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桑原 外喜 院長、桑原 洋子 先生、桑原 荘大郎 副院長の独自取材記事

桑原歯科医院

(枚方市/御殿山駅)

最終更新日:2023/02/08

桑原外喜院長、桑原洋子先生、桑原荘大郎副院長 桑原歯科医院 main

京阪本線の御殿山駅から徒歩2分。駅を出るとすぐに大きな看板が目に入る「桑原歯科医院」。桑原外喜院長、桑原洋子先生、副院長の桑原荘大郎先生が笑顔で迎えてくれた。桑原院長は歯学博士で、オーラルリハビリテーションの観点から咬合理論を実践。洋子先生は口腔衛生で学位も取得している。荘大郎副院長は東京で歯科全般を学び帰阪。3人の歯科医師がそれぞれの考えを出し合い、相談しながら地域の人たちの口腔環境を支える。0歳児から高齢者まで、一家3世代で通う患者も珍しくなく、「長く通っている患者さんが体調を崩されたと聞くと悲しくなる」と自分事のように患者を心配する。豊富な経験に基づき、不安な気持ちを払拭するために親身に寄り添う丁寧な治療について、語ってもらった。

(取材日2022年12月3日)

オーラルリハビリテーションで口腔環境の改善をめざす

治療における考え方や治療方針について、まず外喜院長から伺ってもよろしいでしょうか。

桑原外喜院長、桑原洋子先生、桑原荘大郎副院長 桑原歯科医院1

【外喜院長】口腔内の環境をケアすることが大切です。口の中全体の機能回復をめざす「オーラルリハビリテーション」という考え方が私の根本にあります。そして物を噛むという顎の運動つまり歯の噛み合わせ(咬合)についても常に念頭に置いて治療しています。

荘大郎副院長の治療方針を教えてください。

【荘大郎先生】自分がされて嫌なことはしない、というのが私のモットーです。歯を削る・抜くことは誰でも嫌なもの。治療をする上で、どうしても必要となった場合は、そのことをきちんと説明をして、ご理解をいただくまでは治療には入らないようにしています。患者さんが「どうしても嫌」とおっしゃった場合は、気持ちが変わってから治療を再開するということもあります。時間をかけてご説明することで、患者さんとの信頼関係が築けるほうが私はうれしいです。インプラント治療も否定しませんが、抜歯に抵抗のある方のほうが多いと感じているので、できるだけ抜かない治療をすることを考えています。

洋子先生はいかがですか?

桑原外喜院長、桑原洋子先生、桑原荘大郎副院長 桑原歯科医院2

【洋子先生】大事にしているのはまず口腔衛生ですね。お口の中の環境を整えることを大切に考えています。そしてお食事です。高齢になって残存歯数が少なくなったりまたは、すべて欠損したとしても口の中で食べ物を噛んで食事が取れるように、治療をしていきます。入れ歯を装着したまたはインプラントを装着したとしても、とにかく噛んで食べてもらえるように親身になってサポートをします。物を噛んで食べると満足感もありますし、ご飯を食べておいしかったと感じると、幸福感にもつながります。例えば入れ歯を入れて「はい、噛めるでしょう」ではなくて、どうやって噛んでいくかも一緒に考えるようにしています。「お肉が食べたいけど、固くて食べられない」という方には形を変えてみるというふうに、ちょっと方法を変えれば、おいしく食事をしてもらえると思うからです。

歯だけではなく全身の状態も確認

クリニックとして力を入れている治療は何ですか?

桑原外喜院長、桑原洋子先生、桑原荘大郎副院長 桑原歯科医院3

【洋子先生】口腔ケアをしっかりとしたい、という想いがベースにあるので、歯周病治療には3人とも力を入れています。歯石除去だけで終わるのではなく、毎回その後のメンテナンスまで、歯科衛生士だけに任せるのではなく、自分たちも時間をかけて丁寧に行っています。
【荘大郎先生】流れとしてはまず歯茎の検査をして、歯周ポケットの深さも計測します。最初は「痛くない」とおっしゃっていても、気づかない間に歯周病が進んでいて、歯茎をちょっと触るだけで出血されることも。さらに進行している場合は、麻酔を使い、歯茎を少し切開して中までお掃除することも必要です。歯周病治療のメインは清潔にすることですから、ご自宅で歯磨きを頑張っていただけるように、歯磨き指導も行っています。

診療をする上で一番大切にしていることはありますか?

【荘大郎先生】診療室に患者さまが入ってこられたらしっかり顔や動作を見て体の調子や変化を注意しています。罹患(りかん)している歯だけでなく全体の噛み合わせも注意して観察を行っていますね。これらを大切にしている理由としては、歯の治療をするにあたっては全身の状態を見て歯の治療が可能かどうかを判断するためですね。

口腔ケアに重きを置いていらっしゃいますが、なぜそのような考えになったのでしょうか?

桑原外喜院長、桑原洋子先生、桑原荘大郎副院長 桑原歯科医院4

【外喜院長】口腔の環境が悪くなっていけば、う蝕、歯周病など口の中の病気が生じ症状が進行していくため、私たちは少しでも環境改善していきたいという考えからですね。

患者との付き合いを大切にした親身な歯科治療を

患者さまと接する際にスタッフにも気をつけてもらっていることはありますか?

桑原外喜院長、桑原洋子先生、桑原荘大郎副院長 桑原歯科医院5

【荘大郎先生】当院では、スタッフには患者さまが来院された時からお帰りになるまで患者さまの動きなどを注意するように指導しています。特に診療室においてチェアの乗り降りの時や退室される時までは見守るように心がけるようにしています。

開院されたのはいつでしょうか。

【外喜院長】開院したのは1979年です。この辺りは私の地元ですし、実家にも近いところで開院したいと思っていた時に、この場所に出会いました。当院は開業後リニューアルをしています。以前開院していた診療所の天井が低くて、圧迫感がありました。ここを見た時に天井が高くて、すぐに気に入りました。ここなら患者さんもリラックスして治療を受けてもらえると思い、うれしかったですね。受付部分も2階まで吹き抜けになっていて、天井から下の壁がガラス張りで明るくて開放感があると思います。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

桑原外喜院長、桑原洋子先生、桑原荘大郎副院長 桑原歯科医院6

【外喜院長・洋子先生・荘大郎先生】子どもから大人までトータルで口腔の治療と管理していきたいと思っています。これからはご年配の方ももちろんですが若い患者さまにも来ていただいて長い付き合いにしていけるようにしていきたいと思っています。来院時に体調が悪そうだったり、「最近、具合が良くないみたい」などの話を外から聞いたりすると、心配で……。3人で話し合うこともよくあります。小さなことかもしれませんが、歯科の治療を通して、体の健康までトータルにサポートしていけたらうれしく思います。ちょっとした相談でも、気軽に来院してください。治療のご質問なども、時間をかけて丁寧にお答えさせていただきます。

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