地域と職域に密着した親しみやすい病院
高い機能と気軽に受診できる環境を兼備

阿川 千一郎病院長

阿川 千一郎病院長

1983年東京大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院第一外科入局。オークランド大学病理学科への留学や関東逓信病院勤務を経て2000年に「三楽病院」着任。2012年より現職。日本外科学会外科専門医。専門は大腸、肛門病。今も外来診療を担当し、手術に立ち会うことも。職域病院の機能を維持しつつ、地域のニーズを捉えた温かな医療を行うことをめざす。

御茶ノ水駅から徒歩2分とアクセスに優れる『三楽病院』は、270の病床と17の診療科を有する総合病院だ。昭和8年に東京都の教職員のための病院として開院したが、今では広く一般の患者を受け入れている。
「地域に密着した親しみやすい病院になりたいですね」と話す阿川千一郎病院長の言葉どおり、快適な病室や待合室、親しみやすいスタッフの対応など、コンパクトな規模を生かして比較的短時間で快適に受診できる環境が整えられている。幅広い疾患を診療するが、中でも脊椎脊髄疾患の治療、糖尿病など生活習慣病の治療、内視鏡検査・治療、さらに職域病院の使命でもあるメンタルケアなどは高い専門性を備えたスタッフが充実し、同院の大きな特徴となっている。また、急性期治療後の患者や在宅療養中の患者を受け入れる60床の地域包括ケア病棟を開設し、人間ドック施設をリニューアルするなど、地域のニーズを的確に捉えて機能充実を図っている。

内科

和田 友則先生

副院長/内視鏡部門長/消化器内科部長
和田 友則先生

1987年東京大学医学部卒業後、大学病院などで診療経験を積み、「三楽病院」へ。専門は消化器全般。中でも内視鏡による消化器の検査・治療に長く携わってきたエキスパート。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医。

各医師が専門の枠を越え
総合的に患者をサポート

内科には、総合内科部門と「消化器内科」「循環器内科」「糖尿病・代謝内科」「呼吸器内科」の4つの臓器別専門部門があり、初診時には総合内科での診療を経て、専門部門や他の診療科に紹介する。和田友則副院長が強調する同院内科の特徴は、専門の枠を越えたフットワークの良さ。一人の患者に対し、必要なときは全部門が機敏に対応する。
「当院は普段着感覚で来ていただける庶民的な病院ですから、健康について相談するような気持ちで、気軽に受診してください」

外科

伊藤 契先生

外科統括部長
伊藤 契先生

1980年東北大学医学部卒業。専門分野は消化器外科、ヘルニア、腹腔鏡下手術など。「Respect&Smile」をモットーに、患者にはもちろん、スタッフにも笑顔を大切に接している。日本外科学会外科専門医。

腹腔鏡下手術などの
低侵襲な治療法を導入

外科には、消化器から乳腺、甲状腺まで幅広い分野の専門家がそろう。早期胃がん、大腸がん、胆石、虫垂炎などには、体への負担が小さな腹腔鏡下手術を積極的に実施。大学病院と密に連携しているため、難しい症例の場合はいつでも紹介可能なことも心強い。
鼠径ヘルニア手術などは少量の局所麻酔で行い、持病がある人にもより安全に手術できるよう配慮。伊藤契外科統括部長は、「ヘルニアの専門家のいる施設で治療することをお勧めします。気づいたら早めの受診を」と呼びかけている。

整形外科

木村 雅弘先生

副院長/整形外科統括部長
木村 雅弘先生

1983年東京大学医学部卒業。股関節・膝関節変性疾患を専門とし、特に人工関節の手術を得意としている。世界的に人工関節手術の成功率が高まる中、新たな技術開発にも積極的に取り組んでいる。日本整形外科学会整形外科専門医。

清潔なリハビリテーション室では理学療法士が患者を親身にサポート

清潔なリハビリテーション室では理学療法士が患者を親身にサポート

脊椎インストゥルメンテーション手術や
人工関節手術などで高い専門性を発揮

一般的なケガから、脊椎の変形、リウマチまで、広く骨や関節、筋肉の障害・痛みを治療する整形外科。平成23年に開設した脊椎脊髄部門には、脊椎インストゥルメンテーション治療を希望する患者が集まっている。股、膝の人工関節手術にも力を入れ、あらゆる面で「体や心に優しい診療」をめざしている。

整形外科を率いる木村雅弘副院長がめざしているのは、「画一的な治療ではなく、患者一人ひとりに合った治療」だ。一般的な治療だけではなく、高度な治療を含めて豊富な選択肢の中から患者に適した方法を提案する。
脊椎脊髄部門では、重い脊椎脊髄疾患に特化した専門性の高い医療を提供。中でも脊椎インストゥルメンテーション手術は、強く変形した背骨、腰骨を金属製のねじで金属棒に固定して安定させる治療法で、従来の方法では治らなかった強いゆがみの改善も期待できる。また、脊椎圧迫骨折へのバルーン椎体形成術など新しい治療法も積極的に導入している。
股関節、膝関節の変形に対しては、人工関節手術に注力する。できるだけ骨や筋肉への侵襲や術後の痛みが少なく、機能回復しやすいような方法を取り入れ、術後は早期から十分に時間をかけてリハビリテーションを実施。日常生活の不安がない状態になってから退院してもらうように心がけている。

産婦人科/小児科

中林稔産婦人科部長

中林稔産婦人科部長。2016年より同院での勤務を開始

佐藤詩子小児科部長

佐藤詩子小児科部長。専門は内分泌代謝分野

出産後の楽しみにしている人も多い、豪華なお祝い膳

出産後の楽しみにしている人も多い、豪華なお祝い膳

多数の医師と助産師がチームを組み
患者に寄り添う手厚いサポートを実施

年間350人前後の赤ちゃんが誕生している同院。多数の医師と助産師が協力して治療や指導を行い、母子の健康を守っている。婦人科疾患では腹腔鏡下手術に注力し、スタッフは患者の立場で考えて親身な治療とサポートを提供。小児科は常勤の医師を迎えて診療体制を充実させ、一層頼れる病院となった。

中林稔産婦人科部長以下、医師5人、助産師19人が所属する産婦人科。治療や出産についての丁寧な説明は受診者から好評だ。ベテランのスタッフも多く、不安になりがちな患者の気持ちに寄り添っている。「患者さん一人ひとりに合わせた治療を行い、最後には必ず満足していただけるように、日々努めています」と中林部長は話す。
婦人科では、卵巣囊腫や子宮筋腫などの良性疾患に腹腔鏡下手術を積極的に実施。腹腔鏡下手術は傷口が小さく体の負担が軽減されるため、早期の社会復帰が期待でき、その後の妊娠の可能性も残しやすい治療法だ。
一方、小児科では平成29年に常勤の佐藤詩子先生が部長に就任。困難なお産には小児科の医師が立ち会い、出産直後から新生児を診療できる体制が整った。小児科の医師と産科の助産師が連携して新生児健診と乳幼児健診を担当するなど、手厚いサポートで母と子の健康を守っていることが特色だ。

地域包括ケア病棟

地域包括ケア病棟のスタッフ。地域との関係強化にも率先して取り組んでいる

地域包括ケア病棟のスタッフ。地域との関係強化にも率先して取り組んでいる

「患者さんが笑顔になれるように」がモットーの同病棟

「患者さんが笑顔になれるように」がモットーの同病棟

「患者さんが笑顔になれる病棟」をめざして
近隣医療・介護関係者と顔の見える関係を築く

急性期治療を終えて症状が安定した患者の在宅復帰支援や、在宅療養中に体調が急変した患者の受け入れを担う「地域包括ケア病棟」。超高齢時代の地域医療に欠かせない存在といえる。同院の地域包括ケア病棟は2016年3月に31床でスタートし、同年9月に60床に増床。同院の急性期病棟、大学病院など近隣の病院、さらに在宅からも多くの患者を受け入れている。同病棟のモットーは、院内外での密な連携。植野浩行地域医療連携担当部長は「医師、看護師などのスタッフが院内連携の重要性を強く意識している上、近隣の地域包括ケアセンターのスタッフさんなど外部の方との関係づくりにも注力しています」と語る。中でも特徴的な取り組みは、地域医療連携室だけでなく、現場の理学療法士、作業療法士らが率先して近隣の医療・介護従事者との勉強会を開催していること。「患者中心の地域包括ケアには顔の見える関係を築く、草の根的な活動が大切です」と植野担当部長。今後も人材確保や業務改善、新館構想などに取り組み、「患者さんが笑顔になれる病棟」をめざしていく。

 

人間ドック

病気の早期発見と生活習慣病の改善指導に注力
忙しい世代が短時間で快適に受診できる工夫も

同院の人間ドックは、病気の早期発見だけでなく、生活習慣病の予防をめざす生活指導に力を入れている。2016年には、同院に隣接する御茶ノ水ファーストビル7階に移転・リニューアルオープン。検査機器や待合室を充実させたほか、スマートフォンを活用して空いている検査から受けるシステムを導入し、コンシェルジュを常駐させるなど、忙しく働く世代が短時間で快適に受診できるように工夫を凝らした。異常が見つかった場合も、診療部門と連携し、速やかに専門の医師による診療ができるようにしている。

D A T A

所在地:千代田区神田駿河台2-5 御茶ノ水ファーストビル7F
T E L:03-5282-8331
受付時間:平日8:30〜17:00

特徴1

特徴1

先進の検査機器と
広々としたくつろぎの空間

2年前のリニューアルオープンにより、先進の検査機器がそろった同施設。患者がゆったりとした空間でくつろぎながら受診できるようにと環境面も整えている。第三者による機能評価を積極的に受けるなど、組織としての意識も高く、希望者は検査の結果説明を当日受けることもできる点などが受診者から好評だそうだ。

特徴2

特徴2

各科担当専門の医師と
医療スタッフによる健診

長年の実績をもとに、各科担当専門の医師と医療スタッフが健診を担当。結果報告についても丁寧な説明とアドバイスを行っている。結果説明のタイミングも、受診者の都合に合わせて、受診日当日か後日かの選択が可能だ。また、再検査が必要な場合も、人間ドックでの検査データが診療部門に伝えられ、その後の検査が最小限で済むようになっている。

特徴3

特徴3

乳がんや脳の検査など
オプション検査が充実

希望により受けられるオプション検査も充実。腫瘍マーカー検査や乳がん・子宮がん検査、胃や大腸の内視鏡検査、脳検査(MRI、MRA)などがある。リニューアル時に高解像度・高画質撮影が可能な3.0テスラMRIを導入したため、脳検査は短い時間でより高精度な画像を撮影することができるようになり、微小な病変がより見つけやすくなった。



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