小柳内科胃腸科

小柳 光仁 院長の独自取材記事

小柳内科胃腸科

(大和市/桜ヶ丘駅)

最終更新日:2021/03/24

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2003年に小田急江ノ島線桜ヶ丘駅西口前に開業し、2013年に東口側に移転した「小柳内科胃腸科」。駅のロータリーを出て徒歩1分、一戸建てのような白いモダンな建物が同院だ。エントランスにはスロープが備えられ、駐車・駐輪スペースもあり通院に便利。院長の小柳光仁先生は、「専門に偏らず、多角的に診ることが大切」と、消化器内科と循環器内科を中心に内科全般を診療。「調子が悪いときは、とりあえず小柳先生のところへ」という患者も多いという。また、内視鏡検査では検査の質にこだわり、早期胃がんの発見にも尽力。穏やかな笑顔と気さくな人柄が印象的な小柳院長に、医師を志した理由や日々の診療、セカンドオピニオン、地域に密着した病診連携などについてたっぷり聞いた。
(再取材日2018年5月15日)

しっかり会話ができる関係性を大切に患者の健康を守る

桜ヶ丘で開業した理由をお聞かせください。

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小学生の頃から大和市に住んでいましたので、なじみのある場所でした。桜ヶ丘駅周辺から広がる落ち着いた雰囲気が好きで、住民も穏やかな印象があり、開業するなら桜ヶ丘にしたいという想いを持っていました。開業後は、ありがたいことに受診されている方がご家族やお知り合いをご紹介くださるなど、地域に密着した診療ができています。当院は、ご年配の方でも来院しやすいようにスロープを付けるなど、できるだけ段差を少なくしています。院内は優しい色を多用し、温もりが感じられる雰囲気にしており、患者さんからは「先生のおうちに来たみたいで落ち着く」と喜んでいただいているようです。

どのような患者さんが多く来院しますか?

当院は内科全般の診療をしていますので風邪やおなかの不調、喘息や動悸などさまざまです。世の中の高齢化にともない年齢層も若干高くなりましたが、いわゆる生活習慣病の患者さんが多いですね。糖尿病でインスリンを使っている患者さんも勤務医の時から診ています。そのことが友達同士の世間話の中から伝わったようです。もともとは自宅から離れた大きな病院に通っていた方が、年を重ねてきたので「近くの病院に通いたい」と来院されたりもします。地域密着型の医院として、常日頃の持病の管理、急に具合が悪くなったときの対応など、患者さんのご希望に応えられる医院でありたいと思っています。

診療の際に心がけていることなどありますか?

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一人ひとりのお話をじっくり聞き、患者さんが不安にならないよう言葉を選んで丁寧に説明することです。生活習慣病の患者さんの場合には、会話の中からその患者さんの生活習慣をできるだけ多く聞き出すようにしています。実際に家ではどう過ごしているかという情報が必要になります。生活習慣病も含めて病気の治療には患者さんの協力が必要ですね。また、内視鏡検査を受ける患者さんは緊張していますので、とりとめのない会話をしたり、少しリラックスしてもらってから麻酔をして検査を始めるようにしています。安心して検査を受けられるかどうかは医師との信頼関係にもよると思います。しっかりとコミュニケーションが取れ、会話が成立するような関係性が大事ですね。

専門を持ちながら幅広い診療経験を積んだ勤務医時代

医師を志したきっかけなどありましたら教えてください。

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医師である父の姿を見て育ち、自然に医師になりたいと思うようになりました。子ども心に父の活躍を尊敬していましたね。もう40年以上前の話ですが、「この国は医師が足りないから、自分が一生懸命やらなければいけない」と父がよく言っているのを聞いていましたので、自然と自分も将来医師になって「この国や患者さんの役に立つんだ」という使命感を感じていました。後で聞いたところによると、幼稚園児の頃から「大きくなったらお医者さんになる」と言っていたようです。後に父が開業し、患者さんと接する姿を間近で見て、「父のように患者さんに喜ばれる医師になりたい」と思いました。

消化器内科を専門に選ばれたのもお父さまの影響ですか?

それはありますね。ただ父は消化器外科でしたが、私は開腹せずに診断できる内視鏡の可能性に惹かれ、消化器内科に進みました。北里大学医学部卒業後、同大学病院内科に入局。研修後に勤務した平塚共済病院では、消化器内科のほかに循環器内科にも在籍し、多くの経験を積むことができました。また、院内全科の心電図を読んでいた医師から「心電図を読んで所見を出しなさい。違っていたら突き返す」と厳しい指導を受けたことが大いに勉強になりました。そのおかげで、消化器だけでなく内科全般を診察できるようになったのでとても感謝しています。また、平塚共済病院には同じ大学出身の先輩がいて、母校の大学病院とは違った環境で一緒に仕事をする機会を持てたことも良かったですね。

その後、帝京大学第三内科にも在籍されたのですね。

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日々の診療の中で「もっと内視鏡の勉強がしたい」と考えるようになり、内視鏡分野で有名な教授がいる帝京大学第三内科を紹介していただき勤務しました。私はその教授の一挙手一投足からあらゆる知識を盗もうと必死になって学びました。研究レベルも高く、世界の消化器病学会の中でも規模が大きく、演題採択率が低いアメリカの消化器病学会で研究発表の場を与えていただいたこともあり、非常に有意義な4年間でしたね。また、帝京大学病院は1つの内科に全講座が入っていて、あらゆる症例を診るシステムだったため接する症例も豊富でした。内科全体の症例研究会もあり、学生を含め、所属する消化器科以外の研究室の人たちの前でプレゼンテーションを行ったりし、1つの症例をみんなで診るような体制でした。糖尿病についてもこの時代に深く学びました。

友人の家に行くような感覚で気軽に来院してほしい

セカンドオピニオンについてのご意見をお聞かせいただけますか?

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当院では、「私だけで診ることができない病気ではないけれど、時に難しいケースになることもありますから、専門の医師に一回診てもらったらどうでしょう?」と患者さんに一度問いかけてみて、選択してもらいます。セカンドオピニオンを求めて来院される方もいらっしゃいますが、できれば紹介状があったほうがいいですね。それまでの治療経過が複雑すぎると、いくらセカンドオピニオンといっても簡単に手出しできません。私たちが医師になった理由は、病人を治すため、それに尽きると思います。そういう意味でもセカンドオピニオンの果たす役割は重要です。大学病院でも1つの症例を複数の医師で検討し、ベストな治療法を探るのですから。別の医師の目にさらすことが大事なケースもあるのです。

地域の病診連携を大切にされていると伺いました。

大学病院や総合病院に勤務した経験から、それぞれに大切な役割があると実感し、緊密に連携を取りながら患者さんのためになる医療をめざしています。当院からの紹介はもちろん、大学病院や総合病院から紹介していただくことも多いですね。例えば、大学病院などでカテーテル手術を受けた患者さんは、年に数回の検査以外は通いやすい自宅近くのクリニックで経過観察することになりますので、その際に当院を紹介していただいたりしています。特に大和市立病院は、勤務医時代からの信頼関係が構築されていますので、お互い顔の見える医師を紹介できるメリットがあります。そういう意味でも、形式だけではない真の病診連携ができていると思っています。

プライベートはどのように過ごしていらっしゃいますか?

体を動かすためにゴルフがしたいのですが、なかなか時間が取れません。ジャズが好きなので家にいるときや車を運転しながら聴いたり、ライブハウスに足を運ぶこともありますが、一番大切にしているのは、子どもと過ごす時間です。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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体の調子が悪いとき、気になる症状があるときは、友人の家に行くような気持ちで気軽に来院してください。当院では、内視鏡検査の質にこだわり、しっかりとわかりやすく検査結果を説明させていただきます。循環器系の検査では24時間のホルター心電図も行っています。今後も地域の皆さんに、どんな症状でもいったん相談してみようと思ってもらえるような存在でありたいですね。



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