医療と介護に力を注ぎ続け地域住民の健康に貢献 80年にわたる歴史を紡ぐ

雄大な江戸川が流れる自然豊かな地を中心に、医療と福祉を提供する『江戸川病院グループ』。その歴史は、昭和7年に私立結核病院として開設した「江戸川病院」に始まる。時代の変化に応じて必要とされる医療の形に柔軟に対応すべく、急性期病院の拡充やリハビリテーション特化型施設の開設、福祉施設の開設、居住型ケアの開始など、医療・福祉事業を幅広く展開。現在は「江戸川病院」「江戸川病院高砂分院」「かつしか江戸川病院」と一般病院3院を有し、「江戸川病院」の外来部門から独立した専門性の高いクリニック、養護老人ホームや特別養護老人ホームなどの居住型施設、通所介護施設、介護支援事業施設も運営し、在宅ケアを含む包括的な医療と福祉を提供する。
急性期病院によるトップレベルの高度先進医療。そして、すべての医師・スタッフによる患者や家族の心に寄り添う温かな診療姿勢は、創設時からの伝統といえる。モットーは「みんなのしあわせとおもいやり」。地域の人々にとって欠かせない、健康のランドマーク的存在だ。

社会福祉法人 仁生社 江戸川病院グループ

急性期病院、在宅ケアサービス、居住型サービス、クリニック、と多方面から地域の人々の健康を支える同グループは、各病院・施設間の連携性の高さが特徴だ。仁生社本部が中心となり、医療・介護それぞれを強く結束。患者の状態や状況に合わせ、一人ひとりに適したケアを提供している。また、どの施設にかかればいいか迷う場合も、支援サービスが充実しているため、じっくりと相談に乗ってもらえるのが大きな魅力だ。

江戸川病院グループマップ

01江戸川病院高砂分院

地域の医療・福祉に携わり60余年
高齢者医療の中核的役割を担う

養護老人ホーム高砂園併設の診療所としてスタートしてから、すでに60年の歴史を刻む「江戸川病院高砂分院」。現在は高齢者を中心とする慢性期医療はもちろん、急性期疾患にも幅広く対応。地域医療の現場で大きな役割を担い、貢献し続ける。

豊かな緑に囲まれ、中川の穏やかな流れを臨む場所に位置する「江戸川病院高砂分院」。そのルーツは昭和26年にまでさかのぼる。当時の病床数は、わずか2室19床。養老院高砂園(現・養護老人ホーム高砂園)に入所する高齢者の結核治療を目的とする、小さな診療所だった。その後、高砂園移転に伴い、昭和40年に現在の地へ移転。高砂園入所者の健康管理だけでなく、進む高齢化に対応し、広く地域住民に喜ばれる医療を実現すべく昭和56年に全面建て替え工事を実施。平成8年には第2期工事を行い、外来診療部門を充実させた。
現在は、一般内科、循環器科、糖尿病科、整形外科、泌尿器科、リハビリテーション科、消化器科と幅広い分野で診療。また、MRIや短時間撮影が可能な全身用CT、腹部超音波検査機器、画像診断のできる電子内視鏡など先端の診断機器も導入し、検査部門を拡充させるとともに、グループ内の「江戸川病院」「メディカルプラザ江戸川」と綿密な連携機能を築くことで、より迅速な検査体制を整備した。院長代行の青井東呉先生は、「3人の常勤医師と約10人の非常勤医師で、丁寧かつスピーディーな診療を行っています。幅広い疾患に対応することで、近隣の方々から『わざわざ遠方の病院まで通わなくても、身近な場所できちんと診てもらえるのはありがたい』といった声も頂戴しているところ」と温かな笑みを浮かべる。
入院設備も、呼吸器疾患や消化器疾患、脳血管障害、糖尿病の治療に加え、さまざまな外科手術や急性期、慢性期、終末期の患者の看護にあたる42床の第一病棟と、急性期の治療を終えたが在宅での療養が困難な患者の看護を行う長期療養型57床を備える第二病棟の計99床を有し、地域の高齢者医療を支える。
さらに本院の「江戸川病院」では、より先端の医療機器がそろい高度な治療が行えることなどから、疾患により手術は本院で、術後の継続治療は高砂分院で行う、といった体制もきちんと構築されている。「将来的には、こうした仁生社グループ内の相互利用をもっと充実させていきたい。高齢化が進む社会においては、今後さまざまなシーンで迅速に対応できる即応力といったものが、医療の世界では一層求められるはず。そうした意味からも、日々、研鑽に努め、患者さんのニーズにお応えしていけるよう、努力し続けたいです」

  • 広々とした受付には、患者の心を癒やす色とりどりの花や植物が置かれている

    広々とした受付には、患者の心を癒やす色とりどりの花や植物が置かれている

  • 落ち着いた雰囲気の診察室。患者と丁寧に向き合う姿勢を心がける

    落ち着いた雰囲気の診察室。患者と丁寧に向き合う姿勢を心がける

青井 東呉院長代行

青井 東呉 院長代行

東京医科歯科大学医学部卒業。同大学医学部第1外科入局。太田総合病院、「江戸川病院」などを経て2010年より現職。日本外科学会外科専門医。母・青井禮子江戸川病院高砂分院名誉院長が診療にあたる姿を間近に見て育つ。高齢者医療に携わる中で培った知識と経験を生かし、患者や家族と親身に向き合い続ける。

同分院の最大の特徴は、医療と福祉を一体化させたサービスを提供している点だ。同じ法人グループ内に特別養護老人ホームやショートステイ、デイサービスなどさまざまな施設を持つことから、それぞれの患者のニーズや状態に合わせ、適切な施設を紹介、「治療後の生活」まで見越したきめ細かな診療を実現する。「葛飾区内で、現在こうした形態の病院は珍しいのではないでしょうか。そういう意味でも、地域における高齢者医療の中核的役割を担う存在であると自負しています」
同分院のモットーは「常に『みんなのしあわせ』を追求し、思いやりを持って行動する」こと。長く高齢者医療に従事してきた歴史から、「いかに人生の終わりを充実したものにしてもらえるか」という終末期医療にも積極的に取り組む。「患者さんごとにライフスタイルがあり、どのように治療を受け人生の最終章を迎えるかということに対してもご希望があるもの。ご家族の事情など背景まで理解することが『本当のしあわせ』を得ることにもつながります」と青井先生。これからも高度な先進医療を充実させつつ、患者とスタッフが心を通わせ合うような全人的な治療を行っていきたいという。「医療保険制度は常に変化していますから、高齢者医療、特に認知症の治療・介護でお困りの方は、気軽にご相談ください。心からお待ちしています」

開放感のあるリハビリ室はバリアフリーで安全性にも配慮

開放感のあるリハビリ室はバリアフリーで安全性にも配慮

  • CTをはじめとするさまざまな検査機器がそろっている

    CTをはじめとするさまざまな検査機器がそろっている

  • 新型のMRIを導入。些細な病変も見逃さない

    新型のMRIを導入。些細な病変も見逃さない

  • 随所にグリーンが飾られている待合室

    随所にグリーンが飾られている待合室

02かつしか江戸川病院

かつしか江戸川病院

専門性の高い整形外科診療を中心に
地域住民の健康をサポート

平成26年7月の診療スタートから丸3年を迎えた、「かつしか江戸川病院」。整形外科のさまざまな疾患治療に重点を置きつつ慢性疾患などにも迅速に対応。地域貢献をモットーに据え、患者の立場に立つ温かな医療の提供に努める。

京成高砂駅から続く商店街の先に立つ、「かつしか江戸川病院」。個性的な形のエントランスの先には、心安らぐアットホームな空間が広がる。長く地域住民の健康を支え続けた、前身の高砂協立病院を引き継いで3年。現在は、岡田尚之院長の専門である整形外科、スポーツ整形を中心に、内科、脳神経外科、泌尿器科、糖尿病やリウマチ、骨粗しょう症の専門外来まで、幅広い分野の診療を行う。「高齢者の方々にとって整形外科は、元気に生活していく上で欠かせない診療科。ただ、どうしても合併症を抱える方も多いですから、そこをカバーする意味でも、多岐にわたる診療は非常に大切なことだと思っています」
かかりつけとして通院する近隣の高齢者はもちろん、第一線で活躍する現役スポーツ選手のサポートにあたる岡田院長の専門性高い診療を求め、遠方から足を運ぶ患者も後を絶たないという同院。先端のマルチスライスCTなど、より的確な診査診断に大きな役割を果たす検査機器を導入しているほか、急性期の治療にも対応すべく13室60床の入院設備を完備。こうしたハード面の充実ぶりも大きな安心感につながる点といえるだろう。「大切なのは人と人とのつながり。当院を選び足を運んでくださった患者さんに、『このくらいのことはしてくれるだろう』という期待の倍以上のことをして差し上げたい。そのための努力は惜しまないつもりです」
もちろんスタッフもその思いは同じだ。治療内容をきちんと理解し、納得した上で治療に取り組んでもらえるようコミュニケーションを重視。謙虚な気持ちで患者に接するよう心がけている。
また、さまざまな状況を抱える患者に親身に寄り添い、最善最良の医療を提供すべく前進し続ける同院では、平成29年秋、院内1階に、念願だった広いリハビリ室を開設予定。「理学療法士の指導の下、ゆったりとした空間で本格的なリハビリを受けることができるようになり、今以上にベストな治療を受けていただけるはず」と、岡田院長は笑みを浮かべる。
3年の時を経て、また一歩、岡田院長のめざす理想の病院に近づきつつある同院。と同時に、地域の人々にとっても着実に、「整形外科ならここ」という、なくてはならない存在になりつつあるようだ。

  • 廊下にはアーティスティックな絵画も飾られ、通院が楽しくなる

    廊下にはアーティスティックな絵画も飾られ、通院が楽しくなる

岡田 尚之院長

岡田 尚之 院長

東京医科大学卒業。同大学病院や「江戸川病院」の整形外科などを経て2014年より現職。日本整形外科学会整形外科専門医、運動器リハビリテーション医、リウマチ医。医学博士。全日本柔道連盟医科学委員会特別委員、法政大学フェンシング部チームドクター。休日には地域のサッカーチームなどを現場でサポートしている。

何より地元とのつながりを重視し、「できる限り地域貢献をしていきたい」との思いで、日々、患者と向き合う同院。仁生社のグループ力を生かして「江戸川病院」本院と連携するのはもちろん、葛飾区内の他の病院や近隣クリニックとの綿密な連携にも力を注ぐ。「開設以来、地域の医師の方々に支えられてきた部分は非常に大きい。だからこそ、『かつしか江戸川病院』としてお役に立てることがあれば、積極的に取り組んでいきたいと思っています」
その言葉どおり、葛飾臨床整形外科医会が中心となって平成28年4月からスタートした葛飾区運動器検診に協力。地域の小学校・中学校や幼稚園に出向いて検診を行うほか、地域のマラソン大会、スポーツチームの試合などに医療班として参加し、より良いパフォーマンス実現のためのサポートを行っている。また、さまざまな講演会も積極的に引き受けるなど、健康意識の啓発を忘れることもない。
最近は、骨粗しょう症予防の診療のため、区内の独居老人宅へ出向くことも始めたという岡田院長。「高齢者の方からお子さんまで、何か気になることがあればすぐに受診していただきたい。みんなが元気でいつも健康に過ごせるよう手助けをしていくのが当院の役目。これからもこの地にしっかりと根付き、下町の温かさが残る高砂の町の医療を盛り上げていけるよう、精一杯頑張っていきたいです」

患者の生活を支えるさまざまなリハビリ器具や補助具がそろう

患者の生活を支えるさまざまなリハビリ器具や補助具がそろう

  • 個性的でかわいらしい入り口の処置室

    個性的でかわいらしい入り口の処置室

  • より精密な画像診断が可能なマルチスライスCTを導入

    より精密な画像診断が可能なマルチスライスCTを導入

  • 現代美術の絵画が待ち時間も目と心を楽しませてくれる

    現代美術の絵画が待ち時間も目と心を楽しませてくれる

  • 全職員の思いが詰まっただるまが外来受付に飾られている

    全職員の思いが詰まっただるまが外来受付に飾られている

03関連施設の紹介

養護老人ホーム
高砂園

家族のような気持ちで親身に寄り添い
入居者の人生を支え続ける

経済的理由や障害、虐待などのため家庭では生活できない高齢者が入居する「養護老人ホーム高砂園」。そのルーツは昭和26年開設の養老院高砂園にさかのぼる。入居者一人ひとりの人格を尊重しながら「自立への援助」に努めている。

措置施設である「高砂園」への入居は、地域の福祉事務所などを窓口として行政へ申し込みをし、そこで措置が必要と判断されて初めて可能になる。3階建ての園内は個室4室、2人部屋68室。健康状態に応じて各フロアに分かれ、140人が生活を送る。「入居者の方はさまざまな状況を抱えてはいますが、体は比較的お元気で身の回りのこともある程度はできる方ばかり。そうした方々が失われた生活能力を回復させ、また地域に戻っていく自立支援が当園の大きな役割の一つ。もう一つは介護が必要になった方の次の生活場所を探し、橋渡しをして差し上げることです」と語るのは、同園の野呂宗子施設長。誕生日会や季節イベントを行うほか、常に地域の一員であることを意識できるよう地域行事への積極的な参加も促している。「入居者の皆さんに常に尊敬の念と家族のような思いを持ち、社会変化にも柔軟に対応したサービスを提供していきたいです」

  • 野呂宗子施設長の温かな笑みが患者の心を癒やす

    野呂宗子施設長の温かな笑みが患者の心を癒やす

  • 同園すべての職員が患者の自立をめざし援助に尽力している

    同園すべての職員が患者の自立をめざし援助に尽力している

特別養護老人ホーム
水元園

医療依存度高くても積極的に受け入れ
尊敬の念を胸に最期まで寄り添う

寝たきりなど常に重度の介護を必要とする高齢者が入居する「特別養護老人ホーム水元園」。昭和63年の開設から29年。地域社会と良好な協力関係を構築しつつ、入居者それぞれのニーズに合った心通う温かな個別介護を実践する。

ゆったりと流れる中川を見下ろすように立つ「水元園」。「見学の際、屋上からの眺めをご覧になって『こんなすてきな所で大切な家族に過ごしてほしい』と入居を決められる方も多いんです」と、桜川勝憲施設長は語る。空床型のショートステイを併設する同園は定員100人。個室4室、2人部屋4室、4人部屋22室と4人部屋中心だが、「他の入居者やスタッフとの距離の近さが、逆に温かさを感じる」と好評なのだという。
何より大きな特徴は「江戸川病院高砂分院」が隣接している点だ。要介護4以上の医療依存度が高い高齢者も積極的に受け入れているほか、生活困窮者や虐待の疑いのある高齢者も迅速に受け入れる体制を整える。さらに生活相談員が中心となって家族をフォロー、社会的な問題の調整にも力を注ぐ。「働きやすい環境づくりなどを通じて質の高い介護者確保にも努めつつ、介護は尊い仕事と常に念頭に置き、最期の時まで寄り添わせていただきます」

  • 介護への真剣な想いを語ってくれた桜川勝憲施設長

    介護への真剣な想いを語ってくれた桜川勝憲施設長

  • 江戸川病院高砂分院が隣接しており、盤石の医療体制

    江戸川病院高砂分院が隣接しており、盤石の医療体制

04地域福祉

グループ内の施設の連携を生かし
利用者の希望に沿うサービスを提供

地域全体で高齢者の健康を見守る「地域包括ケアシステム」に注力する仁生社。さまざまなニーズに応えるべく居宅介護支援事業所や地域包括支援センター、在宅サービスセンターと幅広く展開。利用者の声に耳を傾け、寄り添う。

介護サービスの紹介などを行う居宅介護支援事業所と、家庭において高齢者が要介護状態になることなく生き生きと生活していけるよう支援する地域包括支援センター。これら仁生社の運営する拠点は分室を含め5カ所に上る。さらに、家庭に引きこもりがちな高齢者に対し、レクリエーションや健康チェック、入浴などを通じて生活をサポートする在宅サービスセンターは葛飾区内に6カ所と広域にサービスを提供。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員など経験豊富なスタッフがそろい、法人内に急性期医療機関や居宅系の介護サービス、通所介護施設まで有していることから、「困ったときは仁生社に」と言う地域住民も多いそうだ。「本当にありがたいことだと思います」と、星保之地域包括ケアシステム推進室長は語る。
地域包括ケアシステムの一翼を担う中、もう一歩踏み込んだサービスを提供しようと、平成29年6月にスタートさせたのが「医療と介護なんでも相談」だ。「水元ふれあいの家」にほど近い商店街に店舗を構え、看護師資格を持ち地域福祉サービスの知識も豊富な専従スタッフが親身に対応。「自宅での介護に困っている」「自分が受けられるサービスは?」といった深刻度の高い相談から、「デイサービスセンターはどんな所?」との素朴な質問まで耳を傾け、必要に応じて特別養護老人ホームやショートステイなど仁生社のあらゆるサービスへと迅速かつスムーズにつなげていく。「培ってきたノウハウや経験を生かし、仁生社のサービスだけで悩みを解決に導けたら、こんなにうれしいことはありません。ご相談の中から地域の方々の新たなニーズを知り、今後のサービスに生かしていきたいとも思っています。よろず相談所として、ぜひ気軽にご利用いただきたいですね」

  • ゆったりとしたロビーで介護についてじっくり相談できる

    ゆったりとしたロビーで介護についてじっくり相談できる

  • 認知症患者や家族、支援者が集う「オレンジカフェ」

    認知症患者や家族、支援者が集う「オレンジカフェ」

  • 「利用者さんとご家族の笑顔が仕事のやりがいです」と笑顔で語る星保之地域包括ケアシステム推進室長

    「利用者さんとご家族の笑顔が仕事のやりがいです」と笑顔で語る星保之地域包括ケアシステム推進室長


◆江戸川病院高砂分院 基本情報はこちら


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