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子の健全な成長を促すため
小児歯科の専門家による「育てる医療」

中原歯科

(東大阪市/若江岩田駅)

最終更新日:2024/03/12

中原歯科 子の健全な成長を促すため 小児歯科の専門家による「育てる医療」 中原歯科 子の健全な成長を促すため 小児歯科の専門家による「育てる医療」
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小さなうちからの予防が大切と、わが子を歯科に通わせる保護者たち。定期検診でクリーニングやフッ素塗布をしてもらい、将来を考えれば歯列矯正も必要かもと、歯科意識を高めて臨んでいるに違いない。しかし予防歯科を突き詰めていけば、さらに先回りしてやるべきことがあるというのが、長年にわたって小児歯科を極めてきた「中原歯科」の考え方。子どもの発育段階や、さらにいえば母親の妊娠中にまでさかのぼり、将来的に起こる歯や口のトラブルを未然に防ごうというのがベースとなっている。予防歯科がしきりに叫ばれる今、育児全般にまで踏み込んだ斬新なコンセプトや手厚いアプローチについて、日本小児歯科学会小児歯科専門医である中原弘美副院長に詳しく聞いてみた。

(取材日2023年9月28日)

予防歯科とは、育児方法から妊娠中の生活まで、先回りして歯へ悪い影響を及ぼすボタンの掛け違いを防ぐこと

Qまずは先生の小児歯科に対する考えをお聞かせください。
A
中原歯科 歯や口のトラブルを未然に防ぐため、「育てる医療」を行う

▲歯や口のトラブルを未然に防ぐため、「育てる医療」を行う

近年は子どもの定期検診を推して予防を掲げる歯科医院が増えていますが、当院では昔からやっているごく当然のことです。虫歯になるにも歯並びが悪くなるにも必ず原因があり、子どもの成長や発育の途上段階で先回りしてアプローチできれば、きっと変えていくことができるはず。そう考えて40年以上も取り組んできたのが当院の小児予防歯科です。いわば「治す医療」ではなく「育てる医療」。さらに言えば、お母さんのおなかにいる時から子どもの歯の成長は始まっています。今は少子化だけに、お子さんを丁寧に育てたいという気持ちは誰にもあるでしょう。私たちはそのパートナーとして、育児全般までアドバイスできればと考えています。

Qこちらが掲げる「3つの育てる医療」とはどのようなものですか?
A
中原歯科 母親の妊娠中の生活習慣から、気をつけていくことが大切

▲母親の妊娠中の生活習慣から、気をつけていくことが大切

私たちが育てたいのは、「強い歯」「良い歯並び」「良い噛み合わせ」の3つ。ちゃんと正しい方向に歯が生えれば強い歯になり、虫歯のないしっかり食べられる噛み合わせに育つと考えています。歯磨き指導やフッ素塗布の前に気をつけたいのは、実はお母さんの妊娠中の生活習慣。無理な体重制限やサプリメントに頼った食事、過度なストレスやUV対策などがおなかの赤ちゃんの成長に影響し、生まれつき歯の数が足りない先欠につながりかねません。今は矯正治療もなるべく予防する時代。お口の機能を育てていくことで、未然に防げることもありますから、やっと芽を出した花のように大事に大事に育てていく。子どもの歯には、それが何より大切です。

Qハンディキャップのあるお子さんも積極的に受け入れているとか。
A
中原歯科 不安を取るためのステップを用意し、トレーニングを進める

▲不安を取るためのステップを用意し、トレーニングを進める

発達が未成熟でコミュニケーションが苦手だったり、自閉的で過敏だったり、そういったお子さんもおられます。しかし、それは一つの個性であって、歯科医院を嫌がる普通の子どもと一緒。不安を取るにはどうすればいいか、チェアに座って口を開けてもらうにはどうすればいいか、絵カードを用いて治療に誘うTEACCH法など、当院には積み重ねてきたノウハウがあるので安心してお任せください。また、当院では口周りの筋肉のトレーニングも行っており、それが受けられるようになれば、歯磨きも楽にできるようになると思います。ただし、そこまで到達するには何段階かのステップが必要ですから、早めにかかりつけを決めておくのがいいでしょう。

Qこちらの予防歯科の取り組みの一つである食事指導とは?
A
中原歯科 食生活の傾向や食事の際の姿勢などを確認し、アドバイスを行う

▲食生活の傾向や食事の際の姿勢などを確認し、アドバイスを行う

まず問診票では朝から何を食べたか、お子さん本人やご両親の好きな食べ物、嫌いな食べ物まで詳しく記入してもらい、食生活の傾向をつかみます。家族全員ポテトが好きなら、ファストフードばかりで暮らしているのではないかとわかりますね(笑)。あとは毎日の食事の記録をつけてもらい、できれば食事風景を動画で撮ってもらってお子さんが食べている姿勢をチェックします。大切なのは、時系列に沿ってお子さんの歯の成長や変化を観察し、どこでボタンを掛け間違えたのかを知ることです。すぐに直せる掛け違いもあれば、大人になっても直らない掛け違いもあります。それを適切にアドバイスしていけるのは、経験ある当院ならではと自負しています。

Q舌や口周りの筋機能トレーニングにも対応していますね。
A
中原歯科 筋機能の改善へのスタートは装置を使わずにアプローチ

▲筋機能の改善へのスタートは装置を使わずにアプローチ

良い噛み合わせ・歯並びを育てるために、自費診療の筋機能トレーニングを積極的に行い、口周りの筋肉を正しい動きになるようにすることで歯並びと舌の癖の改善をめざします。つまり装置を使わないアプローチですね。まずは筋肉のバランスを整えて歯列の乱れの予防を図り、それで補えない場合は矯正治療、さらに崩れないようにトレーニングを続けていくというのが流れです。これらのベースとなるのがMFT(口腔筋機能療法)と呼ばれる米国発のトレーニングで、私もスタッフも咬合と筋力をしっかりと勉強しながら診療に応用しています。きれいな歯並びは審美面だけでなく、その子の将来に大きなメリットがあることをぜひ知っておいてください。

ドクターからのメッセージ

中原 弘美副院長

歯科に限ったことではありませんが、インターネットなどで検索を重ね、知識をたくさん詰め込んでお越しになるお母さんがいます。適切なアドバイスをするためには、お子さんの状態やご自身のお気持ちを素直に話してもらうのが一番なのですが、知識が逆にマイナスに作用して壁をつくっておられるのはすごくもったいないことです。いろいろと調べられるのは、ひとえにお子さんのことが気になる証拠。ならばなおのこと、目の前にいる専門家をもっと信頼していただければと思います。子どもたちに対する愛情は、私たちも同じです。かけがえのないお子さんの将来を守るためにも、何か心配がある時はいつでも気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

MFT:3万3000円~

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