千葉静脈瘤クリニック

河瀬 勇 院長の独自取材記事

千葉静脈瘤クリニック

(千葉市中央区/千葉駅)

最終更新日:2019/08/28

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千葉駅西口直結のビル7階にあるのが「千葉静脈瘤クリニック」だ。ここは心臓血管外科の医師として国内のみならず米国でもキャリアを積んできた河瀬勇院長が開業した静脈瘤に特化したクリニック。「50歳を期に、自分自身120%から150%の自信を持てる分野で地域に医療貢献したいとの思いでスタートしました。どこに相談に行けばいいのかわからず、ずっと悩んでいたという患者さんたちから、ここに専門クリニックがあって良かったという声を聞くとやりがいを感じますね」と話す河瀬院長。静脈瘤は高齢の女性の下肢に発症することが多く、老後の生活の質の維持のためにも積極的に手術を勧めることも多いという。その下肢静脈瘤の症状や治療法などについて詳しく聞いた。
(取材日2018年6月13日)

長いキャリアで培った自信を生かせる分野で開業

静脈瘤専門のクリニックですが、静脈瘤とはどんな疾患なのですか。

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静脈の中には逆流を防ぐ弁がついているのですが、その弁が傷んでくると血液が逆流してその下にある静脈に血液が滞留してしまう状態、それが静脈瘤です。重力の関係で下肢に発症することが多く、下肢静脈瘤と呼ばれます。進行すると静脈がグネグネと曲がりくねった状態になりこぶのように膨らんできます。そのこぶの外見から不安になりますが、実はそんなに怖い病気ではありません。命に危険が及ぶようなこともなく、他の臓器への影響もありません。静脈は血流の力が弱いので、こぶが破裂する心配も不要です。ただ、足の重さやだるさ、人によっては痛みを感じることもあります。ごくまれに潰瘍ができることがあります。60~70代に多く、女性の患者さんは男性の2~3倍近くにのぼります。家族発生が多く、遺伝性要素が高い病気としても知られています。職業では立ち仕事の人が多いですね。

なぜこの静脈瘤に特化なさったのでしょうか。

私は30年近く心臓血管外科の医師としてのキャリアを築いてきました。1989年に防衛医科大学校を卒業後、鴨川にある亀田総合病院の心臓血管外科に入局し、その後、国内外の心臓血管外科で心臓や大血管の治療、手術に携わってきました。心臓血管外科の医師としてそれなりの高い経験値はあると自負していますが、50歳を機に自分が120%、150%の自信を持って患者さんのニーズに応えていきたいと考えました。そこで、それまでの経験を生かせて地域の方々に貢献できると思ったのが静脈瘤の分野でした。病院の中で特化するのはなかなか難しい面もありますので、独立開業したわけです。静脈瘤は重篤な合併症が起こることはありませんが、血管外科や循環器に関して全身的、包括的な知識を持っている医師がいるということは、患者さんにとって一つの安心要素になるのではないかと思います。

そもそも医師をめざされたのはどんなきっかけだったのでしょう。

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母親が看護師でしたので、医療の現場は身近に感じていました。ですが、とある医療ドラマの影響で、医師はなんて冷たいんだ、と思い込み、当時は医師を毛嫌いしていたのです。高校時代は工学部志望で航空工学に関心を寄せていました。その頃、防衛医科大学校の受験日が早く、受験料もかからないので模試替わりに受ける人が結構いたのです。私も力試しに受けたところ合格。当時は家の経済的な事情もありましたので、そのまま進学することにしました。数ある診療科の中では、心臓や循環器科が物理っぽくて理解しやすく面白かったですね。卒業後は、当時日本をリードするような存在だった亀田総合病院の心臓血管外科に入局し、さまざまなトレーニングを受けました。当時の恩師から教わったことは、今でも私の中で連綿と続いています。

日帰りで受けられる低侵襲の血管内治療を実施

静脈瘤の検査と治療法について教えてください。

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検査は超音波を当てて、脚の静脈の太さや弁が正常に動いているかどうかなど、画像を見て診断します。超音波検査の技術がとても重要で、検査技師が行うところもあるようですが、より正確な診断のためにここでは私自ら検査をしています。治療法としては、飲み薬はありませんので、注射による硬化療法、もしくは手術になります。手術は、当クリニックでは血管内焼灼術を中心に行っています。以前はストリッピングと呼ばれる静脈を引き抜いてしまう手法でしたが、血管内焼灼術が保険適用となってから主流となっています。また、保存的治療としては、弾性ストッキングを試していただく場合もあります。弾性ストッキングは足に圧がかかるもので、足先から上に行くほど圧が弱まり血液が戻りやすくなります。ただ、とてもきついので装着が難しく、指が動かしづらい高齢者にはお勧めできません。これで治るわけではありませんが、進行を遅らせる効果は期待できます。

血管内焼灼術について詳しく教えてください。

血管内焼灼術は、レーザーもしくは高周波によって静脈の内側に高熱をかけることで血管を細く収縮させてふさいでしまう治療法です。2011年に保険適用になってからスタンダードな治療法になっています。ただ、保険適用になるには、指定されたレーザー機器または高周波機器による手術が前提になります。当クリニックでは、新しい保険適用のレーザー機器2種と高周波機器1種を導入しており、症状によって適宜使い分けています。手術は部分麻酔で、時間は10~20分程度。こぶをとる手術も同時に行う場合は30~60分程度です。日帰りでできますし、手術後仕事に戻る方もおられます。

診療の際、心がけているのはどんなことですか。

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安心安全を第一に奇をてらわず、スタンダードな診察・治療を丁寧に行うことです。重篤な場合は別ですが、治療手術をあまりやり過ぎてしまうことも良くないと考えています。患者さんの訴えをよく聞くととともに、症状について詳しく説明して患者さんに納得、理解していただくことが大切ですね。初診にはエコー検査なども含めると最低でも30分は時間をかけています。ご高齢の方で心配されている方には、積極的に手術を勧めることもあります。というのも、高齢になると膝痛や腰痛が出やすく活動量が自然と少なくなり、足の血流が悪くなってさらに静脈瘤が進行する恐れもあります。老後の生活の質のことを考えますと、まだ元気に歩けるうちに治しておいたほうが良いと考えてのことです。

病診連携も密に迅速な対応で患者の不安を払拭

病診連携はどのようになっているのでしょう。

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患者さんはとりあえず地域の内科クリニックを受診して、そこからここに紹介されて来られるケースが多いですね。長い間、どこに行っていいかわからず悩んでいたと話す方もおられます。また、千葉県内では日帰りの手術を行っている医療機関がまだ少ないため、大きな病院から紹介されてこちらに来られるケースも増えています。紹介受診は全体の60%くらいだと思います。複雑な症状でCT検査が必要な場合や、他の疾患の治療や管理が必要な場合は大きな病院と連携しながら対応しています。患者さんは千葉県内各地から来られています。先日も銚子から来たという方がいらっしゃいました。房総方面の方は、亀田総合病院に非常勤で行っていますので、亀田のほうで診察することもあります。

ところでお忙しいとは思いますが、プライベートの時間はどのようにお過ごしですか。

1年前くらいからアコースティックギターを始め、レッスンに通っています。この取材の後も教室に行く予定です。きっかけは同窓会ですね。50代になるとなぜか同窓会が多くなり、中学の時の同級生でギター好きな人が集まったりして、それがきっかけです。時間があればテキストに沿って練習しています。

では最後に今後の展望をお願いいたします。

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これからも長く、多くの患者さんに接して、静脈瘤の治療を通じてより喜んでいただきたいと思います。地元の方々や地域の医療機関、関連医療機関からの信頼を壊すことのないよう、またさらに多くの信頼をいただけるよう努力していきたいですね。今は静脈瘤に特化していますが、今後は、深部静脈血栓症や肺血栓塞栓症など静脈疾患全般を診られる医療体制も大きな病院などと協力しながら立ち上げることができればと考えています。



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