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仙川の森クリニック (調布市/仙川駅)

根岸 真人 院長の独自取材記事

京王線仙川駅から徒歩3分。ゆったりした時間が流れる街並みに「仙川の森クリニック」はある。院長の根岸真人先生は、25年近く大腸や肛門の治療に携わってきたエキスパート。千歳烏山にあった「水本医院」の大腸肛門科を受け継ぐ形で、2018年に仙川で開業した。院内は待合室から男女で分けているので、女性男性限らず安心できるレイアウトになっている。主な診療内容は肛門外科と内視鏡検査。「肛門外科といえば手術」というイメージもあるかもしれないが、「手術は最終手段」とし、できるだけ手術しないで済む方法で治療する。おなかやお尻のトラブルがあれば、ためらわず来院してほしいと話す根岸院長に、診療への想いを聞いた。

師匠のために決意した開業

開業のきっかけは何だったのでしょうか?

実は、私は開業する予定は特になかったんです。もともと私は外科を25年近くやっていて、2018年の3月までは一般病院で勤務医をしていました。そこでは外科部長をやらせていただいていたので、この先も病院で外科を専門に診療していくだろうと考えていたんです。ところが、私の師匠である水本晋作先生から、引退を考えているのでクリニックを引き継いでくれないか、というお話があったんです。水本先生にはたくさんのことを教えていただきました。「あの水本先生のクリニックがなくなるなんてあってはならない」と強く感じ、クリニックのあった千歳烏山から近い仙川を選び、師匠のクリニックを受け継ぐような形で開業しました。

どのような症状の方が来院されていますか。

女性の患者さんが多く、4歳くらいから90代まで幅広い世代の方に来院いただいています。主訴としては痔の疾患が多く、イボ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、痔瘻を中心に、肛門周囲膿瘍など幅広い肛門の疾患の診療に取り組んでいます。私が想像していた以上に、広いエリアから患者さんが来院してくださることがうれしいですね。特に、痔の症状に悩む患者さんは、近隣エリアで専門的に診察しているクリニックが見当たらないためか、府中などの京王線沿線と、小田急バスの三鷹・吉祥寺方面などからいらっしゃる方も多いです。

内視鏡検査も専門に扱われていますね。

はい。胃がんや大腸がんの早期発見に努めています。大腸内視鏡検査を希望される患者さんの比率が高いのですが、調布市の胃がん内視鏡検診にも対応しており、少しずつ胃内視鏡検査(胃カメラ)を希望される患者さんも増えてきました。胃と大腸、両方の検査を希望される患者さんには、同日の検査にも応じ、大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合は、その場で切除も行います。また、できるだけ楽に受けていただけるように、希望の患者さんには鎮痛剤や鎮静剤の使用も可能です。胃の検査では経鼻内視鏡にも対応しています。患者さんのご紹介やクチコミで来院される方も多いので、とてもありがたいですね。

女性でも入りやすい設計の院内レイアウトを意識

「仙川の森クリニック」という名前の由来について教えてください。

標榜しているのは胃腸内科や肛門外科なので、医院名に「胃腸内科肛門外科」とつけることも考えられますが、これではとても長くなってしまいます。「診療科をクリニック名に入れるべき」と多くの方から助言をいただいたのですが、私の中ではしっくりこず、悩んでいました。そんな時に、同じく肛門科を開業している先輩女医から、「女性が来やすいようにするために、私はクリニック名からあえて肛門科をはずしたよ」とアドバイスをいただきました。確かに「肛門外科」と大きく書いてある建物だと、ちょっと入りにくいと感じる人もいらっしゃると思うのです。またその先生は、「きちっと診療していれば、あえて標榜しなくても紹介などで広がっていく」とおっしゃり、その考えにとても共感し、それで思い切って「胃腸内科肛門外科」を取ってしまいました。「仙川の森」という名前は、仙川の木々や妻の出身で仙台の「杜の都」という別名をかけています。

女性に配慮したクリニック名なのですね。それでは院内でこだわった点は何でしょうか?

まず、専門である内視鏡と肛門診療を行いやすいレイアウトにしています。大きな特徴は待合室を男女で分けているところです。肛門外科という、デリケートな部分を扱っていますので、待合室から検査後の休憩や、もちろんトイレなども、できるだけ男性の患者さんと女性の患者さんが顔を合わせないようにしています。こういった設計のおかげか、現在女性の患者さんが多くいらっしゃいます。20~30代の女性の方々にも好評いただいています。あとはデザイン関係の仕事をしている兄にも手伝ってもらい、モダンハウスのような、清潔感のあるくつろぎと感度の高い空間にしました。落ち着いて診察を受けていただけます。

診療で心がけていることは何でしょうか?

一番強調したいのは、肛門外科だと、どうしても手術のイメージが強くなってしまうと思うのです。しかし私は、いろんな治療がある中で最終手段として手術があると考えています。研修時代にある恩師に言われた「人にメスを入れることができるのは外科医の特権で、一般人が人を切りつけたら犯罪行為。だから不必要に手術を行うべきではないし、それでも手術が必要な時にはそれだけの覚悟と責任感を持ちなさい」という言葉にとても感銘を受けました。それは私が外科の医師として常に意識していることです。だから私はすぐに手術を提案するのではなく、まずは、生活指導や薬による治療を優先するように心がけています。あと、診察の時は患者さんの話をじっくり聞いています。待合室の患者さんをお待たせしてしまうかもしれませんが、早ければ良いというわけでもないと思っているので、できるだけ患者さんに寄り添うような診療を心がけています。

手術は最終手段。気軽に行けるクリニックをめざして

スタッフさんはどんな方々でしょうか?

和気あいあいとした雰囲気で、看護師同士で教え合ったりしています。みんな真面目で、一緒に仕事がしやすいです。妻にも看護師として手伝ってもらっているのですが、実は開業することに当初は反対されていたんです。もともと開業をすることは考えておらず、何も準備もしていなかったものですから、そんな私の姿を見かねて協力してくれたという感じです(笑)。今では、スタッフのまとめ役として、私の目の届かないところをカバーしてくれており、すっかり助けられています。

趣味やリフレッシュ方法はありますか?

こんなことを言うと誤解を招くかも知れませんが、「手術」と答えてしまいそうになります。しかしそれは、手術が好きだからというわけではなく、手術を必要とする患者さんがいるからです。もちろん手術をしないで済めばそれに越したことはありませんが、やるからには患者さんにとって最高の手術をしたい、そのために常に向上心とプライドをもって、常にうまくなりたいという気持ちで、知識と技術を磨くことに励んでいます。そして誰よりも丁寧な手術を心がけています。リフレッシュは寝ることです。どこでも、何時間でも寝られます(笑)。あとはおいしいものを食べることや、子どもと遊ぶ時間も癒やされますね。冬は泊まりでスキーに行くこともあります。

今度の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

私の専門の一つである鼠径ヘルニアについてもゆくゆくは診ていくつもりです。このクリニックには大きな手術ができる設備は整っていませんが、提携クリニックに私が行き、そこで手術をするということもできます。肛門外科に来る方には、すぐ手術されると思う方が多いようなのですが、このクリニックではそんなことはありません。あくまで手術は最終手段。ちょっと診察して、薬による治療だけということも珍しくないのですが、逆に患者さんから「手術しなくていいんですか?」と聞かれることもあります。クリニック名に「胃腸内科」や「肛門外科」を入れなかったのも、性別問わず患者さんが気軽に来れる場所にしたかったからです。おなかやおしりのトラブルがあればためらわずに、一度来院していただければと思います。

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