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金田眼科クリニック (瑞浪市/瑞浪駅)

金田 正博 院長の独自取材記事

豊かな自然に包まれた瑞浪市の「金田眼科クリニック」。総合病院で眼科部長として研鑽を積んだ金田正博院長が、2013年にオープンした同院は、近隣エリアはもちろんのこと、遠方から訪れる患者も多いクリニックだ。建物に隣接する敷地と、道路を挟んで向かい側に合計30台ほどの駐車場を完備しているのも通いやすいポイント。また、待合室や検査室が開放的な設計で、エレベーターで2階に上がると、広い手術室とリカバリー室があるなど、充実した施設づくりが特徴的だ。眼科医師として豊富な経験を持つ金田院長は、以前勤めていた東濃厚生病院と密に連携を取りながら、幅広い検査や治療、手術などを行い、患者が納得できる医療を追求し続けている。思いやりあふれる金田院長に多くの話を聞いた。

総合病院と連携し、さまざまな検査や治療に対応

まずは、開業までの経緯を教えていただけますか?

私は名古屋保健衛生大学(現・藤田医科大学)を卒業し、同大学の眼科学教室に入局しました。それから研修医1年目の途中に米国フロリダ大学へリサーチフェローとして留学し、帰国後大学病院医局に戻り、1991年より医局からの派遣で、ここ岐阜県の昭和病院(現・東濃厚生病院)の眼科部長として勤務するようになったのです。当初は2~3年ほどで戻る予定でしたが、1年、2年と勤務するうちにとてもやりがいを感じ、医局からの要請に「まだやり残したことがあるから帰れない」と伝え続け、気づくと20年以上の時間が経過しました。今後の医師としてのキャリアを考えるタイミングで退職を決意し、複数の病院からお誘いをいただきましたが、この地域に根差して、患者さんにより長期的に寄り添う医療を提供したいという思いが強くなったのです。ご縁が重なり、2013年にこの土地で開業しました。

東濃厚生病院とは今でも連携を取っているそうですね。

はい、現在も週に1回のペースで外来と手術を担当しています。また、当院にはないCTやMRIなどの医療機器や、当院とは設備の異なるオペ室が備えられているので、必要に応じて当院に来られた患者さんの検査やオペを行うなど、連携を取り合い、それぞれの患者さんたちの診療にあたっています。また、当院では火曜日午後に白内障等の日帰り手術を行っていますが、遠方から来られた患者さんや一人暮らしの高齢の方、高齢のご夫婦で暮らしている方など、患者さんの状態や家族関係も考慮して、東濃厚生病院に入院していただいて治療を行うともあります。このように、密に連携を取ることによって、より患者さんに適した医療を提供できるのではないかと思っています。

遠方から来られる患者さんも多いそうですが、どのような主訴が多いですか?

お子さんから高齢者まで幅広い患者さんがいらっしゃいますが、都心部と違って高齢の方がメインとなっています。症状としては白内障や眼底疾患の患者さんが多いと思います。勤務医時代から長く加齢黄斑変性症の診療に携わってきた経験があるため、ご相談をいただく方も多いですね。また、お子さんの場合は、斜視、弱視の症状に悩む方が多くいらっしゃいます。市外や遠方から来られる方も多く、待ち時間が長くなってしまうこともあるのですが、「待ってでも先生に見てほしい」というありがたいお声を頂くこともあり、医師としてのやりがいを感じますね。

患者一人ひとりに寄り添い、納得できる眼科医療を

待ち時間も長くなってしまうとのことですが、診療時に心がけていることは何でしょうか?

時間をかけて説明を行い、少しでもご自身の病気について理解していただけるよう心がけています。今の医療では治せない病気もまだまだたくさんあります。そのような場合には、患者さんにどうやって納得していただくか。そしてその上で治療に取り組んでいただけるようなお話の仕方を心がけています。ほかにも、1回1回の治療にとても費用のかかる疾患もあります。そのような時は費用負担についても一緒に考えるなど、納得できる医療を提供します。今の考え方になったのも研修医1年目の頃に、フロリダ大学でアメリカの医療に携われたから。あの時代すでにアメリカでは、その頃まだ日本ではあまり行われていなかったインフォームドコンセントの考え方がしっかりしており、医師が患者に対して時間をたっぷりかけて説明をしていました。今では日本でもだいぶ浸透しましたが、当時の私は強いインパクトを受けて、その思いをずっと持ち続けています。

お子さまに対してはどのように接しているのですか?

検査がうまくできた時や、診察がきちんと受けられた時に、その都度しっかり褒めることを大切にしています。そうすれば、次の検査も喜んで受けてくれますし、眼科への恐怖心も少なくなると思います。遠方から訪れる弱視のお子さんなど、いろんな検査を行いますが、お子さんご本人がやる気を出したり、自分の病気と向き合えるようにならないと、良い方向へ進みません。私たちがそのサポートをしっかり行い、正確な診断結果を出して病気を改善するためにも、お子さんとのコミュニケーションは大事なポイントになります。

コミュニケーションを大切にされているとのことですが、クリニックとしての診療方針はありますか?

当院のモットーは2つあります。1つ目の「正しい医療の実践」は医学的な正しさはもちろんのこと、保険診療などの制度も理解しながら正しい医療を実践するということです。2つ目は「地域医療の発展に寄与する」。地域医療に貢献するのは当たり前のことなので、私たちが地域医療の発展に関わっていけるように、日々スキルアップを行いながら質の高い、患者さんに寄り添った医療を提供できるようにスタッフ一同努めています。例えば、網膜の疾患を抱える患者さんも多いため、当院では造影検査を頻繁に行っています。造影剤を使用するとアレルギーを起こす患者さんもいるので、クリニックで行っているところはあまり多くありません。幸い車で2~3分の場所にある東濃厚生病院と連携を取っているため、万が一患者さんに何かあった場合に、すぐに対応できるよう体制を整えています。

医師、視能訓練士、看護師、事務員がチーム医療を提供

視能訓練士や看護師、事務員などとスタッフさんも多いですが、どのように連携を取っていますか?

私からは特に大きな指導はしていません。当院のスタッフたちは自分たちで考えて動いてくれています。心から尊敬できるプロばかりで、本当によくやってくれています。優秀で頼もしいスタッフたちのおかげで、私は診療に集中できるので心から幸せですね。視能訓練士は、私がわからない部分までしっかり調べてくれるのでありがたいです。看護師も全員が自ら動いて、手術のセットなども前もって用意し、患者さんの情報もきめ細かに共有してくれるので、とても助かっています。事務員も会計だけではなく、気づいたことはどんどん発信してくれます。各部門が力を合わせてチームで医療を提供できるのが、当院の強みでもあります。

そもそも先生が眼科の医師を志したきっかけはなんですか?

私の父も眼科の開業医でしたが、自身の経験を踏まえてなのか「医師にはなるな」とよく言われていました。私は小さい頃から飛行機のパイロットになりたかったのですが、視力が悪くなってしまったこともありパイロットを諦め、次は検事の仕事に憧れましたが、やはり幼い頃から父の背中を見て育ったため医師への憧れがあったのでしょう。結局、医師を志すようになりました。大学を卒業するまで心臓外科へ行くつもりでしたが、医師国家試験に合格した後にやはり父の影響でしょうか、進路を急遽変更し眼科の道に進みました。今では私も眼科は天職だと思っています。こんなに小さな臓器でも奥が深く、すべてを把握するのは誰にもできないともいわれているくらい。そのため、一つ一つ学べることが、大きなやりがいにつながっています。

最後に今後の展望をお聞かせください。

常日頃から新しい知識を取り入れて、今はできなくても、将来できる治療をどんどん増やしていきたいと思っています。具体的にはスタッフ一同でレベルアップできるように、国内外で行われる学会に毎回スタッフも含めて参加したりもしています。そうすることで、スタッフも眼科全体がどの方向に進んでいくのか理解できますし、自身のクリニックの行う診療が全体で見たときにどんなレベルなのかを把握できるとも思っています。これからも変わらず時代のニーズに合わせて、先進的な医療を提供し、地域医療の発展に寄与していきたいですね。

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