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内田 守紀 院長の独自取材記事

内田歯科医院

(三郷市/金町駅)

最終更新日:2023/07/14

内田守紀院長 内田歯科医院 main

「内田歯科医院」は、1976年に現院長の内田守紀(うちだ・もりとし)先生の祖父が地元である埼玉県三郷市に開業して以来、親子3代にわたって地域の歯の健康をサポートしてきた。内田院長は周辺にある保育園歯科医や小学校の学校歯科医も担当するなど、地域から寄せられる信頼も厚い。2015年にもともとあった歯科医院の真横に移転し、大幅なリニューアルを行った院内は、バリアフリーやプライバシーに配慮した、患者への心配りに満ちた空間となっている。適切な治療をめざし、「患者さんのお口の健康のために、やるべきことをやる」と語る内田院長に、歯科医院の成り立ちや診療方針、マイクロスコープを活用した精密な治療などについて話を聞いた。

(取材日2023年4月12日)

地域に根差し、幅広い世代に親しまれる歯科医院

親子3代にわたり、この地域で歯科診療をされてきたと伺いました。

内田守紀院長 内田歯科医院1

当院は、祖父が自身の地元である三郷市に開業して、父と私が受け継いできた歯科医院です。歯科医院の隣に祖父母の家があったので、私にとっても幼い頃から訪ねていく場所という感覚で、慣れ親しんでいた場所です。幼い頃、当時は半ば引退していた祖父が、長年診ていた患者さんがお越しになると相撲中継の途中でも腰を上げて歯科医院に行っていたんですね。そんな祖父の姿が幼心にも印象的だったのか、幼稚園の卒園アルバムにも将来の夢を「はいしゃさん」と書いていたんです。祖父も父も歯科医師であるという環境だからか、昔から当たり前のように将来は歯科医師になるのだと考えていました。

先生は近隣の幼稚園や小学校などで学校歯科医もお務めだそうですね。

はい。当院の近隣には保育園や幼稚園、小学校があり、学校歯科医として歯科検診を行っています。その影響で、学校で診ているお子さんのご両親にも来院していただいています。長年地域に根差した診療を行っていることもあり、父が院長をしていた頃から通い続けてくださっている患者さんや、家族みんなで通ってくださる方も多いですね。小さなお子さんからご高齢の方まで、幅広い世代の患者さんとお付き合いさせていただいていますね。住む場所が変わっても引き続き通ってくださる患者さんもいますが、基本的には地域にお住まいの方が中心です。

リニューアルの際にこだわられたポイントを教えていただけますか?

内田守紀院長 内田歯科医院2

祖父の代から診療をしていましたので、老朽化に伴って2015年に大幅にリニューアルを行いました。今は駐車場になっているスペースに旧院があり、すぐ隣に当院を建てたんです。当院はご高齢の患者さんも多いので、バリアフリーに配慮した空間にしました。入り口にはスロープや手すりを設置し、車いすやベビーカーでも来院していただきやすいようにしています。付き添いの方が一緒に立ち会える広い診療室や、カウンセリングからエックス線撮影、治療まで完結できる個室の診療室もつくりました。ほかの患者さんの目が気になる、診療内容を聞かれたくないという患者さんもいらっしゃいますので、喜んでいただけていると思います。

口の健康を守るために行きついた精密な治療

先生の診療方針について教えてください。

内田守紀院長 内田歯科医院3

私の診療方針は、「やるべきことをやる」ですね。歯科医師の仕事は、削ることや詰めることという工程は共通していても、その一つ一つをどれだけ丁寧にするかでまったく結果が変わってきます。ただ虫歯を取って詰め物をするだけでなく、患者さんのお口に違和感がないようきれいに詰めて、きちんとした仕事をしたいという思いでいるんです。一見同じ工程であっても、一つ一つの精度を高めれば、患者さんのお口の健康を長く保つことにつながります。歯科医師は、お口の中を拝見した時に、患者さんの生活背景やこれまで受けてこられた治療を読み取ります。「もっと丁寧な治療をしていれば、ここまで悪化しなかったんじゃないか」と感じるのは悲しいことですし、同じような思いを自分の患者さんにはしてほしくないと思うんですね。そうした経験から、患者さんのためにやるべきことをきちんとしたいと考えています。

患者さんのことを第一に考えてたどりついたのが、精密な歯科治療なのですね。

そうですね。もともと精密な治療をしようと思ってスタートしたのではなく、「どうしてやり直しが多いのか」「治療を繰り返さないためにはどうすればいいのか」と考えた結果、治療の精度を上げることに行きつきました。当院ではマイクロスコープを使用して、肉眼ではなかなか見えづらい歯のヒビや欠けを見逃さないことや、症状の原因をしっかり特定することで診断をつけています。例えば、かぶせ物が動いているのか、歯が割れているから動いているのかは、マイクロスコープを通さないとはっきり見えないんですね。写真や動画でお見せすることで、患者さんにも現状を理解していただきやすいですし、原因が特定できれば早めに治療することにつながります。何度も繰り返し治療すれば、その分歯自体にも負担がかかってしまいますので、悪い部分をピンポイントに治療して再発を予防することで、健康な歯を残すことをめざしています。

衛生面にも気を配っていらっしゃると伺いました。

内田守紀院長 内田歯科医院4

精密な歯科治療は、虫歯や歯周病になりにくくするために行っているわけですから、予防が大前提となります。お口の健康を守るためには、治療の精度だけでなく、環境にも気をつけなければなりません。当院では、治療する歯以外の部分を医療用のゴム製のシートで覆い、お口の中で感染が起こりにくいようにしています。そうすることで治療する以外の歯や粘膜を保護できますし、治療器具の誤飲も防げます。感染予防をすることは、患者さんの健康はもちろん、われわれスタッフ側にとってもプラスに働きます。治療だけでなく、こうした面でも「やるべきことをやる」方針でいることが、当院の強みだと感じています。

患者が安心して頼れる場所をめざして

患者さんと接する時に気をつけていることはありますか?

内田守紀院長 内田歯科医院5

ごくシンプルなことかもしれませんが、しっかり患者さんのお話を聞いて、患者さんにわかりやすく説明をすることを心がけています。普通に暮らしていると、自分の口の中を詳細に見る機会はないと思いますが、当院はマイクロスコープで撮った写真をモニターですぐお見せできます。やはり手鏡だと小さいですし、ご自身で見えない部分のことを説明されても、なかなか理解できないですよね。口内の写真やエックス線画像をモニターに映すことで、ご高齢の方でも「ここが虫歯なんですね」と理解していただけると思います。説明する時には、患者さんの目や反応をきちんと見るようにしています。お口の状態を理解していただいているか、治療内容に納得していただけているかを判断しながら、できるだけわかりやすい言葉になるよう気をつけていますね。

今後の展望を教えてください。

引き続きしっかりとした治療を提供していけるように、アップデートしていくことです。歯科治療は日々進化を遂げています。常に患者さんの要望や求めるクオリティーに応え続けるためには私も当院も常に進化しなければならないと考えています。私自身は講習会に通い、日々先進の治療や知識を学んでいきたいと思いますし、当院のスタッフに向けても院内で講習会を開くことができないかと考えています。そうすることで組織全体としてのアップデートにつなげていきたいと思っています。また院内機器や設備も今後充実させていくことで治療自体の底上げと当院の進化につなげていけたらと思います。

最後に、読者の方へメッセージをいただけますか?

内田守紀院長 内田歯科医院6

歯はもともとあるものですから、「歯がなくなるとどうなってしまうのか」を想像しづらい方も多いと思います。私は、あるものが悪くなっていったり、なくなっていくことが「もったいない」と感じています。当たり前のように備わっているものですが、歯は一度抜いてしまえば元に戻ることはありません。けれど、適切に治療を行えば、長い目で見た時に健康に過ごすことにつながります。気軽に立ち寄っていただければ、予防から治療まで、さまざまな方向からお力になります。地域の方が安心して頼れる場所として、これからも励んでまいりますので、ぜひお越しいただければ幸いです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正(部分)/16万5000円~、インプラント治療/35万2000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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