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生涯にわたり口腔機能を維持
年代に合わせた治療とメンテナンス

なかたに歯科医院

(八尾市/河内山本駅)

最終更新日:2021/10/12

なかたに歯科医院 生涯にわたり口腔機能を維持 年代に合わせた治療とメンテナンス なかたに歯科医院 生涯にわたり口腔機能を維持 年代に合わせた治療とメンテナンス
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人生100年時代に突入すると言われるようになった昨今、自分の歯を1日でも長く使うために、年代に合わせたメンテナンスの重要性はますます高まっている。しかし、実際に今の自分に何が必要なのか、正しく理解できていない人も多く、必要性を感じながらも、なかなか一歩目を踏み出せない人も少なくないと思われる。そんな現状を踏まえ「何とかなるかと考えるのではなく、一度診てもらうことが大事」と話すのは八尾市山本町にある「なかたに歯科医院」の中谷貴範先生だ。噛み合わせ治療やインプラント治療に診療の軸を置く一方で「年代に合わせできることを行いメンテナンスを行うことがいい」という中谷先生に、各年代に必要な歯科的アプローチについて詳しく教えてもらった。

(取材日2021年8月5日)

常に変化していく歯に合わせてメンテナンスをし、口腔内の環境を整えていく

Q20代までの間にやるべき歯科的アプローチは何ですか?
A
なかたに歯科医院 CTと矯正歯科用のレントゲン

▲CTと矯正歯科用のレントゲン

第1段階は歯が生えてから永久歯に生え変わる12歳までです。この時期は虫歯に注意しながら、歯や顎の発育を確認し、正しい習慣を獲得する時期となります。体の成長や歯の生え替わりによってどんどん変化していく時期ですので、発育を利用しながらより良い方向へ向かうような習慣づくりをします。正しい方法で歯を磨く、定期的に歯科医院に通うといった行動はもちろん、舌の位置や噛み方を含めた良い口腔の癖をつけていきます。第2段階は12歳から20代。身についた正しい習慣を維持しながら、両親ではなく自分主体でメンテナンスを行えるようになることが重要です。歯列矯正の必要があれば、この時期に検討していくのも良いと思います。

Q30代から40代にやるべき歯科的アプローチを教えてください。
A
なかたに歯科医院 安心して治療を受けられるような、清潔感のある院内

▲安心して治療を受けられるような、清潔感のある院内

少しずつ歯周病の兆候が現れ始めるのが30代頃。この年代は、まだ歯を失うには至っていない人がほとんどです。何かと他のことに気を取られ、自分のことに目が向かない人も多いかと思いますが、気になる症状を放置すれば歯を失う確率はどんどん上昇します。自分の状態を正しく知り、正しいメンテナンスを行えるよう工夫してください。もしこの年代ですでに歯を失ってしまっている場合は、歯周病だけではなく、その他の理由についてもよく検討する必要があると思います。噛み合わせなど詳しく検査を行い、歯がなくなった本当の理由を知り、改善していくことが大切です。この年代は将来を見据えたメンテナンスのスタートの時期です。

Q50代から60代はいかがでしょうか?
A
なかたに歯科医院 インプラント治療に用いる機器

▲インプラント治療に用いる機器

50代では歯周病で歯を失う確率がさらに上がります。少しずつ全身疾患を患う率も上がっていきますので、全身の状態とともに口腔の健康に関しても意識を向けていきたいところです。ここまであまりメンテナンスをしなかった場合、歯周病が深刻化、もしくはすでに歯を失ってしまっているかもしれません。しかし、そうだとしても諦めないでください。失った歯を放置すれば残った歯に負担がかかり過ぎるため、気がつけば雪崩のように次々に歯が駄目になってしまいます。まだまだ全身の体力もある年代ですし、人生の残りはまだまだ長い。インプラントを検討することも十分可能な年代です。ぜひ前向きに治療に取り組んでいきましょう。

Q70歳以降に必要になる歯科的アプローチはありますか?
A
なかたに歯科医院 歯の模型の左側が保険治療、右が自費治療の入れ歯

▲歯の模型の左側が保険治療、右が自費治療の入れ歯

昔に比べて平均寿命が延びた今、いくつであっても楽しみを持っている人が多いのではないかと思います。その中の一つ「食べること」を失わないよう、全身の状態に合わせながら以前よりもこまやかなメンテナンスをしていくことが大切です。体調やライフスタイル、金銭面、今後の希望などを踏まえて治療の計画を立てていきます。歯を失ってしまった場合には、メリットデメリットを考慮し、さまざまな治療方法の中から歯科医師と相談し方針を決めていくことが大切です。

Q生涯、口腔機能を維持していくために大切なことは何ですか?
A
なかたに歯科医院 患者にわかりやすいよう画像を使って丁寧に説明

▲患者にわかりやすいよう画像を使って丁寧に説明

まず、何歳であっても気になることがあったら気軽に歯科医院に行くことが大切だと思います。歯科が苦手な人は多いですが、過剰に怖がることはありません。どんな状態で何歳であっても歯科医院の扉を叩いてくれるのは、私たちにとってうれしいことです。また、歯をなくさないためには見た目や痛みの有無だけでなく、常に変化していく歯の構造を考え良い方向へ導いていくことが大切です。歯は毎日使うもの。道具と同じで丁寧に手入れをすれば、長く使うことができます。人生が100年に近づいている今、歯を使う時間は長くなっています。ぜひ歯科医院を賢く使い、歯を長持ちさせていきましょう。

ドクターからのメッセージ

中谷 貴範先生

「歯科医院は怖い」というイメージを持っている人が多い一方で「歯科医院に行けば何とかなる」と思っている人も少なくありません。しかし、歯を維持するためには自分自身で手入れをすることが大切な要素の一つです。もちろん、私たちはいつでも患者さんにより良い治療ができるよう準備しています。ただ、その治療をしなくてよければ時間も治療費もかかりません。ずっと放置して、問題が起きたら歯科医院に行くという方法ではなく、普段から気にかけて手入れをし、定期的にプロのメンテナンスを受けるという習慣をぜひ身につけてもらえたらと思います。そのためにも、歯科医院を気軽に利用してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/44万円~、床矯正(全顎)/22万円~、成人矯正(全顎)/88万円~、部分矯正/9万9000円~

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