急性期から退院後の生活まで
手厚く患者を支える中核病院

26の診療科による全人的医療を提供
24時間体制で地域のニーズに応える

甲能 直幸院長

甲能 直幸院長

1974年慶應義塾大学医学部卒業後、米国マウントサイナイがんセンターに留学。帰国後、都内大学病院勤務を経て、順天堂大学医学部助教授、防衛医科大学校医学教育部助教授などを務め、2002年に杏林大学医学部付属病院耳鼻咽喉科・頭頸科教授就任。同病院病院長を経て2015年より現職。日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医。日本気管食道科学会顧問。日本頭頸部外科学会顧問。専門は頭頸部腫瘍学。

急性期医療を中心に、26の診療科による幅広い診療を行う『佼成病院』。340床の病床を備え、急性期病棟、療養病棟、緩和ケア病棟、地域包括ケア病棟など、患者の状態に合わせた入院設備を完備している。平成26年に杉並区に移転して以来、地域に根差した医療の提供を掲げ、地域連携機能の充実にも取り組んできた。平成30年には患者サポートセンターを開設し、スムーズな入院受付から退院後の生活支援までを実践する予定だ。杏林学園の教育関連施設として人材面や医療体制において大学と密な連携を図り、世界で活躍できる人材育成に励む。24時間体制で患者受け入れを行う二次救急医療機関、また災害拠点病院の機能も持ち、地域の中核的な病院として存在感を高めている。年間数百人の外国人患者を受け入れ、スタッフの言語力やセカンドオピニオンの役割も強化。甲能直幸院長を筆頭に、医療の国際展開をめざしているのも大きな特徴だ。

 

外科

柳田 修先生

外科部長/副院長 柳田 修先生

1986年鹿児島大学医学部卒業。三井記念病院、癌研究会付属病院で研修医として経験を積んだ後、杏林大学医学部付属病院で上部消化管外科のチーフとして消化器・一般外科診療に携わる。2013年より現職。日本消化器外科学会消化器外科専門医。日本食道学会評議員。専門分野は消化器・一般外科、消化器がんの腹腔鏡下手術など。

各分野のエキスパートがそろいチームで一丸となって診療にあたる

各分野のエキスパートがそろいチームで一丸となって診療にあたる

身近な地域のかかりつけ医として
患者本位の高度な治療を提供

地域住民の健康を守るという使命の下、24時間体制で診療を行う同科。消化器内科と密に連携を図りながら、食道から直腸までの消化管や胆のう・膵臓などの領域、さらに乳腺まで幅広い領域をカバー。専門知識が豊富なスタッフで構成された、高レベルなチームで診療にあたっている。

地域のかかりつけ医でありながら、「大学病院レベルの医療」を提供することをモットーとする外科。食道外科を専門とする外科部長の柳田修先生をはじめ、大腸や胆のう、膵臓といった各専門領域に長けた医師がそろい、良性・悪性にかかわらず幅広い疾患に対応しているのが強みだ。中でも力を入れているのが腹腔鏡を用いた手術。先進の腹腔鏡を2台備え、緊急時にも患者を待たせずに対応できるよう体制を整えており、最近は地域の病院やクリニックからの紹介も増えているという。
「外科チームでは、患者さんのQOL(生活の質)を意識し、できる限り負担に配慮した治療を提供したいと考えています。そのためにも、患者目線を忘れずに、自分の家族に受けてほしいと思える治療法の選択を心がけています」と柳田先生。
例えば、がん治療では手術療法だけでなく、タイミングを見極めて化学療法を併用することも。非手術的治療も考慮した上で、患者一人ひとりに最適と思われる治療を実践している。
「安全性・根治性を追求した上で、低侵襲治療も積極的に行っています」
スタッフ一人ひとりが患者との信頼関係の構築に努めている同科。各種学会に参加して知識をアップデートするなど、技術レベルの向上にも余念がない。「常に患者さんのことを第一に考えた治療ができるよう尽力しています。がんのセカンドオピニオンも含めて、心配なことがあれば安心して外来にお越しいただき、ご相談ください」と、力強く話す柳田先生。専門家として患者を精神面も含めてしっかりサポートしながら、最適な方向に導けるよう努めている。

低侵襲な腹腔鏡下手術

腹腔鏡の手術に注力する同科で最近増えているのが、単孔式腹腔鏡下手術と呼ばれる術式だ。通常の腹腔鏡下手術では腹部に数ヵ所の穴を開ける必要があるが、これは1つの穴のみを開け、その中で器具を操作するため、傷痕が目立ちにくく入院期間の短縮にもつながるというメリットがある。「1つの穴で操作するため高度な技術が必要とされる手術ですが、十分な内視鏡のトレーニングを積んだ医師が対応しますのでご安心ください」と柳田先生。

傷が小さいと術後の回復も早く患者への負担が少ない

傷が小さいと術後の回復も早く患者への負担が少ない

小児科

倉山 亮太先生

小児科部長 倉山 亮太先生

2002年杏林大学医学部卒業後、同大学大学院医学研究科を経て、東京女子医科大学腎臓小児科、杏林大学医学部付属病院小児科でそれぞれ助教を務める。2014年より現職。日本小児科学会小児科専門医。専門分野は小児腎疾患など。平日夜間と休日の救急診療体制を充実させるなど、子どもと家族の不安に寄り添うシステムの整備に注力する。

小児科外来プレイスペース。清掃が行き届き常に清潔に保たれている

小児科外来プレイスペース。清掃が行き届き常に清潔に保たれている

新生児から15歳までの外傷を除く身体と心のすべての領域にわたり診療を行う

新生児から15歳までの外傷を除く身体と心のすべての領域にわたり診療を行う

専門外来の開設や救急の時間拡大を通じ
子どもの疾患をこまやかにサポート

腎臓・アレルギー・神経など5つの分野で専門外来を持ち、それぞれのエキスパートが診療にあたる小児科。入院設備や救急外来も整備され、平成29年からは救急診療の受付時間を拡大し、平日は夜間の急変にも対応している。住民の通いやすさを第一に考えた、地域に開けた医療機関をめざす。

新生児から15歳までの外傷を除く幅広い疾患の診療を行う小児科では、健診や予防接種に対応するほか、腎臓・循環器・アレルギー・神経・小児外科の5分野で専門外来を設置している。神経分野ではけいれん性疾患をはじめとする神経疾患、小児外科分野では鼠径ヘルニアや肛門周囲膿瘍などの外科系疾患に加え、便秘の専門的な診療にも対応。中でも最近は、アレルギー分野での食物アレルギーと、腎臓分野での検尿異常についての相談が増えているという。
「インターネットの影響からかネガティブになりがちな保護者の方が多いですが、そうした不安を取り除けるよう、正確な情報をわかりやすく伝えてサポートするのが専門家の役目です」と話すのは、小児科部長の倉山亮太先生。専門外来は予約制を採用しているものの、「できる限り要望に応えたい」と臨機応変な対応を心がけているそう。
患者を第一に考える真摯な姿勢は、ほかにもさまざまな取り組みとなって表れており、救急診療における診療時間の拡大もその一つ。平成29年4月からは平日23時まで、日曜も9~17時に診療を行い、夜間・休日の急変に対応する。また入院も可能で、病棟にはプレイルームを完備。子どもたちが安心して入院生活を送れるよう、小児スタッフがサポートする。先進機器を用いたスピーディーで正確な診査・診断を心がけ、より詳細な検査が必要な場合は、連携する杏林大学医学部付属病院につなぐことも。開設から4年目を迎え、最近ではクリニックからの紹介患者も増えてきたそうだが、「クリニックのように気軽に通える小児科」をめざし、今後も進化を続ける。

平日夜間の救急診療

子どもの疾患は突発性の症状が現れることや、夜間帯に急変するケースが多いことから、同科では外来診療時間外の緊急診療を重視している。平日夜間の診療はこれまでも行っていたが、増加する患者のニーズに応じて診療時間を徐々に拡大させ、現在は23時まで対応。また休日診療についても、2017年1月から日曜9~17時に実施している。「少しでも子どもたちの負担や、ご家族の不安を軽減できるようにしたいと思っています」と倉山先生。

小児の救急診療のニーズは高く入院も可能。病棟にもプレイルームが完備

小児の救急診療のニーズは高く入院も可能。病棟にもプレイルームが完備

消化器内科

高橋 信一先生

内科部長/副院長
高橋 信一先生

1976年杏林大学医学部卒業後、同大学医学部第3内科に入局。同科講師・助教授を経て、1993年から2年間、ハーバード大学医学部へ留学。1999年より杏林大学医学部第3内科教授、2016年より現職。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会肝臓専門医。専門分野はピロリ菌感染症、胃潰瘍、胃がん、慢性肝炎・肝がんの診断と治療など。

内視鏡室のスタッフ一同。患者が安心して治療に臨めるよう努めている

内視鏡室のスタッフ一同。患者が安心して治療に臨めるよう努めている

内視鏡洗浄機を3台設置し、スムーズな検診につなげている

内視鏡洗浄機を3台設置し、スムーズな検診につなげている

充実した内視鏡設備とマンパワーで
幅広い消化器疾患に迅速に対応

食道・胃・小腸・大腸などの消化管と、肝臓・胆のう・膵臓の疾患を対象とする消化器内科。いずれも消化器全般に精通した医師とメディカルスタッフとのチークワークにより、厚い診療体制を整えている。内視鏡室を3部屋、透視下内視鏡室を1部屋備えるなど設備も充実。

良性・悪性問わず、幅広い消化器疾患を対象とする消化器内科。特に力を入れているのは、より安全で苦痛の少ない内視鏡検査・治療の実現だ。内視鏡室を3部屋、透視下内視鏡室を1部屋備え、あらゆる領域をカバー。上部・下部消化管の検査はもちろん、胆道(胆のうや胆管)・膵管の状態を調べる内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)や、超音波内視鏡を用いて病変の一部を採取・評価する超音波内視鏡下穿刺吸引術(EUS−FNA)など、専門性の高い検査・治療も行うことができる。
「幅広い診療を実践するには、高度な技術と設備が必要です」と内科部長の高橋信一先生が話すように、同科ならではの強みはマンパワーと充実の先進機器。また、内視鏡の自動洗浄機を3台そろえ感染管理も徹底。検査時は血圧・脈拍・酸素飽和度のモニタリングを行い、希望に応じて経鼻内視鏡や鎮静剤を用いるなど、患者の負担にも十分配慮している。
「患者さんが安心して治療に臨めるよう、じっくりお話を伺って丁寧に説明しますので、気になることがあれば、どんなことでも遠慮なくご相談ください。正確かつ迅速な診断と治療を心がけています」
さらに同科では外科や緩和ケア内科との密な連携により、スムーズな外科的処置や緩和ケアの提供に努めている。杏林学園の教育関連施設ということもあり、同大学医学部付属病院の消化器内科と連携を図り、質の高い検査・治療を行っているのも特徴だ。
「杉並区の胃がん検診(胃内視鏡検査)も実施していますので、がんの早期発見・治療に向けて、より多くの方に受診していただきたいですね」

スムーズな各種検査

厚い診療体制を構築することによって、スムーズな検査・治療をめざしている同科。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医などの資格を持つ常勤医6人と、非常勤医5人の体制で幅広く検査・治療を実施。また杏林大学医学部付属病院の消化器内科とも連携を図っている。充実した設備に加え、メディカルスタッフとの抜群のチームワークにより検査の待ち時間を軽減。必要に応じて、診察したその日に検査を行うことも可能だ。

充実の内視鏡機器

充実の内視鏡機器

耳鼻咽喉科

中村 健大先生

耳鼻咽喉科部長
中村 健大先生

2006年杏林大学医学部卒業後、同大学医学部付属病院耳鼻咽喉科を経て、2013年より現職。日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医。趣味はバスケットボールとテニス。専門分野は耳鼻咽喉科一般。

感覚器を主とする幅広いニーズに対応

感覚器を主とする幅広いニーズに対応

内視鏡による鼻の手術に強み
患者の負担に配慮した治療をめざす

慢性副鼻腔炎などの鼻疾患から、難聴や嚥下障害、頭頸部腫瘍まで、感覚器を主とするさまざまな疾患に対応する耳鼻咽喉科。杏林大学医学部付属病院をはじめ、近隣の医療機関と連携を図りながら、患者への負担に配慮した高度な治療をめざす。特に鼻疾患に対する手術に注力しているのが特徴だ。

主に、耳・鼻・喉の治療を行う耳鼻咽喉科。狭い領域だと思われがちだが、実は他の臓器との関連性が強い分野でもある。例えば、睡眠時無呼吸症候群や扁桃腺肥大もその一部。そこで同科では総合病院としての強みを生かし、循環器内科や小児科などと連携しながら、幅広い世代・疾患に対応して迅速かつ効果的な治療に努めている。
中でも慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎をはじめとした鼻疾患に対する手術に注力。先進の内視鏡やナビゲーションシステムを活用し、患者への負担に配慮した安全性の高い手術をめざしている。
「内視鏡手術はできる限り低侵襲で行い出血を抑え、患者さんの負担が少ない治療をめざしています」と話す耳鼻咽喉科部長の中村健大先生。ナビゲーションシステムによる精密な手術はスピーディーな回復につながるため、入院期間の短縮にも役立っているのだという。
地域の高齢化に伴い難聴や嚥下障害などを訴える患者も増えていることから、補聴器の外来を開き嚥下機能検査にも対応。漢方の処方も行うなど、患者のニーズに応えた幅広い診療を行っている。
「今後は大学病院との連携体制をより強化し、さらに多くの患者さんを幅広く診ていける体制を整えていきたいですね。地域のニーズを拾い上げながら、積極的に新しいことにもチャレンジしていくつもりです」
そのためにも、まずは日々のコミュニケーションを大切にしたいと話す中村先生。他科と連携した総合病院ならではの高度治療を実践しながら、患者一人ひとりと真摯に向き合う診療姿勢により、多くの地域住民から信頼を獲得している。

内視鏡による鼻の手術

鼻の手術に注力する同科では、鼻専用の内視鏡に加え、先進のナビゲーションシステムを導入。リアルタイムで副鼻腔内における手術器具の位置をしっかり把握できるだけでなく、手術箇所以外の損傷リスク軽減にもつながり、より複雑な手術への対応が可能となったという。なお、同科では術前の準備から術後の止血に至るまで、治療のあらゆる場面においてなるべく患者の負担を抑えるケアを実践。他科や大学病院とも連携し、高度な手術の提供に努めている。

副鼻腔の内視鏡手術は経験豊富な手術部長の金谷毅夫先生を中心に行われる

副鼻腔の内視鏡手術は経験豊富な手術部長の金谷毅夫先生を中心に行われる

脳神経外科

中西 肇先生

脳神経外科部長
中西 肇先生

1986年順天堂大学医学部卒業後、米国国立衛生研究所に留学。帰国後、順天堂大学医局、東京都立広尾病院などを経て、順天堂大学医学部脳神経外科准教授に就任。2013年より現職。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医。趣味はスポーツクラブで体を鍛えること。脳神経外科全般および、小児の脳疾患に対して高度な治療を実践する。

CTなどの先進機器がそろう

CTなどの先進機器がそろう

手術経験が豊富な中西先生

手術経験が豊富な中西先生

小児を含めた脳・脊髄疾患に
24時間体制でスピーディーに対応

脳や脊髄が関連するすべての疾患を診る脳神経外科。対象は脳卒中から脳動脈瘤、脳腫瘍、頭痛、てんかん、さらには正常圧水頭症などによる認知症まで、先進機器を用いて24時間対応し、地域患者の診療にあたっている。大学病院レベルの治療環境の中で、難症例や緊急時にも高い技術力で対応している。

脳や脊髄に関わる疾患を幅広く扱う同科。中でも特徴的なのが、脳挫傷や急性硬膜下出血などの頭部外傷をはじめとする、小児の脳疾患を多く扱っている点だ。脳神経外科部長である中西肇先生はかつて、大学病院で小児外科を専門に診療。子どもの事故や転倒などに関する豊富な治療経験を持ち、患者だけでなく動揺する保護者に対してもスピーディーかつ丁寧に対応することを忘れない。また脳疾患は迅速で正確な検査・診断・治療が不可欠であるため、同科では常勤医2人・非常勤医5人体制で、24時間の救急対応を行っている。
「脳の病気では誰しもが大きな不安を抱えると思います。脳神経外科では画像や写真などの資料を用い、患者さんやご家族一人ひとりに時間をかけて、納得できるまで説明しています」と中西先生。
患者のことを第一に考えた診療姿勢は、検査の受けやすさにも反映されている。同科では先進のMRIを2台、CTを1台備えており、それをフル活用することで、患者は受診した当日に検査し診断結果の説明まで受けることができる。
近年は、患者の脳や体に負担をかけない治療をめざし、カテーテルを用いた脳血管内治療や神経内視鏡治療にも注力。従来は開頭手術が必要であった症例でも現在は開頭せずに治療できることも多く、より効果的かつ脳への負担に配慮した治療を追求している。また、順天堂大学との連携により、難易度の高い症例に対応できることも同科の強みの一つだ。
「脳神経外科には何となく足を運びづらいかもしれませんが、手足のしびれや頭痛などが病気の重要なサインとなることも。些細なことも気軽にご相談ください」

小児の脳疾患治療

大人の脳・脊髄疾患はもとより、小児の頭部外傷やてんかんなど、小児の脳疾患に対して専門性の高い治療を提供している同科。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医が2人常駐し、事故や転倒による頭部外傷の手術をはじめ、専門的な治療に幅広く対応している。また、小児かどうかを問わず、脳血管内治療の分野では、順天堂大学の脳神経血管内治療学講座との連携により、高度な治療をスムーズに提供できる体制を整えている。

先進のMRIを2台備え、救急時の迅速な対応やスムーズな検査・治療につなげている

先進のMRIを2台備え、救急時の迅速な対応やスムーズな検査・治療につなげている

循環器内科

鈴木 和仁先生

循環器内科部長
鈴木 和仁先生

1991年山梨大学医学部卒業。東京女子医科大学循環器内科、聖隷浜松病院循環器内科を経て「佼成病院」へ。2014年より現職。日本循環器学会循環器専門医。DMATにおいて災害医療にも力を注ぐ。

高い専門性を持つ循環器内科のメンバー

高い専門性を持つ循環器内科のメンバー

災害拠点病院としての機能も持つ同院。日ごろから訓練をし有事にも備えている

災害拠点病院としての機能も持つ同院。日ごろから訓練をし有事にも備えている

地域に愛される診療科をめざし
カテーテル治療や救急診療に注力

狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患をはじめ、心不全や不整脈、下肢の閉塞性動脈硬化症など、心臓や血管に関する各種疾患を診る同科。突然症状が出現する疾患の多い分野だけに、救急対応できる体制を整えて地域を支えている。また、精度の高い治療を目標に、先進機器も積極的に導入。

循環器内科は「地域に愛される病院」を目標に掲げ、病院のリニューアルに伴い検査・治療機器を一新。カテーテル検査・治療や冠動脈CT・MRI検査、心筋シンチグラフィーなど、先進機器を用いた精度の高い検査・治療を行っている。心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患、心不全、不整脈、心筋症、心臓弁膜症、高血圧症など循環器疾患全般を診療しているが、中でも注力しているのが主に虚血性心疾患に対するカテーテル治療。同科では専門の医師が先進のカテーテルを用いて、より侵襲の少ないカテーテル治療を提供すべく尽力。その他、不整脈に対するペースメーカー植え込み術やカテーテルアブレーション治療などの専門的治療を行い、最近増加している下肢の閉塞性動脈硬化症にも対応。耳鼻咽喉科との協力による睡眠時無呼吸症候群の治療にも注力し、糖尿病などの生活習慣病も視野に入れた検査および診断・治療を心がけている。
また、循環器疾患は夜間に急変が起こる可能性が高いため、24時間体制での救急の外来を整備。同院は都内の心臓救急に携わる医療機関が参加するネットワークにも加盟しており、近隣の病院と連携しながら、万全の体制で患者を受け入れられるよう準備している。
「循環器疾患は命に関わることもあるので、緊急の場合はもちろん、動悸や息切れ、胸の痛みなど少しでも症状があれば、できるだけ早めにご相談ください」と循環器内科部長の鈴木和仁先生。
今後は患者がより気軽に相談しやすい場として機能していけるよう、健康セミナーの開催など、地域に向けたさまざまな働きかけを行っていく予定だという。

低侵襲のカテーテル治療

経験豊富な医師が、より侵襲の少ない治療となるよう尽力する同科のカテーテル治療。心臓の検査に使われるカテーテルの技術を応用したもので、狭心症や心筋梗塞、下肢の閉塞性動脈硬化症などの治療に用いられている。手足の血管から細い管を入れ、詰まった動脈を広げるという方法で、体への負担を抑えることや治療期間の短縮にもつながるのが大きなメリットだ。同科では先進のカテーテルを用いて、専門の医師が対応している。

先進の機器をそろえ、近隣の病院とも連携を取り受け入れ体制を強化することで地域に貢献している

先進の機器をそろえ、近隣の病院とも連携を取り受け入れ体制を強化することで地域に貢献している

 

健康管理室

河口 正雄先生

健康管理室長
河口 正雄先生

1982年群馬大学医学部卒業後、東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所を経て、2000年に「佼成病院」へ。循環器内科部長を務めた後現職に。日本循環器学会循環器専門医。

人間ドックをはじめとする多種の健診を通じ
疾患の早期発見・予防により地域の健康を守る

病院の移転とともにCTやマンモグラフィなどの先進機器を導入し、総合健診施設としてさらに充実した健康管理室。子宮がん・乳がん検診においては、婦人科専用の診察室を新たに設置し、女性医師を増員するなど、女性が安心して受診できるよう環境を整えた。2017年4月には大腸CT検査を導入。受診者の体の負担に配慮しながら、立体的な画像から細部の情報まで得られるのはCTならではだ。「年1回の健診だからこそ、来年も受けようと思っていただけるよう努力しています」と健康管理室長の河口正雄先生。その言葉のとおり、同室では毎日欠かさず受診者満足度調査を行い、サービスに反映させている。例えば人間ドック後の食事は「健康に配慮された温かい物を食べたい」という要望を受け、2017年より院内で作った管理栄養士監修のメニューに変更。また、同院が予防医学に力を入れていることから、受診者へのきめ細かな生活指導も実施している。専属の保健師や管理栄養士が、生活習慣病の予防に向けてチームでサポート。異常が見つかった場合はスピーディーに他科と連携を図れる点も総合病院ならではの強みだ。


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