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心通う全人的医療が全科共通のモットー
27の診療科が24時間、地域の健康を見守る

甲能 直幸院長

甲能 直幸院長

1974年慶應義塾大学医学部卒業後、ニューヨーク・マウントサイナイがんセンターに留学。帰国後、大学病院勤務を経て、順天堂大学医学部助教授、防衛医科大学校助教授などを務め、2002年より杏林大学医学部付属病院耳鼻咽喉科・頭頸科教授。同病院院長を経て、2015年より現職。日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医。専門は頭頸部腫瘍学。

地域住民を支える中核病院である『佼成病院』。二次救急医療機関として24時間体制で患者受け入れを行うほか、災害拠点病院としても機能している。27の診療科を有し、急性期病棟、緩和ケア病棟、地域包括ケア病棟など、患者の状態に合わせた入院施設も完備。患者サポートセンターを通じて地域医療連携の充実にも取り組み、スムーズな入院受付から退院後の生活支援までを実践している。
「院内コンサートを毎月開催するなど、患者さんの満足度の高い、心通う医療をめざしています」と甲能直幸院長。
杏林学園の教育関連施設として、人材や医療体制においても杏林大学と密に連携し、世界で活躍できる人材の育成にも励んでいる。また、外国人患者が安心して医療を受けられる体制の整備にも尽力。国際部を軸として、年間約100人(平成31年1月〜令和元年12月)の外国人患者を受け入れている。

 

小児科

倉山 亮太先生

小児科部長
倉山 亮太先生

2002年杏林大学医学部卒業。東京女子医科大学助教、杏林大学助教を経て、2014年佼成病院に小児科部長として着任。子どもの安心を第一に、付き添いをする家族の精神的・肉体的負担の軽減にも注力する。

入院生活をそっと励ますかのように、優しいタッチのイラストが描かれた病棟の壁

入院生活をそっと励ますかのように、優しいタッチのイラストが描かれた病棟の壁

広々としたプレイルーム。手術を終えた後、ここで遊ぶことによって精神的に回復していく子どもも多い

広々としたプレイルーム。手術を終えた後、ここで遊ぶことによって精神的に回復していく子どもも多い

専門的な外来や救急で子どもを広く支援
独立した小児病棟の完成で療養環境も向上

新生児から15歳までの、外傷を除く体と心のすべての領域を診る小児科。5つの専門分野ではそれぞれのエキスパートが診療にあたるほか、土日の休日診療に加えて平日夜間の救急診療も行うなど、子どもを手厚くサポートしている。

充実した診療体制で、新生児から15歳までの子どもの疾患を広く扱う同科。平日は23時まで、日曜も9時から17時まで診療を行い、夜間・休日の急変にも対応している。杉並区および周辺エリアの子どもとその保護者が、「何かあれば佼成病院へ」と頼る存在だ。外傷を除く小児科一般、検診や予防接種に加えて、腎臓・循環器・アレルギー・神経・小児外科の5つの分野では専門の外来を設置している。神経分野では痙攣性疾患などの神経疾患、小児外科分野では鼠径ヘルニアや肛門周囲腫瘍、また小児科部長の倉山亮太先生の専門である腎疾患での受診が多い。
さらに、子どもの便秘に関する相談も増えているという。倉山先生は、「便秘は、重症化・慢性化する前に早めに治療することが肝心。便が3日以上出ない、排便時に痛みがある、血が出る、といった状態が続く場合はご相談ください」と呼びかける。先進機器を用いた迅速で正確な診査・診断を心がけ、より高度な検査や治療が必要な場合は、連携する杏林大学医学部付属病院につなぐことも可能だ。
令和元年12月には、3階にあった小児病棟を9階に移設。プレイルームや付き添い用のデイルームのほか、感染症の子どもや希望者のための個室、子どもの横で付き添える4人部屋、付き添いたくても付き添えない親の気持ちに配慮したガラス張りの5人部屋など、「子どもも保護者もストレスなく過ごせる療養生活」を実現する環境を整えた。
「これからも、クリニックのように気軽に通える小児科であり続けたいと思っています。困ったことがあれば、気軽にご相談ください」

TOPICS

新宿方面が見渡せる9階に
小児病棟を新設

新設された小児病棟は、独立した21床。病棟内の壁には熊やウサギ、鳥などが描かれているほか、病室の部屋番号を書いたプレートの上にはスタッフ手製のイラストも飾られており、明るく落ち着いた雰囲気だ。感染症の子どもとそのほかの子どもを分けられる、広々としたプレイルームは、子どもはもちろん付き添いの親の気分転換にもなると好評。

明るい外光が差し込む病室。つらい入院生活を心穏やかに過ごしてほしいという思いを感じさせる

明るい外光が差し込む病室。つらい入院生活を心穏やかに過ごしてほしいという思いを感じさせる

産婦人科

婦人科疾患の診断・手術から分娩まで
大学病院レベルの知見と技術で広く対応

月経に関する悩みを抱える思春期から、妊娠・分娩・産褥期、更年期、老年期に至るまで、女性の一生に寄り添う産婦人科。良性腫瘍・悪性腫瘍の診断・手術、および化学療法による治療においても、大学病院レベルの医療の提供が可能だ。

木村 英三先生

産婦人科顧問
木村 英三先生
1977年東京慈恵会医科大学卒業。佼成病院では産婦人科部長を経て同科顧問。少数精鋭の部隊をまとめ、大学病院レベルの治療をけん引する存在だ。専門分野は婦人科腫瘍学、特に悪性卵巣腫瘍の診断ならびに治療、がん化学療法。

鈴木 淳先生

産婦人科部長
鈴木 淳先生
1991年慶應義塾大学医学部卒業。木村英三先生から現職を引き継いで、高い技術力で難易度の高い手術を数多く手がけてきた。英語が堪能で、外国人患者の診療も行う。専門分野は産婦人科一般、婦人科腫瘍。

同科の婦人科部門では、膣炎・不正性器出血・月経不順・月経困難症など婦人科疾患全般、および悪性腫瘍・良性腫瘍に対する診断と手術、分娩、更年期障害に対する治療など、地域の中核病院として広く最善の医療の提供に努めている。中でも力を入れているのが、悪性腫瘍の治療だ。同科顧問の木村英三先生と、木村先生から部長職を引き継いだ鈴木淳先生は、もともと大学病院で治療を行っていた婦人科腫瘍のスペシャリスト。新たな知見を積極的に取り入れ、子宮頸がん、子宮体がん・卵巣がんの手術を年間約40件手がける(平成31年1月〜令和元年12月)。
「当院では、いずれも大学病院レベルの治療ができる少数精鋭の医師が悪性腫瘍の治療にあたっています」と木村先生。鈴木先生も、「悪性腫瘍には手術のほか抗がん剤治療、さらに最近では免疫チェックポイント阻害剤も使えるようになりました。患者さん一人ひとりにとって最善かつ有効な治療をベテランの医師がしっかり考え、時間をかけて説明していますので、安心して受診してください」と言葉をつなぐ。
また、同科は外科など、ほかの診療科とも連携して、高難度の手術にも柔軟に対応している。子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣囊腫などの良性疾患に対しても、保存療法のほか開腹手術、ならびに腹腔鏡下手術を積極的に実施。開腹手術は横切開法を用いれば術創が目立たないという。月経異常や月経痛で悩む思春期の女性への指導や更年期症状に関する相談対応、婦人科がんの手術後のトータルヘルスケアなどを総合的に担う、女性の健康のための外来も設置。高い専門性と丁寧なケアを求める、地域医療機関からの紹介も多い。

TOPICS

トータルケアを考えた
女性の健康のための外来

思春期から更年期までさまざまな相談に対応する、女性の健康のための外来。悪性腫瘍の手術で卵巣を摘出した人などに対するホルモン補充療法、骨粗しょう症治療を含めたトータルケアに注力している。担当する長内喜代乃先生は、「医療技術が向上し、悪性腫瘍でも命を取り留める人が増えたからこそ、幸せな予後を送れるようサポートしていきたいです」と話す。

患者一人ひとりの悩みをじっくり聞くために、女性の健康のための外来は完全予約制となっている

患者一人ひとりの悩みをじっくり聞くために、女性の健康のための外来は完全予約制となっている

産婦人科
宮崎 典子先生
(前列中央)

産婦人科
井上 慶子先生
(後列中央)

産婦人科
長内 喜代乃先生
(前列左)

産婦人科
岡 愛子先生
(前列右)

年間300件ほどの分娩(平成31年1月〜令和元年12月)を行う同科の産科部門には、杉並区を中心に中野区、渋谷区、新宿区などから多くの妊婦が訪れる。特徴的なのは、英語が堪能な鈴木部長の就任時に導入されたタブレット通訳だ。英語と中国語であれば24時間通訳につなぐことができ、他言語でも予約すればタブレットを介しての診察が可能。近隣の外国人学校などからさまざまな国籍の女性が訪れる。
医療の手を必要とするすべての女性に対する温かな心配りは、地域に根差した中規模病院である同院ならではだろう。一般的には1カ月健診で終了する産後のフォローも、「おっぱいが出ない」「あまり飲んでくれない」といった授乳の悩みや育児の不安を助産師が拾い上げて区の窓口につなげるなど、「産前はもちろん、産後もママを一人にしない」手厚さに定評がある。家庭環境のことなど医師に相談しにくいことは、妊婦健診が始まる前に助産師との面談などを通じて解決できるなど、安心してお産に臨める環境づくりにも尽力。出産経験がある女性医師も在籍しており、例えば「おなかの張りと胎動との区別がつかなくて心配」「妊娠してから便秘がひどくてつらい」など、妊娠中の悩みを気軽に相談できる。産科を有する病院が多い杉並区にあって、コメディカルを含めた医療スタッフの温かさに魅力を感じて同院を選ぶ人が多いというのも納得だ。
同科医師の宮﨑典子先生、井上慶子先生、長内先生、岡愛子先生は、「ここで診てもらえたら安心、と言ってもらえるように、産科・婦人科ともに患者さんとのコミュニケーションを大切にしていきます」と口をそろえる。

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