地域が求める医療を
より高水準に、より身近に

3つの専門部門による質の高い医療と
患者主体の地域医療をバランス良く

昭和62年4月に開院し、30周年を迎えた『埼玉石心会病院』。平成29年11月に新病院がオープンし、新しいスタートを切ったばかり。「断らない医療」と「患者主体の医療」を理念とし、その実践と、高度で安全性の高い医療の提供、地域密着の医療・福祉などを目標に掲げ、埼玉県西部地区の病院やクリニックとの連携の下、地域医療に貢献している。

新病院では新たに開設された低侵襲脳神経部門、心臓血管部門、救急総合診療部門を筆頭に、地域の親しみやすさはそのままに世界水準の医療をめざすほか、ベッドを101床増やし、本当の意味での「断らない医療」、「患者主体」の医療の実現を図る。

低侵襲脳神経部門

石原 正一郎先生

低侵襲脳神経部門長
石原 正一郎院長
1986年順天堂大学医学部卒業。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医。日本脳神経血管内治療学会脳血管内治療専門医ほか。医学博士。2016年3月より現職。経歴や得意分野の違うチームのスタッフをまとめるほか、新病院開設本部長、院長として、職員にとっても居心地の良い病院づくりを心がける。

同じ志を持つ医師がお互いを尊重し合い
日々診療を行う

同じ志を持つ医師がお互いを尊重し合い日々診療を行う

同部門専用の受付。洗練されたデザインが印象的

同部門専用の受付。洗練されたデザインが印象的

脳と神経のエキスパートが集結
体に負担が少ない治療に注力

従来の開頭手術ではなく、脳血管内治療や神経内視鏡治療など頭を大きく開けない治療を中心に行う同部門。新病院のスタートとともに、脳神経外科と神経内科が科の枠を超えた、画期的なチーム医療を展開する。

神経内科、脳神経外科、神経リハビリテーションをはじめ、神経救急などに関わる専門の医師が集結した同部門。すべての治療段階で、なるべく脳を傷つけず負担をかけないことをめざしている。「低侵襲という一般の方になじみのない言葉をあえて使うのは、われわれの中でもスタンスをはっきりさせるため。低侵襲の何がいいのか、治療を通じて証明していきます」
治療後に元の職場に復帰できるかというのは患者にとって身近な心配事の一つだが、そのように人間が人間らしく生活するための一つの目安は、記憶、言語、識別・判断など高次機能をいかに温存できるか。低侵襲治療でそれがどこまで可能か、チーム医療でチャレンジしていると石原正一郎同部門長。
「この低侵襲治療によって、患者さんの日常生活の質や活動にどれくらい貢献できるのか、答えをきちんと出していきたいです」
地域連携では、クリニックと病院、病院と病院でのやりとりではなく、人対人での関わりを重視。地域の開業医が大切な患者を安心して預けられるように、日頃から医師だけでなく現場のスタッフともつながりを持つようにしている。
今後は地域医療のみならず、グローバルな医療水準を保つためにも海外の施設との連携を視野に入れていく。
「脳についてはお任せくださいと言えるエキスパートの集団として、治療に臨みたいです」

ハイブリッド手術室

一つの室内で検査や治療を完結 患者目線で設計された優しい手術室

ハイブリッド手術室には、ベッドを中心にMRI、CT、顕微鏡手術・血管内治療・内視鏡治療用の機材が配置され、患者が寝ているベッドを回転させ治療を実施。ベッドの真上には西洋の絵画が飾られ、時間とともに色が変化する仕掛けが。周囲のガラスは曇りガラスになりプライバシーが守られ、治療中好きな音楽を流せるなど、患者が落ち着いて治療に臨めるように配慮している。

ハイブリッド手術室

ストレスなく安心して治療が受けられるようさまざまな工夫が施されている

 

心臓血管部門

小柳 俊哉先生

心臓血管部門長
小柳 俊哉副院長(地域医療連携担当)
1984年大分医科大学医学部卒業。2015年より現職。日本循環器学会循環器専門医、日本外科学会外科専門医、日本心臓血管外科学会心臓血管外科専門医ほか。医学博士。日々の診療で、患者に心穏やかに接し、治療法を一緒に相談しながら決めていくために、説明に十分に時間を取ることを心がけている。

心臓手術専用の手術室のほか、新たにハイブリッド手術室を完備。

心臓手術専用の手術室のほか、新たにハイブリッド手術室を完備。

心臓カテーテル専用室の設置で緊急対応もよりスムーズに

心臓カテーテル専用室の設置で緊急対応もよりスムーズに

「ハートチーム」の一体的な医療で
すべての循環器疾患に随時対応

循環器内科と心臓血管外科が一体となり、あらゆる循環器疾患に対応する心臓血管部門「ハートチーム」。特に心臓救急に強く、常時2人以上の循環器の医師が当直し、いつでも緊急手術やカテーテル治療が行える体制を整えている。

救急は医療の原点という考えの下、急性心筋梗塞や大動脈解離など緊急性の高い疾患に積極的に対応する同部門。中でも、心筋梗塞に対するカテーテル治療は開院以来累計1万8000例、平成25年1月以降の5年では1000例以上の実績を持ち、急性大動脈解離の手術も年間40例(平成25年1月〜12月実績)実施。また、新病院では循環器プライマリケアの医師が救急部門に常駐。心臓救急の窓口としてトリアージを行い、併存疾患のある場合は、救急の医師と協力で診ていく。
「次々と来る患者さんに対応できるシステムを確立しています。心臓に何か異常があった場合はすぐに来てください」
治療後も再発・進行する可能性がある心臓病の診療において、欠かせないのが地域のクリニックとの連携だ。同部門では地域の循環器を専門とする医師および循環器内科を標榜している医師を中心に、専門以外の医師の協力も得る二重の連携を行っている。
今後は、心臓弁膜症に対してカテーテルで人工弁を入れる治療(TAVI)など、より低侵襲な治療を提供。高齢者や併存疾患のある人に負担の少ない診療をめざす。
「例えば治療後、別の医療機関や施設へ転院する場合も、当院がきちんと連絡を取りお手伝いをします。急性期病院の役割を果たしつつ、治療後も患者さんとご家族に優しい病院でありたいと思っています」

石心会健康塾

地域住民の医療や介護の知識を高め、病気の予防と早期発見につなげる

同院では月〜金曜のほぼ毎日、入間市または狭山市の会場で、一般市民向けに病気や医療・介護に関する健康講座を実施。医師や看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリスタッフなどが参加者との対話を重視した勉強会を行う。2017年10月から3ヵ月は心臓月間としてシリーズで講座を開催。「心臓病のある高齢者は来院が遅れると死につながることも。啓発・周知に努めたいです」

石心会健康塾

講師と参加者の距離が近く、参加者は気軽に医療の知識を得ることができる

 

救急総合診療部門

石井 耕土先生

石井 耕土副院長
2001年北里大学医学部卒業。2017年より現職。専門分野は外傷一般、手の外科、脊椎。日本整形外科学会整形外科専門医。「医療は人と人。愛のある心のこもった医療を提供したい」がモットー。

軽症も重症も幅広く受け入れる
地域全体を支える「断らない救急」

埼玉県西部地区の救急医療の拠点として、年間約7000台の救急車を受け入れている同部門。重症・軽症にかかわらずすべての救急患者に対して総合的に幅広く診療にあたり、まさに「断らない救急」を実践している。

同部門には救急専門の医師2人と総合内科の医師、整形外科の医師の合計4人の救急専属の医師が在籍。新病院になり、循環器内科と心臓血管外科のほか脳神経外科も拡充されたことで、より迅速かつ専門的な治療が可能に。また、経過観察で利用するホールディングベッドを13床から25床に増床。同部門で入院治療と同等の治療が行える環境が整った。
さらに、日頃から地域全体で患者を支えていけるように、埼玉県西部地区の救急医療連携会、医師、救急隊などを交えての意見交換会を半年に1度実施。夜間は所沢市や他の地域からの患者も多く、ヘリポートがあることで広域から患者を受け入れられるため、今後は医療過疎地と連携し、一刻を争う心臓疾患などの受け入れも積極的に行っていく考えだ。
「急性期医療を行っていく上で、救急医療は欠かせません。この病院の理念を体現できるのは救急の分野だと思うので、力を入れて拡充していきたいです」




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