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小林 新二郎 院長の独自取材記事

小林歯科医院

(新潟市北区/早通駅)

最終更新日:2022/12/26

小林新二郎院長 小林歯科医院 main

JR白新線の早通駅からすぐの好立地にある「小林歯科医院」。クリニックとしての歴史は古く、先代院長が1974年に開業してから50年近くがたつ。現院長の小林新二郎先生は、2011年より院長を務める。標榜科目は歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科であり、虫歯や歯周病の治療、親知らずの抜歯から、インプラント治療や矯正、ホワイトニングまで幅広いニーズに対応している。患者層は小さい子どもから高齢者まで老若男女が訪れ、訪問歯科診療にも対応。地域に根差したクリニックとして患者とのコミュニケーションを大切にしており、患者一人ひとりに寄り添った治療の提供を心がけている。小林院長は、「せっかくうちを選んでくれたんだから、噛めるようになって笑顔で帰ってもらいたい」と話す。そんな小林院長にさまざまな話を聞いた。

(取材日2022年11月9日)

幅広いニーズに応える診療を

歴史あるクリニックと伺いました。

小林新二郎院長 小林歯科医院1

父が1974年に当院を開業してから50年近くがたちます。開業は私が5歳の時で、線路から向こうは田んぼが広がり、当院の前の道はまだ舗装されていなくて砂利道だったのを覚えています。この地域は昔はもっと子どもであふれていましたが、徐々に少なくなっているのを感じますね。私が当院に勤め始めたのは2004年で、大学院を修了後に他院で3年間の経験を積んでからでした。その後、副院長を経て、院長となったのは2011年です。

診療内容について教えてください。

虫歯や歯周病の治療といった基本的な治療はもちろん、インプラント治療、矯正歯科、ホワイトニング、予防歯科、顎関節症、根管治療、ブリッジ、さらには、親知らずの抜歯といった歯科口腔外科の領域まで幅広くカバーしています。当院に来られる患者さんは、保育園の園児から中高生、社会人、高齢者まで年齢層が非常に幅広いので、さまざまなニーズに応えられるようにしています。高齢になって通院が難しくなった患者さんには訪問歯科診療も実施していますのでご相談いただければと思います。

得意な治療は何ですか?

小林新二郎院長 小林歯科医院2

私は大学時代の所属が口腔外科だったので、その領域は比較的得意としています。口腔外科的な処置は結果が目に見えてわかるので、患者さんの反応にも直結します。例えば、それが喜ぶ顔であったら、私のやりがいにもつながっていきます。口腔外科の領域で一番多いのは親知らずの抜歯ですが、過去にはサッカーの練習で舌を大きく切ってしまった方の縫合にも対応しました。当院でもそういった緊急時の対応ができるクリニックとして覚えていただけると、うれしいです。

当院を選んでくれたからには満足して帰ってほしい

どんなクリニックでありたいと考えていますか?

小林新二郎院長 小林歯科医院3

昔は、特に田舎のクリニックの場合は「近いところに行く」という方が多かったのではないかと思います。ですが、最近はそれだけの理由で近くのクリニックに行く方は減っていて、それよりもどんなクリニックかをより重視して選んでいるのだと思います。だからこそ、当院を選んでくださった方には真剣に向き合い、その方がこうしたい、ああしたいという想いを受け取って、満足して帰っていただけるようにしたいと考えています。患者さんの中には、歯科医師には話しづらいと言って歯科衛生士や受付に希望を話される方も少なからずいます。ですので、患者さんの要望を聞き逃さないように、歯科衛生士や受付にはそういうことがあったら私に伝えてもらうよう話しています。他にも、できるだけ患者さんの顔と名前、どういったスタンスの方かを頭に入れておくよう伝えています。

患者さんとの対応で心がけていることを教えてください。

コミュニケーションは大切にしています。地域柄方言があるのですが、ある患者さんは「俺は歯が痛いんじゃない、歯がやめるんだ」と表現していましたが、「やめる」とはこちらの言葉で「うずく」に近い表現です。患者さんは一人ひとりが千差万別なので、そういった細かいニュアンスをくみ取ることも大切になってきます。また、クリニックに来られたのには、痛い、腫れている、噛めない、あるいはきれいにしてほしいなど、何かしらの理由があると思います。それをどうにかして解決して、笑顔で帰ってもらいたいと考えています。私は「人のことを治す」などと大それたことはしていなくて、治す手伝いをしているんだと常に肝に銘じています。

やりがいを感じる時はどんな時ですか?

小林新二郎院長 小林歯科医院4

シンプルに患者さんの笑顔と、例えば「ありがとう、噛めるようになったよ」という言葉をいただけたら、やりがいにつながりますね。私にとってそれが最高の褒め言葉なんです。あとは、最初は泣きわめいていたお子さんが、「先生来たよ」とちゃんと座ってお話ができたときには何ともうれしい気持ちになります。

自信を過信することなく謙虚な気持ちを持ち続けたい

院長の経歴を教えてください。

小林新二郎院長 小林歯科医院5

大学を卒業後、すぐに大学院に進学し、口腔外科の歯科麻酔学を専攻しました。歯科麻酔学とは歯科治療や手術中の痛みを取り除くために全身麻酔をかけたり、疼痛治療を管理するような学問です。ですので、クリニックで行われるような一般歯科の分野とはまったく違うことを学びます。そのため大学院時代の4年間は、一般歯科の知識や技術を得られるようにクリニックでも修行をしていました。大学院を修了後は神奈川県のクリニックで、院長という形で3年間勤めました。その後は神奈川県に残ることも選択肢としてあったのですが、私も妻も新潟出身ということもあって出身地に戻ることにしました。当院のある地域は、父の開業当時からクリニックが多く不安もあったのですが、おかげさまで長く続けることができています。

歯科医師として大切にされていることは何ですか?

私が昔医局でお世話になった、当時助教授だった先生の机の前に貼ってあった言葉を時間があれば振り返るようにしています。ある医師の言葉なのですが、要約すると、医師は初めは未知の世界におののき、その後何でもできるという過信の時期や何もできないと感じる挫折の時期を経て、最終的には無力ながらも多少は医療に貢献できると客観的に自分を評価できるようになる、というものです。見返すたびに、なるほど、確かに自分が何でもできるわけではないんだよなと確認しています。この年齢になると、自分ができることとできないことはだいたいわかります。もちろん患者さんの希望を100%かなえたい気持ちはありますが、できないことを素直に伝えることも患者さんのためであると、この言葉で再確認できるのです。歯科医師としての自信が過信にならないように気をつけると同時に、患者さんあっての歯科医師という謙虚な気持ちも持ち続けたいと思っています。

最後に、メッセージをお願いします。

小林新二郎院長 小林歯科医院6

皆さん、ご自分の歯の本数を聞かれてすぐに答えられるでしょうか。私は患者さんにしばしばこの質問をしますが、答えられる方は非常に少ないです。中には「10本?」なんて方もいらっしゃるほど、自分の体のことなのに知らない方が多いんです。当院では患者さんにもっとご自分の口の中に意識を向けていただけるように、正しい歯の磨き方、フッ素の知識などを教えています。小さいお子さんを持つ親御さんにはフッ素を勧めますし、歯間ブラシ、デンタルフロスの重要性や、舌は歯ブラシで磨かないこと、さまざまな歯の形に合わせて歯ブラシを複数本使い分けることなど、ある種の“患者さん教育”を実施しています。そうすることで、同じ病気の繰り返しを防ぐことができると考えています。気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療(1歯)/27万5000円~、矯正治療(小児)/5万5000円~、ホワイトニング(片顎)/1万1000円~

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