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もりた眼科クリニック (府中市/府中駅)

森田 哲也 院長の独自取材記事

府中駅より徒歩5分、スーパーの3階メディカルモール内に「もりた眼科クリニック」はある。院長の森田哲也先生は北里大学病院で緑内障について専門的に研究をし、研鑽を積んできたドクター。検査機器は特殊な緑内障検査機器を含め、大学病院並みに揃えられている。森田先生は非常に朗らかで、気さくに話せる先生だ。緑内障だけではなく様々な病気の治療経験があり、ちょっとしたことでも相談に乗ってくれる。そんな森田先生に、目に関することやクリニックについて話を聞いた。

大学病院レベルの機器と診療内容がそろうクリニック

開院の経緯を教えてください。

府中駅は特急停車駅ですので、遠くから通われる方の交通の便を考え、また自分も通勤しやすいようにこの地に開院しました。ここにきて感じたのは、皆さんの雰囲気が良く親切だということですね。院内は病院に来たことをなるべく意識させないように、落ち着きがあり、リラックスできるような色合いを考えました。私はこれまで、大学病院で緑内障を専門的に診療してきました。緑内障というのは、一生の間ずっと通院が必要な病気です。受診される方と接する時間を増やし、親身になって診療を行うには大学病院ではなくクリニックのほうが有益だと考え、開院したいという気持ちか強くあったんです。

どんな病気に対応していますか?

目の病気であればまんべんなく診療しています。検査については大学病院の外来並みに機器を導入し、レーザー治療まで行っています。当院で手術はしていませんが、手術が必要な場合は病気に合わせ、信頼できる医師にご紹介しています。緑内障であれば、私の出身である北里大学病院や東京医科大学病院、白内障であれば武蔵野赤十字病院、網膜の病気であれば杏林大学病院などが多いですね。大学病院には16年勤めましたので他の大学病院の先生と知り合う機会が多く、それは恵まれていたと思っています。やはり大きな病気の疑いがあるときなどは、症状を診ている医師が信頼して託せる医師にお願いするのが1番だと思います。その責任を重んじ、しっかりと診断をしなければいけませんね。

目の病気でよく耳にする、白内障と緑内障にはどんな違いがあるのでしょう?

白内障と緑内障は全く違う病気なのですが、日本語では名前が似ているために混同する方もいます。白内障は、水晶体が加齢により濁る病気です。濁りが強くなっても手術で視力が上がりますので、大きな心配はありません。一方緑内障は、眼の奥にある視神経が障害されて視野が欠ける病気です。視神経は再生しませんので、一度欠けた視野は戻りません。悪化すると視力と視野の両方が障害され、最悪失明します。緑内障は日本で失明原因の第1位であり、発見が遅れ症状が進んでしまうと点眼の数が増えたり手術が必要となるなど、治療内容も厳しいものになってしまいます。早期発見、早期治療がとても大切です。

緑内障、角膜、そして近視との密接な繋がりを研究

特殊な緑内障検査機器などを導入しているとのことですが、それにより得られる患者のメリットは?

緑内障の進行を抑えるのに有効な治療は眼圧を下げることであると言われているため、眼圧値を正確に測定する必要があります。私は長年、緑内障と角膜について研究を行ってきましたが、例えば角膜が薄いと眼圧値が低く測定されるなど、眼圧値は角膜の厚みや強さに影響されるということがわかりました。当院では、角膜の影響を加味した眼圧値を測定できる機器を導入しています。これにより精密な眼圧検査が出来、例えば今までは手術が必要だと判断されていた場合でも点眼での治療が可能になったり、点眼薬が使える幅が広がり患者さんの負担を減らすことができるのです。特に角膜が薄い場合が多い「正常眼圧緑内障」の方や角膜を削る手術をする「レーシック後」の方には、特に検査に来ていただきたいですね。緑内障と角膜に関して取り組んでいる医師は極めて少ないため、当院では多くの方をより正確な治療へと導くことができます。心配な方はどうぞご来院ください。

レーシック後の目と緑内障は、何か関係があるとのことですが?

レーシックは近視を治すために行うのですが、近視と緑内障は密接な関わりがあるんです。近視が進む時に視神経が曲がったり締め付けられ、緑内障の視野異常をおこす方がいます。近視の目の緑内障判定は結構難しいので、緑内障と判断されないままレーシックを行った方も多いと考えられます。特に正常眼圧緑内障の方はもともと眼圧が高くありませんので、レーシックを行うと眼圧値がかなり低く測定されてしまいます。緑内障の方がレーシックを行うと、緑内障治療の判断が難しくなります。というのも緑内障では点眼治療をメインに行いますが、低い眼圧値で点眼をしても効果が分からないため、本当の眼圧値が分からないまま視野が悪化してしまいます。レーシックで近視は治っても視神経の状態は変わりませんので、レーシック後の方は是非角膜と緑内障の検査を両方とも受けていただきたいと思います。

他に気を付けるべき点などはありますか?

緑内障は、それ以上悪くならないようにする治療しかできません。早期発見することが大事ですね。当院では前述のとおり、発見が早ければ早いほど精密な検査により手術を回避したり治療の幅が広がりますので、40歳を過ぎたら一度検査を受けていただくことをお勧めします。普段の生活では、両目で見ていると見づらさを補い合って視野異常に気づきにくいということがあります。視力検査のように片目ずつカレンダーなどを見て、数字が欠けたり線にゆがみがないかチェックすることを習慣づけるのも良いでしょう。

しっかりとした病診連携が強みのひとつ

スタッフの皆さんが良い笑顔で迎えてくれました。スタッフ教育で気をつけている点はありますか?

特にスタッフ教育などはしていないんですよ。自主性を重んじ、できるだけ口出ししないようにしています。自分で気づくことが大切かなとも思いますし。院長が、上司が、といった立場から押し付けるのではなく、自分の考えで動けるように見守る姿勢でいるようにしています。もちろん、気づいていないときには指摘しますが、威圧するのは好きではありません。院長、スタッフなどと思わず、立場は同じ働く仲間だと思っています。幸いなことに明るく朗らかで、率先して自分から動くスタッフに恵まれました。明るい院内を保てているのは、スタッフのおかげだと思います。

今後何か地域貢献になることなど、お考えはありますか?

市の医師会に入っておりますので、まずは学校医や健診などを通して地域の方に貢献できればいいなと思っています。機会をいただければ勉強会、講演、セミナーなどを開催して、緑内障をはじめ目の病気に関する話をしていきたいです。緑内障は予防が難しい病気です。まずは健診やドックを受けたり眼科を受診したりして、早期に発見することが大切です。発見しなければ治療ができません。視野異常を自覚した頃には、緑内障はずいぶん進行してしまっています。面倒に感じるかもしれませんが、何もなくても眼科に行くきっかけがほしいところです。なのでこちらからの働きかけで、放っておくと怖い病気だと認知してもらえるように、講演などで注意を促したいです。

最後にメッセージをお願いします。

診療においては経験が命ですので、長く大学病院で勤務して良かったと思います。もし自分で判断がつかない場合には専門の先生を紹介しますし、紹介した病院で手術などを受けた後も病診連携はしっかりと行います。これまでの経験を生かし、術後の対応や説明もしっかりできますので、安心してお戻りください。通ってくださる方とは、目の話だけでなく何でもないような世間話をいつでもできるような関係でいたいですね。友人が来てくれたような気持ちになり、私も今までいっぱい元気をもらいました。病院選びも出会いのうちで、受診しなければ自分に合うかはわかりません。どんな相談にも乗りますので、些細な不安でも一度気軽に相談しに来ていただければうれしいですね。

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