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藤井眼科 (横浜市港北区/綱島駅)

藤井 博明 院長の独自取材記事

大学病院や大倉山記念病院で眼科診療に携わり、2010年に綱島駅前に「藤井眼科」を開院した藤井博明院長。ものもらいやドライアイなど身近なものから、緑内障や糖尿病性網膜症などまで幅広い眼疾患の診療に力を注ぐ。患者のライフスタイルや環境にも配慮した丁寧な診療姿勢で、多くの患者や家族に信頼されるドクターだ。常に患者の立場を考えるスタンスは、幼少期の闘病経験から生まれたもの。わかりやすい説明を心がけ、痛みが少なく、つらくない診療を実現するために専門性の高い医療機器も積極的に取り入れる。優しい笑顔の中にも医師としての信念が感じられる藤井院長に、医療の原点や力を入れている診療について聞いた。

患者の笑顔を励みに、地域の眼科診療に取り組む

まず、医師を志したきっかけや眼科に進まれた理由は何でしょうか?

子どもの頃から体が弱く、アトピー性皮膚炎を患い、喘息気味だったため運動も得意ではありませんでした。休み時間も外では遊ばず、本ばかり読んでいましたね。成長するにつれ丈夫になりましたが、病気でつらい思いをしたので人のためになりたいという気持ちが強く、医療の道に進むことにしました。当初は麻酔科に所属して全身管理を学びましたが、患者さんとより身近に接したいと思うようになり、眼科に進みました。眼科は「よく見えるようになった」と患者さんに喜ばれることが多くやりがいがありそうだと思ったんです。ですから、今でも治療を終えたときの患者さんの笑顔が何よりうれしいですね。

ここ綱島で開業されたきっかけや、開業時の思いを教えてください。

大学病院などで、白内障の手術や緑内障の治療、網膜剥離や加齢黄斑変性といった網膜硝子体疾患の診療などに携わっていましたが、患者さんが多くてとても慌ただしく、もっと時間をかけて一人ひとりを診たいと思うようになり、勤務していた病院に近いこの地で開業しました。開業の際にこだわったのは、高齢の方にも気軽に通っていただけるようにすること。優しい色合いで温かい雰囲気にしたかったので、カラーリングはピンクで統一し、院内のカーテンも暖色系の素材にしています。広さがなかったため手術室は造れませんでしたが、日本医科大学付属病院や関東労災病院、横浜労災病院なども近いため、手術が必要な場合はそういった施設を紹介し、私は適切な診断と、手術を伴わない治療に力を注ごうと考えました。

診療される上で大切にされていることはありますか?

患者さんに対しても自分の家族に接するように親身になることを心がけています。例えば入院治療が難しいという方には、来院回数が多くなっても外来診療で少しずつ治療していくなど、患者さんの事情に合わせ、負担の少ない方法を考えます。なるべく痛くないように、ものもらいなどのちょっとした処置も麻酔テープを貼って痛みを軽減するなど、こちらの手間は惜しみません。また、どんな方でも初対面でいきなりすべてを教えてくれるわけではありませんので、きちんとコミュニケーションを取り、生活背景を少しずつ聞いていきます。重症の方や重症になりそうな方ほど「言ってくれないこと」が多く時間もかかりますが、患者さん本人の心境なども理解しないと適切な診療ができません。しっかりと生活環境を把握し、的確な治療をしていく必要があると考えています。

医療機器を駆使し、緑内障の早期発見に努める

診療面での特徴を教えてください。

眼科の病気やトラブルに幅広く対応します。コンタクトレンズの処方はしていませんが、トラブル時の診療は行っております。患者さんはお子さんからお年寄りまで幅広い年代の方が来られますが、全体としては60歳以上の方が多いですね。診療面では、一つ一つの検査に時間をかけ、症状や原因を見極めた上で適切な治療をご提供することを心がけています。当院では手術はしていませんが、外来で可能なレーザー治療に力を入れています。糖尿病の患者さんは病気が進行すると眼底の出血などが増え、失明にまで至るケースもあるので、時期を逃さずレーザー治療を行えるようにと考えています。

緑内障の診療にも力を入れられているとお聞きしました。

緑内障は、眼圧が上がるような目の構造変化が起きたり、栄養の流れが滞ったりして視神経がダメージを受ける病気で、かなり病気が進行するまで自覚症状がないのが特徴です。一般的には40歳前後、遺伝的な傾向があると10〜20歳代でも症状が現れたり、生まれつき視野の中に見えない部分があったりするケースもあります。また眼圧が正常なままでも緑内障が進行してしまう場合があり、実はそうした症例は日本人に多いとされています。40歳以上の5パーセントが緑内障という統計データもあり、早期発見、早期治療がとても重要です。そこで当院では、緑内障の診断に有用な機器も導入し、緑内障の早期発見、適切な診療に努めています。

そのために新しい医療機器を積極的に導入されているんですね。

正確な診断だけでなく、患者さんにとって痛みの少ない検査や治療、わかりやすい説明に役立つという視点で機器を導入しています。例えば、視野の微細な変化も検出できる視野計、OCT(光干渉断層計)と、それらに連動する解析システムにより、診断と検査がよりスムーズにできます。加えて、画像として患者さんにも見ていただけるので、ご自身の症状を理解しやすいのではないかと考えています。また以前から緑内障に対してはレーザー治療を行ってきましたが、最近、後発白内障に対するレーザー装置も導入しました。白内障の手術では、水晶体の袋状の膜の中身を取り出し、人工レンズを入れます。この袋状の部分が再び曇りガラスのように濁ってしまうのが後発白内障です。レーザー治療は、痛みなどはほとんどなく、数分で終わる簡単な治療ですし、高齢の方にも受けていただけます。

子どもの目の健康管理など時代に即した診療をめざす

プライベートではどのように過ごされていますか?

幼少期は体が弱かったのですが、中学校からはテニス部に入って体を鍛え、なんとか丈夫になりました。大学時代からはバドミントンを始め、今でも月に数回は練習に出かけています。リフレッシュ方法は、音楽や映画鑑賞、読書です。あとは、子どもと遊ぶことですね。診察室には子どもの写真を飾っていて、この写真を見るたびに、自分の家族を診るように患者さんと向き合うという気持ちを思い起こさせてくれます。

今後、力を入れていきたい分野などはありますか。

この地域は子どもも多いのですが、スマートフォンの普及などから、最近は子どもの目の健康が気になります。そのため、子どもの眼科診療にも力を入れていきたいと考えています。最近、スマホ老眼という言葉も聞きますよね。本を読むよりもずっと近くで、とても長い時間スマートフォンの画面を見ているわけですから、近くで見やすいように目の調節機能が固まってしまい、老眼のようにピントが合いにくくなっている子どもや若い人が増えているようです。特に最近は、小学生でもスマートフォンを使っていますから、将来が心配ですよね。また働き盛り世代も長時間スマートフォンやパソコンの画面を見ることで、疲れ目やドライアイなども起こりやすくなっていると思います。目を使ったら少し休ませる習慣をつけるとよいのですが、なかなか難しいようです。こうした目の健康を取り巻く課題にも対応し、地域の皆さんのお役に立っていきたいと考えています。

最後に読者の方へのメッセージをお願いします。

目の病気も予防が大切です。決して無理をせずに、トラブルや不調があったら放置せずに、早めに眼科を受診してください。緑内障や白内障、加齢黄斑変性などを心配されている方も多いようです。最近は検査機器も進化し患者さんへの負担が少ないですから、年に1回は定期検診を受けて、気になることがあればすぐに眼科を受診していただきたいですね。私は小さい時に手術を受けたり、肺炎になったりした経験から、病気のつらさは身を持って知っています。それだけに患者さんの目線に立った治療ができるのではないかと思います。また、当院は手術やコンタクトレンズの処方を行っていませんので、どちらも無理に勧めることはなく、あくまでも目の健康という観点から眼科の医師として真摯に適切に判断します。セカンドオピニオンとしても気軽に利用していただければと思います。

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