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宮田胃腸内科皮膚科クリニック (新宿区/大久保駅)

宮田 直輝 院長の独自取材記事

JR総武線の大久保駅より徒歩1分、山手線新大久保駅から3分の好立地にあるのが「宮田胃腸内科皮膚科クリニック」。自宅が留学生たちのホームステイ先だったことから、幼少時から他国の人々と交流があったという宮田直輝院長は、自身も台湾の医科大学を卒業し、アメリカのテキサス大学に留学した経験を持つ。地域住民はもちろん、言葉の壁に悩む外国人患者を診察したいという理由から、国際色豊かなこの地に開業を決めた。専門は消化器内科と内視鏡治療だが皮膚科や東洋医学の勉強にもいそしみ、日本内科学会総合内科専門医の資格も駆使して幅広い科目に対応している。原因不明の不定愁訴に悩む患者が多い現代社会において「洋の東西を取り入れた医学で患者さんの悩みを解決したい」と話す宮田院長に詳しい話を聞いた。

地域住民と外国人の健康を守るために開業

医師をめざされた理由を教えてください。

家系に医師が多い環境であったことも大きいですが、中でも多大な影響を受けたのは父の存在ですね。私がまだ幼い頃、父は無医村の診療所に勤めていました。村の人に頼りにされている父の姿を見ていて「人の助けになるようなことをしたい」と思ったんです。また小学生の頃から実家が中華圏からの留学生たちのホームステイ先になっていて、鍼灸や気功に触れる機会もあったことから、西洋医学だけではなく東洋医学にも興味を持つようになりました。

台湾の大学に進学されたのはなぜでしょうか?

授業が英語、中国語教育であり、東洋医学にも興味があったので台湾にある台北医学大学への進学を決めました。英語と中国語を身につけておけば海外でも通用しますし、日本人以外の患者さんも診療できますからね。在学中は専門を選択せずに全科を勉強し、卒業後に日本の医師免許を取得してから慶應義塾大学病院で初期研修に入り、最終的に内視鏡治療を専門とする消化器内科を選択しました。その後は日本鋼管病院、アメリカのテキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター、国際医療福祉大学三田病院などで研鑽を積み、長峰整形外科の副院長を経てクリニックを開業しました。ちなみに父は台湾人で、25年ほど前からこの地域で歯科医院を開業しているんですよ。

たくさんの診療科目を標榜されていますね。

この地域でクリニックを開業した理由の一つに、診療の際に言葉の壁を感じて困っている外国籍の方々の力になりたいということがあります。だからこそ「来院すれば大抵のことは解決する」というクリニックにするべく、自分でできる治療をすべて掲げた結果、現在の診療科目に行き着きました。もちろん外国の方だけでなく、古くからこの地域にお住まいのご高齢の方々に向けての気持ちも同様です。一ヵ所でほとんど解決できるようにすればドクターショッピングが不要になりますからね。当院では胃カメラや大腸内視鏡、心電図や超音波エコーを使用した検査やエックス線による骨密度検査、視覚検査やアレルギー検査も受けられますし、内科や消化器内科のほかにも皮膚科、漢方内科なども受診することができます。

西洋と東洋の医学を取り入れた診療を実現

診療方針を教えてください。

来院される患者さんは、誰もが解決してほしい問題を抱えているものです。その気持ちや思いをきちんとくみ取ってあげられるよう丁寧にお話を伺うことで、誰もが通いやすいクリニックを実現することです。また難病の可能性が高い場合でも、近隣の大久保病院、東京山手メディカルセンター、国立国際医療研究センター病院、東京医科大学病院などと連携していますので、こちらで予約を入れておけば先方ですぐに検査や診療を受けられるシステムも取り入れています。当院は決して大きな施設ではありませんが、患者さんの悩みや不安を迅速に解決できる方法を第一に考えています。

患者さんの主訴はどんなものが多いのでしょうか?

私の専門が消化器内科なので、やはり胃痛腹痛の診療と内視鏡検査が多いですね。当院では経口と経鼻両方の胃カメラを用意していますが、最近では経鼻用の内視鏡を口から入れる検査法がより苦痛が少ないということで主流になっています。内視鏡検査については胃、大腸ともに、数多くの検査を手がけてきました。また当院ではピロリ菌検査や腸内細菌の検査も行っています。実は皮膚科診療でも湿疹やじんましん、ニキビ、肝斑、粉瘤などの相談が多いんです。開業1年前に皮膚科の勉強をしておいて良かったと思っています。また皮膚科に関してはもう1人、台湾の先生に診療を担当してもらっています。

このクリニックならでは強みを教えてください。

大学病院勤務時代、それぞれの科にはスペシャリストがいるものの科目同士がつながっていないという点に問題を感じ、日本内科学会総合内科専門医の資格を取得しました。ですから患者さんの訴えを西洋医学の観点から総合的に診察することができますが、それだけでは解決できない問題は山積みです。特に現代病は不定愁訴や原因がはっきりしないものが数多くあります。そこで役立つのが東洋医学ではないかと考え、漢方内科と鍼灸を取り入れました。東洋医学に関しては台湾の大学で学び、日本でも10年以上前から講習を受け、漢方に関しては3年ほど前から本格的な勉強に取り組んでいます。ですからベースはあくまでも西洋医学ですが、それで解決しない場合は東洋医学からもアプローチできるというのが当院の強みだと言えます。お薬については保険診療の範囲で処方できる漢方薬も多数用意しています。

オンライン診療や在宅診療にも尽力

外国人の患者さんとはどのように会話しているのですか?

当院には韓国、中国、中東の方をはじめとして20~30ヵ国から外国人の患者さんが来院されます。私は英語と中華圏の言葉、少しのタイ語を話すことができるので、大抵の場合はそれで詳しいお話を聞くことができます。しかし珍しい国からいらっしゃった方や、中東でも特殊な言葉を話す国の方ですと、会話が困難になってしまうこともあります。そうした場合はインターネットの翻訳アプリケーションを駆使して患者さんとやり取りをしています。

オンライン診療も開始されているそうですね。

開業してすぐに新型コロナウイルス問題が勃発したので、その対策のためにすぐ取り入れました。オンライン診療は、スマートフォンがあれば予約から受診まで可能であり、診察もオンライン上で直接医師と会話することができて薬の受け渡しも近隣の薬局に処方箋をファクスすることで可能なのですが、顔色を診るにしても画面でははっきりわかりませんから初診の患者さんに対して診断をつけるのはたいへん危険ですね。しかしこれまで定期的に受診されている方、定期的に処方箋を受けている患者さんなどが利用するにはうってつけだと思います。認知度はまだまだであまり普及していませんが、いつでも使用できる体制は整えています。

今後の展望について聞かせてください。

地域住民の皆さんと外国の方を対象に、幅広く診察していきたいというのは変わらず注力していきたいと思っています。加えて、2022年からは非常勤医師を増やし、診療体制を強化していきたいと考えています。内視鏡に精通する医師や皮膚科を専門とする医師を非常勤で配置し、また女性医師の増員も予定しているため、より幅広く対応できるようになると思います。今後は二診制にすることで一般診療と並行してより多くの検査も行えるようにしていきたいですので、内視鏡検査もさらに受けやすくなるはずです。もちろん診療体制を拡充したとしても、医療の質は落とさないことが大前提です。誰もが安心して受診できるクリニックとして、これからも地域の方々の力になっていけたらうれしいですね。

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