急性期の医療機能を充実させ
地域になくてはならない存在へ

高度急性期・急性期医療を担う
横須賀・三浦圏域の中核病院

明治39年に設立されて以来、110年以上にわたり、横須賀の地で診療を続けてきた『横須賀共済病院』。現在は、ベッド数742床、21診療科を擁する規模となり、横須賀市、三浦市、逗子市、葉山町など三浦半島全域から患者を受け入れる横須賀・三浦圏域の中核病院となっている。地域完結型の医療体制整備が進む中で、同院は高度急性期・急性期医療を担当する病院として、救急車の受け入れが年間約1万台、悪性腫瘍の入院患者数は年間約4000人と豊富な実績を誇る。地域医療支援病院、地域周産期母子医療センター、地域がん診療連携拠点病院などにも指定され、近年では救急、周産期医療に加え、がん領域の充実ぶりが目覚ましい。さらに地域の医療機関との連携体制を密にして、地域全体で切れ目なく患者をケアし続ける仕組みづくりにも積極的に取り組んでいる。

長い歴史の中で常に地域の医療ニーズを取り入れて変化を続けてきた同院が大切にしてきたのは、患者の心を理解すること。平成29年度から、「よかった。この病院で」という新しい病院理念を定め、患者がこの病院で治療を受けたいと思い、職員も誇りにできる病院づくりに努めている。その思いは患者にも十分に伝わり、地域にとってなくてはならない存在となっている。

病院長メッセージ

長堀 薫病院長

長堀 薫病院長

1978年横浜市立大学卒業。同大学病院、「横須賀共済病院」、山梨医科大学附属病院、City of Hope研究所、横浜赤十字病院などを経て、2001年「横須賀共済病院」外科部長就任。診療部長、副院長兼分院長を歴任後、2014年から現職。横浜市立大学消化器・腫瘍外科臨床教授。日本外科学会外科専門医、日本消化器病学会消化器病専門医など資格も複数。

月に1度の院長巡回の前にはスタッフ全員で患者の情報を共有する

月に1度の院長巡回の前にはスタッフ全員で患者の情報を共有する

住民が安心し、誇りに思う病院に
地域連携と診療機能の強化を推進

三浦半島の医療提供体制の中核として、高度急性期医療、急性期医療を担う横須賀共済病院。長堀薫病院長がめざすのは「住民が誇りに思い、安心できる病院」。急性期の医療機能充実を図るとともに、地域との連携を強化し、患者を入院から退院後までフォローする体制づくりに力を入れている。

超高齢社会を迎え、高度急性期から慢性期まで、地域の医療機関が役割分担して協力し合う仕組みづくりが求められている。そのシステムの中核として、同院は高度急性期・急性期医療を提供する役割を担い、病状が落ち着いたら、回復期や慢性期医療を担う医療機関に患者を逆紹介し、希望を尊重しながら在宅や施設での療養へつなげていく。
「こうしたシステムにより、患者さんの病態に応じた適切な医療を提供できるのです。病院間でより円滑に連携を進めるため、8病院で患者さんの受け入れや医師の派遣で協定を結び、地域全体で医療提供する体制づくりを進めています」と長堀病院長。
また、地域医療支援病院である同院の連携先は400医療機関を超えるが、入院から退院後まで一貫してサポートする体制も充実させた。さらに、地域連携クリニカルパスという共通の診療計画をもとに、地域の医療機関と切れ目ない診療を行う体制も整えている。
それと並行してここ数年で、小児科の診療再開、心臓血管外科のスタッフ増員、精神科の入院病棟開設など、高度急性期機能の充実を図ってきた。がん治療の精度を上げるために手術支援ロボットを導入し、救命救急センターにある集中治療室に加えて、入院病棟にも新たにICU10床を開設。重症患者への対応も強化した。さらに、海に囲まれた三浦半島では地域外への救急搬送が難しいため、院内の体制を整備して、救急の「最後のとりで」として全症例の応需をめざす意識づけを徹底。「三浦半島で暮らす、すべての人が誇りに思い、安心できる病院」をめざす取り組みは続く。

病院理念

病院理念だった「医は意なり」を、2017年度から、職員公募で決まった「よかった。この病院で」に変更した。従来の理念は「患者さんの心を理解することこそ医療」という医療者の心構えを伝えていたが、新理念はよりわかりやすく、患者にも職員にも大切な病院でありたいという願いを表現している。「患者さん、職員はもとより、連携する開業医や病院の方々、当院に関わるすべての皆さんにそう感じていただきたいと願っています」と長堀病院長。

「規模や診療内容で選ばれるだけでなく、三浦半島に暮らす方が誇りに思える病院をめざしたい」と長堀病院長

「規模や診療内容で選ばれるだけでなく、三浦半島に暮らす方が誇りに思える病院をめざしたい」と長堀病院長

先端医療

高橋 淳先生

副院長/循環器部門長
高橋 淳先生

1986年埼玉医科大学卒業。1996年心房細動に対するカテーテルアブレーション治療の先駆的存在であるフランス・ボルドー大学附属Haut-Leveque病院留学。モットーは信頼される医療従事者であること、より良い医療を求め情熱を持ち続けること、指導者として後輩医師を教え学習者として人から学び成長すること。

カテーテルアブレーション治療を行う高橋副院長

カテーテルアブレーション治療を行う高橋副院長

時代に先駆けた質の高い医療を追求
専門的な診療技術で地域に貢献

各分野で先端医療に取り組む同院。中でも豊富な知識とハイレベルな技術を駆使し、高度な医療を日常的に実施しているのが循環器内科と脳神経外科だ。患者の期待に応えるべく豊富な治療選択肢を用意するとともに、常に時代の一歩先を行く医療を横須賀から世界に向けて発信することをめざしている。

循環器疾患の治療法は急速に進歩し、適切な段階で適切な治療を行えば、大きな改善が見込めるようになってきた。同院では急性・慢性、両方の心血管疾患に対して、24時間体制で循環器内科専門の医師による診断や緊急カテーテル検査・治療などを行っている。心臓血管外科とともに循環器部門として一体となり、緊密に連携しているため、緊急開胸手術が必要な場合も迅速に対応可能。特にカテーテル治療では、不整脈に対する経皮的カテーテル心筋焼灼術(カテーテルアブレーション治療)が年間856件(平成29年1月〜12月)、心筋梗塞・不安定狭心症に対する経皮的冠動脈形成術(PCI)が1046件(同)と数多くの実績を残している。
カテーテルアブレーション治療は、カテーテルを血管に通して心臓に挿入し、先端から高周波電流を流して病気の原因部位である心筋を焼灼することで不整脈を根治させる治療法で、高橋淳副院長はこの治療を日本にもたらしたパイオニア的存在だ。同院で行うこの治療の内約80%が、従来は治療が難しいとされていた心房細動症例であり、手術件数は8000件(平成15年6月〜29年12月実績)を超える。治療後5年以上の経過を見ると、発作性心房細動では90%、持続性心房細動では75%の心房細動抑制率を示している。手術時間についても、発作性心房細動で2〜3時間、持続性心房細動で3〜4時間と短く、患者への負担軽減にも尽力。また、独自の合併症対策による安全性を追求したカテーテルアブレーション治療も可能だ。このような高度な医療を日常的に通常の医療として提供している同科には、他院からも多数の患者が紹介されてくる。
「心房細動に対するアブレーション治療を日常的に行えるのは、現在、全世界で実施されている拡大肺静脈隔離術を丁寧に行うことを基礎に、原因部分を徹底的に探り、しっかり焼灼する方法を継続しているからです」と高橋副院長。
カテーテルアブレーション治療やPCIを行うカテーテル室は3室稼働し、各室には高性能な3次元マッピングシステムを装備。経験豊富な医師が5人在籍し、1日に平均4例の心房細動アブレーション治療を実施。また、植え込み型除細動器(ICD)や両心室ペースメーカーによる不整脈治療、ローターブレーターやDCAなどによる心血管のカテーテル治療などさまざまな先端的治療を行っている。医師の指導体制や看護師・臨床工学技士・診療放射線技師と一体的に診療するチーム体制も充実している。
「患者さんやご家族へは治療のメリットやデメリットなどを十分に説明し、その上で患者さん自身に今後の方針を決めていただけるように努めています。人生の選択に寄り添える病院であり、信頼していただける医療チームであり続けられるように、引き続き安全で質の高い医療提供を心がけていきます」

田中 良英先生

脳神経外科部長
田中 良英先生

1993年横浜市立大学医学部卒業。2006年より現職。専門は脳神経外科手術一般、頭蓋底手術、脳動脈瘤の手術。患者だけでなく家族の思いまでくみ取っての総合的な診療を実践。県内共通の脳卒中地域連携クリニカルパスの運用にも尽力し、地域連携の会「ブレインアタックネットワーク」の開設者かつリーダー的存在。

高い技術による手術件数は県内でも抜群の実績を持つ

高い技術による手術件数は県内でも抜群の実績を持つ

高い技術による手術件数は県内でも抜群の実績を持つ

脳神経外科は、脳血管障害と脳腫瘍の急性期治療において、どんな病状でも病院内で治療を完結できることをめざしている。豊富な治療選択肢から総合的に判断し、一人ひとりの患者に適した治療を提供。脳血管障害の中でも、脳動脈瘤に対しては開頭クリッピング手術とカテーテルによるコイル塞栓術、またはその併用などから適切に選択。脳腫瘍には、神経内視鏡を応用し、開頭手術との組み合わせで低侵襲な治療を採用し、合併症のリスク軽減もめざしている。一方、急性期脳卒中に対しては、24時間365日、血栓溶解療法と血栓回収療法を行う体制を構築。救急患者については、救急科・脳神経内科と協力して、全症例を受け入れる体制を整えていると脳神経外科部長の田中良英先生は言う。
「いつでも患者さんを受け入れるためには、ベッドを空けておく必要があります。急性期治療後の患者さんを引き受けてくれる回復期病床や地域包括ケア病床を持つ病院と協力関係を築いています」
田中先生は、定期的に連携する病院やクリニックを訪れて、転院・退院後の患者の様子を見聞きし、病状が改善されているかどうかを確認する。
「次の一歩まで見守ることで、何よりも患者さんが安心されます。退院時には、急性期医療の担い手の立場からお話をして、社会復帰のお手伝いをします」
また、救急隊とのケースカンファレンスや市民公開講座の開催など啓発活動にも熱心だ。
「患者さんが脳卒中を疑い、救急隊が連れてきてくれないと、治療できません。今後は地域とも連携し、より深く地域医療に貢献したいと考えています」

ベトナムとの医療交流

田中先生が2012年にベトナム・ハノイ市のバックマイ病院を訪問したのをきっかけに、年4〜5回、脳神経外科の若い医師・研修医を2週間ずつ派遣。看護師も派遣して日本の医療技術を伝えているほか、ベトナム人医師・看護師を同院で受け入れている。「教えるばかりではなく、こちらが教わることもたくさんあります。親交を深め、お互いに技術を磨いていきたいです」と田中先生。同院の医師・看護師のモチベーション向上にも役立っている。

日本とベトナムの懸け橋に。アジア圏全体の医療の向上に努める

日本とベトナムの懸け橋に。アジア圏全体の医療の向上に努める

 

がん医療

舛井 秀宣先生

外科部長 舛井 秀宣先生

1987年横浜市立大学医学部卒業。2006年より現職。専門は消化器外科(特に肝胆膵外科)、内視鏡外科。日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医他多数。外科の医師としてのやりがいは、手術をした後に患者が元気に帰って行くこと。

しっかりとした安全管理を心がけながら、経験豊富な医師が腹腔鏡手術を行う

しっかりとした安全管理を心がけながら、経験豊富な医師が腹腔鏡手術を行う

各科の特色を生かした高度医療で
拠点病院としてがん医療をリード

横須賀・三浦地域のがん診療連携拠点病院として、高度ながん治療に取り組む同院。各診療科が特色を生かして、大学病院レベルの医療を提供することをめざしている。最近では、退院後も患者を支え続けるために、地域の医療機関と緊密に連携していることも特徴だ。

年間約1400例(平成29年4月〜平成30年3月)の手術実績を有する同院の外科。消化器がんと乳がんの手術が中心となっているが、中でも大腸がんの手術は豊富な症例数を誇っている。同科では現在、多くのがん手術を、患者の体への負担が少ない腹腔鏡下手術で対応。大腸がんのほぼ全例で、また肝・胆・膵の手術でも腹腔鏡を適用し、高水準のがん治療を提供している。
「これまで大きな傷が残っていた肝臓の手術でも、腹腔鏡手術だとほとんど傷が残りません。胆のう手術では、へそを切って腹腔鏡を入れることで傷が目立ちにくくなり、見た目を気にする女性に喜ばれています」と舛井秀宜外科部長はそのメリットを語る。
見た目ばかりでなく、従来の開腹手術に比べて腹腔鏡下手術は出血や痛みが少ないという利点も。例えば、胆のうを取る手術では、早い人では2日で退院することもあり、大腸がんでも通常、1週間程度で退院が可能だという。
「腹腔鏡下手術は患者さんの体に優しい治療法です。もちろん、不安に思う方もおられますが、手術の内容を丁寧にご説明すると、多くの方は納得され、腹腔鏡での手術を希望されます」
一方、乳がんには乳房温存手術を積極的に採用。大きく乳房を切除しなくてはならない場合には、形成外科と協力して質の高い乳房再建手術も行っている。さらに、がんの種類や状態によって、泌尿器科や消化器内科、放射線科など院内の各科と密に連携して集学的に治療。胃がんの一種である消化管間質腫瘍(GIST)では、外科と消化器内科が共同で、腹腔鏡と内視鏡を併用する先進的な手術も行っている。
また、最近では地域のクリニックとの連携を強化し、月に1回は紹介を受けた患者の詳細を検討するカンファレンスを開催している。退院後は日常的にクリニックの医師がフォローし、同院が精密検査や必要な治療を行う形で切れ目のない診療を継続。5大がんの地域連携クリニカルパスを活用し、患者が病院とクリニックを上手に使い分けて社会生活を送りながら、がん治療を継続できるように支えている。外来での化学療法や早期からの緩和ケアを実施し、がんに関するさまざまな相談に応じるなど、がん患者を総合的に支える体制が整っているのも、同院の強みといえる。同科は外科などの専門医師の育成にも熱心で、若い医師が数多く在籍し、スタッフが充実していることも特徴だ。
「若い医師の教育には特に力を入れています。またこの病院の良さを生かして、今後も患者さんが安心できるように努力していきます。大手術をしてがんは治ったけれど、体力を奪われて日常生活がままならない、というのでは意味がありません。患者さんに優しい治療でがんを治し、元気に自宅に戻ってもらうことこそ、私たちの願いです」

小林 一樹先生

泌尿器科部長
小林 一樹先生

1992年山形大学医学部卒業。2012年より現職。泌尿器がん、尿路結石、前立腺肥大症、腹腔鏡下手術などを得意とする。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。講演会等で市民や医療従事者に向けた情報発信にも積極的に取り組んでいる。

支援ロボットによる手術。より患者の心身に配慮した手術が行えるように

支援ロボットによる手術。より患者の心身に配慮した手術が行えるように

前立腺と腎臓のがんでロボット支援手術開始
より低侵襲で臓器の機能温存が期待できる

泌尿器科は、前立腺、ぼうこう、腎臓など泌尿器のがん全般を診療。在籍する8人の医師がそれぞれの専門性を生かし、質の高い医療を提供している。前立腺がんでは低侵襲な腹腔鏡下手術、ホルモン療法、抗がん剤治療など複数の手段を組み合わせて治療。ぼうこうがんはほとんどの症例を内視鏡で治療しているが、ぼうこう全摘手術の症例数も多く、人工肛門を用いずに患者の腸の一部から新ぼうこうを作り、これまでどおり尿道から排尿できるようにする手術の経験も豊富だ。
平成29年5月には手術支援ロボットを導入。前立腺がんの全摘手術に適用し始めた。
「ロボット手術は3Dで術野が見え、動きも繊細です。前立腺を精密に切除できるので、従来の腹腔鏡下手術よりも周辺の臓器機能が温存できることがメリットになります」と小林一樹泌尿器科部長は説明する。
ロボット手術により、前立腺がんでは、これまで問題になっていた術後の失禁などの症状が出る割合が減ったという。前立腺の腹腔鏡下手術経験が豊富な小林部長は、「ロボットの支援によって一層精度の高い手術が行えるようになりました。手術時間も短く、今のところ合併症も起きていません」と手ごたえを語った。
「ロボットを使うことにより、より低侵襲な手術がめざせることもメリットです」
平成30年1月には、前立腺がんとともに日本で保険適用が認められている腎臓がん部分切除のロボット支援手術も開始。部分切除手術は、全摘手術よりもさらに繊細な手技が求められるが、ロボット支援でより安全に精度の高い手術が行えると期待される。横須賀地区の泌尿器科や内科の医療機関と緊密な連携を築き、早期発見と退院後のフォロー体制も充実。また、患者数の多い前立腺肥大症に対しては、まだ全国でも行う施設は少ないという、低侵襲なレーザー治療(PVP)を実施している。
「三浦半島の拠点病院として9割以上の疾患に対応し、高いレベルの治療を提供することをめざしています。スタッフが充実し、救急にもいつでも対応できますから、安心して受診してください」

住友 正和先生

副院長/麻酔科部長
住友 正和先生

1978年横浜市立大学医学部卒業。1995年から「横須賀共済病院」麻酔科部長。2015年7月より現職。日本麻酔科学会麻酔科専門医。手術をスムーズに行えるような手術室スケジューリングにより、全科から信頼を集める。

綿密な計画で手術全応需をめざし
がん患者の痛みや不安もサポート

外科系の手術や救急対応の要請にすべて応えることを目標としている麻酔科。予定手術は17時までに終えるように調整し、緊急手術に備えている。「すべての手術を受け入れることで、手術をする医師との信頼関係が成り立ちます。安全に医療を行うためには、手術する医師とうまくコミュニケーションを取りながら手術計画を立てることが大切ですからね」と住友正和麻酔科部長。
また、術前に麻酔方法について説明することも麻酔科の役割。特にがん患者への説明では、しゃくし定規な対応ではなく家庭環境なども考慮し、安心して手術に臨める状況をつくるように心がけるという。その上で、術後の痛みについても、ある程度コントロールできるような治療をめざしている。
「今後も手術全応需をモットーに、地域の方々が安心して手術を受けられ、当院のスタッフが満足感を持って働くことができるように、手術室を運営していきたいと考えています」

 

救急医療

土井 智喜先生

救急科部長
土井 智喜先生

2003年横浜市立大学医学部卒業。2016年より現職。医療の原点である「倒れた人がいたときにその人を助けたい」という思いで救急の道へ。「喜んで」の精神でできる限りの患者を受け入れる。「横須賀共済病院」の自慢できるところは「土地柄、海があること、眺めが最高なこと。そしてもちろん救急科のチームワークの良さ」だそう。

地域の中核病院の一員として日々救急の現場を支える若き救急科のスタッフたち

地域の中核病院の一員として日々救急の現場を支える若き救急科のスタッフたち

他科とも連携し、大学病院レベルの高度な医療を展開

他科とも連携し、大学病院レベルの高度な医療を展開

「患者を断らない」をモットーに
チームワークで対応する救急医療

「断らない」をモットーに三浦半島全域の地域医療を支える救急科。一人でも多くの患者の命を救うために、24時間、多くの救急車を受け入れられる体制を築くとともに、院内の各診療科や地域の医療機関と密に連携。若くエネルギッシュなスタッフが、日夜、救急の現場で活躍している。

モットーである「とにかく患者を断らない」を胸に、地域の救急医療の中核となっている同科。
「救急医療はチームワークが第一。『はい、喜んで』の精神で普段から互いを支え合い、地域の病院やクリニックと深い信頼関係を築くことで、高度な医療が提供できるのです」と土井智喜救急科部長は話す。
救急医療は、救急科だけでは完結できないことも多い。迅速に救急患者を受け入れ、的確に治療するためには、院内各診療科や地域の医療機関、救急隊との連携が重要となる。同科では、患者それぞれの状態に合わせて適切な科と連携を取り専門的な治療を進めるチーム医療体制づくりと、地域との連携強化に尽力してきた。
「一緒に楽しく仕事をしたいという思いを持ったメンバーが集まっているので、チームワークは抜群です。お互い積極的に声をかけ合い、コミュニケーションを取るようにしています」
地域連携においては、患者の容体が急変したとクリニックから救急要請があった際、速やかに対応できるよう、窓口がわかる関係づくりを意識。万が一、同院で受け入れが難しいときに備え、地域の他病院とのつながりも大切にしている。
また、災害拠点病院に指定されている同院は、大規模災害発生時には各所と連携して迅速な対応を取り、住民の命を守る中心的な役割も担う。
「三浦半島の中核病院として、地域の方に困ったことがあれば積極的に関わっていきたいと思います。皆さんに頼っていただける病院になるために、もっとできることを増やしていきます」

救急でも開業医と連携

クリニックで診察している患者の容体が急変しても、そこでは対応できないケースがある。そこで、同院では開業医との連携を図り、患者がスムーズに救急受診できるよう、地域連携センターのスタッフを中心に体制づくりとその見直しを行っている。持病のある患者を救急診療する場合、開業医からの情報提供も重要だと土井部長。「一過性の連携で終わらないよう、医師会や救急の現場とのバランスを取り、長く続く体制づくりを心がけています」

患者受け入れの際の窓口になる地域連携センターのスタッフ

患者受け入れの際の窓口になる地域連携センターのスタッフ

 

その他

地域住民が安心して頼れる中核病院であり続けるために
質の高い医療をあらゆる側面から支える専門部署を多数設置

誰もが安心して診療を受けられるよう、
組織全体で連携している

誰もが安心して診療を受けられるよう、
組織全体で連携している

誰もが安心して診療を受けられるよう、組織全体で連携している

患者支援相談窓口・・・外来で通院している患者が安心して診療を受けられるよう設けられた、病気のこと、経済的なこと、家族の介護のことなど、気軽に相談できる部署。がん患者には「がん相談支援センター」も設けている。

医療安全管理部・・・すべての人にとって安全・安心な医療を確保するために、医療事故を起こしにくい環境、事故を未然に防ぐシステムづくりを推進。

地域連携センター・・・地域のかかりつけ医や関連病院との連携を促進し、患者やその家族が安心して切れ目のない医療を受けられるよう日々努めている。

ブランド推進室・・・病院職員はもとより、地域住民の誰もが「横須賀共済病院がある」と誇りに思えるように、さまざまな企画を実施。

事務部・・・診療内容をビッグデータとして蓄積・分析し、診療の質を確保できるよう、各診療部門・看護部への情報提供などを行っている。

看護部・・・患者にとって身近な看護の専門部署として、常に知識・技術の研鑽に努め、患者の望むケアを提供することをめざしている。


◆横須賀共済病院 基本情報はこちら


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