病気ではなく人を診る
4施設で地域医療を支援

昭和46年に開設された前身の「協和病院」時代は、一般病床を持ち二次救急に尽力。現在は『愛育会グループ』として医療療養と介護療養の慢性期病床を持ち、地域医療や介護の拠点となる「愛和病院」、併設の介護老人保健施設「清らかの里」、隣接する介護老人福祉施設「あじさい」、日々の健康管理や予防を担う「協和メディカルクリニック」の4つの施設を運営している。医療・介護・福祉の各分野を1カ所に集めることで、地域に住む人を切れ目なくサポートできる機能を実現させた。
受け継がれるのは同法人の理念である「ありがとう!  うれしかったね! よかったね!」というシンプルなフレーズ。竹川勝治理事長が掲げたこの理念は、人と人とのふれあいを大切に、「ありがとう」とは「あることが難しい」ことであるからこそ、それを実現できた時に感謝の気持ちを忘れてはいけないこと。そして、「うれしかったね」は相手と共有できることの喜び、「よかったね」はどのような結果にせよ「なるようになる」ことも含め「常に前向きでありたい」ことを意味している。江東区の地域医療を担って40年以上。同法人だからこそめざすことができる「慣れ親しんだ町で最期まで生活できる、理想的な医療体制」に、地域の期待はますます高まっている。

理事長メッセージ

竹川 勝治理事長

竹川 勝治理事長

1987年北里大学卒業。同大学病院での勤務を経て、1993年「協和病院」へ。創設者である父の後を継ぎ院長に就任。1996年より愛育会グループ理事長。2002年より「愛和病院」院長。専門は泌尿器科。北里大学医学部非常勤講師、東京都病院協会常任理事、江東区医師会理事、東京都老人保健施設協会理事、日本医療経営実践協会関東支部副支部長など兼務。

1階には色紙を筒状に丸め、多数のピクセルにして作られた七福神の作品が飾られている。通所リハビリテーション利用者が作業療法で作成

1階には色紙を筒状に丸め、多数のピクセルにして作られた七福神の作品が飾られている。通所リハビリテーション利用者が作業療法で作成

愛和病院の待合室。受付スタッフが明るく元気なあいさつで迎える

愛和病院の待合室。受付スタッフが明るく元気なあいさつで迎える

理想的な地域包括ケアを実現し
「断らない医療」をめざす

「患者が一人暮らしならどう対応するか」「駆けつけてくれる親族はいるか」といった点まで把握するのが地域医療であるとして、真に求められる地域包括ケアの実現に向けて発展を続ける愛育会グループ。患者をとりまく家族や親族、友人関係まで踏まえて日常生活への復帰を支えている。

介護療養病床の廃止を受け、慢性期病床が不足する中、医療療養病床をスタートさせた同病院。40年以上にわたって地域医療を担ってきた病院として、「住み慣れた地域で最期まで生活する」という本来の地域包括ケアの意味を重視し、自分たちが中心となって地域の人を支えていこうと意気込む。
竹川勝治理事長が掲げるのは、「時々入院、ほぼ在宅」というケア体制。4施設で医療・介護・福祉を担う愛育会グループの強みを生かし、短期入所療養介護(ショートステイ)を活用したり、在宅医療と通所リハビリテーションを組み合わせたりすることによって、「病状が悪化したら入院し、入院して安定したらまた在宅に戻る」という患者の状態に応じた利用の仕方を推奨する。
「退院したら、信頼できるかかりつけの医師に診てもらいたいと考えている患者さんは多いはずです。入院治療を終えたら必ず地域の先生方にお返しするという方針を徹底して、地域のクリニックとの信頼関係を強化し、当グループを利用していただけるようにしています」
平成30年からは、呼吸器科専門の田中健彦先生が愛和病院の院長に就任。泌尿器科専門の池田滋先生も加わったことで、高齢者が増え続ける江東区の医療を担う体制がより強化された。
「今後は、愛和病院や協和メディカルクリニックをはじめ、すべての関連施設で地域の医療機関や大学病院との連携を強化し、今以上に多くの患者さんを受け入れていきたいと考えています。地域に開かれたグループとして、『断らない医療』の実現に向けてこれからも努力していきます」

愛育会の提供連携サービス

愛育メディカルセンター

愛和病院

●医療療養病床
●短時間通所リハビリテーション
●外来(内科・リハビリテーション科)
●在宅訪問診療

介護老人保健施設 清らかの里

●施設入所
●短期入所療養介護
●通所リハビリテーション

協和メディカルクリニック

●外来
●人間ドック・健診
●在宅訪問診療
●禁煙の外来

介護老人福祉施設あじさい

 

病院案内

ともに働く仲間を敬い感謝し合う風土で
患者を自立した生活へと導く

医療療養病床として慢性期疾患から、急性期を退院後も治療や医療措置が必要な状態の患者、そして在宅や介護施設などにおいて症状が急変し、一時的な入院を要する患者まで、必要な医療を提供する同病院。患者ごとの入院診療計画に基づき治療と状態の安定化を図り、退院や在宅医療への移行をめざす。

田中 健彦院長

田中 健彦院長
1969年東京医科歯科大学卒業。同大学医学部附属病院に約10年勤務した後、1980年東京都立墨東病院へ。約30年間呼吸器内科の診療で実績を積み、竹川理事長からの誘いで「愛和病院」院長代理に就任した。2018年より現職。医療や看護、介護の判断基準は、「患者さんを親兄弟と思うこと」。学生時代は合唱部に所属し、同病院内のイベントで歌声を披露したことも。

池田 滋先生

泌尿器科 池田 滋先生
北里大学卒業。2018年より同病院勤務。泌尿器科を専門とし、過去には急性期病院で数多くの手術を手がけてきた。排尿、排便管理に関する豊富な経験を生かし、高齢者の自立を支援。同病院での勤務をきっかけにリハビリテーションについての知識を深めるべく、より専門性の高い勉強をスタートさせた。温かな人柄と話術で人気を集めるドクター。

院長の田中先生は、自身が在宅介護の末に母を亡くした経験から、患者とその家族に寄り添った対応ができるようになったと話す。
「患者さんが自分の親や兄弟だったらどんな医療や介護を受けさせたいかということを考えて診療してきました。院長に就任した今も、患者さんに適切で良いサービスを提供し、満足していただくことを第一に考えています」
質の高い医療と介護を提供するため、看護師や介護福祉士ら各専門のスタッフと緊密なコミュニケーションを意識。全員が「ありがとう!  うれしかったね! よかったね!」という理念に基づいて行動できる体制の構築に力を入れる。
「ともに働く仲間にいつも感謝し、共感し、喜ぶことができる風土を根づかせたいですね。働いている人同士がわかり合い、協力し合える病院であれば、患者さんにも良い影響を与えることができると思っています」
同病院の入院患者は脳卒中後の後遺症などでリハビリが必要な人や、在宅や介護施設などで肺炎や尿路感染症が悪化し入院治療後、生活の場へ帰る人も対象。今年から同病院で勤務する池田先生は、急性期病院で培った泌尿器科のスペシャリストとしての技術と知識を生かし、内科的な視点で高齢者の健康をサポートするほか、外科的な治療で入所者を自立した生活に導いていきたいと話す。その一つが、バルーンカテーテルを外す治療だ。「8割の患者さんのバルーンは外すことができるだろうというのが私の考えです。食事と排せつは生活に直結する問題ですから、経験を生かして在宅復帰を支援していきたいですね」

日当たりが良い病室。4人部屋のほかに個室を備え、夫婦での利用もできる

日当たりが良い病室。4人部屋のほかに個室を備え、夫婦での利用もできる

ナースステーションでは明るく優しい看護師たちが24時間応対

ナースステーションでは明るく優しい看護師たちが24時間応対

清潔で広々とした浴室。介護入浴装置と一般の浴槽設備がある

清潔で広々とした浴室。介護入浴装置と一般の浴槽設備がある

1階にはエックス線装置も設置

1階にはエックス線装置も設置

同病院がある江東区は、若い世帯を中心に人口流入が多く、2040年以降も人口の増加が続くと予測されている地域だ。世間一般に危惧される少子高齢化とは少し異なり、子どもの数は増加予定。一方で高齢化も進む見込みのため、医療と介護、どちらの需要も伸び続けていくと考えられる。こうした地域性を踏まえて、同病院がキーワードとして掲げるのが「地域との連携と機能分化」だ。地域包括ケアの概念のもと、竹川理事長が提唱する「時々入院、ほぼ在宅」を実現するためには、近隣の病院やクリニック、各種施設との連携が欠かせない。互いの性質と機能を理解し、相談し合い、協力し合うことができる関係づくりを牽引してその中核を担うことにより、地域の患者にシームレスな医療を提供していくことが同病院の目標だ。
同病院では、急性期治療を終えた後も必要な医療を受けながら長期療養するための入所・通所リハビリテーション、短期入所療養介護(ショートステイ)、医師が各家庭を訪れる在宅訪問診療のほか、一般的な症状を診る内科と物理療法を行うリハビリテーション科の外来診療など、幅広い医療と介護を提供。同じ建物の中にあり、100床を有する介護老人保健施設「清らかの里」と連携し、入所者を対象にリハビリを中心とした医療サービスを提供することによって在宅復帰を支援するなど、地域の人が愛する家族を安心して預けることができるよう、また、スムーズに自宅に帰すことができるよう、多角的な支援を展開している。最近では、田中院長を中心として漢方薬の処方がスタート。田中院長は、「認知症でうつ状態にある患者さんや、逆に躁状態にある患者さんに対して、比較的副作用が少なく不安や緊張を和らげ、精神をリラックスさせる効果がある漢方薬を適切に使うことで、患者さんとその家族の生活を支えていきたい」と前向きな笑顔で話す。
医師はもちろん看護師や介護福祉士などのスタッフも経験豊富なベテランぞろいで、特に床ずれと呼ばれる褥瘡(じょくそう)の予防と改善に注力。高齢者を多く見てきたノウハウが光る。生活機能の維持・回復を目的とするリハビリを希望する人に対する短時間通所リハビリ(1~2時間)では、理学療法士や言語聴覚士、作業療法士が活躍。個別のリハビリプランに沿った丁寧な指導によって機能の維持と回復を図り、在宅復帰をめざす人をサポートしている。
短期入所療養介護では平均5〜6日、要介護度によっては2週間程度の滞在が可能。在宅での介護時、家族に急な用事ができて家を空けなければならないときや、家族が骨休めをしたいときなどに利用することができる。利用者自身のリフレッシュはもちろん、在宅での介護における家族の介護疲れを軽減することにも役立っているという。

患者に合わせた食事を用意

経口で食事が取れる入所患者は約半数の30人ほど。しかし量を食べられない人や介助が必要な人など身体状況はさまざまだ。そこで同病院では、一度に量を食べられない患者には栄養価の高い食品を補うなど、同じメニューでも分量や内容を変えて対応。体力回復に重要な咀嚼については言語聴覚士を中心にリハビリを行っているほか、専属看護師による経管栄養管理も徹底している。スタッフの温かな対応ときめ細かな心配りは患者からも好評だ。

管理栄養士考案の栄養バランスの取れた食事。右上はカロリー補給をサポートする高カロリープリン

管理栄養士考案の栄養バランスの取れた食事。右上はカロリー補給をサポートする高カロリープリン

入院

入院後は「常に気にかけている」ということが患者に伝わるよう、「放っておかない」ことを心がけているという

入院後は「常に気にかけている」ということが患者に伝わるよう、「放っておかない」ことを心がけているという

明るく広々とした病室。窓から仙台堀川公園が見える部屋も

明るく広々とした病室。窓から仙台堀川公園が見える部屋も

複数の職種がチームとして連携
患者の歴史を踏まえた看護と介護を実践

急性期後も継続的な入院加療を必要とする患者を対象とした同病院の入院サービス。適切な医療と介護、およびリハビリテーションの提供によって患者の在宅復帰を支援している。小回りが利く規模感を生かしたスタッフ間の連携と、常に患者を思い、献身的な看護・介護を行うスタッフの笑顔が最大の特徴だ。

同病院の入院生活の中心は、食事や排せつの支援をはじめとする日常生活のケアだ。24時間体制で患者を支える看護師、介護職員、リハビリテーションスタッフ、栄養科職員たちは、互いの専門性を生かしつつ、職種の枠を超えたチームとして、献身的で心のこもった看護・介護を実践している。ソーシャルワーカーの吉田美枝子さんは、入院前から入院中、退院後に至るまで、一貫して患者とその家族からの相談に対応。入院を希望する患者とは家族を含めて面談をし、「当事者の言葉」に耳を傾けるようにしているそうだ。病院が変わることに疑問や不安がある場合や、「以前の状態に戻って退院できるのか」という質問を受けた場合には、医療ではなく介護を担う同病院の機能を丁寧に説明する。
「病気やケガの前と同じ状態ではなかったとしても、退院して日常生活を送ることができるよう、一緒に頑張りましょうとお話しします。あの人に聞けば大丈夫、と思ってもらえたらうれしいですね」

在宅訪問診療・訪問看護

地域包括ケアシステムとともに、「時々入院、ほぼ在宅」の実現と実行に向けて日々尽力する2 人

地域包括ケアシステムとともに、「時々入院、ほぼ在宅」の実現と実行に向けて日々尽力する2人

鮮やかなバーガンディ色の在宅訪問車は患者にも好評だ

鮮やかなバーガンディ色の在宅訪問車は患者にも好評だ

地域の医院とも連携しながら
24時間体制で在宅医療生活を支援

愛和病院では、寝たきりの人や介護者の事情などで通院が困難な人、急性期を終えてなお治療や医療処置が必要な人に訪問診療を実施。外来診療と入院治療の間で患者の状態維持と回復に努めるほか、介護する家族の精神的な支えとなって「最期まで住み慣れた町で過ごしたい」という願いに応えている。

月2回(希望があれば週1回)の訪問診療の内容は、健康チェック、点滴や薬による治療、床ずれの手当てから酸素療法、経管栄養法、尿道などのバルーンカテーテルのケア、人工肛門などの各種ストーマケア、抗がん剤の投与までさまざまだ。「現場感が何より大切」として自ら各家庭を訪問する竹川理事長は、長年江東区の地域医療を担ってきた経験と情熱をもって、同病院の在宅訪問診療を一手に引き受けている。
「クリニックの先生方との連携のもと、『時々入院、ほぼ在宅』を目標として毎日、24時間体制で在宅医療生活をサポートしています」と竹川理事長。同病院の「顔」として訪問診療の窓口を務める梅津雅則さんとともに、訪問診療への移行をためらう地域のクリニックや患者の不安を解消するため、顔の見える関係づくりにも注力している。
「今後はICTのツールも使いながら地域連携を強化し、在宅を希望する人の声に少しでも多く応えていきたいですね」

短時間通所リハビリテーション・通所リハビリテーション

デイケアの相談を担当する佐藤亮太郎さん(右)と白田博子さん(左)。グループ内の医師や看護師との連携を大切にするという

デイケアの相談を担当する佐藤亮太郎さん(右)と白田博子さん(左)。グループ内の医師や看護師との連携を大切にするという

リハビリを行う機能回復訓練室。広々としたスペースに各種機器が置かれている

リハビリを行う機能回復訓練室。広々としたスペースに各種機器が置かれている

患者と家族の思いを汲む
時間別のリハビリテーション

在宅医療患者が、短時間または長時間の身体機能訓練を受ける通所リハビリテーション。どちらの時間も心のこもった介護で、患者の日常をサポートする。通所リハビリを担当する佐藤さんは、先入観をなくし、一人ひとりの違いを受け止めて接するよう心がけている。

愛育会グループの通所リハビリテーションには、介護保険で要支援・要介護と認定された人を対象に愛和病院の機能回復訓練室で行われる週1〜2回、1〜2時間程度の個別リハビリと、関連施設である介護老人保健施設「清らかの里」で行われる1日6時間ほどのリハビリがある。前者は、患者の状態に応じたリハビリプランに基づき、理学療法士による運動機能向上訓練や言語聴覚士による言語聴覚療法、口腔機能向上訓練などを実施。後者は、リハビリだけでなく入浴や食事といったサービスを提供するほか、午前と午後にレクリエーションの時間も設けている。
「日常生活で困っていることをピンポイントで訓練したいなら短時間、利用者同士のコミュニケーションの場も求めるなら長時間の利用がおすすめ」と話すのは、短時間のリハビリを担当する白田さん。いずれも、温かくきめ細かで、患者本位のサービスに努めるのが特徴だ。

介護老人保健施設 清らかの里

利用者たちは理学療法士の丁寧な指導で、リハビリに励む

利用者たちは理学療法士の丁寧な指導で、リハビリに励む

施設の窓口である、相談員の安斎景子さん

施設の窓口である、相談員の安斎景子さん

「できるだけ自宅に帰す」ことを目標に
日常生活のためのリハビリを重視

介護老人保健施設「清らかの里」では、介護保険適用のもと、施設入所サービスおよび短期入所療養介護(ショートステイ)、通所リハビリテーション(デイケア)を提供。利用者の気持ちに寄り添ったリハビリ計画の立案と実施に力を入れ、生活機能の維持・向上を通してスピーディーな自宅復帰を支援する。

施設入所サービス、短期入所療養介護(ショートステイ)と通所リハビリテーション(デイケア)を提供する「清らかの里」では、利用者の生活機能の維持・向上をめざす。利用者の健康管理に努める町田詩子先生は、「急性期後の受け皿として、より重症の方も受け入れるようになりました。入所者さんと医師との間をつないでくれるスタッフの力は大きいですね」と話す。
入所者は、施設で日常生活を送りつつ、理学療法士による個別の歩行訓練、作業療法士による脳のトレーニングなどを実施。通所リハビリテーションでは、健康チェックのほか、予防リハビリ、自宅でのトレーニングメニューなどを個別に行う。力を入れているのは、利用者の気持ちに寄り添ったリハビリ計画の立案および利用者と家族への説明だ。
「退所したら終わりではなく、シチュエーションに応じて利用できるので、何かあったとき頼ってもらえる存在でありたいですね」

協和メディカルクリニック

地域の相談役として
家族みんなでかかれる病院をめざす

「協和メディカルクリニック」には内科、小児科を中心とした診療部門と人間ドック・健診部門があり、日常的な病気の治療、予防、検査まで幅広く対応している。人間ドック部門と、他科との迅速かつ密な連携で、当日の検査にも臨機応変に対応。家族みんなで安心してかかれるホームドクターをめざしている。

細野 紫麻子院長

細野 紫麻子院長
1993年北里大学医学部卒業。消化器全般に精通し、内視鏡などの経験を生かした診療を展開している。リフレッシュのために行っているジョギングは毎朝の日課。趣味は写真を撮ることとスキューバダイビング。

黒川 明子先生

小児科 黒川 明子先生
横浜のクリニックで長年診療した後、2015年より現職。園医や学校医の経験もあるベテランドクター。長年の趣味は園芸だが、引っ越しに伴い新たな趣味を模索中。孫に会いに行くのが一番のリフレッシュだという。

小児科 櫻井 俊輔先生

小児科 櫻井 俊輔先生

小児科 松橋 一彦先生

小児科 松橋 一彦先生

小児科 永原 敬子先生

小児科 永原 敬子先生

愛育会グループの一角を成す医療機関として、地域密着型の診療を提供する「協和メディカルクリニック」。病気になってからの治療はもちろんだが、病気にならないための「予防」こそ重要であるとして、2階と3階に併設した人間ドック・健診部門との連携に力を注ぐ。患者が自分自身や家族の健康状態について知りたいというときには積極的に検査を案内し、CT検査や超音波検査などは可能な限り当日中に行っている。また、健康診断の結果を持って受診する患者には、検査結果を見ながら追加検査の必要性やタイミング、食事の取り方や運動の仕方について細かくアドバイスしているそうだ。
「当院での人間ドックはもちろん、職場や区で行った健康診断の結果が思わしくなかったり、判断に迷ったりしたときは、健診結果を持っておいでください。結果をどう受け止めるべきか、一緒に考えましょう」と細野紫麻子院長。患者と接する際には、知っておいてもらいたい健康に関する知識をわかりやすい言葉で伝え、健康寿命を延ばすためのサポートに努めている。

患者とともに歩もうというこうした姿勢は、内科、小児科を中心とした診療部門でも変わらない。
「気のせいかもしれない、と思うような小さな悩みを抱えている方や、何科にかかればいいのかわからない、という方にも、気軽にご相談いただきたいですね。家族みんなでかかれる病院をめざして、自分のことだけではなく家族に関する相談があったときでも、真摯な対応を心がけています」
循環器内科では、心エコーや24時間心電図検査をはじめとする当日の検査にも柔軟に対応するほか、以前より高度な診断が可能な胃カメラも導入するなど、設備の拡充を図っている。また、泌尿器科、消化器内科、および小児科は、医師を大学病院から招聘するようになり、より多くの患者を受け入れる環境が整った。特に小児科は、大学病院との連携によって、重症の場合や精密検査が必要な場合はスムーズに紹介できるようになり、対応範囲が広がっている。
一方、予防接種のスケジュールは兄弟のスケジュールを踏まえて組むなど、地域に密着した病院ならではの患者との距離感も失われていない。「親御さん、お子さんとのコミュニケーションを大切に、良い関係を築いていきたいですね」と話すのは、ベテラン小児科ドクターの黒川明子先生。保護者からの相談には、自身の子育て経験を交えて一緒に悩み、答えを探していくことを心がけているそうだ。
病院全体の課題だった待ち時間も、予約システムのスタートでかなり解消されている。現在は電話予約のみだが、将来的には遠隔診療とネット予約にも対応していきたい考えだ。

人間ドック

西村 凡子先生

人間ドック・健診部門長
西村 凡子先生

2002年ドイツのライニッシェ・フリードリッヒ・ヴィルヘルム大学ボン医学部卒業。日本消化器病学会消化器病専門医。「患者の立場でものを考える、笑顔を忘れずに、スムーズに気持ちの良い健診を」をモットーに、ピロリ菌の撲滅と乳がん未健診ゼロをめざす。趣味は水泳。週に2、3回はプールで泳いで肩の凝りをほぐすほか、料理教室にも通っている。

マンモグラフィは女性技師を増員し、体制をパワーアップ

マンモグラフィは女性技師を増員し、体制をパワーアップ

受診者自身が画像を見ながら検査の様子を確認できる経鼻胃カメラを導入

受診者自身が画像を見ながら検査の様子を確認できる経鼻胃カメラを導入

患者の満足度を意識して
丁寧でためになる人間ドックをめざす

「協和メディカルクリニック」に併設されている人間ドック・健診部門では、毎年受診している受診者から「去年よりさらに良くなった」と評価される体制をめざして、消化器系の検査から婦人科検診まで幅広く対応。外来や提携する医療機関とも連携しながら、内容の充実と質の向上に努めている。

健やかな毎日を送るために欠かせないのが、定期的な体のチェックだ。同クリニックでは、健康診断に比べて総合的、かつ精密な検査を行う人間ドックの受診を推奨し、内容の充実に力を入れてきた。ほかにも、がんや脳梗塞・心筋梗塞のリスク検査など、検査の種類も多彩。15分おきの予約が可能で、待ち時間が少ないのもポイントだ。
開設から5年目に入って受診者は順調に増え続けており、毎年受診する人も多いという。需要に応えるべく、胃カメラをはじめとする消化器系の検査には、近隣の医療機関から経験豊富な医師を招いて体制を強化した。併せて、新型の経鼻胃カメラや胃バリウム検査装置を導入するなど、設備面も刷新している。乳がん検診については、人間ドック・健診部門長の西村凡子先生が担当。以前より女性技師が増えたことで、より多くの女性に安心して受診してもらえるようになったと語る。一方、「マンモグラフィと超音波検査は、年に1回、ぜひセットで受診してほしい」と西村先生は呼びかける。前年度「要精査」になった受診者に対しては、前回の結果を踏まえて無駄のない検査をするなど、より丁寧でためになる人間ドックをめざしているそうだ。
「検査の質については、江東区一、日本一をめざして、よりパワーアップさせていきたいと思っています。ここでしかできない、どこよりも満足度の高い人間ドックにしていきたいですね。病気を見つけるだけが人間ドックではありません。『今年も何もなくて良かった』という安心感を得てのびのびと生活していただくために、人間ドックを活用していただきたいと思っています」

女性スタッフ

同クリニックの健診部門は、医師や看護師、診療放射線技師、受付も含めて、すべて女性スタッフが担当している。より快適な健診を提供すべく、スタッフ全員に対して定期的な接遇研修への参加を推奨。患者との話し方や患者からの質問への答え方、接遇時の所作など、言葉遣いを含めたあらゆる対応を身につけることで、日頃の業務に生かしているという。検査を受けた人からは「スタッフのマナーの良さと明るい笑顔に元気づけられる」と評判だ。

受診者が院内で過ごす時間がより快適になるよう、こまやかな気配りがなされている

受診者が院内で過ごす時間がより快適になるよう、こまやかな気配りがなされている

介護老人福祉施設 あじさい

明るく元気なスタッフたち。犬のナルくんも大切なメンバーだ

明るく元気なスタッフたち。犬のナルくんも大切なメンバーだ

リビングとキッチンがあるダイニングルームは入居者たちの憩いの場。冷蔵庫や調理器具も自由に使えて、おいしそうな料理の匂いや笑い声がしてくる

リビングとキッチンがあるダイニングルームは入居者たちの憩いの場。冷蔵庫や調理器具も自由に使えて、おいしそうな料理の匂いや笑い声がしてくる

広々とした個室は8畳ほどの大きさで、好きな家具な
ども置け、家族が泊まれるスペースもある

広々とした個室は8畳ほどの大きさで、好きな家具なども置け、家族が泊まれるスペースもある

レクリエーションやイベントを行うオープンスペース。平行棒が設置され、軽い歩行訓練もできる

レクリエーションやイベントを行うオープンスペース。平行棒が設置され、軽い歩行訓練もできる

自分らしく毎日を過ごせるように
「いつもの暮らし」をサポート

スタッフ一人ひとりが「自分の親にしてあげたい介護、自分が受けたい介護」を念頭に置き、利用者とその家族が笑顔のある生活を送れるようサポート。個人ごとのケアプランに応じた日々のサービスに加え、季節のイベントなどさまざまな取り組みを実施。「最後まで地域で」と望む人のために看取りも行っている。

自宅や家族から遠く離れず地元で暮らしたいという利用者の意向に沿った、地域に密着した介護老人福祉施設「あじさい」。江東区民の要介護3〜5の人を対象に定員は90人。個室を中心とした静かな環境の中、自分らしい生活が続けられるように、利用者一人ひとりに合わせたケアプランを作成・実施。食事や入浴、洗濯などができる暮らしの場を一つのユニットとして、それぞれに介護職員を配置している。プライバシーも守られ、いつもの暮らしの仲間といつものように過ごせるのが魅力だ。
ダイニングルームでは、利用者自らが自由に食事を作って、おしゃべりを楽しむ姿も珍しくなく、施設内はいつも多くの人でにぎわっている。デイルームではカラオケや料理教室、演芸会も開催。ペットとして飼われている犬のナル君を抱っこしたり、お世話をしたりしている利用者たちはとてもリラックスした様子で、「あじさい」での生活を心から楽しんでいることが伝わってくる。
「ここは病院ではなく、介護が必要な方が暮らす生活の場です」と施設長の松戸ちえ子さん。一歩部屋を出れば仲間や職員がいるので孤独を感じることは少なく、愛和病院と隣接していることから病気の際も安心だ。江東区の特別養護老人ホームとしては希少な看取りを行っているのも特徴。ショートステイ(定員10人)では、緊急時や介護負担の軽減のため、一時的に宿泊、食事、入浴などのサービスを提供。デイサービス(定員30人)では食事、入浴などの介護サービスやレクリエーション、日常生活訓練などが日帰りで利用でき、さまざまなニーズに合わせたケアで地域の声に応えている。

施設で飼われているペット

同施設では、15歳になる看板犬・ナルくんが飼われている。パピヨンとミニチュアダックスフンドのミックスであるナルくんは、施設に出入りする人々を1階で元気にお出迎え。その愛らしい姿から、利用者とスタッフのアイドル的存在に。利用者を癒やすだけでなく、施設全体の雰囲気を和ませ、生活空間をさらに温もりあるものにする役目も果たしている。ホームページに掲載されている、ナルくんの写真とつぶやきを楽しみにしている人も多い。

施設で飼われているペット

地域医療連携室

相談者の心配を取り除けるよう、わかりやすい説明を心がけている

相談者の心配を取り除けるよう、わかりやすい説明を心がけている

地域のケアマネジャーなど介護従事者と密に連携
施設の良さを地域にアピールし利用者の増加に努める

地域医療連携室では、各施設の相談員が在籍し、主に入退院の調整を行っている。地域のさまざまな施設やケアマネジャーから入所の相談を受けるほか、パンフレットを配布したり空室状況をファックスで知らせたりといったさまざまな手段で施設の認知度向上と、介護従事者や地域住民との連携を強化。相談員が自ら施設に足を運んで話を聞き、顔の見える関係を構築して相談しやすい雰囲気をつくるなど、きめ細かな対応は理事長からの信頼も厚い。「介護保険制度など、利用者からよくある質問については、仕組みを目で見て理解できるような資料作りにも取り組んでいます」と、利用者への気配りについて話すのはソーシャルワーカーの吉田美枝子さん。「5月と11月には見学会を行っていますので、ぜひお気軽にいらしてください」

愛育会グループの提供サービス「グループ全体で地域医療をサポート」



◆愛和病院 基本情報はこちら


病院・クリニック、医者を探すならドクターズ・ファイル
ドクターズ・ファイルは、全国の病院・クリニック、医者の総合情報サイト! 頼れる病院・クリニック、医者を独自取材! 診療科目、行政区、沿線・駅、診療時間、症状、病名、検査内容、特徴といったさまざまなこだわり条件からあなたがお探しの病院・クリニック、医者情報を探すことができます。 病院の基本情報だけでなく、先生に関する情報(診療方針や得意な治療・検診など)も紹介。