医療法人社団二葉会 シティクリニック

高橋 基文 院長の独自取材記事

シティクリニック

(品川区/五反田駅)

最終更新日:2019/08/28

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五反田駅から徒歩1分。歩道橋を渡った先に見えるビルの3階に「医療法人社団二葉会 シティクリニック」はある。今年で開院28年を迎えるクリニックの院長を務めるのは、高橋基文先生。開院当初から、全人的な診療・予防・リハビリテーションを主眼とする「プライマリケア」を導入した総合診療を提供しており、内科・外科・産婦人科をはじめ、歯科以外の科目のほとんどの治療にあたっている。その傍ら、老人ホームやデイケアセンターと提携した遠隔医療や訪問医療にも力を入れており、幼児から高齢者まで、幅広い層の患者たちに慕われている。小学校4年生にして、すでに医療の道を志したという一途な高橋先生に、プライマリケアの利点、訪問医療と遠隔医療の実態まで、多岐にわたるテーマでじっくり話を聞いた。
(取材日2017年7月28日)

遠隔治療・訪問医療に力を注ぎ地域医療に広く貢献

一般診療の他に訪問医療にも力を入れていらっしゃるとお伺いしました。

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クリニックの診療が始まる朝9時半までの1時間と、13時から15時、あとは午後の診療を終えた後は、在宅往診しています。毎日ではありませんが、1日につき3人、多い時は5人くらい診ています。高齢者の寝たきりの方、がんや慢性肝炎などを患っていて通院が困難な方、退院後も自宅療養が必要な方など、患者さんの病状はさまざまですが、最近は認知症の方が増えています。定期的に診療している患者さんも多いですが、突発的に状態が急変した時など、連絡があれば時間を問わず、すぐに行ける体制を整えています。

遠隔医療もなさっているそうですね。

当クリニックは、高齢者向けのデイケアセンターと提携しています。スカイプなど、インターネット上のシステムを利用して、離れた場所にいる患者さんの状況が、映像や音声を通して、リアルタイムに把握できる環境をつくりました。例えば、患者さんが転んで倒れたとします。ズームアップすれば、パソコンの画面上で、お顔の様子なども細かく診られますので、「そこに座らせてあげてください。この部分をこれで消毒をしてください」というように、常駐の看護師さんに指示を出して伝えていきます。患者さんの状況は、診察室のパソコンだけでなく、スマートフォンでも随時、確認できますので、何かあった時はすぐに駆けつけることができるんですね。地域に密着した医師として、少しでも多くの高齢者の方たちの力になれたらという想いで携わらせていただいています。

特に心に残る患者さんはいらっしゃいますか?

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肺がんを患っていて、余命半年と予測していた方が、1年間生き延びられたケースや、10年間、3つのがんと闘いながら、生きられた85歳の患者さんなどです。「病は気から」ということわざがあるように、「もう74歳」というのと「まだ74歳」というのとでは、寿命が変わると思っています。高齢者の方には、「“まだ”って言ったほうが長生きしますよ」とよくお話しします。逆に無念だったのは、患者さんの意志を尊重しすぎたために、不治の病を早期発見できなかったことです。ご本人は「がんの家系ではないし、夏バテだと思う」とおっしゃって、検査を延ばすことになったのですが、結果としてがんが見つかったこともあります。治療の内容は、あくまで患者さんが納得されてこそ、実行すべきですが、ご本人の主張に対して、医師として同調するバランスが難しいと感じます。ただ、どのような場合でも、できるかぎり丁寧にお話を聞くことを大切にしています。

「プライマリケア」を導入した総合診療クリニック

医師をめざされたきっかけについて教えてください。

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子どもの頃は病弱で、あまり健康でなかったことと、人に喜んでもらえる仕事がしたいという気持ちから、医師をめざすようになりました。アメリカの航空宇宙局が行った人類初の有人宇宙飛行計画がありましたよね? 私は当時、10歳だったのですが、人類が月に着陸したニュースで見て、やっぱり科学の力はすごいなと幼心に感動したことがきっかけで、ならば自分は、医学の道に進もうと心に決めました。そのまま中学・高校・大学と進み、現在に至ります。

こちらのクリニックは、今年で開院28年を迎えるそうですね。

東邦大学医学部を卒業後、国立成育医療センター(旧・国立大蔵病院)、東京北社会保険病院(旧・国立王子病院)、東京女子医科大学病院などの勤務を経て、1989年に開院しました。当クリニックは、開業当時から、内科、外科、整形外科、産婦人科、心療内科、眼科、皮膚科、美容皮膚科、小児科と、歯科以外の科目は、基本的にすべて診療する「総合診療クリニック」として営んできましたが、28年前は、そうした医院はほかになく、たいへん珍しい存在だったと思います。このように予防から治療・リハビリテーションに至るまでの取り組み、全人的な対応・診療に関して十分な説明を行うこと、また健康に関する生涯教育、これらの医療行為を「プライマリケア」と呼びます。先の国立成育医療センターに勤めていた時、専門的に学びました。当クリニックでは、現在に至って、プライマリケア医療の実践と教育に積極的に取り組んでいます。

総合的に、複数の科目の診察が受けられるということですね。

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はい、そのとおりです。アメリカやイギリスをはじめ、中国や韓国など、ファミリードクターを持つ習慣が広く浸透している国では、異なる科目をまずはひとりのドクターが診ることは一般的です。日本では、まだなじみが薄いかもしれませんが、今の若い先生方は、スーパーローテーション(新しい臨床研修制度において、内科・外科・救急を中心として、プライマリケアに対応した能力を養う研修方式)を経験していますから、知識はお持ちですし、今後10年くらいすれば、当クリニックのような総合診療医院は、どんどん増えてくると思います。プライマリケアは、全般的に診療できることもメリットです。他には、特殊外来としてがんや性病の外来、ED・AGA、セカンドオピニオンの外来などの診療も行っています。

患者から寄せられる信頼こそが医師としての生きがい

多忙を極めていらっしゃる先生ですが、休日はどのように過ごされているのですか?

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最近は、昔の医学書など、本を整理することが多いですね。いつか読み返したいなと思って、捨てられずにいる本が、いつの間にか山のように溜まっていまして(笑)。やはり体が資本ですので、夜は11時くらいに寝て、朝7時には起きる“早寝早起き”の規則的な生活を心がけ、食事にも気をつけるようにしています。

医師になって良かったと思うことは何ですか?

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、自分が関わることで、患者さんの人生を変えることができた時でしょうか。心療内科には、「生きているのがつらい」と言って、自殺を考える方もいらっしゃいますが、時間をかけてコミュニケーションを取っていくうちに、気持ちに良き変化が表れて、元気を取り戻していく姿を見るとうれしいですね。あと、クリニックには、子どもの患者さんも多く来るのですが、「先生みたいに、人に喜んでもらえる仕事に就きたいな」と言ってもらえることもありますのでうれしいですね。また、土地柄、患者さんは、サラリーマンやOLの方が多いのですが、開院当初から通われている方も同様にいらっしゃいます。信頼していただけること、それ自体が、私にとっては、生きがいですね。

クリニックの今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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クリニック、デイサービス、老人ホームなど、連携をより強くしていきたいと思っています。読者さんへのメッセージですが、「かしこい患者さんになること」をどうか大切にしていただきたいですね。日本には、健康保険というものがあるゆえ、「いつでも病気にかかったら診てもらえる」と考える方も多いです。気持ちの余裕があるのはいいことですが、「また今度でいいかな、あとでいいや」と繰り返すことによって、取り返しがつかない場合にもなりかねないので、心置きなく相談できるような“かかりつけ医”を持つことをお勧めします。



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