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メグ・マグノリアクリニック (練馬区/大泉学園駅)

田中 恵文 院長の独自取材記事

東京の中でものどかな雰囲気のある練馬区大泉町に「メグマグノリアクリニック」はある。木のぬくもりを感じるオレンジを基調とした内装、吹き抜けの天井、窓から見える空は訪れる人の疲れた心をリラックスさせる癒やしの空間だ。ストレスを感じ体に不調をきたしたとき、どこで受診するか悩まれる方も多いのではないだろうか。院長の田中恵文(たなか・めぐみ)先生は、心と体のトータルケアを行う総合内科の専門医である。内科の診療はもちろん、その原因にも目を向け、体の治療と同時に心に起きている問題についても親身に話を聞き、意見を押し付けることなく解決の方向への道しるべを示してくれる。穏やかにゆったりと語る田中院長に聞き手の心も癒やされる取材となった。

心と体を一体に考えた診療

吹き抜けが気持ちのいい、落ち着ける空間ですね。

居心地のいい、リラックスできる場所にしたいという思いからこの形になりました。バリアフリーにしてありますので、高齢の方も安心して通っていただけます。診療科目は内科と心療内科で、私は総合内科の専門医という資格を持っています。総合内科とは、大きな窓口として、専門を超えてまずは診察し、そこから専門的な治療が必要な場合は振り分けていく、心と体を一体と考えすべてを診る内科です。患者層は幅広く、男女の差なくお子さんから高齢の方まで通ってくださっています。

開院しようと思われた理由は何でしょうか。

私自身の考えとして、内科の基本は心療内科だという思いがあります。患者さんを診察する際に、病気だけを見るのではなく、生活背景や悩み、すべて考えて治療にあたらなければいけない、そうでなければ内科じゃないと思っていました。勤務医だった頃、正直に申し上げると心療内科をやりたいと言うと、嫌がられることが多かったんですね。「心療内科は患者さんの話を時間をかけて聞かなければならないので採算が取れないと言われる」のですが、心の問題も含めすべて診て、病気は良くなるのではないかと考えていましたので、これは自分でやらなければと思い、2013年に開業しました。各科で優先される診療日を決め、待ち時間の調節にも配慮しました。勤めてくれているスタッフは皆気の利く人間ができた人ばかりで、恵まれているなと感じます。非常に頼りにしています。

精神科と心療内科ではどういった違いがありますか。

体に異常が出るような症状の原因に精神的なものがある方を診るのが心療内科です。症状は胃潰瘍や喘息、頭痛や肩こり、腹痛など、人によりさまざまです。精神科というのは精神に異常のある方や、精神的につらいところがあるとき、受診するところです。心療内科を精神科の軽いものと捉えていることもあるように感じますが、このような違いがあります。最近ではその境目が薄れ、体に症状がなくても来院されることも多いですね。話すだけで良くなることもあります。どんな症状であれ、まずは相談に来ていただいて、話して楽になればそれでいいと思っています。症状がどんどん悪くなってしまうときなどには薬の処方も違ってきますので、カウンセラーがいてこまやかに診てもらえる、入院設備が整った精神科をお勧めする場合もあります。

意見を押し付けず、一緒に解決法を探る

診療において大切にされていることを教えてください。

自分の意見を押し付けないようにしています。医師が手出しできることは実は少ないんですね。話をよく聞かせてもらうことが大事だと考えています。すると患者さん自身が自己解決されていくことが多いんですよ。こちらの意見を言わずに、患者さん本人の望む形で、解決してもらえればいいかな、と思っています。自分の中の答えがただ見えなくなっているだけのこともあれば、頭の中の引き出しがぐちゃぐちゃになってしまって、自分の望む解決法が見つからなくなっていることもあります。それを1人で探し出すのは大変ですので、それを整理するお手伝いをするのが私の役目だと思っています。話を聞いてもらう場や薬などが助けになり、自分で考える余裕と時間ができる。どんなことができるのか、納得できる解決法は何か、一緒に探っていけるような診療を心がけています。

どんな方が来院されているのでしょうか。

内科では全世代の方に近隣のかかりつけ医として利用してもらっています。心療内科については、お子さんですと学校で嫌なことがあって不登校になってしまった。大人では職場や家庭で嫌なことがあっても言える場所がない。頭やおなかが痛い、めまいがするという症状が伴っていることも多いですね。子育てがひと段落し、自由な時間ができたのに外に出る気が起きず、やりがいも見つからず気分が沈むという主婦の方もいらっしゃいます。共通しているのは、話せる場所がないということです。親に心配をかけたくなくて言い出せない子もいますし、大人の男性であれば人に弱みを見せられず、1人で抱え込んでしまうことも多いと思います。まずは来院して、話を聞かせてください。

先生から見て気になる症状、それにより日常で気を付けられることはありますか。

パニック症を起こす、不安が強く落ち着かないなどの症状をお持ちの方には早口で話す方が多いです。その傾向に気付いた時には、話し方を変えましょうと言うだけで、良くなることがあります。早口になると焦ってしまい、頭の回転がついていかず、一言で済むところを、多くの言葉を使わなければ説明できなくなってしまっているんですね。話し方をゆっくりにすると考えながら話をすることができるので、相手に与える印象も変わるし、お互いリラックスできる。思いを伝えるためには考えて話さなければなりません。早口は自分を追いつめているところが大きいのです。話し方を整えるだけで約8割は症状が改善されます。

心療内科を気軽に利用できる場所にしたい

ホットストーンマッサージやリフレクソロジーを取り入れるきっかけは。

現代人は皆さん緊張していますよね。どうにか緩められないかと思ったとき、身近にホットストーンマッサージをしている人がいて、自分で受けてみたらとてもよかったんです。温めたストーンを使い施術を行うのですが、それにより肩、背中、腰のコリがほぐれ全身の循環が良くなり、自律神経の働きを整える効果があります。最近は低体温の人が多く、気になっています。体が冷えていると血の巡りが悪くなり代謝も下がります。平熱は36度半ばをキープしたいですね。体が温まると免疫力は上がり、病気を未然に防げるのです。ストレスで免疫力は下がります。上げる方法は多くありませんので、1つの手助けになれば、と思い取り入れています。

先生はなぜ医師を志したのでしょうか。

身内に医師が多かったこともありますが、中高生の頃にがんに関するある本を読み、こんなにしてまで病気を治そうとする人たちがいるんだと感銘を受けたことも大きく影響していると思います。実は声楽を習うために音大に行きたくて、親と大喧嘩になったこともあったんですよ(笑)。でも歌は趣味でも歌える、医師は資格がなければできないと思い、医師を志しました。今でも趣味で声楽を続けています。通っていた大学には心療内科のエキスパートの先生がいて、以前から精神世界にも興味があったのですが、精神だけでなく内科もしっかりできるならその方がいいだろうと思い、この道に進みました。

今後していきたいこと、読者に伝えたいことはありますか。

心療内科というところを、もっと利用しやすいものにできないか、そのために何ができるだろうかと、日々模索しています。来院しにくいという印象を持ってほしくはないのですが、まだハードルが高いと思われることも多いようですね。皆さんが幸せに楽しく暮らせるように、心や体に不調が現れたとき、心療内科を気兼ねなく使えるような方法がないか考えています。悩みがあり、なんとなく具合も悪い、どこに行ったらいいかわからないというような症状があるとき、ひとまず来院してください。どうしようと思っているだけでは解決しませんので、まずは一歩踏み出してみましょう。

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