悩な一面も垣間見られた今回の取材では、開院までの経緯、健診の重要性、めざすクリニック像などについて聞いた。

(取材日2021年5月11日)

予備校時代に生物学の面白さに目覚め、医師を志す

ご出身は長崎だそうですね。

松嶋祐院長 医療法人 松嶋内科クリニック1

ええ、長崎の壱岐で生まれまして小学校まで過ごしました。近くに海がありましたので、もう自然児(笑)。その地域で祖父が医師、父が歯科医師として働いていたことから、小さな頃から漠然と歯科医師になるのかなと思っていました。そして中学校からは熊本で寮生活を。そこには180人の寮生がいて、朝の点呼から始まり、最初はかなり衝撃でしたよ(笑)。でも、180人兄弟のような感じですから、いろいろな人がいて、コミュニケーションスキルが磨かれたと思います。そういう意味でも良い青春を過ごせたというか、いろんなことを経験できた日々でしたね。多感な時期でしたので紆余曲折ありましたが、高校3年生くらいになると親のありがたみを感じるようになって実家を継ごうという気持ちが芽生えたんです。

では最初は歯科医師になろうと?

そうなんです。ただ当時はいろんなことに興味があり受験勉強が後回しになっていたので、さすがに現役合格は厳しく予備校に通っていた時に生物学の面白さに目覚めまして。それで医師を志すようになり、福岡大学の医学部へ進みました。卒業後は福岡大学筑紫病院の消化器内科に入局。内視鏡による画像診断や手技を磨いたり、とにかく面白かったです。クローン病や潰瘍性大腸炎など炎症性の腸疾患で紹介状を持って来られる方も多く、いろんな疾患に携わることができました。内視鏡の技術も素晴らしい先生方に教えてもらえましたので、そこでの経験は自分のベースになっています。その後もいくつか出向という形で主に総合病院で勤務した後、2018年の開院に至ったというのがこれまでの経緯ですね。

ここは非常に立地の良い場所ですね。

松嶋祐院長 医療法人 松嶋内科クリニック2

赤坂という土地柄、オフィスも多いのですが、一人暮らしからファミリー層までのマンションもたくさんあることから、患者層もビジネスパーソンを中心にファミリー層や高齢者まで幅広い方がおみえになります。一番多いのは生活習慣病の管理や健診。会社の健康診断で引っかかったからという理由で来られる方もいます。若い年齢層では風邪など急性期の症状が主ですが、中には、20~30代で生活習慣病のハイリスクになっている方もいます。学生時代に運動部だった方が就職と同時に運動量が減り、食生活が乱れ、急に体重が増加して脂肪肝になったり、痛風発作を起こしたりするケースも割と遭遇します。40代以降は生活習慣病に関する異常から、がん検診、内視鏡検査など主訴もさまざまです。

助かる命をつないでいくのが自分の役目

この場所は以前、循環器内科だったことから、その時の患者さんも引き継がれているとお聞きしました。

松嶋祐院長 医療法人 松嶋内科クリニック3

ええ、その分間口は広いですね。どの科に行けば良いか悩まれる際は、気軽に来院いただければと思います。血液検査、胃や大腸の内視鏡検査、動脈硬化や血管年齢、骨密度、睡眠時無呼吸症候群など、各検査も行えます。対応できる症状に関しては診ることができますし、対応できない場合でも適した機関をご紹介できます。そして来院を最も呼びかけたいのが40代。働き盛りで自分のことに時間をかける余裕がないため、不調を感じていてもそのままにしている方が多いと思います。過労は危険ですし、仕事のパフォーマンス向上のためにもご自身の体の状態を知ることが重要です。症状が悪化してからでは手遅れになることもあります。助かる命をできる限りつないでいくことが自分の役目だと考えています。

特に胃がん、大腸がんは早期発見が鍵だといわれていますよね。

早期がんで自覚症状が出ることはほとんどありません。そのため、がんの早期発見には症状の有無に関わらず、定期的に適切な間隔で、診断精度の高い検査を受けることが最も重要です。がんは種類によって危険因子が異なり、人によって危険度が異なります。胃がんでは、ピロリ菌感染や慢性胃炎の有無で危険度が大きく異なります。食道がんや咽頭がんでは、アルコール常用者で飲酒により顔が赤くなる人、喫煙が加わるとさらに危険度が増します。食道がん、咽頭がんの早期発見は非常に難しく、診断能の高い画像強調内視鏡検査が有用です。大腸がんのほとんどは大腸ポリープから発生します。大腸ポリープを早めに発見し治療する事で、大腸がんの予防になると考えられます。40歳を目安に大腸内視鏡検査を受けて、大腸ポリープの有無を確認していただきたいです。日帰りポリープ切除もできます。クリニックを上手に活用して質の高いがん検診をしていただきたいですね。

生活スタイルもさまざまであることから、まずは相談してアドバイスを受けることが重要なのですね。

松嶋祐院長 医療法人 松嶋内科クリニック4

はい、生活スタイルに合ったアドバイスでサポートしなければ続きません。その方の状況を把握することが大事です。できないことをやってくださいと言っても改善は見込めませんので、各状況に応じたご提案をしていきたいですね。働き盛りの方にはできる限り時間をかけず効率良く進めることも重要ですし、人生設計も一人ひとり違いますから、その方にとってベストなサポートをしていきたいです。まずは受診して、ご自身の体の状態を知っていただきたいですね。それが早期発見への近道。がんも生活習慣病も早期発見できれば治療の負担も軽くて済みます。

めざすのは何でも気軽に相談できる町のクリニック

内視鏡はきつい、苦しいというイメージがある方も多いと思います。

松嶋祐院長 医療法人 松嶋内科クリニック5

検査を二度と受けたくないと思われないように行うのも医師の役目。そのために鎮静剤を用いた検査も実施しています。ウトウトした状態で検査を進めていきますので、苦痛を感じることは少ないと思います。リラックスして検査を受けていただけると、隅々まで精査しやすくなりますので、細かな病変を見つけるためにも有用だと考えています。内視鏡以外にも、心筋梗塞、脳卒中など血管性病変を予防していくために動脈硬化の検査も勧めていますし、女性は特に骨密度検査も受けていただきたいです。それから、睡眠の質は非常に重要。日中に強い眠気を感じていた方が鎮静剤を用いた内視鏡検査時に、睡眠時無呼吸症候群が判明したケースもあります。本来の目的とは別の疾患が見つかることもあるので、よく聞いてよく見て、多くの情報を得て、隠れた疾患を見逃さないように努めています。

では、ここでプライベートについても。休日はどのように過ごされていますか?

開業してからは家族で過ごすことがほとんどで、ここ2年ぐらいは趣味のゴルフは長いオフシーズンですね(笑)。小学校の子を筆頭に3人の子どもが休日の主役になってます。家族一緒にいて、子どもの成長を見られるのが今一番の楽しみですね。妻も仕事をしていますし、仕事に子育てにと忙しい中、日々クリニックの事でも支えてもらっているので、たいへん感謝しています。なるべく休日は家族みんなで楽しみたいと思っています。

最後にめざすクリニック像と地域の方へメッセージをお願いします。

松嶋祐院長 医療法人 松嶋内科クリニック6

地域の皆さんが健康で過ごせるためのサポートをするのが町のクリニックのあるべき姿だと思っています。内視鏡に限らず、求められることに対応できる医師でありたいです。医師仲間もこの周辺の病院にいるので、そのネットワークもありますし、仲間と協力し合いながら地域医療に努めたいです。めざしているのは気軽に相談できるクリニック。何かあれば「ちょっとあの先生に聞いてみよう」と思ってもらえるような町のクリニックが理想です。そのように、地域のかかりつけ医として、今後は高齢者の在宅医療なども視野に入れ、皆さんと信頼関係を育みながらこの地に根差していきたいです。ご相談だけでも構いません。気軽にお立ち寄りください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃カメラ:11,000円~、大腸カメラ:16,000円~

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