困ったときすぐに頼れる地域医療と
三大疾病に特化した専門医療を提供

宮島 伸宜病院長

宮島 伸宜病院長

慶應義塾大学医学部卒業。同大学病院をはじめ都内の総合病院などで経験を積み、2007年より聖マリアンナ医科大学 東横病院消化器外科。2014年より現職。専門は消化器外科、一般外科、下部消化管(大腸肛門)疾患、腹腔鏡下手術。日本外科学会外科専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医。その手技を広めるべく、全国各地の技術勉強会で講師も務める。

20代や子育て世代の増加で変貌する武蔵小杉駅周辺。同駅南口の『聖マリアンナ医科大学 東横病院』は地域医療と高度医療を軸に、時代に即した体制を整えてきた。
「当院は大学病院ながら紹介状なしでも選定療養費は不要で、気兼ねなく来院いただけます。救急も脳神経・脳卒中、心臓病、失神、消化器病といった専門分野から一般的な内科疾患まで、幅広く24時間対応しています」
地域住民が困ったときすぐ受診できる病院でありたいという宮島伸宜病院長。一方で前述の専門分野は、複数の診療科の医師が在籍する部門として緊密に連携。各分野の病気をトータルに診る高度医療を提供する。平成30年には婦人科の開設により、良性および悪性腫瘍の早期発見と治療にも対応ができるようになった。
「生活習慣病、健康診断、女性検診の各部門も強化し、子育て世代に多い病気の早期発見、未病の段階での健康管理など、どんなときも頼れる病院をめざしています」

消化器病部門

消化器内科・外科が一体となり
患者に優しい低侵襲治療に注力

口から肛門まで全消化器の疾患に高度な医療を提供する消化器病部門。消化器内科と消化器外科が診療科を超え、一体となって行うチーム医療が最大の特徴だ。内視鏡診療と腹腔鏡下手術の双方のメリットを生かした合同手術も行う。経験豊富な医師が精密な診断をもとに、より低侵襲な治療をめざしている。

中嶋 孝司先生

副院長/内視鏡部門長
中嶋 孝司先生
弘前大学医学部卒業。順天堂大学医学部附属順天堂医院などを経て2014年より現職。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本外科学会外科専門医。

消化器病部門長
古畑 智久先生
札幌医科大学卒業。東京大学医科学研究所や札幌医科大学附属病院などを経て、2017年に聖マリアンナ医科大学 東横病院入職。日本消化器外科学会消化器外科専門医。

古畑 智久先生

消化器病部門

同部門で特筆すべきは、消化器内科と消化器外科が一体となって高度なチーム医療を実現している点だ。消化器内科のメインは内視鏡診療。一方、消化器外科は腹腔鏡下手術をメインとしている。本来は別の診療科だが、同院ではどちらを受診しても、双方の医師が「その患者にとってベストな治療は何か」を丁寧に診断。必要があれば医師同士で迅速に紹介し合い、症状によっては合同で手術に臨む。内視鏡治療と腹腔鏡下手術の良さを生かした外科内視鏡合同手術は同部門の強みで、例えば胃壁にできた腫瘍に対し、胃の切除範囲などを最小限にとどめることをめざす。
もちろん、基本にあるのはそれぞれの専門性。胃・大腸用の内視鏡に加え、小腸内視鏡やカプセル内視鏡などを導入し、すべての消化管に対し高画質な内視鏡観察を行って精密な診断を下す。さらに、食道・胃・大腸の早期がんに対しては、内視鏡的粘膜下層剝離術も実施。
おなかに小さな穴を開けて行う腹腔鏡下手術は、胆石症、鼠径ヘルニア、胃がん、大腸がんなどのほぼ全例に行われている。さらに整容性を求める患者に対しては、適応は限られるものの、へその約25㎜の傷のみで行う単孔式腹腔鏡下手術で積極的に対応。平成28年4月から腫瘍内科の外来も開設され、高度進行がんに対しては、薬物療法と外科治療を適切に組み合わせた根治性の高い治療を行っている。
内科と外科の領域が近づきつつあるからこそ、ますます大きな意味を持つ同院の消化器病部門。切磋琢磨し、新しい治療法も積極的に導入しながら、さらなる低侵襲治療を追求し続けている。

肥満治療に特化した外来が誕生

2017年4月より、糖尿病に伴う肥満を対象とする外来を開設。「体形による動きの制限や見た目などを気にし、傷ついている患者さんも多い。この外来が少しでも力になれたら」と語るのは同部門副部門長の佐々木貴浩先生。初診から時間をかけて患者に向き合いながら治療方法を見つけていき、必要な患者には胃の切除などの手術も実施。生活指導を中心とした肥満治療や肥満による合併症の評価、2次性肥満の精査も行っている。

受診するにはかかりつけ医からの紹介状が必要となる

受診するにはかかりつけ医からの紹介状が必要となる

心臓病部門

田中先生

心臓病部門の部門長を務める田中修先生。他部門とも連携して治療を行う

熟練した医師が緊急カテーテル検査・治療に24 時間体制で対応

熟練した医師が緊急カテーテル検査・治療に24時間体制で対応

心臓病部門のスタッフたち。チームの結束も固い

心臓病部門のスタッフたち。チームの結束も固い

24時間緊急カテーテル治療を実施
リハビリによる術後のQOL向上も

急性の心筋梗塞や心不全などの循環器疾患に迅速に対処する心臓病部門。緊急カテーテル治療専門の医師もそろえ、24時間対応が可能。生活習慣病予防や術後の心臓リハビリテーションなど幅広い守備範囲で患者の健康を守る。術後の安静期間や入院期間を短縮するなど、患者を思いやる診療を実践している。

心臓病部門では、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患に対しカテーテル治療を積極的に行い、24時間365日体制で対応する。患者への負担の少ない治療も心がけ、例えば手首の動脈からのカテーテル挿入で術後の安静時間および入院期間を短縮。また、バイパス手術のような心臓外科手術では、心臓血管外科と緊密に連携を取る。
「心筋梗塞などによる大きな手術後は、心臓リハビリも重要。どの程度の運動がその方の回復に適しているか、検査で見極めるのも大切な役割です」と田中修部門長。退院後の生活を見据え、心臓病ケアに詳しい看護師やソーシャルワーカーもサポート。患者宅の近隣クリニックへの逆紹介も手厚く行い、地域連携を通じ循環器疾患の再発予防をめざす。
一方、外来では生活習慣病部門とも連携して、薬の処方だけでなく食事・運動指導も行い予防に注力。循環器疾患と睡眠時無呼吸症候群の関連性にも着目して、入院検査・治療も行っている。

失神部門

古川俊行部門長

古川俊行部門長はイタリア留学を経て、2012年に大学本院で失神専門の外来を立ち上げた

失神の原因を調べるヘッドアップティルト試験の様子

失神の原因を調べるヘッドアップティルト試験の様子

失神の最大リスク、不整脈を防止
原因特定と適切な治療につなげる

失神とは、脳全体の血流が一時的に低下するために起こる意識消失を指す。失神部門では「気を失う」「ふらふらする」「目の前が一瞬真っ暗に」などの症状を、問診・検査で原因特定し、適切に治療。全国から年間約500人(平成29年4月〜平成30年3月)、特に10~20代と60代以降の患者が訪れている。

ヨーロッパでは、不整脈診療の経験に富む循環器内科の医師によって失神診療部門(Syncope Unit)が運営されている。しかし日本には失神診療を専門とする医師が少なく、患者にはどの診療科を受診すべきかがわかりづらいのが現状だ。聖マリアンナ医科大学では、イタリアで失神診療を学んだ古川俊行先生の帰国に合わせ、平成24年に本院で週1回失神専門の外来を立ち上げた。その反響を受け、東横病院では平成28年6月に失神部門が常設された。問診や採血、超音波検査、心電図検査を行い、不整脈のリスクを除外するべくさらに詳しい検査も実施。原因を特定して治療を行い、万一発作が起きた場合に転倒などの二次被害が出ないよう、指導も行う。
「失神には自律神経性の比較的軽症のものから不整脈による高リスクのものまで、さまざまなタイプがあります。何度も症状が出て原因不明であれば、一度当院でのリスク評価をお勧めします」と古川部門長。

脳神経・脳卒中部門

植田 敏浩先生

副院長/脳神経・脳卒中部門長
植田 敏浩先生
愛媛大学医学部卒業。同大学脳神経外科、アイオワ大学などを経て2008年より現職。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医。専門は脳梗塞の診断と治療、脳動脈瘤などに対する脳血管内治療。

脳神経疾患・脳卒中に対する
高度で先進的な医療を提供

日本における死因上位の重大疾患である脳卒中や脳神経疾患に対し、24時間365日体制で高度かつ先進的な医療を実践している脳卒中専門病棟(SCU=Stroke Care Unit)。脳神経内科、脳神経外科、脳血管内治療担当のそれぞれの医師がチームを組んで、看護師や診療放射線技師らとともに診療にあたっている。

脳卒中(脳血管障害)だけでなく、頭部外傷やけいれんなどのあらゆる脳神経系の疾患に対して、救急対応から再発予防まで総合的に高度な医療を提供する脳神経・脳卒中部門。救急当番の医師は専用のホットラインを常時携帯し、救急隊や近隣クリニックからの患者を早急に受け入れている。同部門の大きな特徴は、診療科を超えた医師11人のチームで診療していることだ。頭を切らない脳血管の手術である脳血管内治療を専門とする医師が8人在籍し、急性期脳梗塞に対する血栓を溶かすt-PA治療や血栓回収療法の実績が豊富。そのほか患者の負担を考慮し、脳動脈瘤塞栓術、再発予防のための頸動脈ステント留置術、頭蓋内血管拡張術などは先進の低侵襲治療を積極的に行っている。その際も緊急の開頭手術や脳動脈瘤・脳腫瘍などに対してさまざまな手術を行う脳神経外科と密な連携を取り、一つの診療チームとして治療にあたっている。
外来診療ではあらゆる神経内科的疾患、脳神経外科疾患に対応し、頭痛、物忘れ、ボツリヌス療法、神経内科、脳血管内治療などを専門とする外来を設置。神経内科と脳神経外科の医師が診療している。
「頭痛、めまい、しびれ、ふらつきなどの症状があれば気軽に受診してください」と植田敏浩部門長。
地域連携にも注力しており、回復期のリハビリテーションを担う地域の病院とスムーズな連携体制を構築。MRI検査・頸動脈エコー検査の依頼や検診目的の紹介も受けているほか、定期的に市民講座を開講するなど、啓発活動にも力を入れている。

力強いチームワークで患者を支えるスタッフたち。意識も高く、看護師による嚥下評価なども行っている

力強いチームワークで患者を支えるスタッフたち。意識も高く、看護師による嚥下評価なども行っている

頭を切らないカテーテルを使った脳血管内治療。低侵襲治療を積極的に取り入れている

頭を切らないカテーテルを使った脳血管内治療。低侵襲治療を積極的に取り入れている

同部門では緊急の開頭手術にも対応。カテーテル治療と開頭手術の双方を行うことができるのが強み

同部門では緊急の開頭手術にも対応。カテーテル治療と開頭手術の双方を行うことができるのが強み

カテーテルを用いた急性期脳梗塞治療

急性期脳梗塞でt-PA治療では効果のない患者や、発症から8時間以内の患者の緊急カテーテル治療として、新しいステント型のデバイスが薬事承認された。従来のデバイスと比べて、より早く高い再開通率を示し、これまで治療できなかった患者を救えるようになってきたという。同院は、地域の脳卒中救急診療を支えるべく、24時間体制でこのデバイスを用いた治療を実施。「緊急患者さんは必ず受け入れることを心がけています」と植田部門長。

カテーテルを用いた急性期脳梗塞治療

患者の症状に合わせ、より低侵襲な治療を提供。そこには高度な技術と確かな経験が求められる

婦人科

健康診断部門を率いる長田尚彦部門長。循環器内科を専門としている

准教授/婦人科部長
戸澤 晃子先生
聖マリアンナ医科大学医学部卒業。慶應義塾大学病院、聖マリアンナ医科大学病院を経て、2018年より現職。専門は婦人科腫瘍、内視鏡ほか。日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医。子宮頸がん検査技術の革新をめざす研究にも従事。

新設された婦人科の外来ブース。医師をはじめ看護師も親身になって患者の悩みに寄り添う

新設された婦人科の外来ブース。医師をはじめ看護師も親身になって患者の悩みに寄り添う

腫瘍、生殖医療、更年期症状など
女性の生涯の健康をサポートする

平成30年10月からスタートした婦人科は、周産期を除き、良性から悪性まで多様な腫瘍の検査と内視鏡による低侵襲治療、手術を要する生殖医療、更年期症状への対応など婦人科疾患について幅広く診療。生活習慣病部門とも連携して健康寿命の延伸を図り、若年から高齢まで女性の生涯のヘルスケアを支援する。

婦人科疾患の中で子宮頸がんは、40代までの女性の罹患率、死亡率が高いものの、早期に治療を始めれば予後は比較的良好だ。このため戸澤晃子部長は、専門的な検診の重要性を呼びかけている。
「当院では女性検診部門と婦人科が密に連携し、良性腫瘍でも悪性腫瘍でも、検診から精密検査、低侵襲の治療へとスムーズに移行できます。定期検診で見つかるのが理想ですが、出血や下腹部の痛みなどがあれば検査を受けてください」
同院は紹介状なしでも選定療養費は不要なため、直接受診しやすいのもメリットだろう。自覚症状なしに進む卵巣腫瘍などの発見も期待できるため、婦人科のかかりつけ医として気軽に利用してほしいと戸澤部長は話す。
このほか難易度の高い手術に向けたMRIによる画像診断のほか、必要なら腹腔鏡での検査・治療まで一貫して行う。
「重い生理痛や月経困難症で検査をした患者さんから卵巣囊腫などが見つかり、それが不妊の原因と見られるケースもあります」
不妊検査に限らず、生理痛やおりもの異常、ホットフラッシュや軽度のうつのような多様な変調を引き起こす更年期症状など、「病気ではなく年齢や多忙のせい」と考えて我慢していることも気軽に相談できるよう、間口を広げている。
「今はホルモン治療などで症状が大きく改善することも多いのです。そうしたQOLの向上をはじめ、若年から高齢まで女性のライフサイクルを連続的・多面的に診るのが当科の役割。生活習慣病部門の協力で健康寿命も考慮し、女性の生涯のヘルスケアをサポートしたいですね」

早期退院もめざせる低侵襲治療

内視鏡を使い、ごく小さな傷しか残らない手術を行う低侵襲治療に注力する同科。術後の体力回復も早く、子宮筋腫など良性腫瘍なら早ければ手術3日後には退院が可能で、子宮頸がんや子宮体がんといった悪性腫瘍は手術後5日から1週間ほどでの退院が一般的だそうだ。もちろん内視鏡では難しいケースは開腹手術にも対応。「婦人科腫瘍、内視鏡、外科手術と各分野のエキスパートが協力し、低侵襲を前提に患者さんに適した治療をご案内します」と戸澤部長。

患者の負担を減らすという心がけはもちろん、適した選択肢を見つけるのがモットーだ

患者の負担を減らすという心がけはもちろん、適した選択肢を見つけるのがモットーだ

生活習慣病部門

太田 明雄先生

生活習慣病部門長
太田 明雄先生
聖マリアンナ医科大学医学部卒業。専門は糖尿病、脂質異常症。現在は聖マリアンナ医科大学 東横病院生活習慣病部門長として、生活習慣病の予防・治療に尽力。日本内科学会総合内科専門医。

さまざまな医療職が連携
生活習慣病を治療し、合併症を予防

平成27年4月に新設された生活習慣病部門は、生活習慣の乱れから起こる糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高血圧、肥満症などを診療。医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師から成るチームで、生活習慣病の治療に取り組むとともに、脳疾患・心疾患の合併予防にも注力している。

生活習慣病の治療には、食事の偏りや運動不足、喫煙・飲酒習慣の是正が不可欠だ。同部門では日本糖尿病学会糖尿病専門医、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師らがチームを組み、薬の処方のみならず、日常的に実践可能な運動や栄養面のサポートも行う。一方、糖尿病では患者個々の生活背景を踏まえつつも、必要ならば外来でもインスリン治療を導入。また、1型糖尿病患者には、決まったタイミングで自動的にインスリンを注入するインスリンポンプ療法も提供している。
「合併症予防にはヘモグロビン・エーワンシー(HbA1c)のような血糖指標の単なる改善だけでなく、持続糖濃度測定(CGM)を行いながら、人それぞれに異なる『血糖変動』を解消することが大切です」と太田明雄部門長は専門の外来の取り組みを語る。
運動療法では入院・外来を問わず患者の身体能力を評価し、その人に合ったプログラムを提供。医療用体組成計や3次元振動マシンを用いた、効率的かつ安全面に配慮したトレーニング法も取り入れている。
さらにフットケア専門の外来では、最多の糖尿病合併症である末梢神経障害の診断や、それによる足病変(巻き爪、たこ、うおのめなど)を治療し、潰瘍・壊疽を予防。太田部門長が特許を取得した足爪専用の研磨剤を用いて、衛生面にも配慮した処置を行っている。
このほか狭心症・心筋梗塞や脳梗塞を招く、脂質異常症や高血圧、メタボリック症候群、肥満症の治療、さらに甲状腺疾患を含む各種内分泌疾患の診断・治療も手がける。

太田明雄部門長を中心に医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師らがチームとなって診療 

太田明雄部門長を中心に医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師らがチームとなって診療

3次元振動マシンによる効率的かつ安全に配慮した筋力トレーニング

3次元振動マシンによる効率的かつ安全に配慮した筋力トレーニング

糖尿病に多い下肢神経障害を調べる簡易型の神経伝導検査機器

糖尿病に多い下肢末梢神経障害を調べる簡易型の神経伝導検査機器
 

糖濃度の即時測定で、より安全な1 型糖尿病のインスリンポンプ療法に努める

糖濃度のリアルタイム測定で、より安全な1型糖尿病のインスリンポンプ療法を行う
 

糖尿病患者の足病変を治療し、潰瘍化を予防するフットケア

糖尿病患者の足病変を治療し、潰瘍化を予防するフットケア

CGMによる糖尿病治療

同部門では最長2週間の血糖値を連続推計できる持続糖濃度測定器(CGMS)を活用。1型糖尿病の治療では、グルコース濃度をリアルタイムに測定しながらインスリンポンプ注射を行う「SAP療法」も選択可能だ。2017年度からは2型糖尿病の紹介患者も対象となるCGM専門の外来を開設。CGMは血管合併症に大きく関わる「血糖変動」や、糖尿病薬を服用中の高齢患者に多い「無自覚性低血糖」の発見にも有用で、認知症の発症予防に役立つそうだ。

2016年12月から保険適用となった新しい持続糖濃度測定器(CGMS)

2016年12月から保険適用となった新しい持続糖濃度測定器(CGMS)

健康診断・人間ドック部門

健康診断部門を率いる長田尚彦部門長。循環器内科を専門としている

健康診断部門を率いる長田尚彦部門長。循環器内科を専門としている

MRIをはじめ、先端検査機器がそろう

MRIをはじめ、先端検査機器がそろう

経鼻内視鏡検査を基本とし
迅速かつ専門性の高い検診を実施

朝8時から受付を開始する健康診断は、午前中に検査が済むため「午後から出勤できる」と働き盛りの世代に喜ばれているという。結果も可能な範囲でその日のうちに担当医師から説明するなど、受診のしやすさを重視している。経鼻内視鏡検査を中心とした苦痛軽減に努めた胃の検診も特徴的だ。

平成26年4月開設の健康診断・人間ドック部門。大学病院ならではの高い専門性を生かした検査をめざしており、迅速な対応にもこだわりを持つ。「当院では食道・胃の検査には、消化器の専門家が手がける苦痛に配慮した経鼻内視鏡検査をお勧めしています」と話す長田尚彦部門長。検査中に組織検査が必要になれば即対応。担当医師から可能な範囲でその日のうちに検査結果を説明し、受付から会計まで2時間半で終えることを目標としている。
また、「通常の健康診断の検査では早期発見が難しい狭心症などの心臓病や脳卒中をいち早く見つけたい」との考えから、それらが心配な患者には、専門性の高い心臓検診や脳ドックを勧めている。
多彩で高度な検査メニューをそろえ、受診者の満足度向上を狙う同部門の取り組み。現在は90%が企業健診による受診者だが、今後はより多くの一般受診者を受け入れ、地域住民の重篤な疾患の早期発見につなげていくという。

女性検診部門

女性検診を担当する磯貝晶子副部門長。女性が話しやすい雰囲気づくりを大切にしている

女性検診を担当する磯貝晶子副部門長。女性が話しやすい雰囲気づくりを大切にしている

乳房の検査をするマンモグラフィ機器も完備

乳房の検査をするマンモグラフィ機器も完備

女性スタッフがすべての検査を担当
美しく健康的な体づくりをサポート

女性特有の病気の早期発見・早期治療・健康管理を行うため、女性向けの診療メニューを豊富に取りそろえる女性検診部門。周囲を気にせず受診できるよう、受付から検査、診察まですべてを女性スタッフが担当する。より美しく健康的な体づくりを目標とした「プリンセスプラン」なども用意。

女性検診部門は、「いつまでも輝く女性であるために」をコンセプトに開設された。病院の建物とは別棟にあり、ゆったりとしたリラックス空間が広がる。「ここでは周囲に気を使わず、くつろいでほしい」と、医師、看護師、臨床検査技師、受付スタッフまですべて女性が務めているところが最大の特徴。「年に1回の検診だからこそ遠慮せず、しっかりと自分の体調について相談していただきたいです。女性たちが病気で苦しい思いをすることがないように、多くの方に定期検診の機会を持っていただくことが必要だと感じています」と、診療にあたる磯貝晶子副部門長は力説する。
診療メニューは女性のための人間ドックのほか、乳がん検診、子宮がん検診、さらに川崎市と横浜市の女性がん検診もカバー。女性がより美しく健康に生活できる体づくりをめざして、栄養カウンセリングや妊活サポートまで行う「プリンセスプラン」(税込3万4300円〜)も用意されている。

 

医療支援・連携室

連携室

地域医療連携の窓口として柔軟に対応
患者や家族の心の支えに

専門に特化した医療を提供する同院は、他病院や地域の診療所などからの紹介で来院する患者が多数を占める。そうした患者を円滑な受診につなげる役割を果たすのが、医療支援・連携室だ。不安を抱える患者やその家族のさまざまな相談に乗るほか、退院後にさらに通院が必要な場合は希望の医療機関に資料とともに紹介し、在宅医療へのスムーズな移行もサポート。地域と病院をつなぐ、非常に心強い存在だ。

受診について

受診について

※医療機関からの紹介状がない場合でも受診が可能です。また、初診時に紹介状がなくても、診察料金以外に特別な料金(選定療養費)は頂きません。初めて受診される方で受診科の判断がつかない場合には総合案内にご相談ください。


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