24時間365日の救急体制を強化し
ハイセキュリティー病棟も完備

明治43年開院という長い歴史を持つ『日本医科大学付属病院』。新しい時代に向けて、今まで以上に高度な医療を安全かつ効率的に行うために、平成18年より新病院の建設を順次進めてきたが、いよいよ平成30年1月にグランドオープンを迎える。
「創立以来、大切にしてきたのは『つくすこころ』で良質な医療を提供すること。新病院では、これまでも当院の特徴であった24時間365日の救急をはじめとする医療体制をより強化するとともに、アメニティーの充実を図って患者さんとご家族の満足度を高めることに力を注いでいます」と汲田伸一郎院長。新病院にはレストラン、カフェ、コンビニエンスストア、コンシェルジュ付きのハイセキュリティー病棟などを完備。救急医療・がん医療の設備を充実させたほか、「ユニバーサル外来」や「患者支援センター」などにより、迅速で丁寧な医療、そして地域と連携した親切な医療を提供していく。

汲田 伸一郎院長

汲田 伸一郎 院長

1986年日本医科大学卒業。2006年から日本医科大学放射線医学教授、日本医科大学付属病院放射線科部長を兼任。2017年2月より日本医科大学付属病院院長。専門は放射線画像診断、SPECT/PET診断。

01施設紹介

高度救命救急センター

センター内に集中治療病床を60床確保
24時間365日、迅速に受け入れる

高度救命救急センターの草分け的存在である同院。新病院では、高度救命救急センター内に60床という大規模の集中治療系病床(CCM、CCU、HCU)を確保。院内の他の集中治療系病床とフロアを分けたことで、合併症や感染症の恐れのある場合も、いつでも迅速に救急搬送を受け入れることができる。さらに緊急時・災害時に備えて、ヘリポートも新設。複合外傷、急性心疾患、脳卒中などすべての三次救急症例に応じることができ、広範囲熱傷、急性中毒、四肢切断など特殊な症例にも対応する。

高度救命救急センター。一次から三次まで救急医療に力を注ぐ

高度救命救急センター。一次から三次まで救急医療に力を注ぐ

患者支援センター

治療や生活への不安など
がんに関する相談に対応する窓口

患者支援の窓口を一元化した「患者支援センター」。その中の「がん相談の窓口」では、看護師やソーシャルワーカーが患者・家族のさまざまな相談に応じている。受診前の人や他院の患者にも開かれており、電話での相談も可能だ。「ご相談の多くは、病気にまつわる不安な気持ちに関すること」と看護師の深田陽子さん。インターネットなどに氾濫する情報の整理や、医師の説明を咀嚼して伝えるなど不安に陥った患者を勇気づけるほか、家族に患者への接し方をアドバイスすることも。「相談内容が漏れることはありません。気軽にご相談ください」

看護師やソーシャルワーカーが親身にがんについての相談に応じている

看護師やソーシャルワーカーが親身にがんについての相談に応じている

02診療部門の紹介

産科

母子の命を守る安心の医療と温かいサポートの提供に注力

通常の出産から、高齢、合併症、不育症といったリスクを抱える妊婦の出産まで幅広く対応している同院の産科。平成30年の新病院オープンでNICUが新設され、周産期の妊婦と新生児をトータルにケアする体制が整う。

同院の産科は、ハイリスク症例を多く受け入れることが特徴だが、地域の基幹病院として通常の出産も取り扱っており、里帰り出産も多いという。
同院の経験豊富な助産師たちは決して自然分娩や母乳育児を押し付けるようなことはない。「どのように産み、育てたいのか妊婦さんとご家族の気持ちを大切にバースプランや育児支援について一緒に考えています」と中峯聡子看護師長。
出産に立ち会った助産師が、出産後も担当として育児相談に応じ、退院後までサポートする体制を築いている。陣痛時から、分娩、産後回復まで同じ部屋で過ごせるLDR室も「家族と一緒にゆったり過ごしたい」という妊婦に好評だ。
小児科と合同で常に救急対応訓練を行い、急変時に備える同科。新病院ではNICUも開設され、命を守る医療体制はさらに充実する。「いちばん身近な存在として一人ひとりとの時間を大切にお手伝いしています」

  • 「心細さや不安な思いに寄り添います」と話す中峯聡子看護師長

    「心細さや不安な思いに寄り添います」と話す中峯聡子看護師長

  • 陣痛時から、分娩、産後回復まで同じ部屋で過ごせるLDR室が好評

    陣痛時から、分娩、産後回復まで同じ部屋で過ごせるLDR室が好評

総合診療部門

各科のスペシャリストが常駐し
迅速で的確な診断・治療に尽力

複雑に専門分化された大学病院で、患者にわかりやすく、少しでも早く的確な診療を提供するための総合診療部門。各科のスペシャリストが常駐し、必要に応じて専門各科と緊密に連携しながら、各患者に適した最良の医療をめざしている。

総合診療部門では、救急患者を含めた初診の患者で何科を受診すればいいかわからないという人を中心に、総合力で対応。外傷系は救急診療担当の医師が、内因性疾患は総合診療担当の医師が診るほか、複数の分野の専門家による混成チームで対応している。患者が症状によって異なる診療科を回るのではなく、医師がまず全身を診て必要な診療科と連携。24時間365日専門家が常駐している同院のメリットを生かしたシステムだ。「大切なのは患者さんが望まれていることを逃さないように、話をよく聞くことです」と安武正弘総合診療科部長。医師、看護師、臨床検査技師など多くの目で丁寧に患者を診ることで、できるだけ当日中に患者の悩みを解決することをめざしている。また大学病院ならではの充実した検査機器を生かし、患者の小さな異変の発見に注力。2時間以内に約8割の検査結果を出すようにするなど、働き盛りの忙しい患者に配慮している。
さらに特徴的なのは、救急のトリアージを総合診療でも行っていることだ。「歩ける患者さんの中にも重症度の高い人はいます。内科的なニーズを知り、救急度を確認するためにも、トリアージは有効です」と川井真総合診療部門部長。その中心となるのが看護師で、患者の状態をまず確認して訴えを聞きながら緊急度を確かめ、各科の医師へ状態を伝えていく。いわば総合診療部門のゲートキーパーだ。

  • 中央処置室。トリアージによってここで寝て待つ患者も

    中央処置室。トリアージによってここで寝て待つ患者も

  • 広々とした待合室。さまざまな理由で訪れる患者でいっぱいだ

    広々とした待合室。さまざまな理由で訪れる患者でいっぱいだ

川井 真先生と安武 正弘先生

総合診療部門部長
川井 真 先生
(写真左)

1982年日本医科大学卒業。日本救急医学会救急科専門医、日本整形外科学会整形外科専門医、日本熱傷学会熱傷専門医。「すべての患者さんを笑顔で迎えられる組織に」をモットーに日々の診療にあたる。

総合診療科部長
安武 正弘 先生
(写真右)

1984年日本医科大学卒業。日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医、日本老年医学会老年病専門医。「断らない・待たせない医療」を心がけ、チーム力を生かして対応している。

topics

トリアージナース

患者の重症度とニーズを的確に判断医師が信頼するトリアージナース

緊急の患者だけでなく一般の患者の真のニーズと重症度を見極めていく、コンシェルジュのような役割のトリアージナース。一般の診療では来院した順に診るものだが、ここでは看護師の判断で重症度が高い患者を優先できるシステムを確立。頭痛が治らないと来院した患者が実はくも膜下出血だったということもあり、その素早い的確な判断が、質の高い診療に貢献している。

トリアージ専用の診察室。ここでの判断がその後の結果につながる

トリアージ専用の診察室。ここでの判断がその後の結果につながる

内視鏡部門

がんを早期発見・早期治療し
救急依頼も断らずに受け入れる

内視鏡部門は、胃、大腸、膵臓、胆管など消化器全体の内視鏡検査と、内視鏡による低侵襲治療を統括する部門だ。がんの早期発見・早期治療、消化管出血などへの緊急対応など、その役割はますます重要になっている。

治療後のQOL(生活の質)を維持できる低侵襲の内視鏡治療。高齢化が進む中、強く求められるこの分野を統括するのが内視鏡部門だ。胃、大腸をはじめ、膵臓、胆管などを含めた消化器全体の検査を通じ、がんの早期発見・治療という重要な役割を担う。また、消化管出血など腹部の急性症状に対しても内視鏡を駆使しており、救急医療と地域連携を重視する同院には、そうした症状での救急搬送や地域の医療機関からの緊急要請が非常に多い。「上部・下部の消化管出血のある患者さんを断らずに診る体制を整えています」と貝瀬満内視鏡部門部長。地域の医療機関から同部門のトリアージナースの携帯電話に直接、救急要請を入れられる仕組みも整えた。
新病院では内視鏡部門も拡充し、薬事承認されたばかりの先端機器を含む設備の大幅更新を予定。さらに検査までの待機期間短縮に努め、胃なら1〜2週間、大腸も1カ月以内の検査実施が可能なことも特徴だ。「これまで以上に地域の患者さん、かかりつけ医の先生方に頼っていただけるように努力します」

  • 内視鏡室。先端医療技術の導入および医療技術の開発にも取り組む

    内視鏡室。先端医療技術の導入および医療技術の開発にも取り組む

貝瀬 満先生

内視鏡部門部長
貝瀬 満 先生

1981年北海道大学医学部卒業後、虎の門病院などで内視鏡による消化管の診療に携わる。2017年より現職。日本医科大学教授。日本消化器病学会消化器病専門医。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医。

PET検査

一度の撮影で全身をチェックし、微小ながんも発見
検査着も不要の、苦痛に配慮された画像検査

日本医科大学健診医療センターでは、PET(ポジトロン・エミッション・トモグラフィー)という高度な画像検査を実施している。「FDG」という検査薬を注射してから放射線撮影を行うが、一度の撮影で全身の腫瘍が検査できるほか、他の画像検査で見つかりにくかった微小ながんの発見や、転移の有無の確認ができるというメリットがある。最初に注射をする以外は、苦痛も少なく、楽に受けられる検査であるという。同院には、PET画像の読影経験豊富な医師がそろい、毎月350〜400件の検査を実施。今後は、アルツハイマー病の早期診断のための利用も期待される。健康保険適用には条件があるが、健康診断での利用(全身PET/CT 12万9600円)も勧めている。

一度に全身のがんをくまなく検査できるPET/CT装置

一度に全身のがんをくまなく検査できるPET/CT装置


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