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村田 睦剛 院長の独自取材記事

村田歯科クリニック

(春日部市/春日部駅)

最終更新日:2021/10/12

村田睦剛院長 村田歯科クリニック main

東武伊勢崎線の春日部駅から徒歩約2分。線路沿いのビルの2階にある「村田歯科クリニック」は、地域住民に寄り添う「町の歯医者さん」をめざし、2000年に開業したクリニックだ。大きな窓が開放的な印象をもたらしている院内は、ゆったりと診察ユニットが配置されていて明るく広々とした印象。村田睦剛(よしたか)院長のもとで研鑽を積む若手歯科医師やスタッフが生き生きと働いている姿も印象的だ。春日部市歯科医師会での活動にも尽力する村田院長に、後進を育てる心意気や診察にかける思いなどを聞いた。

(取材日2019年5月28日)

生まれ育った地元で地域医療に貢献

もうすぐ開業20周年ですね。

村田睦剛院長 村田歯科クリニック1

長く大学病院で研究生活をしていましたが、約20年ほど前に生まれ育ったこの地で開業しました。いざ開業してみると地元の同級生が、歯科だけではなく内科や外科などさまざまな形で開業していたり、行政機関で働いていたりして、思いのほか横のつながりを持つことができました。ちょうどそれぞれの立場である程度責任を持つ立場を任せられる年頃になりまして、地域包括ケアシステムの会合など、何か集まりがあると親しい同級生がいることが多いですので、いろんな仕事がやりやすい感じがしています。また当クリニックの患者さんが内科のクリニックをお尋ねの時や、私が診察して内科の受診が必要だと判断した場合に、同級生のクリニックをお教えできるのもうれしく思っています。春日部市歯科医師会での活動にもさらに力を入れていこうと考えていますが、これもまた同級生をはじめとする多くの方々のご助力をいただく予定です。

各診療スペースが広く取られていて、開放感のある造りですね。

私は大学病院の麻酔科の勤務が長かったので、そんな経験を生かして、鎮静や全身麻酔を必要とする治療にも取り組みたいと考えて、その処置に必要な広さを各診察スペースに確保しています。例えばパニック障害や歯科恐怖症などをはじめ、通常の歯科治療よりも対処が求められる方なども受け入れています。そういった治療の場合は、時間も神経も使いますが、これまでの経験を生かせることでもありますし、実際に治療の場をなかなか見つけられなくてお困りの方も多いんですよ。少しでもお役に立つことができればうれしいと思っています。

毎年、若い研修医を受け入れて教育なさっています。

村田睦剛院長 村田歯科クリニック2

当クリニックは大学を卒業したばかりの研修医を受け入れています。研修先としては都内の大きな病院の口腔外科などが人気があるのですが、当クリニックにも毎年研修医が来てくれています。私は長年大学病院で若い歯科医師の育成に携わってきましたのでその延長で取り組ませていただいています。教育方針というほどのものでもないのですが、私が常々研修医や若い先生方に言うのは、特殊な技術や専門的な知識も大切だが、一番には患者さんの話をよく聞くこと、とにかく患者さんと信頼関係を築くこと、爽やかな印象ではきはきと受け答えし、挨拶はしっかりと、患者さんとの距離感が近い存在になってほしい、ということです。歯科医師である前に、一人の人間として成長してくれればうれしいな、と願っています。

「町の歯医者さん」でありながら専門的な治療も

高い専門性をお持ちの先生方が勤務しているそうですね。

村田睦剛院長 村田歯科クリニック3

大学病院での勤務が長かったので大学院生とつながりがあり、その関係で手伝ってもらったのが始まりです。私が麻酔科の出身ですから麻酔科の先生をはじめ、矯正歯科や歯内療法を専門としている先生が大学病院から来てくれています。あくまでも当クリニックは地域の皆さんが気軽に来院できる「町の歯医者さん」ですが、専門的な医療が受けられるのが特徴でもありますね。救急車の受け入れや、病院・老人保健施設・特別養護老人ホーム・居宅などへの往診なども行っています。

地域医療へも積極的に取り組んでいらっしゃいますね。

先ほども申し上げましたが、地元出身でさまざまな機関に同級生や顔なじみがいるので連携は取りやすいですね。入院が必要なケースなら、まずは病院で受け入れてもらって私が往診に行くスタイルにしていますし、当クリニックは土日も診察をしていますので、土日の救急患者については貢献させていただいています。近年は訪問診療にも多くの参入があり、入れ歯の痛みに対して長期間鎮痛剤を処方したことによって、消化器に問題が発生するなどの、対処したい事例も報告されています。理想的な医療の提供と現実との間にはまだまだギャップがありますので、そこをどう埋めていけるか、というのが今後の課題ですね。

診療におけるポリシーをお聞かせいただけますか?

村田睦剛院長 村田歯科クリニック4

基本的な治療を大切にすることですね。具体的に言えばいわゆる保険治療というものを重視しています。例えばかぶせ物一つとっても、いまは保険治療で主に使う金属の物から、比較的高価なジルコニアクラウンまで多くの素材があります。患者さんが治療を受けられる時、最新で高い物が絶対的に良いものか、というとどうなのでしょうか。症状や場所、患者さんのお考えなどによって適した治療法も材料も違ってくるのは当たり前です。まずはお口の機能を回復させて、それからさらにプラスの治療をお考えになったほうが、患者さんも冷静に考えることができるでしょう。もちろん患者さんのご希望と治療の必要性があれば、いつでも行えるよう常に勉強や準備を怠りませんが、あくまでも自由診療は選択肢の一つとして捉え、必要に応じてご提案するものと考えています。

患者との対話を重視して納得の医療の提供をめざす

患者とのコミュニケーションも大切にされているそうですね。

村田睦剛院長 村田歯科クリニック5

研修医の先生を患者さんに紹介する時に、患者さんも長年通ってきていただいている患者のプロですから「いろいろ教えてあげてくださいね」と紹介することも多いんですよ。当クリニックの中では、歯科医師も患者さんもスタッフも同じ立ち位置で一緒にお口の健康に向き合う仲間ですからね。研修医や若い先生方にコミュニケーションを大切にしてほしいとお願いしていますが、私自身も治療に入る前にはしっかりとお話をさせていただいて、分不相応な身の丈に合わないことはしない、ということを意識しています。治療の際には、きちんと対話をして地に足のついた治療と対応を心がけています。

セカンドオピニオンなども大歓迎とのことですが。

患者さんの中には一度かかったのだから、少々我慢してでも継続して同じ歯科医院に通わなければならない、と思っている方も多いように思いますが、私はそんなことはないと思っています。患者さんも人間なら、当然歯科医師も人間、相性だってあるでしょう。信用しきれない、何となく気になる、という場合には通院先を変えても良いと思うんです。もちろん当クリニックも同様です。また、治療内容に今ひとつ納得できない場合は、積極的にセカンドオピニオンをお勧めしたいですね。近年インプラント治療で多く問題が発生していますが、当クリニックにも一度施術されたインプラントに問題が発生して、リカバリーを希望される方が多く来院されています。悩まれているようでしたら、ちょっと相談、といった感じで気軽にお話に来ていただければと思います。各分野に精通した先生方がおりますので、安心してご相談いただけると思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

村田睦剛院長 村田歯科クリニック6

当クリニックはどんな症例にも対応すべく、さまざまな分野の専門性の高い知識と技術をお持ちの先生方に来ていただいています。他の歯科医院から処置をお願いされることもあり、少々複雑な抜歯やインプラントなど、専門的な治療を必要とする診療にも対応していますし、曜日によっては20時まで診療を行っています。歯科医院というのはどうしても高い敷居を感じてしまいがちですが、何かお口の中で気になることがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント(金属)/27万円~、インプラント(ポーセレン、ジルコニア、セラミック)/37万円~、審美歯科(ジルコニアクラウン)/10万円~、矯正/75万円、マウスピース型装置を用いた矯正/80万円~(要相談)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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