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レディスクリニック フォレスタヴェルデ (横浜市都筑区/センター南駅)

竹内正弥 院長の独自取材記事

センター南駅からセンター北駅に向かって歩く途中、ふと左方向に視線をやると、「レディスクリニック フォレスタヴェルデ」のビルが見えてくる。フォレスタとは森、ヴェルデとは緑の意味で、院長の竹内正弥先生が「生命の神秘」をイメージして名づけた。クリニック名にぴったりのライトグリーンの診療着で出迎えてくれた竹内先生。診療では「家族を診るおもい、やさしさ」をキーワードに、妊婦の問題を自分の問題としてとらえ共に考えることを大事にしている。出産は女性の人生の中でも大きな出来事。だからこそ安心でリラックスできる環境でお産に臨みたいと考えるのはごくごく自然なこと。そうした女性たちの願いをしっかりと受け止め、妊婦の不安や痛みをどうやったらやわらげることができるかを一緒に考えてくれる竹内先生に迫る!

家族を診るような優しいまなざしで、患者とともに生命の神秘を探求する

2013年3月4日に開院したばかりのクリニック。開院にあたっての意気込みからお聞かせください。

僕は生まれ自体は東京ですが、横浜は昔からとても縁の深い街なんです。高校が青葉区にある桐蔭学園だったのと、あと大学が日本医科大学なのですが、付属の大学病院が武蔵小杉にあってそこに10年勤務しました。長いこと過ごした場所ということもあり、横浜はとても好きな街です。また、この辺りは新しく開拓される街という土地柄、若いご夫婦が多く、お産を望む声がとても多いんですね。自分の好きな街で、そうした妊婦さんのお世話をしていきたいという思いが、開院にあたり大きなきっかけとなりました。

クリニックのコンセプトに「快適性、安全性、芸術性、創造性」を挙げていらっしゃいますが。

はい。特に芸術性、創造性というのが珍しいようで、患者さんからもよく聞かれます(笑)。まず芸術性に関してですが、僕の尊敬する医師からよく「オペはきれいにやるべき。オペはアートだ!」と言われていたんです。ことに産婦人科は女性が相手ですから、傷をできるだけきれいにしてあげたいという思いが強くあって、それを信念としていきたいなと思いました。また創造性に関しては、オペをすると教科書に載っているような状況ばかりではないですから、そこから外れた場合に、どのように自分で道を切り開いていけるのかが非常に大切になります。出産においてもそういった場面に直面することは多いですから、医師として常にそういうことを考えなければいけない。創造性というのはそういう意味です。産科学自体は非常に古典的な学問ですから、他の分野と比べるとそんなに新しい技術や知識がたくさん出てくるわけではないんですが、やはり時代とともに病気の性質が変わっていくというのはありますので、常にそれに対応していかないといけない、そんな思いで診療にあたっています。

「時代」といえば、先ごろ新型出生前診断のことがニュースになりましたね。

妊婦さんの負担が少なく検査ができるという点ではとても良いのですが、一方でより簡単に検査ができることが安易な中絶を助長するのではないかという懸念があります。この問題は倫理的な問題にかかわってきますから、僕自身もこの点に関してはしっかりと考えなければいけないと考えています。ただ、われわれ医師が絶対やってはいけないのは、そういう検査をすることによって人工妊娠中絶を促すような状況を作ること。時代とともに高齢出産の方が増え、それに伴いどうしても胎児のリスクも大きくなりますから、出生前診断を望む人が多くなるのは確かだと思います。出生前診断によって、おなかの中のお子さんが先天性異常の可能性があると分かった場合、「中絶によって子どもを抹消するようなことは決してしないでほしい」と訴える妊婦さんもいれば、そうでない方もいらっしゃり、考え方は人それぞれです。そうしたお子さんを育てるご苦労もわかりますから、その気持ちをないがしろにしてはいけないとも思います。わたしたちにできることは、相談を重ねて、その方に合った一番いいお産の方法を一緒に考えていくことだと考えています。

身近な人が病を患った経験から医師の道へ。患者の不安や痛みを極力やわらげたい

先生のご両親は舞踊家だそうですね。そのような環境に生まれ育った先生が医師の道に進まれたのはどんないきさつが?

両親ともクラシックバレエのダンサーで、僕自身も1日だけ習ったことがありますが、自分はその道は向いていないと1日で悟りました(笑)。独特な世界ですから、その道で生きる体質がないとなかなか大成はしないですよね。まあ両親の影響もあって舞台芸術は非常に好きで、演劇を観たり音楽を聴きに行ったりということは好きです。僕の家系には医師はひとりもいませんので、あまり医療の道に進むことを考えたことはなく、実は高校3年生までは語学の道を志していて、大学も外国語学部に進学するつもりでいました。でもその当時、女の子の友人が原因不明の血液の病気を患い、「なんとかしたい」、その一心で急遽、医学部志望に転向したんです。人生、どう道が開いていくか本当にわからないものですね。彼女と出会わなかったら、自分の人生こうはならなかったと思います。ある韓流ドラマのセリフの中に、「運命的な出会いは運命の意味を悟らせる」というお気に入りの言葉があります。まさに、彼女との出会いにより僕は運命の意味を悟った。そんなふうに思います。

数ある科目の中から産婦人科を選ばれことに関してはいかがでしょう?

血液の病気を治療する科を選ぶことも考えましたが、最終的に産婦人科を選んだのは学生時代の産婦人科の臨床実習の時に帝王切開の場面に遭遇したことがきっかけです。手術のスピーディーさと生命の誕生を目の当たりにして、僕には非常に大きなインパクトがありました。そしてその時に「おそらくこれこそが一生やっていける仕事なんだろうな……」という思いが芽生えたんです。

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

「無痛分娩」を行っているところです。当院では、脊椎にある硬膜外腔にチューブを挿入し、そこから麻酔薬を投与することで陣痛の痛みを抑える方法をとっています。人によって効き目に差があり、無痛分娩だからと言って完全に痛みがなくなるというわけでもないんです。理想の無痛分娩の形は、「張る感覚はあって、それに伴って息むことができ、なおかつ痛みがない」という状態です。特に、痛みというのは精神的な要素が大きく関わってきます。「痛くないかな、大丈夫かな……」と不安を持った状態でお産に臨むと、その不安が痛みを増長させてしまいます。そういう意味でも、ご家族の協力や理解が重要になってきますし、ご本人にお産の知識がないと、どうしても不安が大きくなり痛みも増してしまいますから、お産の流れはどのような感じか、無痛分娩とはどういうものかを知っていただく必要があります。正しい知識と理解を持ってお産に臨んでいただけるように、今後は定期的に無痛分娩教室を開催していく予定です。これは当院に通っている方だけに限らず、無痛分娩に興味のある方なら誰でも参加していただけるようにしたいと思っています。

高精度なエコー検査で赤ちゃんの健康をマネージメント

こちらでは超音波(エコー)検査にも力を入れていらっしゃるそうですね。

はい、神奈川県立こども医療センター新生児科の川滝元良先生(胎児心エコーに力を入れていらっしゃる先生)の影響を受けて、以来僕も胎児心臓超音波検査に力を入れるようになりました。今から10年ほど前までの超音波の技術では、細部を分析することは難しく、特に胎児の心臓病に関しては生まれてはじめて病気が分かり、亡くなってしまうケースも多かったんです。それがこの10年ぐらいの間に前述の川滝先生のご努力や超音波技術が次第に発達して、おなかの中の赤ちゃんのイチゴの大きさほどの心臓の病気を見つけることが可能になりました。あらかじめ病気があることが分かっていれば、いろいろと準備ができますよね。準備ができた状態でお産を迎えて、生まれたらすぐに赤ちゃんを適切な手術を行える態勢を整えておくと、助かる確率は非常に高くなります。昔は残念ながら命を落としていたような赤ちゃんも今は助かる時代になりましたから、もしもそうしたことがあった場合に最善の対処ができるような状況を整えてあげたい。そういったことから、超音波を活用し、特に赤ちゃんの心臓の病気を早期に発見するシステムをできるだけ皆さんに受けていただきたいんです。

日本では最先端の超音波検査機器を導入されているそうですが、従来のものとどのあたりが違うのですか?

おなかのなかが3Dで立体になって見える機器は今ではそんなに珍しくありませんが、当院の機器を使うとより細部までリアルに赤ちゃんを診ることができます。いろいろな角度から赤ちゃんに光を当てることで、顔や体の凹凸がはっきりとわかるようになっています。肌の色もまるで直接子宮の中を撮影しているようにリアルですし、赤ちゃんはおなかの中にいてもニヤッとすることがあって、これをベイビーズスマイルと呼びますが、そうした表情がモニター上に非常にはっきりと映し出されますから、お母さんも愛情が沸いてきやすくなるんじゃないでしょうか。また、前述したように赤ちゃんの体に異常がないかを、これまで以上に高い精度で把握することに役立っています。心臓で言うと、血液の流れが逆流していないか、右心室、左心室、右心房、左心房と4つの部屋がちゃんとあるかなど、細かい部分まで正確に把握することができます。心臓病以外にも脳や腎臓、消化管などの病気の発見に役立ちます。これで疾患が見つかれば今後の対処を考え、大きな病院で何らかの対処をできるようにマネージメントをするのもわれわれの大事な役目です。

では、最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。

僕はここを開院する前は大学病院や横浜市内にある病院に勤務していましたが、特に後者ではスポーツ界や芸能界、政治界の方の出産をお世話させていただいたことがありました。そういう方は、例えば入院設備や食事などに対して要求が高く、あらゆる方のニーズにお応えできるように体制を整えお迎えしたいと感じるようになりました。ここを開院するにあたって、患者さんに少しでもリラックスしていただける環境を第一に考え、デザインにも携わりました。これからも皆さんの期待に応えられるような医療、信頼されるような医療の提供を心がけていきたいと思っています。

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