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記事公開日:2022/10/31

最終更新日:2022/11/18

「転職のプロ」に頼ろう!転職エージェントの仕組みと活用術

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「なかなか良い求人が見つからない」「自分に合った働き方がわからない」「どう転職活動を進めれば良いのか悩んでいる」。
転職活動中の医療系スタッフの方の中にも、そんな悩みを持っている人は少なくないのではないでしょうか。そんなときに活用したいのが、転職エージェントです。転職支援を専門としているプロのサポートを受けることで、転職先の選択肢が広がります。

その一方、「そもそも転職エージェントって何?」という人や、知ってはいても利用方法や料金などについて不安がある人もいるでしょう。そこで本記事では、転職エージェントの基礎知識やメリット、転職エージェントを活用した転職の流れ、注意点などについて紹介します!

1 転職のプロ「転職エージェント」とは?

転職エージェントは「求職者」と「人材募集をしている企業」をマッチングするサービスです。転職エージェントに登録すると、「キャリアアドバイザー」や「人材コーディネーター」などと呼ばれる担当者がつき、あなたの希望する条件を踏まえた求人が紹介されるほか、履歴書や職務経歴書の添削や応募先に合わせた面接対策を実施してくれるなど、転職が決まるまでさまざまなサポートを受けることができます。

一般的な転職エージェントの場合、求職者には登録料や利用料などは求められません。紹介されたクリニックや病院への入職が決まった場合も、それまでのサポート料や成約費などを請求されることはありません。

転職エージェントにはさまざまな運営会社があり、受けられるサポート内容も異なります。医療業界の転職エージェントであれば、病院やクリニックを中心とした求人情報を紹介してもらえます。自分で求人を探しつつ転職エージェントも活用して、自分に合った職場が見つかる可能性を広げてみてはいかがでしょうか。

●医療業界に特化した転職エージェントの例

ドクターズ・ファイル エージェント
過去15年以上にわたり、医療機関の取材を独自に行ってきた「ドクターズ・ファイル」が運営。
首都圏を中心とした豊富な病院・クリニックとのパイプを持ち、社内に集積されたデータを駆使した精度の高いマッチングで、キャリア形成のサポートを行う。

ドクターズ・ファイル エージェント ロゴ

2 転職エージェントを活用するメリット

転職エージェントを活用すると、自分で求人を探す手間が省けるだけでなく、さまざまなメリットがあります。代表的な5つのメリットを見てみましょう。

①あなたの強みや希望を一緒に見出し、応募先に詳しく伝えてくれる

転職エージェントに登録するとまずキャリアアドバイザーと面談を行います。面談では、あなたのこれまでの仕事経験や実績、どんな働き方がしたいかなどを確認しながら、入職先に対する要望などを整理していきます。

さらに、どんな職場がマッチしているのか、働き方への希望などが自分でもわからないときは、自己分析を手伝ってもらえるケースも。強みや苦手なことなどを一緒に分析してくれるので、どのような職場が合いそうか、どういう労働条件を重視して探せばいいのか把握しやすくなります。

そして応募後は、キャリアアドバイザーがあなたに代わって、応募先のクリニックや病院の採用担当者へ、あなたの強みや希望をしっかりと伝えてくれるのです。

自分一人での転職活動だと、応募先へ自己アピールする機会や希望条件を伝える機会は、履歴書や職務経歴書、面接などに限られてしまうかもしれませんが、転職エージェントを利用すれば、その機会が広がることが期待できます。

②自分では聞きにくい、労働条件などについて確認してもらえる

求人を検討する上で、給与額をはじめ残業や休日、各種保険、有休・産休・育休など、確認したいポイントはたくさんあります。ですが求人情報に書かれていない内容について面接のときに聞こうと思っていても、条件ばかりを気にしているように見られるのは良くないと、質問を躊躇してしまう項目もありますよね。
転職エージェントならキャリアアドバイザーを通じて、知りたいことをクリニック・病院側に確認してもらえます。有休の取得状況、時短勤務の有無、産休・育休から復帰する人の割合、退職金についてなど、求人に書かれている内容以上の情報を得られるケースも多いため、大きなメリットに。どんな働き方ができるのかイメージしやすくなるので、入職後のミスマッチも生じにくく、安心して働くことができるでしょう。

③求人情報だけではわからない職場情報を教えてもらえる

入職してみたら、職場の雰囲気が良くなかった、上司と合わなかった、聞いていた仕事や待遇と違った……。そんな経験がある方もいるのでないでしょうか。転職エージェントなら、求人情報だけではなかなか把握しにくい職場の特性や文化なども含めた詳しい情報を、守秘義務事項に抵触しない範囲で教えてもらえます。

④非公開求人を紹介してもらえる

一般の求人サイトには掲載されていない、社名(医療機関名)・給与・待遇面などを非公開にしている「非公開求人」を紹介してもらえるのもメリット。非公開求人には好条件や好待遇の職場や募集自体が少ない新規ポジション、特別な案件が含まれていることが多く、これら求人の情報を得られる可能性が高まるのは転職エージェントの強みといえるでしょう。

⑤求人紹介から履歴書の書き方、面接対策までサポートしてもらえる

転職エージェントでは専任のキャリアアドバイザーから、自分の経歴や希望条件に合った求人を紹介してもらえます。そのため在職中で忙しくても効率良く転職先が見つけられたり、キャリアアドバイザーの客観的観点で自分に合った職場を紹介してもらえたりします。

さらに、履歴書や面接のアドバイスなどのサポートを受けられるだけでなく、転職エージェントによっては職場見学を希望する場合はアポイントを取ってくれたり、面接に同行してもらえたりすることも。

転職エージェントによっては、求職中だけでなく入職後のフォローとして、働き始めてから感じたギャップや悩みについても相談することができます。

●ハローワークとの違い

「転職サポート」と聞くと、国が運営している「ハローワーク」を思い浮かべる人もいるかもしれません。転職エージェントとハローワークは、どちらも転職支援スタッフに相談することができ、提供しているサービス内容の共通点も少なくありませんが、基本的な求職者側の求人の探し方は大きく異なります。

転職エージェントは、キャリアアドバイザーが求職者に詳しく話を聞いて、転職先の希望を踏まえ、条件に合った求人を紹介します。その中から魅力を感じた求人に応募する、という流れになります。

一方、ハローワークにも求人紹介してくれる支援サービス(オンラインハローワーク紹介)はあるものの、求職者が自分で求人を探すのが基本。各地域のハローワークに行って、パソコンから自分の希望に合う求人を探します。これは求人サイトでの探し方と同様ですね。
また、ハローワークには、ハロートレーニング(職業訓練)で介護や総務・経理事務、パソコンスキルなどが身につけられるといった独自の支援があるといった強みも。無料で実施している訓練が多い(テキスト代などは自己負担の場合あり)ので、新しい職種に挑戦するためにスキル習得したいときに心強い存在といえます。

転職エージェントとハローワークの転職支援イメージ

転職エージェントとハローワークの違いイメージ

3 転職エージェントを活用した転職の流れ

転職エージェントの利用は、次の6つのステップで進んでいくのが一般的。上手に活用するためには、流れを押さえておきましょう。

STEP1:登録

転職エージェントのウェブサイトなどで会員登録をします。必要事項を入力して送信し、専任のキャリアアドバイザーからの連絡を待ちましょう。

STEP2:面談の連絡

登録後すぐから数日以内を目安に、キャリアアドバイザーからメールや電話などで連絡をもらえます。まずは面談の日程を決めましょう。面談方法は対面、電話、オンラインなどさまざまで、転職エージェントによって異なります。希望の面談方法も伝えましょう。

STEP3:面談・自己分析のサポート・求人紹介

面談では、これまでの勤務先や職務経験、実績といった職務経歴に関する内容から、転職を決めた理由や次の勤務先での希望条件、転職希望時期まで、キャリアアドバイザーからあなたの転職に関する考えなどを聞かれます。
転職スケジュールを一緒に考えてくれるので、いつ・どんな段取りで転職活動を進めていけば良いかをイメージしやすくなるでしょう。

また、相談すれば自己分析を手伝ってもらえる場合も。キャリアアドバイザーにこれまでの経験や成功体験・失敗談などを話すことで、あなたの強みや苦手なことを客観的に分析してくれるので、どんな職場が向いているのか、どういう働き方を希望しているのかなど、自分自身の理解を深める機会として生かせます。

そして、面談や自己分析でキャリアアドバイザーが把握したあなたの希望条件などを踏まえて、求人が紹介されます。紹介された求人について希望と合っている点、合っていない点などをキャリアアドバイザーと擦り合わせながら何度か紹介してもらい、自分にマッチする求人を見つけていきます。

STEP4:面接・職場見学

応募したいクリニックや病院が決まったら、キャリアアドバイザーに応募依頼をしましょう。キャリアアドバイザーがあなたに代わって応募先への連絡や手続きを進めてくれます。面接や職場見学のスケジュール調整もキャリアアドバイザーを通じて行います。
応募後はキャリアアドバイザーが、あなたの職務経歴やアピールポイント、条件面や転職時期の希望といった情報を応募先に伝えてくれます。

さらに選考状況に応じて、キャリアアドバイザー側から「履歴書の添削」「面接対策(身だしなみや受け答えに関するレクチャー、模擬面接など)」といった、転職エージェントごとに用意しているサポートを提案されることも。選考を有利に進めるためにもしっかり活用しましょう。

面接内容は、基本的に転職エージェントを利用しない一般的な選考の場合と同様であることがほとんどです。ただし、採用担当者はキャリアアドバイザーからあなたの経験や希望についても聞いているので、採用担当者側から職務経験や希望条件について掘り下げられることも。採用担当者が、あなたのことを把握した上で面接に臨んでくれることが、話しやすい雰囲気につながる可能性もあります。

STEP5:内定・入職

内定・入職が決まった後も、必要な交渉があれば、すべてキャリアアドバイザーが行います。入職日の調整や、自分からは伝えにくい採用条件の希望なども相談することが可能です。

STEP6:アフターフォロー

利用する転職エージェントによってアフターフォローの内容は異なりますが、入職後に悩みや困ったことがあったときに、キャリアアドバイザーに相談できる場合も。また、再び転職したくなった場合にも相談に乗ってくれるなど、求職者のキャリアアップを長期的にバックアップする転職エージェントも少なくありません。

4 転職エージェントを利用する際の注意点

ここまで、転職エージェントを活用したときのさまざまなメリットを紹介しましたが、注意すべき点もあります。ここでは3つの注意点を説明します。

①転職エージェントには得意分野がある

転職エージェントにはさまざまな会社やサービスがあり、医療業界とのつながりの強い転職エージェント、特定地域の求人を中心に扱っている転職エージェントなど、得意分野がそれぞれで異なります。その得意・不得意によって、扱っている求人の数も変わってきます。
よって、看護師や歯科衛生士の場合は、医療系に特化した転職エージェントを利用したほうが、求人数が多いので自分にマッチした職場に出会える可能性が高まるでしょう。自分の希望に合った求人を紹介してもらいやすく、医療系の働き方を踏まえた適切なアドバイスも望めます。
希望する業種・職種を踏まえて転職エージェントを選ぶのがお勧めです。

②自分の希望を早めに明確にできると良い

転職エージェントに依頼する際は、条件などの希望を明確にしておくのが理想です。希望をキャリアアドバイザーに伝えることができれば、あなたに合った職場を紹介してもらいやすくなります。
とはいえ、実際は「自分の希望がよくわからない」という人も少なくありません。そういう場合は、キャリアアドバイザーと一緒に希望を掘り下げていく進め方も一般的なので、相談してみると良いでしょう。
いずれにしても、希望する条件の優先順位などを早めに明確にして、自分に適した職場を見つけやすくするのが大切といえます。以下の希望例を参考にしてみてください。

●転職エージェントに伝えておきたい希望例

  • 転職時期に関する希望
  • 勤務地や業態、診療科、仕事内容などに関する希望
  • 年収や勤務形態、業務時間など、労働条件に関する希望
  • 働き方に関する希望(専門性を磨きたい、資格を取得したい、重要なポジションを任せてほしいなど)
  • 家庭の事情に関する希望(育児中や介護中などで勤務時間に制約がある場合など)

③応募先とのやりとりに時間がかかる場合がある

転職エージェントを利用する場合は、応募先とのやりとりはキャリアアドバイザーを通じて行われます。そのため、面接の日程調整や問い合わせへの回答は、一人で転職活動をする場合より時間がかかることも。
キャリアアドバイザーからの連絡を待つだけではなく、自分からもキャリアアドバイザーとは密に連絡を取り、状況確認をする姿勢が大切です。また、あらかじめ日程調整や問い合わせへの回答にどれくらい時間がかかりそうかも確認しておくと良いでしょう。

◇    ◇    ◇

転職エージェントに相談すると、希望する条件の求人を紹介してもらえる、履歴書や面接のアドバイスを受けられるなど、さまざまなメリットがあります。自分だけでマッチする職場に出会うのはなかなか大変ですし、転職活動の際のルールやマナーは慣れないもの。そんな時に転職エージェントは強い味方になってくれることでしょう。ぜひ転職エージェントの活用を選択肢の一つとして考えてみてください。

エージェントへの申し込みはこちら

こちらの記事の執筆者
鈴木 にこ

ライター

求人メディアの編集者を経て、フリーランスの編集・ライターとして活動中。新卒・転職・派遣メディアなどの編集協力、ビジネス・ライフスタイル・エンタメ関連のライティングを中心に行っている。

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