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山田 英治 院長の独自取材記事

南青山デンタルクリニック広島医院

(広島市中区/胡町駅)

最終更新日:2021/10/12

山田英治院長 南青山デンタルクリニック広島医院 main

広電1号線・胡町停留場から徒歩1分のにぎやかな繁華街にある「南青山デンタルクリニック広島医院」は、一般歯科、矯正歯科、審美歯科を診療。一般的な虫歯の治療から、マウスピース型装置を用いた矯正や顎関節症の治療まで幅広い診療内容に対応している。院長の山田英治先生は、自身が幼少期に歯科治療で怖い思いをした経験から、「怖くない歯科治療」をめざしている。「患者さんが来院した時よりも笑顔で帰ってほしい」と語る山田院長に、診療に対する思いをたっぷりと聞いた。

(取材日2020年11月2日)

マウスピースを使った顎関節症の治療にも注力

まず、開業までの経緯をお聞かせいただけますか?

山田英治院長 南青山デンタルクリニック広島医院1

開業前は岡山や広島の歯科医院に勤務し、一般的な歯科治療から小児歯科、歯周病治療、歯のない方の治療法など幅広い分野の治療を経験してきました。いずれは開業をと考えていたのですが、特に実家が歯科医院というわけでもなかったので、ゼロから開業するということが果たしてできるのだろうかという思いもありました。そんな時、大学の先輩に声をかけていただき、2003年に「南青山デンタルクリニック広島医院」の院長に就任しました。そして、その後2007年に独立し、院名をそのまま引き継いで開業をすることになったというわけです。

そもそも、先生が歯科医師を志したのはなぜですか?

山田英治院長 南青山デンタルクリニック広島医院2

母方の祖父が軍医だったらしく、母には子どもの頃から将来は医療関係に進んではどうかと言われていました。ところが、父が情報処理科の先生で、コンピューターに関する仕事をしていた影響もあって、私自身はどちらかというとロボットとかシステムエンジニアの分野に興味があったんです。それで、メカニックな部分もあって、技術屋と医療の合体した感じもある歯科医師なら、将来の仕事としてイメージすることができたという感じです。とはいえ、中学・高校時代は結構マニアックなくらいコンピューターにのめり込んでいたので、人付き合いが下手で、歯科医師に必要なコミュニケーション能力がまったく身についていませんでした。大学に入ってからそのことに気がついて、「このままではいけない!」と、克服しようと必死に努力したんです。おかげで、今では誰とでも比較的楽しく話ができるようになりました(笑)。

こちらには、どのような主訴の患者が来院しますか?

虫歯や歯周病、歯並びなど幅広い主訴の患者さんが来院されますが、最近は特に顎関節症の患者さんが増えているなという印象があります。朝起きたら顎が痛かったり、口が開けにくかったり、口を開け閉めする際にカクカクと音がするという症状を訴える患者さんが多くなっていると思います。顎関節症は歯ぎしりや食いしばりが原因の場合も多く、その場合は歯ぎしりや食いしばりに対する処置を行っていきます。残念ながら、食いしばり自体をやめさせるということは難しいのですが、緩和させるための方法としてマウスピースを作ることもあります。大阪に顎関節治療のスペシャリストとして知られる西村育郎先生という方がいらっしゃるんですが、その先生のセミナーを受けさせていただきました。当院でも、就寝中の歯ぎしりや食いしばりを防ぐために、西村先生が考案したマウスピースを使うことをお勧めしています。

幼少期の経験から、「怖くない歯科治療」をめざす

先生が得意とされている分野はなんですか?

山田英治院長 南青山デンタルクリニック広島医院3

矯正歯科が得意ですね。当院では、できるだけ歯を抜かない矯正に力を入れていて、マウスピース型装置を使った矯正を行っています。従来のワイヤーを使った矯正は、どうしても口の中で引っかかってしまうこともあって、患者さんが痛みや負担を感じるケースが多かったのですが、マウスピース型装置ならそうした違和感や痛みなどをほとんど感じることがありません。患者さんの負担を抑えて矯正を行えるというのが、この方法の大きなメリットではないでしょうか。

診療の際には、どのようなことを大切にされていますか?

山田英治院長 南青山デンタルクリニック広島医院4

これは勤務医時代から心がけていることなのですが、患者さんに「来た時よりも少しでも笑顔で帰っていただきたい」ということを大切にしています。歯科医院に行くことが怖いと感じている患者さんは多いと思うのですが、来院した時には緊張でこわばった顔をしていた患者さんが、帰る時には笑顔で帰ってくださると、私もうれしいですね。この部分を意識して心がけることで、患者さんもきちんと続けて治療に通ってくださるようになります。口腔内の健康を維持するためには、痛い部分の治療が終わった後も、定期的にメンテナンスをすることが大切ですから、患者さんが安心して通えるようにすることが私たちの重要な役割だと思います。

先生がそのように考えるようになったのはなぜですか?

私自身、子どもの頃に歯科医院が本当に苦手だったんです。当時は、歯科医院の数は少ないのに、患者はとても多いというような時代だったので、「1時間待って治療が3分」なんてことも珍しくありませんでした。患者数が多すぎて、どんどん治療をしていかないと回らない状態だったのでしょうね。ですから、私みたいに泣くような子どもは、押さえつけて治療をしないといけなかったわけです。最初に行った歯科医院で嫌な思いをして、私もいろいろと良い歯科医院はないか探してみたのですが、どこも似たような感じで、ひどい時には袋を体にかぶせられて治療をされたこともありました。そういう苦い経験があって、歯科医院へ行くことがかなりのトラウマになってしまったんですね。ですから、歯科医師になろうと決めた時には、「怖くない歯科治療をしたい」と思っていました。

質の高い治療を提供するために完全予約制を導入

こちらは完全予約制だそうですね。

山田英治院長 南青山デンタルクリニック広島医院5

完全予約制と言っても、歯科医院によっては10分や15分ほど待つところも多いのですが、当院では待合室で待つ時間はほとんどありません。例えば、真面目に時間を守って来院してくださった患者さんが、時間に遅れて来た人がいるために待たされてしまうということは、あまりにも不条理です。そういうことは、当院ではやめようと考え、あまりにも診療が成り立たないくらい時間に遅れてしまった患者さんに対しては、予約を変更してもらうようにしています。時間というのは誰にとっても大切なもので、その時間を削って時間どおりに来てくださる患者さんに、しっかりと治療をしていきたいからです。15時に予約を入れたなら、15時には治療がスタートできるように準備して患者さんをお待ちしています。

忙しい毎日だと思いますが、どのようにリフレッシュされていますか?

山田英治院長 南青山デンタルクリニック広島医院6

食べることですかね(笑)。自称グルメ通で、おいしいものを食べに行くのが好きなんです。残念ながら今は新型コロナウイルスの影響で、以前よりは控えなくてはいけないのですが、いろいろなお店に行ってみるのが好きですね。訪れたお店の大将と仲良くなって、その方がお勧めするお店を教えてもらったりしています。飲食店の方がお勧めするお店だったら間違いないでしょうからね。そうやって食べ歩きをしながら新しいお店を開拓しています。ちなみに、一番の好物は唐揚げです(笑)。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

新型コロナウイルスの影響が長引いて、ストレスを感じている方が増えているせいで、近頃はこれまでよりも食いしばりや歯ぎしり、睡眠時無呼吸症候群の症状を訴える患者さんが増えているように感じます。これらの症状は睡眠の質にも大きく関わる部分ですので、その症状を和らげるお手伝いができたらと思います。将来的には、内科の先生と協力をしながら、睡眠医療の分野にも歯科の立場から参入していきたいと考えています。例えば、朝起きた時に肩こりや腰の痛みなど、調子が悪いなと感じることがある場合には、就寝中の食いしばりや歯ぎしり、睡眠時無呼吸症候群などを疑って、ぜひ一度相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピースを使った矯正/88万円~165万円(税込)、ワイヤーの全体矯正/99万円~176万円(税込)、ジルコニアクラウン/11万円(税込)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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