医療法人クラルス はんがい眼科

板谷 正紀 理事長の独自取材記事

はんがい眼科

(さいたま市見沼区/大宮駅)

最終更新日:2020/02/13

20200212bana

大宮駅郊外のさいたま市見沼区に位置する「はんがい眼科」は、京都大学とその関連病院で長年網膜硝子体疾患と緑内障の研究・治療に尽力してきた板谷正紀(はんがい・まさのり)先生が、2017年4月に開業。「一人でも多くの人生を失明から守る」ための緑内障や網膜硝子体疾患、黄斑疾患の治療と「より快適にものを見る生活を守る」ための白内障治療を両輪とする眼科医院だ。モダンな3階建て医院は地域の中核病院並みの広さ。網膜の状態を見る先進のOCT(光干渉断層計)を3種類そろえ、3次元デジタル手術システムを導入するなど医療機器も充実しており、難病治療も多く手がけている。落ち着いた物腰ながらユーモアセンスも抜群の板谷理事長に、同院の特徴や治療について話を聞いた。
(取材日2018年2月21日)

患者の人生を失明から守り、より良い見え方を提供する

まずはこちらの医院のコンセプトを教えてください。

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スタート時の理念は、「患者さんの人生を失明から守る」ことを第一として、失明原因の上位にある緑内障と網膜硝子体疾患の治療に注力することでした。それは今でも同じですが、開業後最初の1年でわかってきたのは、地域の方々の白内障への関心の高さと、単に矯正視力が出るだけではなく「より良い見え方」が求められているということです。そこで今は、失明を防ぎ見える人生を守るという「影」の部分である緑内障・網膜硝子体疾患の治療と、より良い見え方をもたらすという「光」の部分である白内障手術の両方に力を注いでいます。

なぜ白内障手術に注力するようになったのでしょう?

白内障と老眼は加齢により誰もがなるものですが、以前は医師も患者さんも「老眼は仕方がない」と考えていました。しかし時代は変わり、高齢になっても車を運転し、趣味やスポーツを楽しむ人が増加。車を運転するなら遠くと手元のカーナビゲーションの両方が、趣味がカメラなら被写体と手元の両方が見えたほうがいいので、そこから「老眼を治したい」とのニーズが出てきたわけです。そして老眼は白内障の手術で濁った水晶体の代わりに入れる「眼内レンズ」の選択次第で、白内障と一緒に治療が可能になりました。2017年に登場した焦点深度拡張型の連続焦点レンズがそれで、手を伸ばしたところから遠くまですべてはっきり見えます。そして、この地域にはこのレンズを希望する患者さんが多くいらっしゃいました。そこから、単に矯正視力だけでない、生活の中で便利な見え方が求められていると知り、ニーズに応えるべく白内障手術に力を入れるようになりました。

診療にあたっては、どんなことを大切にしておられますか?

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これも最初の1年間に患者さんと話して実感したことですが、手術に最適なタイミングがいつかは、その人のライフスタイル次第です。大学病院にいた時は、おじいちゃんはみんな同じ「おじいちゃん」でしたが、実際はいろいろなおじいちゃんがいるわけで、車を運転する人もいれば、写真が趣味の人も、ゴルフをする人もいます。それがわかるにつれ「その人が生活しやすいように、手術をすることが重要」というふうに僕の意識も変わり、患者さん一人ひとりのライフスタイルを詳しくお聞きするようになりました。

先進機器とスペシャリストによる治療

白内障手術とはどんなものですか?

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白内障手術は、簡単に言えば「濁った水晶体の中身を吸い取り、残った水晶体の袋に眼内レンズを入れる」というシンプルなものですが、矯正視力とより良い見え方の2つを得ることができ、水晶体が大きくなることが原因の閉塞隅角緑内障や急性緑内障発作が起こらなくなるなど、多くのメリットがあります。ただシンプルだから簡単というわけではなく、特にハイリスクな白内障の場合などでは、水晶体の袋が破れる、水晶体の中身が眼底に落下するなど合併症が起きることもありますし、ごくまれにですが白内障手術後に網膜剥離が起きる人もいます。しかし、合併症が起きても適切に処理すれば視力は変わりなく出ます。その点僕らはもともと目の奥を得意にしていますので、たとえ白内障手術では対応できず硝子体手術が必要になっても、問題なく対応できるのが強みですね。それが光と影の両方に光を当てるということだと思います。

一方、緑内障や網膜硝子体疾患については、どのような治療が中心なのでしょう?

緑内障では、視野異常が出る前の超早期緑内障の診断や薬物治療などの日常診療から、重症な視野障害の方の手術治療まで行います。また眼底疾患に続発する難治の血管新生緑内障の治療では緑内障手術と硝子体手術の同時手術も行います。網膜硝子体疾患であれば、黄斑前膜や黄斑円孔など計画手術が可能な疾患から緊急性の高い網膜剥離、また何度も手術を受け複雑になった網膜剥離(増殖性硝子体網膜症)、激しい増殖や血管新生緑内障を伴う増殖糖尿病網膜症の治療も行います。当院は硝子体手術を追究してきた術者が2人おり、どんな症例も診ますので諦めずにご相談いただきたいですね。

検査・治療機器についても、新型のものを備えていらっしゃるそうですね。

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症例に応じ使い分け、ベストの診断を追求したいため、先進のOCTを3機種そろえています。また眼底の血流を測り網膜の虚血の状態を把握できる機器や眼底を隅々まで1回で撮影できる機器も活用しており、患者さんの目の前に置いた4Kモニターにこれらの画像情報を映してご自分の目の状態をしっかりご覧いただき、診断と治療方針をお伝えしています。眼科の面白いところは、こういう機器を使うと病気が確認できるので医師だけでなく患者さんも理解しやすくなるという点。手術前後の画像もお見せしますので患者さんには嘘をつけませんね(笑)。また、白内障の手術の一部に使用できるレーザー白内障機器を最近導入しました。技術に背を向けていると進歩がありませんし、患者さんの求めに十分に応じられません。良いものを常に取り入れ、白内障と緑内障・眼底の病気のどちらについても、患者さんの希望に応じられるクリニックにするため努力しているところです。

研究・情報発信の拠点へと成長したい

この地に開業された理由を教えてください。

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開業以前は、京都大学とその関連病院で網膜硝子体疾患と緑内障の研究・治療に取り組んでおり、特に米国留学から帰国後は、眼底の細胞を診る機器を開発し、眼底疾患や緑内障疾患の診断を進歩させたいとの思いを抱いていました。そこから京都大学時代に全国の光学研究者や医療機器メーカーと共同研究をする機会を得、筑波大学の安野嘉晃先生やメーカー開発者との出会いを経て、世界で始めての第2世代OCTの開発へ。診断と診療の向上をめざして、眼底の視細胞が見える機器やレーザー硝子体カッターなどの機器の開発も手がけてきましたが、常に心にあったのは患者さんの見える人生を守りたいという願いです。そんな中、数年前に埼玉県と縁が生まれ、大宮駅から車で10分と近いながらも土地に余裕があること、患者さんにとっても通いやすいこと、当院に賛同いただける外部の医師やコメディカルが集まりやすい立地であったことなどに魅力を感じて決めました。

学術研究や啓発活動にも力を入れておられると聞きました。

そうですね。先日は、第41回日本眼科手術学会学術総会の総会長を務めさせていただきました。また、当院の3階はすべて職員用の空間に充て、医局には手術の様子をリアルタイムで見られるシステムを導入しています。大学でもあまり取り入れられていないレベルの設備ですが、僕はずっとこういうことがやりたかったんです。現在常勤のドクターは5人ですが、ゆくゆくは8人に増やして、研究的なことも行っていくのが目標です。啓発活動のほうは、直近では2018年2月に白内障手術に関する本を出版しました。白内障手術では、選ぶ眼内レンズにより見え方はまったく違います。しかし、「眼内レンズには選択肢がある」ことを知らず治療を終えている人も多いのが現状なので、情報を伝える一助になればと思っています。

最後に、読者に向けて一言メッセージをお願いします。

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眼底の病気さえなければ何歳になっても視力は出ますから、諦めずに眼科で目を診てもらってほしいですね。そして、もし眼底に病気があれば失明のリスクがありますので、早期発見のため、精密な検査を受けてみていただきたいです。最期の瞬間まで自分の目で見て生活し、相手の顔を見て話ができるという今の「当たり前」を、一緒に守っていきましょう。

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